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記事 22件
  • ボクシング豪華チャリティイベントLEGEND■事情通Zの「プロレス格闘技 点と線」

    2021-03-14 12:00  
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    プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「ボクシング豪華チャリティイベントLEGEND」です。【1記事90円から購入できるバックナンバー】・東スポ「プロレス大賞」改革案はこれだ!■事情通Zのプロレス点と線
    ・ZERO1お家騒動とは何か?■事情通Zのプロレス 点と線
    ・ボクシングの「共同声明」はなぜ反感を買ってしまったのか?
    ――Zさん!井上尚弥も出場したボクシングのチャリティイベントLEGENDがなにやら波紋を巻き起こしてるようで……。
    事情通Z 現役世界王者プロvs元世界王者、プロvs五輪内定アマチュア、プロデビューを控えていた元K-1の武居由樹がスパーリングを行なうという豪華なラインナップ。主催は新型コロナのPCR検査機器販売をしている会社なんだけど、いまだに何が起きたのかがわかってないボクシング関係者が多い。
    ――それはどういうことですか?
    Z このLEGENDは東日本プロボクシング協会がを認めたという触れ込みで始まってるんだけど、よくわからないまま発車してるんだよね。ボクシング界というのは何か動き出すときは前もって理事会にかけて「こういうことをやります」という説明をもとに物事を進める。しかしLEGENDは何もないままにスタートしてしまった。JBC(日本ボクシングコミッション)はまったく関わってない。というか、JBCは止める権限はないからね。RIZINでボクシング的な試合をやってもストップできないのと同じで。
    ――でも、選手やジム、東日本プロボクシング協会が関わってるわけですから、JBCも決して無力というわけではないですよね。

    この続きと、アポロ菅原最終回、宮田和幸、橋本宗洋批判、佐伯繁、AKIRA…などの3月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「12万字・記事20本の詰め合わせセット」はコチラ
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  • プロレス団体オーナーの隠された過去……彼は生まれ変わろうとしていたのか

    2021-03-14 11:57  
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    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは「プロレス団体オーナーの隠された過去……彼は生まれ変わろうとしていたのか」です!
    <1記事から買えるバックナンバー>
     ・史上最悪のプロレスセクハラ問題「#SpeakingOut」の衝撃・その後のセクハラ告発運動「#SpeakingOut(声に出して言う)」
    ・ストーカーの狂気! WWE女子プロレスラー誘拐未遂事件
    ・男女ミックスドマッチはセクハラの温床になるのか?
     
    昨年夏にアメリカ、イギリスのプロレス界で話題になったセクハラや性的暴行を告発する「#SpeakingOut(声に出して言う)」運動。その告発を受けた多くのレスラーや関係者がプロレス業界から去っていったことは、まだ記憶に新しい。
    その渦中において、米ニュージャージー州のインディー団体Synergy Pro Wrstling(シナジー・プロ・レスリング)のオーナー、コリン・ウエストは、同団体のリングアナウンサーを務めていた人間が告発されたことを受け、このように語っていた。
    「私の団体は、家族向けの親しみやすいプロレスを目指しています。そのため、性的不道徳な行為については、断固とした対応をとります」
    「人間は獣ではありません。過ちを犯すこともありますし、人の心を傷つけてしまうこともあります。私だって過ちを犯すこともあるかもしれません。しかし、性犯罪など断じて行いません。みなさんにこの団体は安全であると思ってもらいたいのです」
    インディ団体のオーナーとして、その身の潔癖さ、虐待問題に対しての団体の清らかな方向性を声高に主張した。
    しかし、コリン・ウエストという名前は偽名であった。本名はパトリック・シェア。彼には名前を偽らなけらばならない必要性があった。なぜなら、彼はかつて有罪判決を受けた児童虐待性犯罪者だったからだ。

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  • 執念の20周年! DEEP100おめでとう佐伯繁インタビュー

    2021-03-11 18:00  
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    執念の20周年! DEEP100おめでとう佐伯繁インタビュー(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・「魔法の煽りVをつくる男」 RIZIN演出統括・佐藤大輔17000字インタビュー・キラー浜崎朱加、降臨!! 「浅倉カンナ選手が強くなっている感じします?」・世界的な詐欺事件? パンクラス商標騒動を追う■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク・クレベル・コイケのことが大好きになれる記事■Dropkick柔術部・橋本欽也
    ――佐伯さん! 昨日のDEEP100回記念大会はおつかれさまでした!
    佐伯 DEEP100の話? なんかのウワサ話でも聞きに来たと思った。
    ――ハハハハハハハ。佐伯さんを取材すると、たいてい雑談になっちゃうんですけど、情報が正確だからウワサの答え合わせにはなるんですよね。
    佐伯 いろんなウワサがあるからね。それをツイッターで書き込む選手や関係者がいるでしょ。合ってる情報ならいいんだけど、合ってない情報が多いから。合っていたら文句は言わないし、「どうしよう?」って思うじゃん。間違って書かれると訂正したくなるし、それはそれで面倒くさいし……。
    ――「訂正するなんて逆に怪しい!!」とか言い出す人もいますし。そういうウワサって曲がって伝わることも多かったり。
    佐伯 だいたい伝言ゲーム的になってるじゃないですか。4人目ぐらいで、まったく違う話になりますよ。
    ――それにツイッターではとうてい説明できないレベルのものもありますもんね。たとえば●●●の件とか原稿用紙何枚必要なんだっていう。
    佐伯 ハハハハハハ。 あの件の全貌を知ってるのは業界でも2~3人ですよ。プロモーターが選手と直接話せない場合もあるでしょ。
    ――マネジメントがあいだに入ってる選手の場合ですね。
    佐伯 そうそう。ボクらとしても選手が内心どう思ってるか気になりますよ。でも優秀なマネージャーは、こっちが選手に言いづらいことをうまく変換して伝えてくれる場合もあるんだよね。
    ――団体側が選手に直接伝えると、わだかまりができちゃうこともあったりして。
    佐伯 そうなんですよ。選手の要望をちゃんと伝えてくれたりね。
    ――選手と団体のあいだの交通整理がうまいわけですね。
    佐伯 本当にマネージャーって大変な仕事で。これはハッキリ言うけど、物事がちゃんとわかって筋を通して話を進められるマネージャーはそんなに多くはない。たとえばトライファイトの遠藤(正吾)さんなんかはちゃんとしてるんですよ。
    ――斎藤裕選手や石渡伸太郎選手をマネジメントしている遠藤さん。
    佐伯 遠藤さんは勝手に話を進めないし、 ちゃんと筋を通して主張する。いろんなタイプのマネージャーはいるんだけど、中には昭和体質な人間もいますよ。細かいことを選手に伝えない。
    ――「言わなくても、わかってるだろ!」とう感じで。
    佐伯 たとえばキックの道場って会長と選手の立場がハッキリしてるでしょ。
    ――いわゆる徒弟制度的な。
    佐伯 会長の言うことなら、なんでも聞くっていうか。 でも、MMA って意外とそういう感じはないですよね。
    ――移籍なんかも含めて、かなり自由ですよね。
    佐伯  自由だからこそ、何か聞いてないことがあると不満が出てきちゃう。キックの場合だと、会長が決めたんだから仕方ないとなるんだけど。 どっちがいいかはわからないけど、そういう体質はありますよね。
    ――でも、選手と直接やり取りすることもあるわけですよね。
    佐伯 チケットのやり取りをするときとか。そういうときに選手が悩みを相談することもあります。
    ――選手って基本的に「いまの環境でいいのか」って常に自問自答してるところはありますよね。
    佐伯 これはいつも言ってるんだけど、選手が一番悩んじゃうのは負けたとき。勝ったときは何かトラブルがあっても「まあ……いいか」って済んじゃうんですよ。あと「周りがこう言ってる」っていうパターン。 でも、その周りってよくわかってないわけですよ。
    ――周囲の意見に惑わされちゃうんですね。
    佐伯 たとえば、選手本人は判定で負けたことに納得してるんだけど、周りが「あの判定はおかしい」ということで本人も「判定がおかしい!」と変わっちゃう。 「なぜRIZIN に出られないのか」といえば、それなりに理由があるわけだけど、 周りが「出られないなんて、おかしいよね」と言われれば、そのうち不満も溜まっていくだろうしね。
    ――DEEPの場合はRIZINに出やすいイメージもあるから、よけいに。
    佐伯  それもね、べつにウチがRIZINにゴリ押しして出ているわけじゃないんだよ。正直パンクラスさんや修斗さんは「この選手をRIZINに出して……」というところまでは考えてないと思うんですよね。
    ――それは団体の仕事ではないですからね。
    佐伯 それにRIZINって大会まで2ヵ月切ってからマッチメイクが決まる事もあるからパンクラスさんや修斗さんは次の試合が決まってる場合があるでしょ。ウチのカード発表が遅いっていうわけじゃないんだけど、「この選手がRIZINに出られそうだな……」ってときは様子を見てるから。
    ――DEEPのマッチメイクをとりあえず保留にするわけですね。
    佐伯 そうそう。 たとえば昨日の大会(DEEP100)でもRIZIN出場に王手をかけた選手はいるんだけど、全員が出られるってわけじゃない。その場合はウチで試合を組むわけだけど、RIZINで「この階級の試合が組まれそうだな」「この選手にオファーがありそうだな」と雰囲気を読む。でも、絶対にRIZINからオファーがあるわけじゃないから、そこは選手に確認を取りますよ。「RIZINからのオファーを待つか、確実にDEEPで試合をするか」と。
    ――そこは佐伯さんがハンドリングしているわけですね。修斗やパンクラスはその調整はしない。

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  • 1992年10月23日髙田延彦vs北尾光司■金原弘光

    2021-03-11 18:00  
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    伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる。今回はDropkickニコ生で配信されたものをお送りします!【1記事から購入できるバックナンバー】・Uインターのヤバイ新弟子の話■金原弘光

    ・山本小鉄さんと天山広吉のイイ話■金原弘光


    ・殴られる理由が酷すぎたUWFインターナショナル■金原弘光

    ――新日本プロレス学校出身でHEAT-UPの渡辺(宏志)選手を取材をしたたら、金原さんが晩年の山本小鉄さんと年賀状のやり取りをしていたという最高にいい話を聞いて。・プロレスの青春! 新日本プロレス学校の最後を見届けた男■渡辺宏志

    金原 えええええええええ? やってたかなあ。 
    ――あっ、 違うんですか!?
    金原 だって俺、小鉄さんの住所、知らないもん。
    ――……生前の山本小鉄さん本人が渡辺選手にそう言っていたそうですけど。
    金原 ホントに?(笑)。いやあ、そんな覚えはないなあ。どうなんだろう。小鉄さんとやりとりしていたら絶対に覚えているはずだよね。 
    ――もう「やっていた」という美しい思い出にしときましょう!
    金原 ハハハハハハハ。
    ――渡辺さんのことは覚えてますか?
    金原 なんとなく。本人に会ったら思い出してくるかなあ……って感じで。あまりにもいろんなことがあり過ぎたし、時間も経ってるからね。
    ――よくプロレスラーが昔話を盛りすぎるみたいな話ってありますけど、20年30年経てば記憶って変わっちゃいますよね。
    金原 そうだよねぇ。それにUインターはすごい濃い時代だったから、記憶がだいぶ飛んじゃってるよね。
    ――今回はそのUインターで実現した髙田(延彦)さんと北尾(光司)さんの伝説の試合を語っていただきます。北尾さんのUインター参戦をどういうふうに聞いていたんですか?

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  • アポロ菅原インタビュー最終回「知名度のわりには……」

    2021-03-06 11:00  
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    国際プロレス、全日本プロレス、パイオニア戦志、SWS……昭和から平成にかけて様々なプロレス団体を渡り歩いてきたアポロ菅原インタビュー最終回です!(聞き手/ジャン斉藤)【アポロ菅原インタビューシリーズ】
    ①アポロ菅原「国際プロレス最後の夜は、麻雀をやっていました」②【全日本プロレス編】アポロ菅原インタビュー「いま振り返っても何もできなかったんじゃないかな」
    ③「剛竜馬とパイオニア戦志、北尾光司」④ SWS鈴木みのる戦シュートマッチ全真相1万字インタビュー

    ⑤北尾光司vsジョン・テンタがシュートマッチになった理由⑥SWS解散とザ・マミー変身


    ――1996年に横浜アリーナで開催された第1回「メモリアル力道山」には新日本プロレスをはじめ、16団体が参加しました。菅原さんはIWA格闘志塾スペシャルマッチとして、ザ・マミーに変身して鶴見五郎さんと試合をしましたが、ダイビングヘッドバットに失敗して失神してしまいました。
    菅原 あのときは入場した時点で「マズイな……」って思ったんですよ。マスク越しには周りが真っ暗で何も見えなかったんですよね。普段ならは2~3人、誰かがリングまで先導してくれるんですけど、あのときは誰もいなくて1人で入場したんですよ。
    ――あの「メモリアル力道山」は各団体の提供試合で構成されてましたが、1試合だけだからセコンドにつける選手たちは来てなかったんですかね。
    菅原 そこらへんはどういう話になっていたかわからないですけども、自分は1人で入場しましたね。ほのかに見えるリングに向かって行けばいいだろう……という感じでしたけど。
    ――それで試合中に事故が起きてしまって。
    菅原 あのダイビングヘッドバットは「このへんにいるだろう」という感じで飛んだんですよ。リングに頭を打った瞬間、カメラのシャッターのように「パシャッ」となりましたよ。
    ――入場から含めて何か見えづらさがあったということですか。
    菅原  それはありましたね。まず会場が大きいですし。だからマミーは……そこそこのお客さんがいる会場がよろしいんじゃないですかね。こう言ってはなんですけど、マミーというのは見世物的なところがありますもんでね。あまり会場が大きいと把握できなくなっちゃうんじゃないですかね(苦笑)。
    ――マミーは横浜アリーナに合ってない(笑)。
    菅原 現代のマミーは違うかもしれませんけど(笑)、当時のマミーはそんなにお客さんが入らない会場がマミーらしかったかもしれないですね。 
    ――失神から目が覚めたのはいつなんですか?
    菅原  担架で運ばれるときには気が付いてましたよ。自分の指が動くことを確認して、致命傷ではないなとは思ってました。 
    ――対戦相手の鶴見さんとはお話はされたんですか?
    菅原 うーん、話はしたのかなあ。控室に猪木さんが来ていただいて…… 
    ――猪木さんが!
    菅原  そうです。「いいからマスクを取れ」と自分の足や指先を触っていただいて「これなら大丈夫だろう」と。俺みたいな奴のために本当に光栄なことです。プロレスラーの仕事としてはダメだったわけですからね。 
    ――いままでそんな失敗をしたことはなかったわけですよね?
    菅原 あー、ほとんどなかったと思います。アポロ菅原として失敗したことはなかったですよ。
    ――プロレスの中でもああいうことも滅多にないですよね。 
    菅原 だからこうやってみんなの記憶に残ってるんでしょうけど(苦笑)。
    ――この試合を長州さんが批判したことでメジャーvsインディの流れができますよね。
    菅原 長州さんが「だからインディはダメなんだ」って言われたんだけど。 そのとおりだと思いますよ(笑)。

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  • 皇治のアンチ凸撃はなぜ起きたのか

    2021-03-06 11:00  
    105pt
    この記事は皇治のアンチ凸撃はなぜ起きたのかを語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・朝倉兄弟とYouTube論■菊地成孔
    ・「魔法の煽りVをつくる男」 RIZIN演出統括・佐藤大輔17000字インタビュー
    ・クレベル・コイケのことが大好きになれる記事■Dropkick柔術部・橋本欽也
    ・格闘家がセルフプロデュースで成功する方法!?
    今回は皇治選手のアンチ凸撃動画について語りたいと思います。 簡単に説明しますと、皇治選手にはたくさんのアンチがいることは皆さんご存知だと思われますが、皇治選手のスタッフがその中でもよりすぐりのアンチ数人の身元を特定したと。そしてアンチ本人やその父親に突撃した動画が反響を呼んでいます。 その動画は前編・後編に分かれていたんですけど、前編はしばらく公開していたあとに削除され てしまったんですね。
    削除された理由は個人情報が漏れやすいものだったからじゃないかと言われています。やっぱり個人情報を伴う場合は取り扱いが非常に難しくて、シュウ・ヒラタさんが「RIZIN大好きさん」とやりあったときは、ヒラタさんには「RIZIN大好きさん」を調査する大義名分があったんですよ。病気を騙って選手の貴重なグッズが騙し取られているわけですから、シュウさんが動く意味はあるんですけど。あのときボクが視聴者に向けて言ったのは面白いからといって「RIZIN大好きさん」のプライベートに踏み込んでいると、「RIZIN大好きさん」は名誉毀損なり何かしらの方法で逆襲することはできますよと。やろうと思えばやれるんです。皇治選手の今回の件もそういうことですよね。それは那須川天心も、武尊も、朝倉兄弟も、それこそターザン山本さんもアンチの素性を暴こうと思えばできる。基本はやらないんですけど、やれなくはないし、実際に今回やった。「皇治がこんなことやるなんて!」と憤ってる人がけっこういたんですが、ボクは「いやあ、皇治選手の性格ならやるでしょ」って納得いったんですよね。アンチほど皇治選手を高く見ているのか、 そうやって批判したいのかはわかりませんけど……

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  • 井上直樹はRIZIN残留か、UFCか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2021-03-04 18:00  
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    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは井上直樹はRIZIN残留か、UFCかです!!(この記事はニコ生配信されたものを編集したものです)【1記事90円から購入できる過去記事】
    ・朝倉未来はジョーカーを引いてしまったのか? 弥益ドミネーター聡志1万字インタビュー

    ・【必読】笹原圭一広報「RIZINの判定基準について説明いたします」

    ・斎藤裕「彼とはどこかでまた会うかもしれませんが、ダイレクトリマッチは…」

    ・相撲MMA最弱を破壊するか!? スダリオ剛は“スポーツの天才”だった!
    ――RIZINのバンタム級トーナメントについてですが、最近は朝倉海選手が出場するのかどうなのかが注目されていますが、井上直樹選手も出るか出ないかは微妙な状況である、と。
    シュウ まあ、直樹選手も海選手も同じですけど、いずれにしても、これ16人トーナメントだから、4試合やらないと優勝できないですよね。そして、優勝したら堀口恭司選手とチャンピオンシップをしなくちゃいけない。そうなると5試合。さらに、普通だったら王者になると防衛戦をしなくちゃいけないから、結局6試合ですよ。でも、6試合というのはけっこう契約としては長いんですよねえ。
    ――業界のスタンダードとしては。
    シュウ これはボクの勝手な予想だけども、朝倉海選手の契約が6試合も残っているとは思えないんですよ。それは直樹選手も同じで、正直に言っちゃうと直樹選手はあと2試合しか残ってないです。そこからまた契約更新したり、別のトーナメント契約を作らないといけないという話なんですよね。
    ―― 一筋縄にはいかないわけですね。
    シュウ こんなときに多くのファンが言うのは、「じゃあ、朝倉海選手も井上直樹選手も、UFCに行けばいいじゃん」と。そういうことを軽く言われるんですけど、じつはいまUFCはファイトアイランド大会をやるかどうかわからなくなっているじゃないですか。
    ――これまではアブダビの無人島を借り切ってやってましたけど、いまのところ大会実施の予定はないですね。ラスベガスのUFCエイペックスだけの開催で。
    シュウ アブダビでの試合なら、オンラインでチョロチョロっと手続きするぐらいで簡単に就労ビザを取れるんですけど、今度からはビザを取る作業が面倒くさいことになってしまう。あと、これはいままで公にされていないことなんで、ここでプチ・スクープということになるんですけど、UFCは海外からベガスに訪れた選手に対しての2週間隔離ルールを放棄できる権利を特別にアメリカ政府から与えられていたんですけど、これが最近になってなくなったんです。そうなると、いまのUFCのトレンドとしては、よっぽどのことがないかぎり非アメリカ人は契約するのかな?……と。
    ――連勝中の井上直樹選手はともかく、ここ1年間で堀口恭司選手とマネル・ケイプに負けている朝倉海選手はけっこう難しいかもしれませんね。
    シュウ そう思いますね。で、これは彼らがハッキリ言っているんですけど、非アメリカ人選手でもアメリカですでにビザを持っていて、アメリカに住んでいるんだったら話は別だよと。じつは、直樹選手はコロナ前にO-1ビザというのを申請していて。これ、コロナでストップしていたんですけど、最近になって再開したんですよ。だから、ヘタしたらあと2~3ヵ月でビザが取れるんじゃないかという感じなんですね。
    ――となると、UFCの契約の可能性がないわけではない?
    シュウ ただ、2ヵ月後にビザが取れたとしても、UFCのマッチメークなんてもう5月、6月までやっているじゃないですか。ヘタしたら、年末まで試合ができない可能性も出てくるので。
    ――しかも、最近はコロナのリスクもあって、試合が飛ぶことも頻繁ですし。
    シュウ あまりにもイレギュラーなので、難しい状況の中でどういう判断を下すか。そうなると、プロとしてどういうふうに進めるかというと、やっぱりお金と条件の話し合いになってきちゃうんですよ。実際にUFCに出たらいくら稼げるのか、RIZINに出たら優勝賞金含めてファイトマネーはいくらになるのか。何ヵ月のあいだに何試合できるのか? 契約上の最後の1試合が終わった時点からスタートするマッチング期間は何ヶ月なのか?ということを並べて考えなくちゃいけないということです。
    ――トーナメントに出場するとなれば、長くて2~3年の契約を結ばないといけなくなるということも含めて。
    シュウ まあ、そうですね。ボクは長期契約を望むRIZINやプロモーターの意見も凄くわかるんです。なので、トーナメントに出るとなったら2年とかはコミットするのはビジネス上の礼儀だと思います。ただ、ビジネス上の礼儀だからこそ、こっちも納得できるオファーを出してくださいという交渉もできると思うので。でも、やっぱりポイントはね、直樹選手が23歳ということですよね。
    ――年齢的に重要な時期ですよね。

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  • 2020年プロレス界の顔ジョン・ モクスリーが開く新日本☓AEW禁断の扉

    2021-03-04 18:00  
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    <1記事から買えるバックナンバー>

    ・男性から女性へ……性転換手術レスラー家族の新しい旅立ち
    ・よみがえった伝説の実況アナウンサー“ボイス・オブ・WCW”!!
     
    ・誰もが憧れる、無気力の天才オレンジ・キャシディ
    ・ブロディ・リーは8歳の息子のベルト姿を見届け、天国に旅立った
    「身体中が痛えぜ! 息をすると、耳鳴りもする。唾を飲み込むと、血の味がする。だが、この感覚が好きでたまらねんだよぉ。最高だぜ!」
    2月27日(日本時間)に配信された新日本プロレスのアメリカ大会で、 対KENTAとのIWGP USヘビー級王座戦を防衛した第8代王者ジョン・モクスリーは、およそ1年ぶりとなる新日本プロレスでの試合を終え、このように吠えた。
    意気軒昂なモクスリーは、US王座戦の1週間前に配信されたジョシュ・バーネット主催によるノーロープリングの格闘技ルールプロレス大会「ブラッドスポート〜血闘第五章〜」にも参戦。新日本プロレスの常連外国人だった強豪デイビーボーイ・スミス・ジュニアを必殺技デスライダー(パラダイムシフト)でノックアウト勝ちを収めている。
    「このブラッドスポートは、プロレス本来のあるべき姿だ。派手な演出もねえ。なんの飾りもねえ。ハードヒッティングなレスリング。まさにプロレスリングだ。それに、血を流しあったデスマッチを思い起こさせる。俺たちはリングでダンスを踊るんじゃなくて、お互いを傷つけあうために闘うんだからな」
    鼻息も荒いモクスリーは、先日発表されたアメリカの業界誌「レスリング・オブザーバー」の2020年度年間アワードでは、MVP(レスラー・オブ・ザ・イヤー)、北米部門MVP、ベスト・ブローラー(最優秀暴れ者)、最優秀抗争(対エディ・キングストン)などを受賞。日米二大団体の王座を持つ二冠王として、コロナウイルス禍の2020年プロレス界を代表するレスラーとして選ばれた。
    現在、新日本プロレスとAEWの二大団体両方と契約している唯一のレスラー、ジョン・モクスリーは、あらゆる点に置いて別格とも言える存在であり、いまやその言動が常に注目され、話題の中心となっている。

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  • 橋本宗洋氏の武藤敬司批判原稿に関して

    2021-03-02 17:30  
    140pt
    この記事は橋本宗洋氏の武藤敬司批判原稿を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・萩原京平13000字ロングインタビュー「次はドミネーター、狙いは朝倉兄貴ですよ」
    ・RIZINは平均視聴率10%を超えてはならない!
    ・朝倉海vs堀口恭司……ジャパニーズMMAと献身
     
    ・ SWS解散とザ・マミー変身/アポロ菅原インタビュー
    今日はプロレス格闘技ライターの橋本さんのNumberテキストで、 武藤敬司選手の森喜朗擁護発言を批判した件に関する配信をやるんですが……昨日、橋本さんとDDT、ノア、東京女子プロレスを運営するサイバーファイトのあいだで、この原稿についての話し合いがありまして、橋本さんのツイートによれば、橋本さんは今後サイバーファイト系団体の現場取材を控えることになったと。この配信はこういう事態になる前から告知してたんですが、ひとつの決着を迎えてしまったことで、正直すごくやりづらくなりました。
    武藤敬司 東京スポーツインタビュー
    https://www.tokyo-sports.co.jp/prores/2762820/
    橋本宗洋 Number原稿
    https://number.bunshun.jp/articles/-/847060
    こんな配信をやったところでサイバーファイトや橋本さんからすれば「決着がついてるんだから外野が余計なことを言ってるんじゃない!」っていう話ですし、こういう議論っていうのは答えが出るものではないんですが、本題に入る前に「それでもなぜ言及するのか」という説明をします。
    まずこのDropkickメルマガは、プロレス格闘技の表現や差別に関するテーマは頻繁に扱っています。プロレス格闘技というジャンルは言うまでもなく表現が肝心要であり、そして差別とは隣り合わせなところがあります。誤解を恐れずにいえば、差別すらも煽りにすることもあったわけですね。そして日本プロレス界の始祖・力道山や、格闘技界の礎を築いた大山倍達はその出自を扱うことがタブーだった時期もありました。80年代後半の「朝まで生テレビ」で在日差別をテーマにした際に、長州力が突然スタジオに現れて観覧。アナウンサーからの質問に答えたというエピソードもあります。そもそもプロレス自体が世間から差別されてきたことで、プロレスファンも差別を考える機会は多かったんじゃないでしょうか。
    サイバーファイトと橋本さんのあいだで、どういう話し合いがあったのかはわかりません。 取材拒否なのかどうかさえもわからない。たとえその“事実”が判明したとしても、 そこにいたるまでの経緯を知るのはサイバーファイトと橋本さんだけになります。
    ただですね、 今回も件を巡って言論弾圧、ジャーナリズムの危機だという風には簡単には捉えられないんじゃないかと思っています。なぜかといえば、サイバーファイトの親会社はサイバーエージェントです。橋本さんはフリーライターですが、サイバーファイト系の取材記事はABEMA TIMESに寄稿をされています。説明するまでもなくABEMAはサイバーエージェント傘下です。橋本さんがフリーライターとしてサイバーファイトを取材をしているのか、サイバーエージェントのグループの中で仕事をしてるのかが曖昧です。ボクは内部の人間ではないのでどういった雇用形態なのかは知るよしもないですが、 サイバーエージェントのプロレス団体を取材をしてサイバーエージェントが運営するニュースサイトに寄稿するって非常に複雑な関係に見えます。サイバーファイトからすれば出入り業者のひとりですけど、橋本さんからすればフリーライターの意識が強いのかもしれない。いちマスコミとしての取材しているのか、同じグループからの仕事なのかの線引きや立場が曖昧だから問題をややこしくなっていった印象を受けます。 
    昭和ならいざしらず、プロレス格闘技団体って、できることなら出禁なんかしたくないんですよ。今回の件は出禁かどうかはわかりませんけど、何か圧力をかけたように思われたくないし、会場から遠ざけて悪口を言われるくらいなら、取材をしてもらって関係を築きたい。いま遊軍的に動けるプロレスライターってなかなかいないですしね。なので今回の出来事にはビックリしました。この武藤敬司原稿の一件だけで、こういう事態になってしまったのだとしたら……ここまでこじれるんだという戸惑いがあります。
    前置きが長くなりましたが、これらの前提を踏まえたうえで話を聞いてください。
    橋本さんは普段から表現規制に関するツイートやリツイートを頻繁に行なっていますが、それは極端な表現規制論に見えるので、ボクはときおりツイートや配信で批判というか問題提起をしてきました。橋本さんの政治思想に関してはどうでもいいところがあります。では、なぜ差別や表現に関して批判するかといえば、橋本さんのスタンスはプロレスの表現自体を難しくさせるなと思ったからです。
    ボクはプロレスはハイコンテクストなジャンルだと見ています。文脈や流れを理解してないと非常に捉えづらいところがあるし、団体や選手が提示する物語の中に差別表現が入り込んでしまうこともあります。なぜそれが許されてきたかといえば時代背景もあるんでしょうし、最初からキッチュなものとしてスルーされてきたのかもしれません。
    いまや時代は変わってきて、文脈だからといって許されなくなり、それまで良くも悪くも自由だったプロレスにもある程度のラインが引かれるようになりました。たとえば、かつてのようにナチスキャラは見当たりません。WWEでも日本人レスラーのキャラクター付けは変わってきています。KENSO選手がWWEに参戦したときは「ヒロヒト」という昭和天皇の名のキャラクターで、太平洋戦争の復讐をするという設定のPVも作られましたけど、お蔵入りになりました。 東北大震災の翌年なのにジャイアント・バーナードは日本で活躍していたからというだけで「ロード・テンサイ」というギミックが与えられました。日本にかぎらず、プロレスでは昔から民族や国籍を弄ることは定番なんですけど、表現方法が変わりつつある現状が見受けられます。
    女性の人権問題に関してもWWEでは「ウィメンズ・レボリューション」という運動のもと、いずれは女子の所属レスラー数を男子と同じにするんだという目標が掲げられています。日本では女子プロレス専門団体がたくさん存在していますが、それは女性の人権を尊重しているから独立しているわけではなく、そこにいたるまでの歴史的文脈が存在します。
    先ほども言いましたが、日本のプロレスの表現は自由なところがあります。いまでもセクハラ的なプロレスは見られますし、ギミックとしてのゲイキャラも存在します。LGBTの視点からすれば、ゲイではないのにゲイを演じて観客を襲おうとするギミックは厳しいですよね。
    ちなみに昨年の4月に、レイザーラモンHGさんがアメリカで正真正銘のゲイレスラーと試合をする予定でした。それは新型コロナで中止になったんですけど、 そのゲイレスラーいわく「キャラクターだろうがなんだろうが関係はない」とコメントしてたので、実現していれば何か新しい展開が生まれていたかもしれません。
    なぜ日本でギミックとしてのゲイキャラが認められるかといえば、文脈としての理解ですよね。 ゲイを差別的に演じてるわけではないという相互理解がプロレス社会の中にはある。この例にかぎらず、プロレスというのは文脈の理解で成り立ってるジャンルです。 そういった世界で仕事をしている橋本さんですが、プロレス外の表現に関しては、ボクから見ると極端な規制派なんですね。
    例をあげると橋本さんは漫画「宇崎ちゃんは遊びたい!」とコラボした献血ポスターや、ラブライブと沼津みかんのコラボ広告を性的であると批判してきました。他方で橋本さんはプロレス界におけるこういった表現に関しては寛容というか。たとえば「週刊プロレス」の裏表紙で、サイバーファイト系の東京女子プロレスに出演するレスラーが全裸でチョコまみれになっているバレンタイデー企画の広告は肯定しています。
    https://twitter.com/Hassy0924/status/1229775808580943872
    その基準を巡って橋本さんとやりとりしたことがあるんですが、ゾーニングのあり方は曖昧に見えました。何がよくて何がいけないかが基準がわからないものほど、恣意的な判断がくだされる危険はないでしょうか。また橋本さんはサイバーファイト系で行なわれるセクハラプロレスに関しては、セクハラをしたレスラーが最終的に制裁を受けるストーリーであると許容している。これは文脈を理解したうえでの判断ですけど、プロレス以外になると、たとえストーリーがあっても断固として許さない姿勢を見せているんですね。
    プロレスにおける文脈は理解してるのに、 他ジャンルに関してはゾーニングがわかりづらい規制派に見えます。橋本さんがどの分野の出来事を批判・批評するかはまったくもって自由なんですが、文脈に理解がない人がプロレスの表現を批判した際に、自分が携わるジャンルを守ることができるのかがボクには疑問でした。

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  • レスリングエリートをMMAファイターに育てる方法■宮田和幸インタビュー

    2021-03-02 17:30  
    140pt
    他ジャンルからの転向が相次ぐ現在のMMAシーン。どうやって強くなればいいのか、どうやって育てればいいのか――選手や指導者、2つの立場をもっとも理解しているのは、シドニー五輪レスリング代表からMMAにチャレンジし、現在BRAVE GYMで数多くのファイターを育成する宮田和幸氏ではないだろうか。1万字インタビューで選手育成の秘訣を伺った(聞き手/松下ミワ)【1記事から購入できるバックナンバー】
    ・「魔法の煽りVをつくる男」 RIZIN演出統括・佐藤大輔17000字インタビュー

    ・世界的な詐欺事件? パンクラス商標騒動を追う■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ・キラー浜崎朱加、降臨!! 「浅倉カンナ選手が強くなっている感じします?」

    ・朝倉兄弟とYouTube論■菊地成孔

    ・摩嶋一整「あきらかに下の選手とやるのは、ファイターとして納得いかない」
    ――「レスリングのトップ選手が、MMAに適応できるまでにはどのくらいかかるのか?」というテーマでお話をおうかがいしたいのですが、宮田さんはよく「レスリング選手を最速で強くさせられる自信がある」というツイートをされていますよね?
    宮田 ああ、自信ありますよ(キッパリ)。
    ――大晦日にはレスリング銀メダリストの太田忍選手がMMAデビューされましたが、宮田さんから見て、ズバリ、MMA適応に必要な期間というのはどのくらいなんでしょう?
    宮田 まあ、3年ぐらいだと思います。
    ――3年はかかるんですね。
    宮田 ボクもそうでしたけど、MMAのトップどころとやるのには、きっとそのぐらいかかるのかなと思います。ただ、もしかしたらボクが転向した当時よりも、いまのほうが時間が必要かもしれないですね。
    ――それはMMAという競技がどんどん成熟しているからという?
    宮田 そうですね。たとえばPRIDE時代だと、ボクの先輩でもある藤田和之さんが袈裟固めで勝ったりしていましたけど、レスリング出身者は倒しちゃえば勝てるみたいな部分もあったと思うんですよ。でも、近年はみんな寝技がうまいから倒しただけでは勝てないし、ケージレスリングとか言っても、逆にレスリングだと壁を使う場面なんてないんでね。むしろ、みんな壁で倒されないように防御するのもうまいし、昔と比べても技術が格段に向上しているので。
    ――トップ選手なら、そういう対処はあたりまえにできる時代ですね。
    宮田 指導者のレベルも上がっていますからね。ボクもそうですけど、選手としてガッチリやってきた人が指導者になっていているので。やっぱり3年はかかりますね。ボク自身がそうだったので。
    ――太田選手のMMAデビュー戦は宮田さんの目から見ていかがでしたか?
    宮田 なんか、思ったとおりというか……。ああいう負け方か、打撃で負けちゃうだろうなとは思ってました。でも、太田選手からすると所英男選手は最悪な相手ですよ。だって、寝ても立っても負けるわけだから。
    ――実際にそうでしたねえ。
    宮田 所くんって、レスリング以外は全部一流ですよ。打撃だって、ボクシングが凄くうまいし。まあ、太田選手の試合も1回目の所英男戦はアリだと思います。でも、2回目もまたああいう感じだと潰れちゃうから、太田選手の2回目に関してはRIZINはちゃんとやんなきゃダメですね。
    ――そこは大事にしないと。
    宮田 いまキツいのは、コロナの関係で日本人しか呼べないから、だいたいどのくらいの強さかというのがわかっちゃうという。昔、よくわからない外国人ファイターを呼んでたりしてましたけど、やっぱり何かしら特別枠みたいな感じでやって育ててあげたほうがいいと思います。レスリング出身者って最初はパンチなんか全然見えないですからね。

    ――そういうもんですか?
    宮田 最初のうちはまったく見えない。ボクもはじめの頃は全部パンチをもらうぐらいの感じだったし、やっぱり打撃は慣れなので。ボクは昔パチンコのスロットをよくやってた時期があったんですけども……あれ、やり込んでいる人って、じつは全部見えるんですよ。つまりビタ押しできるんです。目押しってヤツですね。
    ――それは動体視力で?
    宮田 そうですね。素人に言わせると「凄い!」と言うんですけど、あれは誰でもできるんです。だから「7」がきたらみんなビタ押しするわけ。それと一緒で、打撃も……まあ、スロットよりは難しいですけどね(笑)。
    ――ハハハハハ!
    宮田 格闘技もパンチが来る感じがわかるようになるんです。でも、最初は絶対にわからないから、そういうときに試合に出ちゃダメなんですよ。
    ――じつは、今回「太田選手が勝つ」という選手や関係者の予想がけっこうあったので、「そんなに完成されてるんだ」と思っていたんですよね。
    宮田 ああ、そうですか。じつは彼、ウチのジムにも呼んだことがあるんですよ。彼はレスリングでも特殊なスタイルで、ガブリ返しというのが得意技なんですけど、ボクの知らない技を持っているのでボクも聞いてみたいなと思って。だから、面識はなかったんですけど、連絡を取ってウチにセミナーというかたちで一度来てもらったんですよね。
    ――そういう機会があったんですね。
    宮田 「太田選手を強くしてくれ」と頼まれたこともあったんですけど、そのときはもうべつのジムで練習することが決まっちゃってたので。そのときにひとつだけアドバイスしたんですけど、それは「デビュー戦でグラップラーとはやっちゃダメだよ」と。
    ――うわ……まさに所選手はグラップラーもグラップラーで。
    宮田 レスラーの得意技って倒すことじゃないですか。でも、テイクダウンしたらそこからは相手の土俵になっちゃいますから「なるべくなら対戦相手はストライカーのほうがいいよ」と言いました。
    ――ストライカーなら、グラップラーより勝てる可能性は大きいから。
    宮田 立ちの場面で一撃もらったところで、ちゃんと前を向いて組み付けば投げられるし。寝技がそんなに強くない相手だったら、パウンドを打ったりできるから。ただ、寝技が得意な選手だったら、上から殴るのも難しいんですよね。下から攻められるのを防御するのに精一杯だから、寝技でも勝ってないと殴れない。そういうのができない相手とやったほうがいいよと言いましたね。
    ――なんか聞けば聞くほど所選手って最悪の相手ですね(苦笑)。
    宮田 だからこのカードが決まったときは何も言えなかったです(苦笑)。まあ、もちろんお互いに注目度も上がるし、所選手は試合も面白いし、興行的には面白いのかなとは思いましたけど。ただ、十中八九負けるだろうし、勝つとしたらバスターしかないという印象でしたかね。
    ――叩きつけてダメージを与えるという。
    宮田 ボク、デビュー戦がホイラー・グレイシーだったんですけど……。
    ――あらためて聞くと、そのカードもかなりキツいマッチメークで(笑)。
    宮田 そのとき、バスターで1回叩きつけたんですけど、勝つ方法としてはそれしかないなと。そういう感じでしたから。
    ――宮田さんが、そういうトップレスラーをMMAファイターとして育てる際、どういうことをポイントとして指導されているんですか?
    宮田 本当に特別扱いしないで、イチから育てます。そして、レスリングとフィジカルトレーニングはやらせないですね。レスリングをやってる人のフィジカルは最強クラスですから。それ以上に習うことがいっぱいあるし、本当に打撃と寝技ですよ。
    ――そこに集中するわけですね。
    宮田 まず打撃ですけど、だいたい柔道やレスリング出身の選手って横の動きが強いんですよ。相手を投げる力があるから。でも、まっすぐ伸ばす前後の動きはあんまりないので、じつはストレート系のパンチが得意じゃないはずなんですよね。つまり、全員フック系なんです。
    ――たしかに、言われてみれば!
    宮田 ボクもそうなんですけど、KID選手だって打撃はフックでしょ? まあ、彼は当て感が特別なので、実際は相手を見ないで打っているんですけどね(笑)。
    ――それで当てられていたなんて逆に凄い(笑)。
    宮田 だから、KID選手のマネはしないほうがいいです(笑)。彼は、感覚で「このへんに打てば当たるな」というのがわかっている人だから。強い選手って、たとえば朝倉兄弟みたいに最後まで打撃を見ているじゃないですか。だから、KID選手は才能の部分もあるんですよね。
    ――でも、レスリング選手はフック系が強いなんて、そういう特性があるのは初めて知りました。
    宮田 逆に、野球をやっている人はストレートが伸びますけどね。
    ――ああ、それは前後の動きのほうが多いから!
    宮田 だから、格闘技やっている人って球技が苦手な人が多いのは、そういう理由なんだろうな、と。ボクは柔道やレスリングをやってきた人で「ストレート得意そうだな」というのは、あんまり思いつかないですね。……で、ボクはなるべく出稽古に行かないように教えてます。
    ――それは、どういう理由からなんでしょう?
    宮田 とくに打撃はそうなんですけど、人間って怖いと目をつぶっちゃうじゃないですか。パッと打たれたらだいたい目をつぶっちゃう。つまり、強いパンチをもらうと目をつぶるクセがついちゃうんですよね。
    ――たしかに、パンチをちゃんと見るって難しいです。
    宮田 で、ボクは師匠がいなかったので出稽古ばっかり行ってたんですけど、まだ弱いので、出稽古に行くとパンチをもらっちゃうじゃないですか。そうすると、もらったときに目をつぶったり、顔を背けちゃうクセがついちゃうんですよね。そうならないよう、ウチは当てないスパーリングをずっとやらせるんです。
    ――つまり、寸止めということですか?
    宮田 そう、寸止め。あとは、ちょっと当てるぐらい。出稽古に行っちゃうとどうしても熱くなって、ドンと当てられたらドンと当て返すというか。それは暗黙の了解でみんなそうなんですけど、自分のジムではそれがないし、100パーセント試合することがない相手と練習するから。だから、そうやって寸止めで練習していると、ずっとパンチを見てられるんですよ。
    ――つまり、それがパチスロで言うところのビタ押しの訓練(笑)。
    宮田 まあ、ビタ押しよりも全然難しいんだけど(笑)。そんな感じで「とりあえずパンチを見とけ」と。そうするとだんだん見えてくるようになるし、時が来たらガチンコもやりますしね。だから、打撃はけっこう最初が肝心なんですよ。
    ――いや、面白いですね。それ、宮田さんが気づいたんですか?
    宮田 現役時代、出稽古に行ったときにボクサーの人にも教えてもらったし、ボク自身は完全につぶるタイプになっちゃったんでねえ。
    ――最初にたくさん出稽古しちゃったから……。
    宮田 それに、ボクの場合はもっとヒドくて、ボクはホイラー戦の次に武田幸三さんとK-1ルールで試合をやってますから。
    ――あのときはKIDさんが欠場となって大会前日に急遽出ることになって。
    宮田 そうなんですよ。それまで、ガチスパーやったことなかったのに(苦笑)。まあ、そういうので目をつぶるようになっちゃって。だから、失敗例をいまに活かしてますね。
    ――なるほど(笑)。一方の、寝技の練習はいかがでしょう?
    宮田 寝技はね、けっこうレスラーって下の状態から練習する人っていないんですよ。レスリング出身者で下からの三角絞めとかをやるのってボクぐらいで、あんまりみんなやらないんですよね。でも、下から覚えたほうがじつは防御とかもわかるんですけどね。
    ――それは、レスリング出身者が背中をつけることに抵抗があるからなんですかね?
    宮田 というより「どうせ下にならないから」という感じなのかな? だけど、それだけだと行き詰まっちゃうし、伸びしろがなくなっちゃうので満遍なくやったほうがいいですね。
    ――宮田さんとしては、下から攻撃する人の気持ちがわからないと、上から攻撃したり対処したりできないからという。
    宮田 そのとおりです。あと、ボクは格闘技を始めてすぐにヒジをケガしちゃったんで、どうしても寝技のほうが練習量が多くなってしまって。本当は打撃をやりたかったけど、そういう理由で寝技の練習が多くなりましたけど、いま教える側としてはそれでよかったなと思いますかね。
    ――ちなみに、レスリングでは極めは反則ですよね?
    宮田 レスリングは相手の両肩をつける競技なので、関節技もないし、相手をコントロールするだけですね。
    ――となると、極め技を覚えたり、対処法というのもやっぱり時間はかかるということですか。
    宮田 まあ、知らない技というのは絶対に最初は極められちゃうのでね。ボクは関節技はできるほうだから、いまだにスパーリングをやりながら技を掛けてたりして。それでみんなが覚えていくという感じですかね。
    ――そうやって打撃にも寝技にも慣れていくのに、3年かかるということなんですね。
    宮田 ただ、ウチの武田光司は、たぶん入って2年でDEEPのライト級チャンピオンになったのかな? 彼の特性はスタミナなんですよ。あいつは15分間フルパワーで動けるという凄い才能があるんで。ほかはべつに普通なんですけど、スタミナだけ本は当にヤバイから最後まで戦える。そういう強みもあったから、いまのところ彼が最短なんじゃないかな?
    ――選手の特性も見て、どう育てるかも大切である、と。先ほど「失敗から学んで教えている」という話がありましたが、ほかに失敗が活きていることってありますか?
    宮田 それで言うと、一番はやっぱりマッチメークですよ。それはボクがやってあげないといけないんですけど、もともとボクは総合格闘技に「試合を断る」という選択肢があると知らなかったんですよね。

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