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記事 26件
  • 狂犬ディーン・アンブローズと呼ばれた男、その過去■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    2019-05-15 18:48  
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    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは狂犬ディーン・アンブローズと呼ばれた男、その過去です【1記事から購入できる関連記事】
    父親の名前はブライアン・ピルマン…あの背中を追って「WCWを潰した俳優」デヴィッド・アークエット、血まみれの贖罪 
    エディ・ゲレロ「空白の5ヵ月間」とその死……竹田誠志、米デスマッチトーナメント出撃! 「アメリカのファンをドン引きさせたい」

    ザンディグはどこに消えたのか……血と闇を抱えたデスマッチヒーロー血の雨が降る! アメリカの夏、デスマッチの夏に大日本が参戦10メートルの高さから、蛍光灯と有刺鉄線の塔へ飛び降りろ!CMパンク、おまえはそんなところで何をやってるんだ?【#MeToo】マイケル・エルガンはすべてを失ってしまったのかこれはなんだ? レッスルマニアの裏側で「2018年のUWF」開催!!アメリカのデスマッチキングは銀行強盗犯…ニック・ゲイジの最狂人生
    「時々、普通のプロレスをしていると、とても退屈に感じる時があるんだ。そんなとき、もっと暴力的で、もっと血を流して、誰かを蛍光灯でぶん殴るような試合をしたくなるんだ」
    これは、人気ユニット「ザ・シールド」の一員として活躍し、WWE王座のベルトも腰に巻いたディーン・アンブローズが、インディー時代に残した言葉だ。
    ニックネームは「狂犬」。
    先月4月末をもってWWEとの契約が終了。早くも翌5月1日は、WWE入団前のインディー時代に使用していた「ジョン・モクスリー」に名前を戻し、ツイッターでは、今後の新たな活動を予告するかのようなビデオを投稿。ファンの想像を掻き立てている。
    新団体AEWに参戦するのではないか? はたまた、実はWWEに復帰するストーリーが用意されているのかも?などなど、人気選手なだけに様々な憶測が飛び交っているが、ツイッターに投稿したビデオの最後には、有刺鉄線を腕に巻きつけ、手には血が付着している映像となっており、インディー時代にデスマッチで、血まみれになっていた場面を思い出してしまった。あらためて、ディーン・アンブローズと呼ばれた男のこれまでを振り返ってみたい。
    ジョン・モクスリー、本名:ジョナサン・グッド。1985年12月7日生まれ。アメリカ・オハイオ州シンシナティ東部の危険な地域で育った。物心ついたときにはすでに父親はおらず、女手一つで育てられたが、母親はアルコール&ドラッグ中毒だった。

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  • 【脅威の新人】GAEA JAPANという青春■加藤園子インタビュー

    2019-05-13 12:38  
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    GAEA JAPANの「驚異の新人」とは何だったのか? 長与千種が1995年に旗揚げした女子プロレス団体GAEA JAPANの1期生としてデビューした加藤園子インタビュー。17000字でお届けします!【1記事から購入できる関連記事】
    前川久美子「どっちかが死ぬんじゃないか…と思う試合はいくらでもあった」
    全女イズム最後の継承者・高橋奈七永インタビュー「リングの中でも外でも潰し合いでした」神取忍インタビュー「ジャッキー佐藤シュートマッチの真実」「北斗晶」「ブル中野」……「全女ビル」最後の新人が見た伝説の団体とは?/南月たいようレフェリー【アジャコング インタビューシリーズ】①「あの頃の全女はAKB48やジャニーズだった」②恐るべし全女の異種格闘技戦/ダンプ松本、究極の親分肌③偶然と必然が折り重なった「アジャ様」覚醒の瞬間④ブル中野・2年間戦争/バイソン木村との哀しき別れ⑤対抗戦ブームの終焉と全女退団……⑥さらば! 私が愛した全日本女子プロレス――加藤さんがプロレスを始めたきっかけはなんだったんですか?
    加藤 私はクラッシュギャルズ(長与千種&ライオネス飛鳥)ですね。小学校1年生のときにクラッシュギャルズが歌っている姿をテレビで観たのがきっかけです。もともと叔母がプロレス大好きで。叔母さんの家に遊びに行くと、いつもプロレスを見ていたんですよ。でも、男子プロレスに興味はなかったし、小学生はどうしてもアニメのほうが見たいじゃないですか。だから「プロレスじゃなくてアニメを観たいのに!」って。でも、あるとき女子選手がリングの上で歌っていたのが凄く衝撃的で。「これはなんだ!?」って。
    ――それだけのインパクトがあったんですね。
    加藤 たしか、あのときは全女の中継の前に、ロボコンだったかなあ。特撮キャラクターの番組にクラッシュギャルズが出ていたんですよね。そのあとに全女の女子プロ中継で歌って戦って……という感じだったと思うんですけど、そこで私の何かが撃ち抜かれました(笑)。
    ――そこから女子プロ入りを目指したんですか?
    加藤 そうですね。中学生卒業の時点でプロレスラーになりたかったんですけど、当時はオーディション通過の基準が身長160~165センチで。私は背が低かったこともあったので、親は鼻で笑う感じでした。なので普通に高校に進学して。当時の私たちのアイドルは光GENJIだったんですけど、光GENJIと同じぐらい女子プロレスに熱中してましたよ。いわゆる追っかけですよね。
    ――相当熱烈に追っかけていたんですか?
    加藤 長与千種のファンクラブに入ってましたから。長与さんはもう引退されてたんですけど。
    ――ファンクラブの会員は何人ぐらいいました?
    加藤 ファンクラブのツアーでどこかに行くとなると、観光バス4~5台ぐらい出ていたので、200人以上はいたと思います。
    ――引退してもそのパワー! 
    加藤 クラッシュギャルズの2人が引退されたのは私が中学校のときですよ。私が高校生のときも人気はまったく衰えていなくて、そのぐらい熱いファンがいましたね。何かの集いや催し物があると必ず行ってましたね。映画撮影やテレビ撮影の観覧希望を出したり。
    ――本当に長与千種マニアだったんですね(笑)。
    加藤 私、オタクなんですよ。何か一つを好きになるともうダメ。その体質はいまでも変わってないんですけど。実家は愛知県の春日井だったんですけど、あんまりプロレスの巡業が来るようなところじゃなくて。いまみたいにネットで情報を集められるわけじゃないので『週プロ』や『ゴング』とか雑誌でチェックしていました。そのときに好きだったのが全女とJWPだったので、愛知県内に来るとわかったらすぐにチケットを買ってましたね。
    ――それだけ情熱があるのに、体格の問題をクリアできなかったのは大きな悩みだったんでしょうね。
    加藤 でも、当初は身長160センチに届いていないチャパリータASARIさんが、身長の制限を破って全女に入門したことが衝撃的だったんですよ。「じゃあ、私もできるじゃん!」と。たぶん、私の記憶では身長の壁を破ったのはチャパリータASARIさんが初めてだったんですよね。
    ――チャパリータASARIの登場は革命的な出来事だったという。
    加藤 ただ、将来は現実的なところでいうと体育の先生になりたいなと思っていたんです。あとは「大人になったら絶対にゴルフが必要だから」ということで父親にゴルフも習わされていて。それとは別に父親は宝塚も好きだったので、宝塚を観にいく機会もあって、そっちにもハマってましたね。
    ――かなり多趣味ですね、お父さんも含めて。
    加藤 でも、両親ともプロレスは大っ嫌いなんですよ! だから、父親は高校卒業後の進路を決めるときに「大学は出なさい」と。でも私は大学に行く気がなくて、プロレスに入りたいと言ったんですけど、大学かせめて宝塚ならいいという感じで。身長が低いし、宝塚なんか入れるわけないんですけど(笑)。
    ――宝塚も相当な難関ですよね(笑)。
    加藤 父親はプロレスが相当イヤだったんでしょうねえ。でも、私は長与千種さんが新しい団体を旗揚げするという情報をファンクラブの集いで知っていて。
    ――GAEA JAPAN旗揚げの情報をすでにキャッチしてたんですか?
    加藤 いや、まだGAEA JAPANという名前は出ていなかったんですけどね。その頃、長与さんは現役復帰されてJWPには上がっていたんですよ。だから私は「長与さんが上がる団体がいい」ということでJWP入門を考えていたし、やっぱり全女もブランドのある団体だし……と迷っていて。長与さんが新団体を旗揚げするという情報を知ったのは、ちょうど高校を卒業する年だったんです。
    ――それは運命を感じますねえ。
    加藤 だから「GAEAは長与さんが私のためにつくってくれた団体なんだ!」って(笑)。
    ――ガハハハハハ!
    加藤 凄いでしょ?(笑)。でも、ちゃんと根拠もあるんですよ。ファンクラブの集いでも長与さんは私のことは認識してくれてはいたので。
    ――200人以上いるファンの中でも加藤さんはかなり目立つ存在だった。
    加藤 私が最初にファンクラブに参加したのが15歳だったんですよ。でも、ほかの人は20歳を超えている女性陣が多くて。私だけちょっと若いし、部活もバリバリやっていてボーイッシュだったので、キレイなお姉さまたちが多い中ではちょっと目立ってたんですよね。
    ――若いのに一生懸命参加してくれて、長与さんも可愛がってくれたんですね。
    加藤 あるときファンクラブのイベントの最後に、長与さんに直接「じつはオーディションを受けたいと思っています」と直訴したんです。そしたら「履歴書を送りなさい」と。だから両親に内緒で履歴書を送ったんですよね。でも、その書類審査の合格通知が届いたんですけど、しばらく母親に隠されていたんですよ(笑)。
    ――親御さんの気持ちはよくわかります(笑)。
    加藤 届くはずの通知が来ないから、こっちは「どうしよう、会社に確認しようかな? でも落ちているかもしれないし……」って凄く困ってて。仕方がないから恐る恐る母親に「なんかさ、私に届いてなかった?」と聞いたんです。そしたら「座りなさい」と。
    ――それで家族会議が始まるわけですか。
    加藤 まず、ハガキを隠されたことに泣きながら抗議しました。そしたら父親が、オーディションを受けても背が低いからどうせ落ちるだろうと。それで納得して次の道に進めるんだったらいいんじゃないか……ということで、一度だけオーディションを受けていいという許可が出ました。
    ――オーディションはどこで行われたんですか?
    加藤 新横浜にあったGAEA道場です。そのときは150~200人ぐらいはいたのかなあ。高3の9月だったんですけどね。
    ――かなり多いですね。
    加藤 当時は対抗戦ブームのちょっとあとぐらいだったからですかね。それで女子プロのファンになって受けた人も多かったのかもしれないですね。
    ――オーディションの内容はどういうものだったんですか?
    加藤 腕立て、腹筋、スクワット、縄跳び、あとは自分の特技とか、まあ一通りですね。それから簡単なマット運動もあったのかなあ。何人かいっぺんにスタートする感じで、長与さん、KAORUさん、ボンバー光さんの前でやりました。あとはフロントスタッフの方もいたか。
    ――本番に向けては万全の準備もして。
    加藤 そうですね。家では腕立てとかもやっていたんですけど、こっちは緊張もしているし、ペースが違うんですよね。自分のペースでは50回腕立てできても、「はい、1、2、3、4……」と試験官のリズムに乗ってやらないといけなかったので。もちろんクリアはしたんですけど、楽々ではなく泣きながらやってました。
    ――合格したのは何人ぐらいだったんですか?
    加藤 1期生は13人デビューしているのでその13人と、あと補欠みたいな子もいましたね。参加者が150人ぐらいだとしたら1割程度だったと思います。オーディションに合格すると、そのあと10月頭ぐらいに親子面談みたいなこともあったんですよ。こっちは未成年だし、実家を出て入寮しないといけないので。でも、合格したのに父親は最後まで断固反対で、最後まで怒ってましたね。
    ――お母さんは違ったんですか?
    加藤 母親は諦めていたというか。私がどれだけプロレスが好きかを一番よく知っていたので。でも、私も「デビューして親孝行できればなあ」と思って入寮の準備をするんですけど……残念ながら父親は、12月23日の入寮日の1週間前に交通事故で亡くなっちゃったんですよねえ。
    ――ああ……。
    加藤 コンビニにある公衆電話でたまたま誰かとしゃべっていたら、そこに車が突っ込んできて……。父親は最後までプロレスに反対していたので、プロレスラーになった姿をどう見たのか……って。
    ――そんな不幸を乗り越えて12月23日に入寮されたんですね。
    加藤 1期生は先発隊が10月にもう入寮しているんですよ。1期生の先発隊が植松寿絵、永島千佳世、シュガー佐藤あたりかな。私を含めた後発隊が入寮したのが12月だったんですよね。後発隊のメンバーは私、里村明衣子、あと沼尾マキエとか。沼尾は辞めちゃったんですけど。
    ――沼尾さんはGAEAのドキュメンタリー映画『ガイア・ガールズ』で退団していく姿が描かれていましたもんね。
    加藤 ああ、そっか。辞めていくところが出てましたね。先発隊の中には入寮するために高校をやめちゃった子もいたんですよ。
    ――えっ! それはまたおもいきりましたねえ。
    加藤 だから後発隊にとっては「出遅れるんじゃないか……」と不安になったりもして。でも私は両親から高校卒業が最低条件だと言われていたので。
    ――後発隊の加藤さんからすれば、その3ヵ月に差を感じちゃうわけですね。
    加藤 そうなんです。先発隊に対しては劣等感がありました。同じ後発隊だった里村は中学生だったんですよ。
    ――そうか、里村さんは15歳で入団ですもんね。 冷静に考えると、中学卒業後にプロレス入りするって凄いですよね。
    加藤 でも、当時の女子プロ界にはまだ「高校卒業じゃ遅い」という雰囲気はあったじゃないですか。
    ――はい、そうですね。全然おかしくないというか。先発隊と後発隊の温度差というのもあったんですか?
    加藤 先発隊に対してはかなり引け目がありました。しかも、先発隊の子たちはちょっと都会の子が多かったので。永島とか中野ちひろという子も関東出身だったから「田舎モンをバカにしてるんじゃないか」みたいな劣等感があったことは、大人になってから本人たちにも言ったりしてましたけど。だって、まだみんな子供だったし。
    ――10代にとっての3ヵ月は大きかったということですね。
    加藤 だって里村が15歳でしょ、私が18歳、当時は植松が一番上で20歳とかだったのでね。
    ――GAEAの寮はどこにあったんですか?
    加藤 寮は道場と同じ場所にあるんですけど、新横浜近くの横浜羽沢というところです。1階に道場、2階に寮。部屋には二段ベッドが4台あって、ベッドの上だけが自分たちのプライベート空間でした。1期生全員がそこにいるから、13人が一緒に生活して。1人はすぐにやめちゃったんですけどね。
    ――当時はどんなスケジュールで動いてたんですか?
    加藤 まず、朝8時からトレーニングです。ランニングから始まって13時までびっちり基礎体力。そこから昼食ですけど、まず卵を10個食べて。
    ――卵10個?
    加藤 フフフフ。私が歌っている『コノヤロー』という歌の中にそういう歌詞が入っているので、よかったら聞いてください(笑)。卵10個食べたあとにご飯を食べて、昼休みは1時間しかないので早く食べて休んで。そこから夕方まで……そうですねえ、18時か19時、遅いときは20時までやってたかなあ。
    ――長い!
    加藤 午後の練習はリングトレーニングなんですけどね。ストレッチをしたあとにマット運動をやって。まったく受け身を取れない人の集まりだったので、とくにデビュー前は休み返上で。その1期生の中から数名が4月にデビューすることが決まっていたんですよ。
    ――入寮から3~4カ月でデビューって、かなり早いですよね。
    加藤 それは親子面談のときに会社からもう言われていた気がします。「新人は4月にデビューさせます。娘さんはその候補に入ってます」と。もしかしたら全員に言っていたかもしれないですけどね。だから、そこも席の取り合いですよ。実際、1期生のうちの半分しかデビューできないので。
    ――お話をうかがっていると、長与さんが育ってきた全女とはやり方がまったく違いますね。全女の場合、新人には練習もそんなにさせてもらえていないというか。
    加藤 全女の新人は雑用からですもんね。練習も、試合と試合のあいだにちょっとやるだけで。
    ――全女の新人の試合は押さえ込みが中心で、技は少しずつしか教えてもらえなかった。でもGAEAは受け身や技も教えていたんですね。
    加藤 手取り足取り教えてもらっていたので、真逆の教え方だったかもしれないです。もちろんメチャクチャ厳しかったですけど……本当につらかったです。
    ――練習を教えていたのは長与さんだったんですか?
    加藤 それぞれ役割が分かれていて、KAORUさんは基礎の受け身が中心で、長与さんはリング上でのプロレス、いわゆるプロレスリングですよね。で、ボンバーさんは基礎体力の監視役とか、あとは上下関係を教える役割だった気がします。
    ――プロレスラーとして育成しようという体制ですね。でも、その短い期間の中で辞めちゃう人もいたんですね。
    加藤 いました。ウチらが練習している横で「もう辞めたいです」みたいなことを長与さんたちに直談判している人たちがいましたね。逆に逃げ出すという子はいなかったですね。
    ――そういう辞め方も全女と違うんですね。
    加藤 そうかも。ちょっと柔道をかじってた子なんかは、地元では強かったのに、ウチらと同等の素人として扱われるじゃないですか。しかも、柔道とプロレスとは受け身も違うから、柔道のクセを正されていたんですよね。その子は、そういうのに耐えられなかったんじゃないですか?  あと4月のデビュー戦のふるいから落とされちゃったり。
    ――デビュー戦のメンバーは長与さんたち3人から見ての判断だったということですか?
    加藤 たぶん。練習を見てですかね。
    ――じゃあ、加藤さんは認められていたということですね。
    加藤 私は自分自身でも絶対に入ると思っていたので。なんというか、若い頃、調子に乗ってたんで(笑)。周りを見渡したときに「あ、私は入るな」と思っちゃったんですよねえ。
    ――ハハハハハハ!
    加藤 「私が入らないで誰が入るの?」 と。あとは私が「この人は入るだろうな」という人もエントリーされていたので、見る目はあったんだと思います。植松と、里村と、あとは私が入ると思ったのは永島ですね。
    ――中学校卒業したばっかりの里村さんがそこに入ってくるのがまた凄いですよね。あの頃、“脅威の新人”と言われていましたけど、その短時間で仕上げていたと聞いてさらに驚きです。
    加藤 入寮からの3~4カ月間は濃密でしたからねえ。私、若い頃には戻りたくないですもん。絶対にヤダ。いまが一番楽しい(笑)。あとはデビュー戦の試合は私と里村との対戦だったんですけど、「試合で拍手がもらえなかったら、その場でクビだから」と。
    ――えっ!?
    加藤 「おまえらの代わりなんていくらでもいるんだから」と言われながら練習していましたね。「つまらない試合をしてみろ。そしたらもう控え室には戻れないからな!」って。

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  • 『那須川天心ボクシング1000万円』青木真也ドタキャンは不穏試合的ではない

    2019-05-13 12:07  
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    この記事は「ONE Championship」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から買える関連記事】・ONE Championshipのことが130倍好きになる方法・生贄だったミルコ・クロコップはかくして総合格闘技のアイコンとなった・史上最高の引退試合……飯塚高史、無言でリングを去る・タイムトンネルからやってきたクロン・グレイシーという男のロマン・高田延彦RIZIN統括本部長の「迷走解説」問題・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である・「今日もダメだけど、まあいいか」と諦める……みんなボブ・サップを抱えて生きているのだいやあ、『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』が大変なことになっていますね。5月18日にAbemaTVでこの企画が生中継されますが、5月1日にその挑戦者を選ぶ挑戦者トーナメントが放映されて……詳しい結果は各自調査してもらうとして、「異種格闘技部門」で予選にエントリーしていた青木真也選手がリングに登場したものの、試合直前になって欠場を表明。5月17日にONEのシンガポール大会でライト級王座の防衛戦を控えている、という理由もあるんでしょうね。青木選手の代打として、人気放送作家でアウトサイダー王者の大井洋一さんがリングに上がり、なんとなんと2連勝で那須川選手の挑戦権をゲットしました。
    青木選手のドタキャンに怒る人も当然いますよね。「ONEの試合が控えているのにボクシングの試合に出るわけねえだろ」っていう見方はありますが、番組として出場を煽ってきたわけですから。
    でも、個人的には「まあ、このドタキャンはこれはこれでオッケーなんじゃないの?」という感じでした。バラエティ番組だから、オッケーだとは言いません。バラエティは何をやっても許される免罪符じゃないですし、バラエティとして面白いか否かはジャッジされるべきですから。ただ、このドタキャンは青木選手のキャラクターに合ってますよね。憎まれっ子世に憚るというか。だから「まあ青木選手らしくて、いいんじゃないか」と。
    ただですよ、青木選手はこのドタキャンについてプロレスを絡めて持論を述べてますが、そっちのほうがプロレス者として看過できないですよね。・青木真也が『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万』ドタキャン問題についてコメント・青木真也、ドタキャン批判に「説明はしないよ」 ONEタイトル防衛戦に向け覚悟「さらにハードに生きてやる」ドタキャンはいいけど、これをプロレスとか不穏試合的なものとして語るのはカンベンしてほしいですねぇ。何か騒がせたり、耳目を集めればプロレスだ、大勝利だ……とかターザン山本さんじゃないんですから。ここはちゃんと「プロレスと不穏試合」について解説したいと思います。
    まず、青木選手はまるでこのドタキャンを無効試合や不穏試合のように語っていますが、最初から仕組まれていたものは不穏試合には当たりません。このドタキャンは、「世紀の不穏試合」として語られている橋本真也vs小川直也のシュートマッチでなく、藤田和之vs佐々木健介のスリーパーフォール負け事件に近いのではないでしょうか。藤田選手がスリーパーを仕掛けたまま、スリーカウントを取られてIWGPのベルトを明け渡したズンドコマッチですね(笑)。
    その結末は、仕掛けた側でさえ予想してなかった衝撃的なものではなく、茶番感が出てしまったから批判されているのでないか。そのうえで批判的な反応に対して、自分の立場や思想をプロレスとして説明するのは……。猪木さんって何か仕掛けて大滑りすることが多かったんですけど、受け手の感受性のせいにはしなかったですからね。
    青木選手の「新日本は賛否を分かれるものを作りたがらない」という見方も「……あれ?」って感じがしますね。いまの新日本って、ファンのプロレス愛をくすぐるドキュメント性が強い仕掛けをやってるように見えるんです。たとえばイッテンヨンの飯伏幸太脳震盪事件だってザワザワする仕掛けですよ。
    そもそも不穏試合って歴史的に振り返ってみても、仕掛けが外れて失敗したケースがほとんどなんです。たけしプロレス軍団や海賊男だって本来の予定からは大きく外れたから暴動が起きたわけで、猪木さんは最初からはあんな混沌を狙っていない。青木選手は「賛否が分かれるから、レスラー自体が作るのを嫌う」って言ってますが、狙って仕掛けるものではないんです。意図的に不穏試合を作ろうとして、みんなに失笑されていたIGFという団体はありますけどね。天心vsメイウェザーくらいですよ、結果的に良い意味で不穏試合になったのは。この試合は「どうせメイウェザーが真剣勝負をするわけがないでしょ」と高を括って見てたところを……ですから。
    ただ、青木選手をかばうわけじゃないですけど、この企画は那須川選手はもちろんのこと、青木選手も被害者だと思うんですよ。じゃあ、何が一番問題だったかといえば……

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  • TAKAみちのくの新団体「JUST TAP OUT」は新日本の未来を担うか

    2019-05-10 12:32  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマはTAKAみちのくの新団体「JUST TAP OUT」は新日本の未来を担うかについてです!【1記事から購入できる「プロレス 点と線」シリーズ】

    ・新生ノア始動、マッスルとDDT、吉田綾斗が新日本のオファーを断る・石森太二の新日本プロレス参戦は既定路線だったのか

    ・「新日本プロレス内部対立」の噂とは何か?・男色ディーノはなぜ全裸になったのか〜DDT再出発とLGBT問題〜
    ――Zさん! ゴールデン・ウィークのプロレス界はどんな様子でした?
    関係者Z どこも盛況だったけど、あらためて新日本プロレスの一強ぶりがあきらかになった印象。新日本の凄さをまざまざと見せつけられた。
    ――あとの団体はどこも一歩抜け出せない感じですか。
    Z NOAHの後楽園ホールもお客さんは入った。リボーンが成功したとは言えるんだけど、とはいえ新日本との格差は歴然。大日本プロレスの横浜文体も入ったんだけど、大日本からすれば年間最大のビッグマッチになる。今年は両国も控えているけど、あの規模の興行をあたりまえのように連発するのが新日本だから(編集部注※すいません、大日本は毎年両国やってました!)。
    ――新日本と他団体って、ぶっちゃけ桁が2つくらい違ってきてますよね……。
    Z でも、他団体も安定はしてるんだよ。客足が落ちてるところはないし、だから変に大きな勝負に出るより現状維持の努力をしてるなって。要はどんなにギャンブルしようが天井が見えちゃってるし、その天井を突き破るパワーはいまのところない。
    ――新日本に追いつくには新日本並のパワーがないと難しいってことですもんね。
    Z ビッグマッチを増やすより、いまのビッグマッチを大事にする。いままで築き上げてきたものを守ろうってことだよね。その中でもDDTは比較的にギャンブル気味にやっている。後楽園ホールの2000円均一興行とか、今度の夏には大田区体育館の無料興行をやるし。
    ――DDTはサイバーエージェント傘下になってからプロモーションのやり方も大幅に変わってきましたね。
    Z ネットでバズらせるがひとつの目的になってる。ひじょうにいまっぽいけどね。アクセス数を稼いでどうプロレスに繋げていくのか。それよりもDDTはいまのところ本隊、BASARA、ガンバレ☆プロレス、東京女子プロレスの4つのブランドを回してるんだけど、興行数がガンガン増えてるからそこが心配かなあ。選手やファンがすり減っちゃうんじゃないかなって。
    ――GW中も板橋グリーンホールで毎日やってたような。
    Z DDT系にかぎらず、このGWのあいだ板橋グリーンホールでずっとプロレスの興行があったよ(笑)。あの箱は200人くらいだから比較的埋めやすいし、会場とは別の会議室みたいなところで物販ができる。後楽園ホールで興行をやる際も隣の展示場を借りて、興行後の物販をやったりする団体もあるけど、後楽園は借りる料金が高い! そう考えると収容人数的にも料金的にも板橋グリーンホールは、女子プロレスにとっては凄く使いやすい会場。たとえば昼と夜にそれぞれの団体の興行があったする。普通の会場だと昼の興行が終わったら、夜の団体が入る前に物販を終わらせないといけないんだけど、板橋グリーンホールは別の部屋が使えるから夕方近くまで物販ができる。

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  • 猿田vsパシオONE世界ストロー級タイトルマッチの裏側!■大沢ケンジ

    2019-05-10 12:13  
    76pt
    「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠のコーナー! 今回のテーマは猿田vsパシオONE世界ストロー級タイトルマッチの裏側です!【1記事から購入できるバックナンバー】
    ・打撃+レスリングを支える強靭なメンタル! 朝倉未来の強さを語る■大沢ケンジ

    ・【再録】平成最大のファンタジー「骨法」!!  矢野卓見、愛と悲しみの17000文字インタビュー・前川久美子「どっちかが死ぬんじゃないか…と思う試合はいくらでもあった」・昭和男OMASUKIが振り返る平成ベストバウト、そして令和へのたくらみについて

    ・おっさんMMAファン悶絶!! 日本の格闘技界を変えた平成ベストバウト■大沢ケンジ
    ――大沢さんのジム(和術慧舟會HEARTS)の猿田(洋祐)選手のONE世界ストロー級王座防衛戦はチーム・ラカイのジョシュア・パシオとの再戦でした。残念ながらKO負けという結果でしたが、猿田選手は待ちが多かったですよね。前の試合で猿田選手が積極的に攻めて主導権を握ってもジャッジの評価が割れたり、ONE代表チャトリがパシオの勝ちだと思っていたと発言したことも影響はあったんですか?
    大沢 やっぱり前の試合と同じ攻め方をしても、ONEの判定基準だとそこまで評価されないですよね。
    ――ONEのタイトルマッチは5R5分のトータルマストですね。
    大沢 しかもフィリピンはパシオの地元で超アウェイですからね。でも、本当は待つんじゃなくてジャブをもっと当てる作戦だったんですよ。前回の試合でパシオはなかなか前に出てこなかったですけど、距離が合ってなかったし、フェイントに引っかかってた。ジャブを当てていけば削れられて前に出てくるだろう……という戦略で。
    ――チーム・ラカイのファイターは基本的にカウンター狙いですよね。トータルマストのONEにそのファイトスタイルは合ってるという。
    大沢 だから前に出させるためにジャブを打とうと。でも、猿田はジャブが打ちきれなかったんですよ。それで猿田もパシオも前に出なかった。
    ――ジャブが打てなかったのはどういう理由があったんですか?
    大沢 簡単にいえば猿田は打撃が苦手だからです。苦手だとジャブを打つのが怖いんですよ。一発当てても試合が終わらないから。やっぱり試合を終わらせる打撃が打ちたいんですよね。
    ――精神的にも。
    大沢 大きいのが打てないことってストレスになっちゃうんですよね。本当はチョコチョコとジャブを当てて、相手がかかり気味になったところに大きいのを当てる。ジャブは心に余裕がないと打てないんです。
    ――「ジャブは心に余裕がないと打てない」……いい言葉ですね。胸に刻みます!(笑)。

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  • アメリカのプロレス女子悶絶!? トマソ・チャンパ/ジョニー・ガルガノのスラッシュストーリーとは何か

    2019-05-10 12:01  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはアメリカのプロレス女子悶絶!? トマソ・チャンパ/ジョニー・ガルガノのスラッシュストーリーとは何かです!!【1記事から購入できるDropkickバックナンバー】嗚呼、阿修羅・原……修羅ごときそのレスラー人生!!冬木弘道は「俺はやっぱり死ぬんだな」とニヤリと笑った…怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』



    なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期
    怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇 





    WWEのNXTブランドの人気選手に、トマソ・チャンパ、ジョニー・ガルガノがいる。クルーザー級のベビーフェイス同士のライバルとして登場しアスレティックな激戦を演じた両者は、次いでDIYというタッグチームを組んでタッグベルトを獲得、しかしやがてチャンパがガルガノを裏切りヒールターン、さらに深まる因縁と憎しみ、不思議な友情をベースにした濃密な名勝負数え歌を現在に至るまで継続中だ。昨年の6月の『Takeover: Chicago 2』で、チャンパが“シカゴ・ストリートファイト”というデスマッチ形式の乱戦を制した際には、チャンパがガルガノの指から結婚指輪を外して破壊するという意味深なシーンに目が釘付けになる人が続出したとされる。
    こうしたストーリー展開を満喫し、2人の仲が修復されることを祈って萌えてやまないアメリカのプロレス女子の間では、“スラッシュストーリー”の執筆が盛んになっているのだという。
    スラッシュストーリーとは、男同士の友情もしくはライバル関係を、ホモセクシュアルな関係と捉えて描写される物語のことで、古典的にはカーク/スポック(『スタートレック』)、ハリー/ドラコ(『ハリー・ポッター』)、シャーロック/ワトソンなどで大量生産されてきているものだという(2人の名前をスラッシュマークで分けて表記するから、スラッシュストーリーというのだ)。AU(Alternate Universe、二次創作、パラレル)ストーリーと呼ばれることもあるらしい。
    ファンが勝手に創作するこうしたフィクションは、『Archive of Our Own』『FanFiction.Net』といったサイトに多数掲載されている。
    プロレスを学術的に研究しようとする研究者やファンのためのサイト、『プロレス研究協会(Professional Wrestling Studies Association)』のReinhard氏によると、氏がリサーチした範囲で、上記2サイトにガルガノ/チャンパのスラッシュストーリーは25本掲載されているという。
    一体どんな内容なのだろうか。翻訳がこんなに恥ずかしかったことはないが、チラリとつまみ食いしていただこう。

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  • イリー・プロハースカvsキング・モーはどうすれば地上波で流れるのか?

    2019-05-07 19:49  
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    この記事は「イリー・プロハースカvsキング・モー」を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から買える関連記事】・ONE Championshipのことが130倍好きになる方法・生贄だったミルコ・クロコップはかくして総合格闘技のアイコンとなった・史上最高の引退試合……飯塚高史、無言でリングを去る・タイムトンネルからやってきたクロン・グレイシーという男のロマン・高田延彦RIZIN統括本部長の「迷走解説」問題・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である・「今日もダメだけど、まあいいか」と諦める……みんなボブ・サップを抱えて生きているのだイリー・プロハースカvsキング・モーのRIZINライトヘビー級タイトルマッチがメインイベントなのにフジテレビで地上波中継されなかったことで批判がされていましたね。
    Dropkickメルマガ31人の会員の皆さんは、カード順を見た段階で「ほほう……地上波は20時から22時まで。21時からセミの那須川天心の試合が生中継されるとなれば、21時30頃に選手入場が始まるイリーvsキング・モーのカードはPPVのみの放送だな……」と金田一耕助ばりに察したと思いますが、それでもイリーvsキング・モーの試合を多くの人たちに見せてあげたいと思うのはマニア心かもしれません。ただ、主催者やテレビ局側の立場もあります。『ポツンと一軒家』という新たな視聴率モンスター番組にイリーvsキング・モーで勝負するのってかなり厳しいですよね。ヘタしたら視聴率2パーセント以下を覚悟しないといけない……マジで! 
     ここではイリーvsキング・モーがどうすれば地上波で放送されるようになるか考えてみます。とは言いつつですね、ボクは以前から「RIZINに重量級はいらない!」と100億回くらい主張してきてるんですね(笑)。重い階級ほどファイトマネーはかかるし、人材もそこまで見当たらない。あのUFCだって稼働には苦労している階級です。そもそも重量級をやれば世間を振り向く……というのは根拠がないですよね。Dropkickメルマガ会員31人の皆さんのフェイバリット団体はIGFですからご存知だと思いますが、ヘビー級10選手を集めた2015年のIGF WORLD GPトーナメントの優勝者をおぼえてますか? ちゃんと見てましたか?って話で。IGFマニアのボクでさえ「うーむ……」という感じで見てましたけど(笑)、重量級のカードを組めば響くという話ではないと思うんです。
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  • 浜崎朱加×アミバ……雷神女王と女マネージャー(?)の女子格対談!

    2019-05-07 18:14  
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    RIZIN神戸大会で日米大決戦を控える浜崎朱加と、そのRIZIN女王を知り尽くす女子格闘家アミバ……まったくタメにならない女子格対談です! 【1記事から購入できる関連企画】藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」元祖・女子総合格闘家 高橋洋子がジョシカク黎明期を語る「いまは普通に試合があるから幸せですよね」ワタシが女子MMAを追いかけ続ける理由/映像作家シンシア・ヴァンス
    浜崎朱加×ジェシカ・アンドラージ「格闘技を続けない理由なんか、どこにもない!」
    朱里インタビュー「チャンピオンになって、ASUKA選手とプロレスのリングで再会したいです」【爆勝MMAデビュー】世志琥「プロレスラーとして、いつでも戦えるように準備していました」
    【セクシー公開計量の真実】中井りん正月独占インタビュー「恥ずかしいけど、RIZINでも頑張りました!!」
    藪下めぐみ〜ゼロゼロ年代のジョシカク〜 「私、総合格闘技の練習をしたことが一度もないんですよ」

    店員 ……ケーキセットのケーキは、チョコ、モンブラン、レイクドチーズ、レアチーズ、ショートケーキの中から選べます。
    アミバ 頼んだらちょっと食べる?
    浜崎 いらない。飲み物だけでいい。
    アミバ ホントにいらない? 
    浜崎 いらないって。
    アミバ じゃあモンブランで。朱加はモンブランが嫌いなんですよ。
    ――浜崎さんのことを知り尽くしてるんですね(笑)。こないだの雷神学園のイベントに浜崎さんが出演されましたが、榊原信行さんの要請でアミバさんも途中から出演されたじゃないですか。お話がかなり面白かったので全国の格闘技ファンにも届けたくて対談を組ませていただきました。
    アミバ ありがとうございます。よけいなことをたくさん言えるので嬉しいです!
    浜崎 ちょっとやめてよ。
    アミバ 朱加は口下手なんで、私が代わりにね。
    浜崎 たしかにあんまり喋りは上手じゃない。
    アミバ さっきも記者会見が終わったあとにRIZINオフィシャルの撮影があったんですけど、あまりにも喋らないからガマンができなくて。カメラが向いてないところからいろいろと口を出して(ペラペラペラペラ)。
    浜崎 ……。
    アミバ いやいや、かすかに佐藤大輔さんはを私のことを待ってる感は出してたよ。私に口を出してほしかったのかなって。
    浜崎 さっき控室で天心くんが「あの人(アミバ)……いっつもいますよね」って怪訝そうに言ってたよ。「あの人」呼ばわり。
    アミバ えっ、それホント……??? 気にしてくれて嬉しい!
    ――ガハハハハハハ! 天下の那須川天心が私のことを気にしてる(笑)。
    浜崎  裕子(アミバの名前)は格闘技好きでMMAを始めたので。PRIDEを見ていたから。
    アミバ こないだのRIZIN横浜大会でRENAちゃんのセコンドについたんですよ。そのとき榊原さんが「浜崎、6月は頼むよ」みたいに声をかけてきたんですけど、そのあと私の方も見て「アミバは6月は……大丈夫です!」って。それは「いらない」って意味なんですけど、榊原さんにアミバと呼ばれたことだけでも嬉しくて!
    ――榊原信行がアミバって認識している(笑)。おふたりはいつ頃からの関係なんですか?
    浜崎 私がAACCに入ってからなんで10年近くになりますね。週1くらいしか練習に行ってなかったので、最初は全然距離があったよね。
    アミバ 浜崎の印象はやってないのに強いなっていう。ムカつくことに一本取らせてくれないんですよ。柔道をやっていたとはいえ、始めたばかりなのに全然取れないから。距離が近くなったのは、どっちも性格が悪いからなんですよ。
    浜崎 性格、悪くないでしょ(淡々と)。
    アミバ (無視して)最近「浜崎は性格がいい!」なんて言われてますけど、これだけは認めてほしい。性格は悪いですっ!(大声で)。
    浜崎 営業妨害ですよね。こうやってイメージを悪くする。
    アミバ たとえばみんなが集まってるところで絶対に笑っちゃいけないことが起きたとするじゃないですか。私は笑っちゃうんですけど、こっちもゲラゲラ笑ってるんですよ。
    ――告別式なのに爆笑しちゃう蛭子(能収)さんみたいなもんですかね(笑)。
    浜崎 うーん、たしかに笑っちゃダメな状況で笑っちゃいますよねぇ。
    アミバ 2人とも性格が悪いから、笑いのツボが合うんですよ。
    ――2人が出会った10年前って、女子格もそこまで活気があったわけじゃないですよね。
    アミバ 私が格闘技にハマったときはPRIDEやK-1が盛り上がってて、格闘技を始めたときは地上波がなくなって沈んでましたね。女子格はもともと大変だったと思いますけど。
    浜崎 私はスマックガールや選手の名前もよく知らなくて、運動不足解消のために始めたんですけどね。
    アミバ あの頃のAACCはいまより女子の会員が多かったんですよ。私はもともと大久保にあったDEEPジムに通ってたんですけど、女子がたくさん練習しているAACCに行かせてくださいってことで。あたりまえのように毎日女子が10人くらいはいたよね?
    浜崎 いた。
    ――いまはどこのジムにも女子が通いやすくなってるところがあるんでしょうね。
    浜崎 一時期、裕子と2人きりで毎日練習してたときがあったよね。
    アミバ 性格の悪い2人しかいなかった(笑)。浜崎 DEEPが大晦日にさいたまスーパーアリーナでやったときに、私、試合(V.V Mei戦)だったんですけど。練習相手が裕子しかいなくて。あんときはつらかったなあ。
    アミバ コイツしか相手がいないみたいな言い方!

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  • 鉄のノドを持つ男・大沢ケンジがGacktのRIZIN解説問題を語る

    2019-05-03 12:01  
    72pt
    「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠のコーナー! 今回のテーマはGacktのRIZIN解説問題です!【1記事から購入できるバックナンバー】・おっさんMMAファン悶絶!! 日本の格闘技界を変えた平成ベストバウト■大沢ケンジ・【格闘技実況新時代】西達彦アナウンサー「格闘技を伝えるということ――」・打撃+レスリングを支える強靭なメンタル! 朝倉未来の強さを語る■大沢ケンジ

    ――大沢さん!GacktのRIZIN解説問題がけっこうな騒ぎになってます。解説界の第一人者としてご意見を聞かせてください。
    大沢 GacktはRIZINの解説をやめることを宣言したんですよね?いやあ、いろいろと身につまされる話ですよねぇ。ボクなんかシュートボクシングのAbemaTV中継にも解説として呼ばれてますから。「大沢、おまえシュートボクシングなんかやってないだろ!」って話なんですけど(笑)。
    ――ハハハハハハハ! 大沢さんはAbemaTV格闘技番組の顔みたいなところもありますよね。
    大沢 まあ、ボクの場合、よく言われる文句は「うるさい!」ってやつなんですけどね(苦笑)。今回のGacktの件もそうですけど、「やったことないくせに出てくるな」って視聴者が言いたくなる感情は全然しょうがないと思うんですね。ただ、「芸能人を解説に入れるのは格闘技だけだ」って声もありますけど、そんなことはないですよ。プロ野球の中継だって芸能人は入ってますからね。
    ――中居(正広)くんや亀梨(和也)くんとか。
    大沢 サッカーだって手越祐也や加藤浩次が呼ばれたりしてますしね。
    ――フィギュアスケートなんて松岡修造がごく自然に溶け込んでますからね(笑)。

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  • ロンダ・ラウジーが去ったWWEで女王の座を継ぐ者、ベッキー・リンチとは何者か

    2019-05-03 11:27  
    81pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはロンダ・ラウジーが去ったWWEで女王の座を継ぐ者、ベッキー・リンチとは何者かです!!【1記事から購入できる4月バックナンバー】・昭和男OMASUKIが振り返る平成ベストバウト、そして令和へのたくらみについて
    ・MMAファンのためのレッスルマニア案内:ロンダ・ラウジー、いよいよマニアのメインイベントへ!
    ・スキャンダル祭り! 春のMMAスター近況㊙報告

    ・カルト人気上昇中! ベアナックル・ボクシングとは何か■MMA Unleashed
    レッスルマニア史上初の女子戦メインイベント、『レッスルマニア35』(2019年4月7日)で行われたロンダ・ラウジー対ベッキー・リンチ対シャーロット・フレアのトリプルスレット戦は、“The Man”ことリンチがラウジーを抑えて勝利を飾り、女子Raw王座・SmackDown王座の2冠を獲得した。
    敗れたラウジーは4月22日に自身のウェブサイトで公開した動画で、今後は子供作りに注力していくため、無期限でWWEマットを離れる旨を発表した。
    ブラウジー・エイカーと名付けた自ら所有する牧場のポーチで、夫のトラビス・ブラウンとともにリラックスした様子で語るラウジーは、子供作り優先が最初からの計画だったこと、WWEでの活動はもっと短期間で終了するはずだったが、余りに楽しすぎたために予定よりも長く活動することとなったことなどを明かしている。
    「私の方からWWEに、(2018年4月の)レッスルマニアから11月頃までプロレス活動をさせてもらえないか、とお願いしたのがきっかけだった。子供作りに励むことは前から決めていたことで、大好きなプロレスをすることは、ちょっとした回り道のつもりだった。でもWWEでタイトルまで取って、さらにマニアの女子戦メインイベントが真剣に検討されるようになったので、私ももう少し続けることにした。結局丸1年、全生活を捧げることになった」
    「今後の活動については、まずは子供を作りたいと思う。子供がいるということがどういうことなのかは、私自身にもまだ分からない。かわいい子供に参ってしまって、子供以外のことはどうでもいいと思うかもしれない。その場合には、皆さんとはこれでお別れになる。あるいは私の母のように、妊娠8か月までトレーニングを続け、出産後6週目で柔道で優勝したりするかもしれない。まあ、私は母と同じようにはしないと思うけど、とにかく今後のことは分からない。将来どんなふうに感じるかが自分でも分からないのに、将来についての約束はできない」
    MMAからもきっぱりと身を引いたラウジーのことである。本人がこう明言した以上、再びWWEマットに上がることは当面はなさそうだ。ただ、これまでのように他のレスラーと一緒にハウスショーにまで帯同してフルタイムレスラーとして働くのは無理でも、ブロック・レスナーやジョン・シナのように、ビッグマッチ限定で特別出場するという選択肢もありうる。まして今はTwitterだけでも存在感を示し続けることはできるのだ。0%か100%かではなく、家庭生活と両立するようなバランスを見つけて、これからもファンを楽しませてほしいものだ。
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