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  • 愛すべき元横綱・輪島が戦った全日本プロレスの2年間■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    2018-10-15 12:36  
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    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回のテーマは「愛すべき元横綱・輪島が過ごした全日本プロレスの2年間」です! 



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    輪島、北尾、曙……プロレスラーになった横綱たち!!
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    鈴木みのるを変えた“全日本プロレスイズム”
    高山善廣が「帝王」と呼ばれるまで
    「プロレス取材の難しさ」
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    小佐野 最後に会ったのは2012年の秋かな。ベースボール・マガジン社のムックの取材だったんだけど、そのときは全然元気で。88年にプロレスを引退してからは全然会う機会がなくて、再会したのは20年後の2008年。そのときも取材だったんだけど、輪島さんって正規のルートを通すとギャラが高い人でね。「お友達価格」で4回ぐらい取材させてもらいました。「私もビジネスなんだから困るんだよお!」と言いながらね(笑)。
    ――なんだかんだ言いながら取材を受けてくれるんですね。
    小佐野 輪島さんの奥さんが輪島さんの個人事務所の社長だったんだけど、私は輪島さんの携帯番号を知ってるから直でお願いしてね。「カミさんに内緒なんだから、何度も取材はマズイだろ!」と。輪島さん本人はノリノリなんだけどね(笑)。
    ――ハハハハハハ! 
    小佐野 凄く気さくな人でしたね。取材場所に寿司屋を指定されたときがあるんだけど、横綱が通う寿司屋って値段が凄く高いイメージがあるでしょ。だけど普通の街場のお寿司屋さん。輪島さんはすでに座敷に寝っ転がってテレビの相撲を見てて、我が家のようにくつろいでるんだよね(笑)。
    ――横綱だったからといって壁を作らないというか。
    小佐野 輪島さんは馬場夫妻と似てるところがあって、他人を世間的な地位だけでは判断しないんだよね。その人のことを好きか、嫌いか。輪島さんは有名人好きではあるんだけど、他人をそういうモノサシで測らない人だった。
    ――じゃなかったら「困るんだよぉ!」と言いながら何度も取材を受けないですね。
    小佐野 プロレス転向直後に取材したときは凄く緊張したもんだよ。私は横綱時代の大活躍を見てるから「あの輪島を取材するのか……!?」って。天龍(源一郎)さんに「横綱にはどういう風に接すればいいんですか?」って聞いたぐらいだからね。 
    ――昔の横綱はまさに天上人という重みがあって。
    小佐野 しかも輪島さんはキャデラックを乗り回したり、型破りな横綱で。相撲という枠を超えて日本人なら誰でも知ってる存在。まさに昭和のビッグスターだったから。そんな人が全日本入団後は付き人もいなくて自分の荷物は自分で持って。輪島さんのことをなんて呼んでいいのか悩んだんだよ。そこも天龍さんに相談したら「俺ですら全日本に入った頃は“天龍さん”と呼ばれると、天龍関だろコノヤローと思った」らしくて「横綱と呼んだほうが無難だよ」と。
    ――「輪島さん」はよろしくない。
    小佐野 でも、馬場夫妻はイチからプロレス界でやらせたいから「横綱」という呼び方はイヤがったんですよ。輪島さんも「横綱なんて呼ぶなよ」と。仕方ないから馬場夫妻がいる前では「輪島さん」、陰では「横綱」と呼んでね。
    ――それくらい気を遣う特別な存在だったんですね。
    小佐野 プロレス転向は相撲を引退して5年ぐらいブランクがあったし、年齢は38歳。いまはスポーツ科学も発達してるからまだまだできる年齢だけど、いまだと48歳ぐらいの感覚になるのかな。現役時代と比べてだいぶ痩せてるし、「本当にプロレスができるのかな?」って不安はあったよね。
    ――事前にプロレス転向の噂は流れてたんですか?
    小佐野 まったく聞いてなかった。日刊スポーツがスクープしたんだけど、それまで日刊スポーツは地方版でしかプロレスを扱ってなくて、全国版でも記事にするようになったのは輪島さんのプロレス転向がきっかけで。あのスクープが出た日、全日本は熊本で興行だったんだけど。マスコミみんなで馬場さんを取り囲んで、変な話なんだけど「なんで日刊スポーツなんだ!?」と(笑)。
    ――あー、よりによって日刊スポーツはないだろうと。
    小佐野 プロレス専門誌は週刊だからスクープは難しいとして、プロレスに強い東京スポーツやデイリースポーツを差し置いてなぜ門外漢の日刊スポーツなんだ?と馬場さんに詰め寄るという(笑)。
    ――プロレス担当記者は「なんで他紙に抜かれたんだ?」ってデスクに怒られますよねぇ。
    小佐野 なぜ日刊スポーツにスクープさせたのかはわからないし、そのへんはいろんな裏事情があったのかもしれない。前にも話したけど、演歌歌手の五木ひろしさんのお兄さんが五木プロダクションの社長で。その方の勧めもあって輪島さんはプロレスを2〜3年間くらい頑張ってみようかと。輪島さんは借金問題が原因で親方を廃業して、相撲界を追われてしまったけど、支援者からすれば、このまま終わらせるのはかわいそうだと思ったんでしょう。
    ――プロレスは当初から2〜3年の計画だったんですね。
    小佐野 2〜3年頑張るというよりは、年齢や体力的にもやれて2〜3年だろう……ということだよね。
    ――ボクは現役時代を目の当たりにしていないので「借金のためにプロレスに転向した横綱」というネガティブなイメージがあって。
    小佐野 プロレス転向は借金とはあんまり関係なかったみたいだし、借金も妹さんのちゃんこ屋が大失敗したのが原因らしくて。輪島さんが自分で作った借金ではないんだよね。輪島さん本人も借金がいくらあるかわかってないんだもん。「3億4億くらいでガタガタ言うなよ!」って言うから「横綱、3億と4億だと1億円も違いますよ!」って突っ込んだら「ああ、そうか」と(笑)。
    ――さすが昭和のビッグスター(笑)。
    小佐野 ちょうど手持ちがなかった輪島さんから「おい、ちょっとクレジットカードを貸してくれよ」と言われて困っていた記者もいたよ(笑)。
    ――ちょっと貸すもんじゃないですよ(笑)。
    小佐野 記者の財布から1万円を借りて買い物としたときも「お釣りはいらないから!」って(笑)。
    ――ガハハハハハ! 
    小佐野 輪島さんが親方を廃業したのは85年12月だけど、花籠部屋の後輩で全日本プロレスにいた石川孝志さんにプロレス入りを相談して。馬場さんに話を繋いでもらって、翌年の4月には全日本プロレスに入団。
    ――降って湧いた話に馬場さんは乗り気だったんですか?
    小佐野 輪島さんはビッグネームだからメリットはあるとは思ったんじゃないかな。でも、日本テレビは輪島さんが来るからって契約金を出したりはしない。輪島さんの特番を組むにあたってのお金を出すことはあるけどね。そのお金を全日本がどう使うかは勝手だから。
    ――新日本が選手を引き抜くだなんだってときは、テレビ朝日はけっこうなお金を出してましたよね。
    小佐野 そこは全日本の場合は違ったみたい。日本テレビがお金を出したのはアントン・ヘーシンクのときだけ。
    ――東京オリンピック柔道無差別級金メダルのヘーシンク。
    小佐野 ヘーシンクは日本テレビの契約選手だから。全日本が輪島さんにどれだけのお金を払ったのかはわからないけど、輪島さんをプロレスラーとして育てるためにお金はたくさん使った。トレーニングのために、ハワイ、セントルイス、バッファロー、シャーロットと行かせて、パット・オコーナーやデストロイヤー、ネルソン・ロイヤルとか錚々たるメンツに指導してもらったんだから。輪島さんは「馬場さんは自分のために超一流のコーチを呼んでくれた」と感謝していたしね。 
    ――なるほど。借金のためにプロレスをやったわけではなく、馬場さんも大金を弾んで横綱を獲得した……というわけではないんですね。
    小佐野 輪島さんもそんなに「お金、お金!」の人ではなかったよね。
    ――輪島さんを起用したことで全日本の中継がゴールデンタイムに昇格したんですよね?アメリカで輪島さんが握ったおにぎり、とんねるずとの出会い、天龍との抗争……ワジー秘話はまだまだ続く!
    この続きと、追悼・輪島、天心vs堀口、修斗対談、マクレガーvsハビブ……などの記事がまとめて読める「10万字・記事20本の詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • 「新日本プロレス内部対立」の噂とは何か?■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2018-10-14 11:38  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは「新日本プロレス内部対立」の噂とは何か?」についてです!

    【1記事から購入できる「プロレス 点と線」シリーズ】「お疲れ気味のプロレス界……男子は新日本、女子はアイスリボンがひた走る
    石森太二の新日本プロレス参戦は既定路線だったのか

    長州力の「オマエはプロレスやめろ!」事件とは何か?

    誰だと思ってるんだ!? ヤマモの「アイドルの腰掛け」発言とは何か?

    ――新日本プロレスの組織内部でイザコザが起きている……なんて報道が海外のサイトでされていて、メイ社長やタマトンガ選手が否定する事態が起きています(https://www.njpw.co.jp/freediary/harold-george-meij20)。
    事情通Z なんだか昔の新日本プロレスらしいニュースだよね(笑)。メイ社長が批判する「ゴシップサイト」というのはレスリング・オブザーバーのことね。――テレビ朝日の実況アナが「あの試合がレスリングオブザーバーでファイブスターを獲得!」と紹介することはなくなりそう(笑)。Z まあ対立というよりは、方向性が変わってきて組織のあり方も変わってるんだろうね。ユークス時代から新日本の復活を支えてきたスタッフも退職されるらしいし。
    ――長州さんのブログ(何もしないでリングに上がろうと思わない方がいいぞ⁉️)や、某レスラーのツイートからも新日本の変化を匂わせていたり……。
    Z 長州さんは新日本道場を借りてトレーニングしてるんだよね。あのブログは意味深すぎてよくわからないけど(笑)。
    ――そういえば、いまの新日本の契約更改っていまは12月になんですよね。昔は年度末の3月でしたけど。

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  • 新日本に続いてDDTも“裏レッスルマニア”に参戦!!■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    2018-10-14 11:28  
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    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは新日本に続いてDDTも“裏レッスルマニア”に参戦!!です!
    <1記事から買える関連記事>・「この少年は誰だ?」…身長155センチのレスラーがアメリカを騒がす・竹田誠志、米デスマッチトーナメント出撃! 「アメリカのファンをドン引きさせたい」・CMパンク、おまえはそんなところで何をやってるんだ?・【#MeToo】マイケル・エルガンはすべてを失ってしまったのか
    来年4月にアメリカ ニューヨーク/ニュージャージーで開催される “裏レッスルマニア”に、DDTプロレスリングが参加することを発表された。その発表のつい数時間前には、入江茂弘が海外を中心に活動していくことを理由に、9月いっぱいでDDTを退団するという記者会見が行われたばかりだったが、相次ぐ電撃発表にDDT “裏レッスルマニア”登場への期待に心が躍った。
    すでに発表されている新日本プロレスのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)大会を含めると、日本から2団体が “裏レッスルマニア”に参加することになる。高木三四郎社長は、2年前のインタビューで「アメリカで大会をやりたい。MSGやECWアリーナのような大きいところで」と語っていたが、そのときの想いが “裏レッスルマニア” 参戦に繋がったといえるのかもしれない。
    “裏レッスルマニア”を簡単に説明すると、WWEの年間最大のイベント『レッスルマニア』の数日前から、その近郊で開催されるインディー団体のイベントのことだ。『レッスルマニア』を見るために世界中から10万人近いプロレスファンが集まるが、お祭りに便乗開催される“裏レッスルマニア”の観戦も楽しみの一つになっている。
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  • ヌルマゴメドフ・マクレガー乱闘劇のその後:記録破りのPPV売上240万件達成!■MMA Unleashed

    2018-10-12 12:05  
    72pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはヌルマゴメドフ・マクレガー乱闘劇のその後:記録破りのPPV売上240万件達成!です!【1記事から購入できるオススメ記事】
    追悼、山本”KID”徳郁 米国からも押し寄せる悲しみの声【衝撃レポート】ジョシュ・バーネットはいかにして、薬物検査失格の疑いを晴らしたのか試合で一時死亡していたMMAファイター、彼を救ったカットマン、それぞれの再生物語




    いったい何が起きているのか? パンクラス計量シーンに米MMA記者が猛然と激怒!
    昨日やったことは忘れてしまうが、何年も前のことは覚えている」 マーク・ハント欠場問題の背景
    MMAファンは、世界で最も熱狂的で、失礼でネガティブな存在だ:絶対王者デミトリアス・ジョンソンのリアリズム




    UFC 229のメインイベントで、UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフはコナー・マクレガーを第4ラウンド、ネッククランクでタップさせ、UFCライト級タイトルを防衛した。しかし、世界中で話題沸騰となったのは、試合そのものよりも、このフィニッシュの後で起きたことだった。
    レフリーが試合を止めた直後、いきり立ったヌルマゴメドフはマクレガーのコーナーにマウスピースを投げつけ、何事かを叫び、そしてケージを飛び越え、マクレガーのチームメイトで現ベラトール・ファイターであるディロン・ダニスに襲いかかった。
    まさにカオスという言葉では足りない修羅場であった。
    両陣営を巻き込んだ乱闘がケージの内外で勃発、ヌルマゴメドフ陣営の1人がケージを飛び越えて、背後からマクレガーに殴りかかった。数分後にセキュリティスタッフがどうにか両陣営を分け、マクレガーを控室に下げた。その後、観客がケージに物を投げ込む事態になることを恐れたデイナ・ホワイトは、ヌルマゴメドフに対するベルトの贈呈を取りやめ、全員を控室に戻らせたのだった。
    結局、選手もセコンドも誰もいないケージで、ブルース・バッファーが1人でウィナーズ・コールを行うという、見たこともないシーンが展開されたのである。
    今週はこの前代未聞の乱闘劇のその後の情報をまとめてお届けする。
    ●デイナ・ホワイト、試合後記者会見
    ひどいことになった。あってはならないことが起きた。今は私も何を言えばいいのかわからない。とにかく気分が悪くてうんざりしている。
    ネバダ州コミッションがハビブにどんな処分を下すのか、想像もつかない。今後もハビブはアメリカのビザを取得して入国することができるのだろうか。
    いろんな影響が出てくるだろうが、彼らはそんなことにも気づいてはいないのだろう。
    確かに両者とも、この試合でライバル関係が終結することはないと明言していた。しかし、まさかハビブがオクタゴンから飛び降りるとは思わなかった。本当に予期できなかったんだ。
    (出所)Steven Marrocco and Simon Samano, Dana White 'disgusted and sick' over UFC 229 brawl, expects Khabib to be severely punished, MMA Junkie, October 7, 2018
    ●デイナ・ホワイト、週明けの10月8日(月)にESPNのトークショーに出演して
    ヌルマゴメドフはまずはコミッションに出頭しなければならない。そこでどんな処分が下されるのかを見たい。コナーからはすでに、再戦をさせてくれという電話があった。
    (ヌルマゴメドフのマネージャーが、「UFCはこの試合をバス襲撃事件のビデオでプロモートした。一線を踏み越えて、これはケンカだとプロモートしたんだ」とコメントしたことを受けて)
    これまでに聞いたこともないようなくだらないコメントだ。誰かは知らんが、まさにバカ野郎だ。いいか、これは戦いなんだ。我々のプロモーションのやり方は、起きたことをそのまま描いたに過ぎない。すべてがストーリーの一部になっていたからだ。
    我々はこの仕事をもう20年もやってきている。憎み合っている同士の試合も山ほど組んできた。ありとあらゆることがあった。バックステージでのもめ事もあった。これはファイトビジネスなんだ。嫌い合っているヤツらもたくさんいる。しかし、試合直後の乱闘など、起きたことがなかったんだ。
    (出所)Dave Doyle, Dana White defends the handling of UFC 229 fight promotion, MMA Fighting, Oct 8, 2018
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  • 【UFC229世紀の大乱闘】怒りのハビブ、コナー・マクレガーを仕留め損なう

    2018-10-10 17:38  
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    この記事はUFC229世紀の大乱闘を語ったDropkickニコ生配信を編集したものになります(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できる過去記事】・【追悼KID】魔裟斗vs山本KID徳郁に見えた修斗四天王の輝き……・「浅倉カンナvsRENA」の素晴らしさをチェール・ソネン、巌流島から語ってみる・こんなスーパーファイトを待っていた! 00年代ノスタルジーなき堀口恭司vs那須川天心!!天心vs堀口、ハビブvsマクレガー、井上尚弥vsパヤノ……と、秋のビッグマッチが次々に行なわれてますね。残るはベラトールのヘビー級GP準決勝2連戦くらいですか。週刊誌で報道された某・那須川天心の裁判は消滅したとかしないとかいう噂も耳にしますが、この「スーパーファイト」の行方も凄く気になりますね(笑)。
    ハビブ・ヌルマゴメドフvsコナー・マクレガーの因縁の対決は、試合自体は激闘だったんですが、試合後の大乱闘がそのインパクトを上回ってしまいましたね。前提として言いたいのは、マクレガー側の度を超えた挑発にハビブは怒って当然だろうなってことですね。マクレガー対ヌルマゴメドフ実現:全ての伏線はオクタゴン内で回収される!■MMA Unleashedhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1647568でも、乱闘に及んだ行為がどうジャッジされるのかは別の話で。騒動の発端はバス襲撃事件を起こしたマクレガー側にあるのに、乱闘に加わったハビブ側のUFCファイターが永久追放になってしまったりと、ハビブ側への処罰が重くなりそうな流れに対して批判の声も上がってますね。でも、これはアスレチックコミッションの目の前で事件を起こしてしまった以上は仕方ないと思うんです。バス襲撃の現場は誰の管轄かという話で、マクレガーはあの事件で警察に逮捕されていますから。ハビブは「なぜ俺たちだけ?」と不満を口にしていますが、それは管轄が違うということだと思うんですね。 もちろん今回の大乱闘で狼藉を働いたマクレガー側の人間も処罰されるでしょうし。
    これはもう道徳的な話になりますが、暴力の連鎖って止まらないですよね。井筒和幸氏が監督を努め、ジャルジャル主演の「ヒーローショー」という映画があったんですが、実際に起きた東大阪集団暴行殺人事件が元ネタで。たった1通のメールからイザコザが起き、暴力には暴力で返す応酬の末、2人が生き埋めにされて殺された……という凄惨な事件なんですね。今回の件も人間は暴力性は帯びるとエスカレートしていくんだなって。
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  • UFC日本大会は2020年の東京オリンピックイヤー!!■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2018-10-10 11:09  
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    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマはUFC日本大会は2020年の東京オリンピックイヤー!!です!【1記事から購入できるバックナンバー】・UFC日本再侵攻! 堀口恭司UFC復帰のタイミングはここだ!?・【井上姉弟NYへ飛ぶ】海外練習の環境作りはここまでやります!・【契約問題】アンディ・サワーもRIZINもやれることがあった・格闘家の皆さん、契約書はちゃんと読みましょう!!
    ――前回の放送でUFC日本再上陸の話に触れてましたけど、WOWOWの中継が復活しましたね。
    シュウ 発表されましたね。昨年の話ですけど、UFCって経営陣が変わったじゃないですか。UFCからすればアジアは進出したいエリアの一つではあると思うので、現実に目覚めたんじゃないですかね(笑)。
    ――「現実に目覚めた」(笑)。以前WOWOWがUFC中継から撤退したのは、UFCの放映権料がバカ高くなったことが理由と言われてますね。
    シュウ UFCが求めてるような価値は今の日本にはなかったと。つい最近までUFCには面白いポリシーがあって。それは放映権料に関わらず、何か契約更新する際は前回の金額より上回らなければならない……という社内ルールがあったんですよ。
    ――安売りしないってことですね。
    シュウ でも、それって確固たるデータを基に要求するものじゃないですか。「去年より視聴率がよかった」とか「これだけのリターンがあります」とか。なんの材料がなくても「前の契約より高くないとダメ!」という社内ルールなので。
    ――ブラック企業の営業っぽいですね、それ(笑)。
    シュウ そのやり方によってUFCから離れてしまったスポンサー企業もあるんですよね。 あと、UFCでは会場の売店でその大会に出場した全選手がサインしたポスターが売り出されるんですけど、今まではナンバーシリーズだろうかFight Night大会だろうが、最低でもだいたい400ドルはしたんですよ。けど、これもFight Night大会は200〜300ドルに下がりましたからね。そういった細かい部分まで見ていくと、やはり新しいオーナーになって少しずつ変わったんだなあという印象は現場に行くたびに実感します。
    ――今回放送が復活したのは、UFCとWOWOWの金額が折り合った……ということなんですね。
    シュウ 明らかにそういうことですよね。WOWOWとしてもUFCはコンテンツとして魅力がありますし。UFCも再来年の東京オリンピックの年に開催する日本大会に向けて、来年2019年は地盤固めをしていくと。
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  • 【プロはこう見た】「おい、ウソだろ? 天心の左カウンターが当たらないって……」■山田武士

    2018-10-07 08:10  
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    那須川天心vs堀口恭司のスーパーファイトを「プロはこう見た!!」――第2弾はJB SPORTS BOXING GYMの山田武士トレーナー。ボクシングやキックのみならずMMAファイターの指導歴も長い「プロ」の分析とは? 鈴木秀明さんの感想はこちら【プロはこう見た】「天心vs堀口はキックであってキックではない。まさに異種格闘技戦でした」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1679461
    【1記事から購入できる関連企画】・堀口恭司のマネジメントが語る那須川天心と絶対に戦うべき2つの理由■石井史彦

    ・天心vs堀口をプロはこう見る! 「このタイミングは堀口くんにとってベストです」■山田武士・「キックぼんやり層」必読!! 那須川天心vsロッタンはここがヤバかった■ムエタイキラー鈴木秀明・「ムエタイぼんやり層」必読!! 那須川天心と梅野源治はここが凄い!/山口元気×鈴木秀明
    ・天心vs堀口は「フェイクの天才」対決です/鈴木秀明――那須川天心vs堀口恭司予想の解説(http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1659534)が大好評だった山田さんに試合の感想をうかがいにきました!
    山田 いやー、スゴかった! 本当にスゴかったですよ。ボクの経験上「ありえないこと」が試合中に起きてましたからね。
    ――ボクはド素人なので、あの試合で起きたことすべて「ありえないこと」に見えちゃうんですが(笑)。
    山田 もう、いろいろ語りたい!! まずド肝を抜かれたのは、2人の距離ですよね。ボクは、堀口くんがもっと離れた距離から戦うのかな……って予想してたんですけど、1ラウンド目から「すげえ近えなっ!!」って。
    ――堀口選手は遠い間合いから飛び込んで攻撃する……というのが大方の見方でしたよね。
    山田 堀口くんは作戦で近づいたのか、それとも堀口恭司と言えども緊張して那須川天心に吸い込まれるように近づいてしまったのか……どっちなのかを見ていたんですけど。試合開始後に天心が左のハイを蹴ったときに、堀口くんにとっては蹴られる距離だったんですよね。それを受けてのことなのか、1ラウンドの最後のほうはちゃんと堀口くんがパンチを合わせてたので「あ、この近距離は作戦なんだな」って。
    ――鈴木秀明さんいわく「堀口選手はもっと近づきたかったけど、那須川選手のジャブで入らせてもらえなかったんじゃない」かって。
    山田 ああ~、なるほどねえ。それは天心のことを倒しにきてるから、あの距離なんだろうけど。天心相手にあの距離で攻めるのはちょっとスゴすぎるんですよ。ありえない!!
    ――ひとつの目の「ありえない」いただきました。
    山田 なんでありえないかといえば、天心はサウスポーで、相手が右を打ってきたところに左のカウンターを合わせるのが大得意なんですよ。そのスピードが異次元的に速いし、本人もアレにはスゴく自信があると言っていて。練習でミットを持っている岡本トレーナーにも「もっと速く右を打ち返してくれ」と言っているらしいんですよ。彼が中学生の頃にウチに何度か練習に来たことがあるんだけど、プロボクサー相手でも左のカウンターをガンガン合わせてて。RIZINでも藤田大和もそれで倒してるでしょ。
    ――アマチュアボクシング5冠でさえ食らってしまう神技……。
    山田 あの左はサウスポーがよくやる技だから、ボクシング出身の大和は合わせに来ることわかってるじゃないですか。それでも食らっちゃうので、ボクは堀口くんが「近い距離でやるなら、その左を食らっちゃうだろうなあ~」と思って見てたんですよ。ところが!!
    ――ええと、2つ目の「ありえない」の準備してます(笑)。
    山田 全部よけてるんですよ、堀口くん。アレはありえない!!
    ――ハハハハハハ!
    山田 天心は何回か左を合わせてるんですけどね、堀口くんがかわしちゃう。さらにありえないのは、天心のその左に堀口くんが左フックを返していてたことですよお!
    ――早くも3つ目の「ありえない」!!
    山田 ほら、パンチをかわした天心が尻餅をついた場面がありましたよね。天心が堀口くんの右に合わせた左カウンターに、さらに堀口くんが左フックを合わせにいってるという攻防なんです。これは相当スゲえなあって。
    ――そこまで「ありえない」と言い切るということは、天心選手の左をかわした選手はいないってことですか……?
    山田 そのとおりです!
    ――そ、そうだったんですか! ありえない!!
    山田 いままで本当に誰もいないんですよ。天心って30戦ぐらいやっているじゃないですか。ボクは全試合見ていますけど、あの左をかわした選手は1人もいないです。天心を苦しめたあのロッタンにさえも、左はバンバン合わせられてましたからねぇ。
    ――堀口選手はキック初挑戦なのに……なんか鳥肌立った!!
    山田 しかもあんなに早いサウスポーと戦ったことないと思うんだよなあ……。天心の左カウンターに左を合わせることが堀口くんの作戦だったとしたら……これは本当に怪物ですよ。もしくは戦いながらひらめいたんだとしたら、もうセンスのかたまりとしか言いようがない。どっちでも、ありえないですよ、これ!
    ――もうすべてが「ありえない」ことになってないですか?(笑)。
    山田 たしかにね(笑)。ありえない攻防はそれだけじゃないですよ。・2度のローブロー、その伏線は堀口恭司の作戦変更にあった?・胴回し蹴りはなぜ当たったのか?・グローブの違いが問題にならなかった理由・「堀口くんがまたキックをやるとしたら、◯◯は面白いと思う」……続きは会員ページへ!
    この続きと、追悼・輪島、天心vs堀口、修斗対談、マクレガーvsハビブ……などの記事がまとめて読める「10万字・記事20本の詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • 「今日もダメだけど、まあいいか」と諦める……みんなボブ・サップを抱えて生きているのだ

    2018-10-05 12:54  
    76pt
    この記事はボブ・サップvs大砂嵐を語ったDropkickニコ生配信を編集したものになります(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できる過去記事】・【追悼KID】魔裟斗vs山本KID徳郁に見えた修斗四天王の輝き……・「浅倉カンナvsRENA」の素晴らしさをチェール・ソネン、巌流島から語ってみる・こんなスーパーファイトを待っていた! 00年代ノスタルジーなき堀口恭司vs那須川天心!!山本KID徳郁さんの追悼とも言える試合で、山本美憂選手は息子さんの山本アーセン選手と踊りながら入場してきたんですが、対戦相手のアンディ・ウィンもマイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」で完成度の高いダンスパフォーマンスで入場してきたじゃないですか。かつてKIDさんは大晦日に須藤元気さんと戦ったとき、元気さんの入場パフォーマンスに合わせるようにリング上で踊りあいましたよね。あのシーンをふと思い出したんです。美憂選手もアンディも踊りながらの入場はいつものことではあるんですが、とかく狙って炎上や拡散を狙う時代に、意図せず現在と過去の記憶が結びつくのって最高の演出ですよね。
    狙ってない演出でいえば、ボブ・サップなんですよね(笑)。大砂嵐に勝ってもらうはずの試合がまさかサップの人生劇場になるとは、マッチメイクした主催者も想像してなかったですよね。会場のお客さんたちも、台風の影響で電車が20時に止まっちゃうから「1ラウンドで終わってくれ」くらいの感覚で見てたはずで。
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  • アメリカMMAサイトでRIZINが報道されない理由 / ジョン・ジョーンズいきなり怪気炎

    2018-10-05 12:32  
    72pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「アメリカMMAサイトでRIZINが報道されない理由 / ジョン・ジョーンズいきなり怪気炎」です!【1記事50円から購入できるオススメ記事】・追悼、山本”KID”徳郁 米国からも押し寄せる悲しみの声・やばいUFC:ジョン・ジョーンズ減刑の本当の理由 / ハビブのロシアン・コネクション・レスリングオブザーバーのスターレーティングとは何か・米インディプロレスの記念碑的祭典『ALL IN』で起きたこと堀口対那須川の一戦が話題を呼び、また期せずして山本“KID”徳郁の追悼大会ともなったRIZIN.13。ただ米MMAメディアでは例によって、淡々と試合結果を伝える報道が見られた程度で、これといった話題になっていない。中には、ボブ・サップ対大砂嵐の第3ラウンドで、両者がガス欠を起こして立ちすくんでいる30秒程度のシーンだけを切り取って、「Oh My God」などとキャプションをつけたTweetだけで済ませる記者も現れる始末である。そのシーンだけで大会を語るというのは、興味が薄いというより、悪質というべきだろう。
    そんな中で個人的には、Luke Thomas記者のTwitter上での議論が興味を引いた。きっかけは、ある(おそらく)アメリカ人ファンの次のようなTweetだった。
    MMAニュースサイトが今夜のRIZINを全く報じていないのは驚くべきことだ。カードは充実しているし、観客数はほとんどのUFCイベントより多い。一体どうしたというんだ?
    これに対しThomas記者はこう返している。1. JMMAを報じてもROI(投資収益)がゼロである(メリットが何もない、という意味)
    2. JMMAについては英語で海外メディアに発信する現地記者が極めて少ない(もっともこのことはかつては問題ではなかったのだが)
    3. ブラジルと違い、多くの主要MMAサイトは日本に通信員を持っていない。
    4. 長年にわたって影響力が低下しているので、関心も低下している。
    これに対して別のファンが次のように問いかける。
    JMMA全般については指摘の通りだとしても、RIZINは少し違うのではないか。日本でメインストリームのビッグカードだし、アメリカのファンにも無関係とはいえない。デミトリアス・ジョンソンのことを報じる以上、グーチ(アメリカのMMAファンが好んで使う堀口の愛称である)がアジアで戦っているというだけで無視することはできない。
    Thomas記者の返信はこうだ。

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  • 【追悼KID】魔裟斗vs山本KID徳郁に見えた修斗四天王の輝き……

    2018-10-03 19:23  
    72pt
    この記事は山本KID徳郁の死を語ったDropkickニコ生配信を編集したものになります(語り:ジャン斉藤)【関連企画】
    追悼、山本”KID”徳郁 米国からも押し寄せる悲しみの声■MMA Unleashed
    山本KID徳郁さんが癌により、お亡くなりになりました。KIDさんは2年前から癌と戦っていたそうですが、ちょっと前に週刊誌が報道するまで、闘病中であることは世間に漏れてきませんでした。正確にいえば、KIDさんは表沙汰にする気はなかったんですが、自分の意に反して報道されてしまうことを知り、その前に自ら発表したんですね。癌であることを伏せたまま治療し、またUFCのオクタゴンに立ちたかったというKIDさん。ジムだけではなくRIZINやUFCの関係者にも伝えられていたのに、表面化しなかった。誰もがスクープを発信できるSNSの時代にですよ? KIDさんの意志を尊重する周囲との絆の深さを感じます。 
    KIDさんのことは何度か取材させていただいたんですが、一番印象に残ってるのは修斗のデビュー戦なんです。ボクがまだマスコミの世界に入る前のことで、後楽園ホールで観戦しました。2001年3月2日。この日付からピンとくる方がいるかもしれませんが、両国国技館で橋本真也のZERO-ONE旗揚げ戦と同日だったんです。両国国技館と後楽園ホール。どちらも最寄りは総武線の駅なんですが、両国と水道橋、どっちの駅で降りるか迷ったんですよねぇ。
    KIDさんは「凄い奴がデビューする」という噂だったし、ZERO-ONE旗揚げ戦も小川直也と三沢光晴の初絡み。橋本か、山本か……。気持ち的にはZERO-ONEに傾いてたんですが、新宿からだと水道橋のほうが先に着くじゃないですか。水道橋で降りちゃったんですよね。ところがその日の修斗は個人的にはそこまで面白くなかったんですよ。一方のZERO-ONEは大爆発も大爆発で。なのでKIDさんの試合を見るたびにZERO-ONE旗揚げ戦を思い出してしまう変な身体になっちゃったんですよねぇ。
    KIDさんの死はあらゆるメディアが報じていますが、KIDさんの活躍で中・軽量級に光が当たった……というのが一般的なストーリーなのかもしれません。それは大正解でもあり、ちょっと間違いもあるんです。どういうことかといえば、2000年代前後の修斗は、ファッションやサブカルと融合したことで若者に絶大な支持をされていて……。修斗は地上波で大々的に放映されていなかったのにけっこうな認知度を得ていて。KIDさんと戦った魔裟斗さんの自伝「青春」には、彼がキックをメジャーにするために全日本キックを離れたり、石井館長やテレビプロデューサーに直談判したり、そうやって必死に行動することになったきっかけは、あの時代もっとも洗練されていた修斗の存在に触発されたと記されているんです。