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記事 25件
  • 【衝撃の日本襲来!】血と狂気のGCWを語ろう!■吉野恵悟レフェリー×タカ中山

    2019-09-19 11:35  
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    タカ中山氏と吉野恵悟レフェリーGCW中毒者が続々と発症中! 噂のアメリカのプロレス団体『GCW (Game Changer Wrestling ゲーム・チェンジャー・レスリング)』が新木場1stRINGで2日間に渡って日本公演を開催。動画撮影オッケーということもあってSNSで血と狂気が飛び散る衝撃的な試合をご覧になった方も多いのではないだろうか。興奮さめやらぬ中、同大会にレフェリーとして参加した吉野恵悟氏と、DropkickメルマガでGCWのヤバさを伝えてきたタカ中山氏にGCW日本公演を熱く振り返ってもらった。【1記事から購入できる関連記事】・地獄の軍団GCW来日大作戦インサイドレポート・決勝戦が途中で中止!? GCW血まみれの奇跡・葛西純がアメリカで吠える!「GCWのクソ野郎ども!お前ら日本に来たいのか?・デスマッチ仁義なき戦いに警察も出動! GCWシュート事件とは何か――新木場1stsRINGで2日間開催された日本大会のレフェリーを務めた吉野さんと、DropkickメルマガでGCWの関連記事を執筆していた中山さんに、今回のGCWの衝撃について語っていただきたいと思います。
    吉野 凄い2日間でしたね(笑)。
    中山 ホント凄かったです。私がこれまで見た興行の中で一番と言っていいかもしれません。“GCWロス”になってますよね。
    吉野 ボクもいろんな団体で仕事をしてるので、お客さんの顧客満足度なんかを気にしてるんですけど、今回のGCWは間違いなく高かったなって。 ボクは今年4月のレッスルマニアウィークのときにGCWのジョーイ・ジャネラがやっていた『スプリングブレイク』という大会に関わって、それがGCWとの初めての遭遇だったんですが、あのときも衝撃を受けましたよね。「なんだ、このイカれた集団は!?」って(笑)。
    中山 裏レッスルマニアの中でGCWグループは1日に2~3回興行をやってましたね。深夜にも興行をやったり。
    吉野 ニュージャージーのホワイトイーグルホールというコンサート会場でたしか4日間で11興行やってたんですよ(笑)。中にはずっと張り付いてる熱狂的なGCWファンがいて。エアビーアンドビー(民泊サービスシステム)で会場近くの家を借りて、そこで仮眠を取ってシャワーを浴びてきたり。
    中山 GCWはそれだけファンの求心力がある団体ってことですね。
    吉野 アメリカにはWWEを筆頭に素晴らしい団体がたくさんありますけど、GCWが生活の一部になってるファンがいるなって。今回の日本大会が凄かったことで、日本にもそういう層が増えたことは間違いないですね。
    中山 正直、今回日本大会をやるまではGCWの存在ってほとんど知られてなかったですからね。葛西(純)選手や竹田(誠志)選手が出るからってことで、チケットを買ったファンも多かったと思うんです。
    吉野 葛西選手も出るし、葛西選手自身もGCWを楽しみにしてみるから行ってみようか……ってノリで見に来たFREEDOMSのファンが完全にGCW中毒になってる。
    中山 アメリカのデスマッチといえば、大日本プロレスと提携していたCZWが有名ですけど、アメリカではGCWはもうCZWを追い抜いていて。今回の興行で日本でもその印象を植え付けましたね。
    吉野 日本のキャパシティを作りましたよね。 
    ――GCWの中毒性はどこにあるんですか?
    吉野 バックヤードスタイルの団体はアメリカに点在してるんですけど、GCWの場合はやることがきちんとしてるってことですね。メジャーに近いインディーというか、団体としてしっかりしてるんですよね。オーナーのブレット(・ローダーデール)ってもともとWWEの社員だったんですよね。だからハチャメチャに見えて、じつはプロレス団体としてしっかりしてるんです。
    ――ただ危ないデスマッチをやってるだけじゃないんですね。
    吉野 違いますね。危ないことだけやってる団体ってたくさんありますけど。
    中山 GCWはデスマッチ以外にも面白い試合はたくさんありますからね。
    吉野 そうなんですよね。GCWでしか見られない面白い試合が多いのかなっていう気はしますね。
    中山 いまAEWに出ているジョーイ・ジャネラやマルコ・スタントなんかはGCWが発掘してきてますからね。AEWの登竜門的な位置にもなりかけてますよね。
    吉野 たしかにAEWのロースターってGCWで名を挙げた選手が多いですよね。わかりやすい言い方をすると、GCWって初期FMWみたいなイメージ。 初期FMWはデスマッチが売りでしたけど、それだけじゃなかったですよね。
    中山 いわゆる「おもちゃ箱をひっくり返したプロレス」ですね。
    吉野 そのイメージです。ボクのプロレスの入り口はFMWだったこともあって、GCWを見てると凄く楽しいんですよ。
    中山 GCWで活躍している選手たちは子供の頃からFMWやW★INGのビデオを見て育ってるんですよね。
    吉野 ジョーイ・ジャネラがプロレスラーを志したきっかけは、サスケ会長と大仁田(厚)さんが安比高原でやったノーロープ有刺鉄線電流爆破地雷ボードデスマッチ。あの試合をビデオを見て衝撃を受けてプロレスラーになったんですよね。
    中山 ジャネラが「サスケが死んでしまった!」って友達に言いまくったやつですね(笑)。
    吉野 ジャネラは去年ニューオリンズでサスケさんとシングルマッチをやったんですよね。最近AEWでもサスケ会長ばりに樽を使った自爆ムーブをやったり、「この人は何をしてるんだろう??」とみんな興味が湧いてくるというか。ジャネラは今回FREEDOMSの広島大会にも出たんですけど、地方では無名じゃないですか。 日本人とのタッグマッチだったから「これはジャネラはシンドイかな……」と思っていたら、最終的に日本人選手よりも人気がありましたからね(笑)。
    中山 やっぱり AEWに引っ張りあげられる選手ですからね。華があるというか。
    吉野 「あの人、面白いし、かっこいい」って何か目に入ってくるんでしょうね。
    中山 今回のGCWは女性ファンが多かったですね。アメリカでは考えられないです。選手と一緒で荒っぽい男たちが会場にくるんですけど(笑)。
    吉野 アメリカは野郎のファンばっかですもんね(笑)。日本の場合は葛西さんの自主興行とかも女性のファンが多いですから。デスマッチにかっこよさを求める女性が多いってことですね。 
    この続きと、朝倉海、ケンドー・カシン、ボクシング解放、狂気GCW、AEWベルト盗難などの記事が550円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1817475この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事85円から購入できます!
     
  • ドラゴンゲートで起きた「幸せなシュート事件」とは何か?■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2019-09-19 11:10  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマはドラゴンゲートで起きた「幸せなシュート事件」とは何か?についてです!【1記事から購入できるバックナンバー】

    ・日本のプロレスを変えた「浅井嘉浩」という男■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」・ウルティモ・ドラゴンの偉大なる功績を再検証する■斎藤文彦INTERVIEWS
    ・男色ディーノはなぜ全裸になったのか〜DDT再出発とLGBT問題〜
    ――Zさん、おひさしぶりです。
    事情通Z ひさしぶりだねえ。最近のプロレス界はとくに大きな動きはないよ。それよりも来年のほうが問題!
    ――IGFがパン屋になるくらいですから、来年のことなんて考えてる余裕はないですよ!
    Z IGFがパン屋ってすげえ気になるがスルーするけど、東京オリンピックの影響による会場問題ですよ。五輪シーズン時は都内近郊の会場がどこも埋まっていて、新日本プロレスのG-1クライマックスが秋開催の噂もあるとか。
    ――RIZINも本当は10月13日に横浜アリーナでやるはずだったんですよ。それが地上波中継の関係で前日の12日にズレてたんですが、来年の会場優先使用権のためになんとかして横アリを使わなきゃいけないみたいで。
    Z どこも大変だなあ。オリンピック中に会場を抑えられても、都内はどれくらいの混雑ぶりなのか。テロ警戒で警備厳重になるだろうし、交通網が麻痺して正直新木場ですら行くのが難しくなるかも……という声が挙がってるんだよ。
    ――見るからに怪しい格好のプロレスファンは職務質問の嵐で会場に辿り着けないかもしれない!
    Z どんな偏見だよ! オリンピックシーズンの前後3ヵ月はドタバタするかもしれない。じゃあ地方で興行を打てばいいって話だけど、地方で大きな興行でるところは限られてきちゃうから。もしG1が秋開催になったとする。これまでは夏は大人しくして秋にビッグマッチをやる流れがあったけど……そういう問題もある。
    ――興行のバッティングといえば、NOAHが1月4日&5日に後楽園ホール2連戦。新日本のドーム2連戦にぶつけてきましたね。
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  • 「死ねばよかったのに」……デスマッチ大論争大勃発!■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    2019-09-16 11:55  
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    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは「死ねばよかったのに」…デスマッチ大論争大勃発!です!<1記事から買える関連記事>・米デスマッチをこよなく愛す、155センチ世界最小デスマッチレスラー佐久田俊行・デスマッチファイターはタトゥーアーティスト・怪物フランケンシュタインのYoutube・勝つか死ぬか……超マジメ人間のデスマッチ論・決勝戦が途中で中止!? GCW血まみれの奇跡・ツイッターを凍結させれられた人喰いプロレスラー・狂犬ディーン・アンブローズと呼ばれた男、その過去・WWEのトップヒール、ケビン・オーエンズ……あの頃、クラブハウスで「今の人たちは、皆、総批評家だ。そして、そういう人たちの声はでかい。デスマッチを嫌いな人に、デスマッチは素晴らしいと伝えるのは、とても難しいよ」
     GCW日本大会で人気を博したGレイバーに悲劇が訪れたのは、アメリカへと帰国した翌日8月30日(現地時間)のことだった。
     その日シカゴの会場では、GCWとBLPの共催大会「2 Cups Stuffed 」を開催していた。9人が参加するハードコア戦の試合中、Gレイバーは、同じく日本大会に参加していたジミー・ロイドと脚立に登るスポットを展開していた。
     2台並べた脚立の上には蛍光灯の束が横たわっている。高さ3メートルはあろう脚立の上からGレイバーをブレーンバスターで下に落とそうとするロイドだったがバランスを崩し、Gレイバーの左肘が蛍光灯に当たり、本来とは違うタイミングで割れてしまった。そして、運悪く、蛍光灯の割れた切っ先が、Gレイバーの左腕に突き刺さった。
     そのままリングに落下したGレイバーの腕からは、おびただしい量の血液が流れ出し、尋常でない出血と痛みに身の危険を感じたGレイバーは、試合途中であったが、リングを降り、よろけるような足取りで、バックステージへ急いだ。つい数日前まで、日本で大歓声を浴び、嬉しそうに顔をほころばせていたGレイバーの姿はそこにはなく、悶え苦しむ表情を見せていた。
     すぐさまジョーイ・ジャネラの運転する車で病院へと搬送され、応急処置をしたものの、左上腕部の内側を深く切り、神経が切断され、腕を動かすことができず、感覚すらなかった。想像以上に深刻な怪我に落ち込むGレイバーであったが、さらに追い討ちをかけるような醜いツイートを目にしてしまった。
    「ファンはあの馬鹿(Gレイバーのこと)が、出血多量で死ぬところを見たかったんだろう」
     この問題発言ツイートの主は、ジム・コルネット。
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  • 【プロモーター論】榊原信行は朝倉未来に怒っていたのか

    2019-09-16 11:29  
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    この記事は「榊原信行は朝倉未来に怒っていたのか」を語ったDropkickニコ生配信を編集・再構成したものです(語り:ジャン斉藤)・朝倉未来「メリットがないからモチベーションは低かったかもしれないですね」
    ・【大沢ケンジ徹底分析】なぜ堀口恭司は朝倉海に攻略されたのか?・笹原圭一RIZIN広報が最高に面白かったRIZIN.17を自画自賛1万字で振り返る!
    ・「ミスター・プロレス」ハーリー・レイスの偉大さを知ろう■斎藤文彦INTERVIEWS
    ・【徹底解説・朝倉vs矢地】大沢ケンジ「ミクルのモチベーションは低いように見えた」
    ・米デスマッチをこよなく愛す、155センチ世界最小デスマッチレスラー佐久田俊行
    ・【大激闘・元谷友貴戦】扇久保博正インタビュー「KO負けしてもいいや!って」
    ・【全女・極悪同盟】クレーン・ユウ14000字インタビュー
    ・ネイト・ディアス、公開練習でプカプカ! UFCマリファナ最新事情・日本のプロレスを変えた「浅井嘉浩」という男■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    ONEの日本人大量獲得路線に始まったときに、このニコ生配信で「自分が選手やマネジメントだったら逆にRIZINに売り込むチャンスですぞ~」って繰り返し言ってたんですけど。あれだけONEに日本人選手が殺到すると、RIZINとしては心理的に日本人をキープしときたくなるはずなんですよ。いまはどうなってるのかはわからないですが、以前は修斗やパンクラスのチャンピオンになればONEと契約が……って話でしたけど、それなりに時間はかかる。腕やキャラに自信があるならRIZINと交渉したほうが早いんじゃないかって。
    なので、いったい誰がうまく立ち回るのかなと思って見てたんです。 ここからは関係者に迷惑がかかるのでイニシャルトークにしますが、O沢さんは見事でしたね。あくまでにイニシャルトークですよ!(笑)。魚井フルスイング選手や今回ライト級GPに出る上迫博仁選手って、修斗やパンクラスのタイトルマッチにはもう1~2試合はかかりそうでしたからね。ONE WARRIOR SERIESに出るレベルでもないですし。
    このへんの立ち回りって、どの階級が売り手市場なのかにもよりますよね。いまRIZINで一番の狙い目はフェザー級、ONEだと女子なのかなあと。RIZINのフェザー級は朝倉未来がこの階級に専念すると明言してますが選手層が薄い。一方でONEのフェザー級は日本人枠がけっこう埋まっちゃってるんですよね。 あとONEの女子はそこまでレベルが高くないのに層が薄いのでチャンスだと見てます。
    ライト級GPが開催されるRIZINのライト級も20代の日本人選手は足りてないですね。ちなみにライト級GPはおそらく地上波中継では扱われないと思うのでPPVを買いましょう!(笑)。川尻達也vsサトシ・ソウザが1回戦でやれば放映される可能性はまだありますけど……山本美憂vsハム・ソヒ、RENA、那須川天心、そこに朝倉兄弟が入ってくる構成ではないでしょうか。
    こういうことをいうと、ライト級GPを軽く扱うのか……って話になるんですが、地上波ってカードがいいとか悪いとか関係ないですからね。その選手を知ってるかどうか。知ってる者同士のマッチアップならなおよし。皆さんだってそうでしょ? フィギュアスケートで羽生結弦が出るんだったら見るけど、よく知らない外国人が滑るんだったら気にしない。野球も大谷翔平やイチローが出るんだったら見るけど、中日ドラゴンズの外国人ビシエドに無死満塁のチャンスが回ってきてもチャンネルは変えますよね?まあ中日ファンからすれば併殺濃厚なのでチャンネルを変えるんですが!
    じゃあ朝倉兄弟は世間に知られているのか……っていうと、「ヤバイ奴がいるぞ」という熱がジャンルからハミ出してじんわり届きつつあるんですよ。だから「ああ、なんか知ってる」「聞いたことがある」ってことで興味は持たれるんだと思います。やっぱり世間が興味がない人を売り出しても売れるわけがないんですよ。ビシエドは素晴らしい外国人バッターなんですけど、世間はビシエドに興味ないですからね、売れようがないんです(笑)。いや、なんかの拍子にビシエドも全国区の大スターになるかもしれませんし、ライト級GPをやることでジャンルを引っ張るスターが生まれてるかもしれません。とりあえず回していく意味はあるんだと思いますけどね。サトシがオール一本勝ちで優勝したり、40代の川尻達也が「泥臭い・オブ・ザ・ナイト」で全試合抑え込み続けて優勝したら大爆発するじゃないですか!
    まあ、あのベラトールでさえ稼働してない階級はポツポツあるわけですから興行というのは大変で。ただ競技を追求していけば選手は有名になるとはかぎりません。そこで今回のテーマであるRIZINの榊原信行さんの話になります。
    最近は新規ファンが増えたことで榊原さんのキャラクターを把握してない人がけっこういますよね。先日行なわれたRIZINの記者会見で「榊原さんがライト級GP出場を拒否した朝倉未来に怒っている」みたいな書き込みがけっこうあって(各媒体の記事をチェック)。あれはプロモーターとしてフェザー級に専念する未来選手を煽ってるだけだと思うんですけど……実際怒ってるかもしれませんけど(笑)、記者会見でそんな態度は見せないですよね。
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  • ネイト対マスビダルのMSG血戦決定! 賭けられるBMFベルトとは何か。そしてコビントン対ウスマンはなぜ流れてしまったのか

    2019-09-14 10:40  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはネイト対マスビダルのMSG血戦決定! 賭けられるBMFベルトとは何か。そしてコビントン対ウスマンはなぜ流れてしまったのか――です!!【1記事から購入できるバックナンバー】・ネット荒らし、そして壊れるメンタル…あまりにも現代的な悲しきモンスター、ラーズ・サリバン
    ・これは今話題のパワハラなのか!? ああ無情、デイビーボーイ・スミス新日本離脱の顛末・「WWEのクリエイティブ・プロセスはクソだ、問題はビンスにある」 新日本プロレスデビュー記念、ジョン・モクスリーがWWE離脱理由を激白・ロンダ・ラウジーが去ったWWEで女王の座を継ぐ者、ベッキー・リンチとは何者か日本時間11月3日(日)に開催されるUFC 244ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン大会のメインイベントが、ネイト・ディアス対ホルヘ・マスビダルになることがUFCから正式に発表された。
    この試合は、PPV中継されるナンバーシリーズのメインイベントとしては珍しい、ノンタイトルの5ラウンド戦として行われる。前回、ノンタイトル戦がPPVカードのメインを飾ったのは、2016年8月に行われたディアス対マクレガーの2戦目であった。
    8月のUFC 241で3年ぶりに試合に復帰、アンソニー・ペティスを下したネイトは、試合後インタビューで次のようにマスビダルを挑発していた。
    「オレのこのベルトの防衛戦の相手は、ホルヘ・マスビダルだ。ヤツの前回の試合は悪くなかった。リスペクトしているよ。ただな、この業界にはもうすっかりギャングスターがいなくなってしまった。ちゃんとわかっているヤツは、もうオレと彼くらいしかいない。マスビダルはギャングだが、ただしヤツはウェストコーストのギャングではないからな」
    ここで、ネイトが防衛すると主張しているベルトは、ネイトが自分で勝手に認定しているいわばギャングスタータイトルのことであって、実際には架空のベルトである。ところがネイトのあまりの説得力がMMAマニアのファンタジーをいたく刺激。ネイトがふだんから自分のことを「BMF」(バッデスト・マザー・○ァッカー)と呼んでいることを受けて、米MMAメディア上でこの架空のベルトに「BMFベルト」という名前が自然発生的につき始めると、ファンの間ではすでに、MSG大会のメインは、BMFベルトの防衛戦であるという認識がすっかり固まってしまっているのだ。
    UFCプレシデントのデイナ・ホワイトもこれに悪乗り、この試合の勝者に贈呈するための「BMFベルト」を制作予定だと明かしている。とはいえホワイトは、このベルトは1度限りのもので、今後防衛戦が行われるような種類のものではないとも明言している。
    この成り行きに興奮したザ・ロックことドウェイン・ジョンソンは、次のようなTweetを発信している。
    「この試合は万難を排して見に行きたい。そしてできれば、MSGで勝者の腰にベルトを巻いてみたい。これは決定事項だと思ってもらっていい。UFC史上最もしびれる試合だ。待ちきれないよ」この続きと、朝倉海、ケンドー・カシン、ボクシング解放、狂気GCW、AEWベルト盗難などの記事が550円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1817475この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事85円から購入できます!
     
  • Dropkick名物90年代インディ地獄! 戸井克成インタビュー13000字

    2019-09-13 21:38  
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    狂乱の90年代インディを振り返るロングインタビュー! 今回は戸井克成インタビュー13000字をお届けします!(聞き手/小野仁)【1記事から購入できるバックナンバー】・【グンマーの謎】北関東プロレス界隈の首領・島田宏インタビュー・俺と剛竜馬とパイオニア戦志12000字■松崎和彦インタビュー・日本のプロレスを変えた「浅井嘉浩」という男■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」・W☆ING発、リングス行き! 鶴巻伸洋の怪しい格闘家人生・全日本女子プロレスの最後を見届けた男■笹崎勝己ZERO1代表・空手家・青柳政司インタビュー「打倒プロレスの旅は終わらない」――新日本と旧UWFのリングスタッフに始まり、カルガリー修業を経て、世界格闘技連合W★INGでデビューに至った戸井さんの数奇なプロレス人生を振り返りつつ、その中で出会った奇抜な人々のエピソードをうかががいたく思います。
    戸井 いろいろなことがあったよ。本来なら刑事事件なんて話も……。
    ――刑事事件ですか!?
    戸井 PWCってあったでしょ。
    ――ジョージ高野さんと高野俊二(後に高野拳磁)さんがSWS解散後に旗揚げした団体ですね。
    戸井 オレもいろいろあって参加したんだけど……これはもうね、旗揚げ戦の東海市民体育館がね、凄く入ってたの。2週間ぐらい前に全日本が同じ会場でやって、オレも営業の手伝いで現地に入ってたから観に行ったんだよね。「ああ~、さすが全日本だな」って入りだったんだけど、それよりもPWCの旗揚げ戦が入ったんだよね!
    ――な、なんと!
    戸井 「おお~!」って思ったら、営業の担当者が売り上げを持って逃げたっていうんだよね。
    ――ええええええ!?  旗揚げ戦から持ち逃げって!
    戸井 その人間が本当に持ち逃げしたのか、罪を着せられたのかはわからないけど。いまから思うと、それは誰かの指図だったんだろうけど……。ていうのはさ、のちにジョージさんのFSRに参戦したら、そのスタッフがいたからね! とにかく、超満員だったのに、その売り上げ全額が消えたんだよね。
    ――……旗揚げ戦の売り上げに続いて道場のリングも持ち去られましたね。
    戸井 う~ん、あれもねぇ……レフェリーとコーチ役を兼ねていた安達(勝治=ミスター・ヒト)さんが東大和市の道場に住んでて。このへんの話はあとで説明するとけど、オレは個人的にカルガリー時代、安達さんに世話になっていたから恩を返したいと思ってたんだけど、「これじゃやってられない」って安達さんは飲んで荒れてたね。93年8月に後楽園ホールがあって、リング持ち去りが発覚したのはその日だったんだよね。まぁ、持ち去られたリングはね、折りたたみ式で後楽園のエレベーターに乗せられるサイズじゃなくて、どのみち後楽園に搬入するリングは別に手配していたため大会は開催できたんだけどね。
    ――リングが道場から盗まれたって凄い話ですね。
    戸井 いろいろとあったんだよ。
    ――そもそも戸井さんのプロレス業界への入り口となったリングスタッフを志願したのはどんな経緯があったんですか?
    戸井 高校生の頃に帰宅部でバイトばっかりやっててさ、何かプロレスに関わることをやってみたいなって。
    ――帰宅部で特にスポーツもしていなくて、よくリングスタッフを志望しまたね。
    戸井 会場のイス並べとか、チケットのもぎりをやらせてもらえるかと、凄く気軽に考えて電話したんだよね。「高校生でもできる仕事はないですか?」って、新日本プロレス本社に。そうしたら「専門の業者がいるから、そこに当たってください」って、YMエンタープライズ(リング設営業者)の連絡先を教えられて。高校2年生の夏休みですよ。リング屋デビューは昭和54年(1979年)8月、品川プリンスホテル・ゴールドホールだったかな。人生ちょっと変わったよね。えらいキツくてさ(苦笑)。ついていけなくて、こんなことじゃいけないなって。そこから毎日毎日、スクワットに腕立て、階段の昇り降りをね……。
    ――プロレスラーになるためではなく、リング作りをするために鍛え始めたと(笑)。珍しいケースですね。
    戸井 かもしれない(苦笑)。あわよくばプロレスラーに……ってことがないわけじゃなかっただろうけど、狭き門だったしさ、その世界に触れてみたいって単純にそういう気持ちだよねぇ。
    ――問い合わせたのが新日本だったのは、特にファンだったとかですか?
    戸井 いや、新日本、全日本、国際の3団体全部、観てたよ。たまたまだったかな。それまでは入場料を払って観てたのが、会場を作ってリングを運んで売店に立って、タイガー・ジェット・シンが入場のときに大暴れしてるのを目の当たりに見て……何かスイッチが入ったね。
    ――旧UWFの旗揚げがその5年後ですから、リングスタッフ歴はそれなりに長かったんですね。
    戸井 UWFの旗揚げが昭和59年(84年)4月だから……大学4年になったときか。あのオープニングシリーズは全部巡業に付いたね。
    ――大学4年生というと、就職はもう内定していたんですか?
    戸井 全然決まってなかった、これが。
    ――すると、なんならこのままリング業者に入ってしまおうかというような…。
    戸井 リングの仕事は好きだったよ。このまま仕事にと考えないこともなかったけどね。
    まぁ、結局は1年留年しちゃってさ。そこで初めて、まっとうにってわけじゃないけど、ちょっと考えようかなって。
    ――となると、旧UWFには活動停止まで関わったわけですか?
    戸井 うん。旗揚げから全部、ずっと関わったね。オレが本当なら大学を卒業するはずだった年(旗揚げ2年目)の春には浅子さん(文晴=のちのサンボ浅子)が営業で入ってきたんだよね。神(真慈)さんや鈴木(浩允)さんともよく喋ったよ。凄い頑張ってたよね。
    ――当時の若手では、中野龍雄選手が戸井さんがW★INGでデビュー後、会場に激励に来たことがありましたよね。
    戸井 ああ~。来てくれたね。だけど、それっきりで交流は途絶えて。「どんなものかな?」と観に来て、「一緒にされたくない!」と思って帰ったんじゃないのかな?(苦笑)。UWF連合と(大仁田邪道軍の)抗争が勃発したとき、乱入してきた中野選手にバシッとやられたけどね。懐かしかったよ。旧UWF時代、神田(秀宣)選手や広松(智)選手(とは後楽園に格闘技の試合を観に行ったりしたね。中野選手は若手の間でちょっと浮いてたかな(笑)。
      それでね、リングの仕事を始めて自分なりに身体も鍛えてたもんだから、ちょっと勘違いしてたんだろうね。巡業先の地元のバイトの子たちと組み上げたリングでプロレスごっこをするじゃない。それを一番で会場入りしてきた藤原組長が見とがめて怒り狂って。また、浦田社長が逮捕されて雰囲気がギスギスしてた時期だったんだよね。もう30分ぐらい関節技の実験台にされたね、「ギャー」って悲鳴を上げて(苦笑)。いい思い出だね。
    この続きと、朝倉海、ケンドー・カシン、ボクシング解放、狂気GCW、AEWベルト盗難などの記事が550円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1817475この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事85円から購入できます!
     
  • 日本柔術界の最高傑作! ホベルト・サトシ・ソウザは何が凄いのか?■柔術ライター・橋本欽也

    2019-09-12 09:54  
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    開催が迫るRIZINライト級GP、その主人公のひとりとして目されているのが日系ブラジル人柔術家ホベルト・サトシ・ソウザだ。「柔術ぼんやり層」でもそのヤバさは耳にしたことがあるだろう。いったい彼の何が凄いのか? なぜ「日本代表」として誇らしいのか。ブラジリアン柔術黒帯にして柔術専門ライターの橋本欽也氏に熱く語ってもらった。【1記事から購入できるバックナンバー】・語ろうグレイシー!! ヒクソンの息子クロンのMMAデビューを10倍楽しむ方法
    ・MMAが一番格上なのか? 格闘技原理主義者対談〜橋本欽也vs大沢ケンジ〜・アナタはまだ知らない! 本当に恐ろしいグレイシー一族!!・日本人柔術家が衝撃提言!? 「日本人格闘家はどんどんドーピングしたほうがいい!」【橋本欽也氏がソウザ兄弟にインタビューした動画はコチラです!】https://www.youtube.com/watch?v=28XD6qXPids&t=867s――RIZINでサトシ・ソウザがブレイク寸前なんですが「柔術ぼんやり層」なので何が凄いのかよくわかってないんですよ。そこでアジア・ナンバーワン柔術ライターと言われる欽也さんにお話を聞きたいなと。
    欽也 簡単に言うとね、「日本柔術界の最高傑作」がサトシなんだよっ!
    ――「日本柔術界の最高傑作」!
    欽也 うん。だから本当は“そっち”に行ってほしくなかったんだよなあ。柔術をやってる側からすれば、ダミアン・マイアやビビアーノ・フェルナンデスとか柔術でどんなに実績を残していても、彼らのMMAにはまるで興味がないの。
    ――それは欽也さんだけじゃなくて?
    欽也 ないったらないよ! みんな間違いなくないと思うよ。
    ――じゃあ、そういうことにしておきましょう(笑)。
    欽也 かつての日本には柔術のスターがいっぱいいたじゃないですか。ノゲイラとか。でも、いまのMMAってテイクダウンしてパウンドして……だからやっぱり柔術家としてはつまんないんだよね(笑)。でも、クロン・グレイシーとサトシは別で、この2人のMMAは気になっちゃう。日本柔術界にとってサトシはそれほどスペシャルな存在なんですよ。
    ――クロンはグレイシー直系、あのヒクソンの息子……だから特別な存在であることはわかります。サトシはRIZINでまだ寝技で勝ったことがないので本領発揮はしてないとも言えますよね。
    欽也 ああ、RIZINでは2試合とも打撃で倒したわけだもんね。誤解される言い方になっちゃうけど、サトシってまだMMAを本気でやってないんですよ。柔術ライフの中で「一度はMMA をやっとかないとね」というノリなんですよ。もともと柔術大好きの山田(重孝)さんがサトシにMMAをやらせたんだけど。
    ――REALですね。山田さんはクロン・グレイシーも口説き落としてMMAビューさせて。
    欽也 山田さんは大枚を叩いたんですよ。じゃなかったらサトシもクロンもMMAをやってないんじゃないかな。他のファイターよりギャラが全然違っただろうし、ちゃんと見合った相手をぶつけて育てていったわけですよ。
    ――一流のグラップラーのMMA転向でいえば、ONEのゲイリー・トノンもメチャクチャ成長してますね。
    欽也 そんなに強いの?
    ――強くなってますねぇ。北米のレスラータイプが相手になったらまだわからないですけど。
    欽也 ゲーリーって足関が得意じゃないですか。 柔術でも足関で勝つと「足関かよ……」って卑下されるところがあるんですよ。
    ――へえ、邪道扱いされるんですね。
    欽也 結局足関ってパスにいかないでできる技でしょ。もちろん足関に技術論はありますけど、そういう風潮はいまだ根強く残っていて。ゲイリーは足関に特化した柔術家。もちろんバックチョークもできるけど、足関がクローズアップされてるから。一発はあるけどポジショニングで抑えられたら厳しい。
    ――だからなのか、そこまでレベルが高くない相手にMMAで寝技に持ち込んでも逃しちゃうケースが多かったんですかね。
    欽也 足関が強い人たちは総じてパスがそこまで強くない。パスができないから足関というのはプランBじゃないですか。それで極められるならいいけど、極められなかったら負けるパターンの足関タイプはけっこう多いでしょ。
    ――一発がハマると強いけど……っていう。
    欽也 ゲイリー・トノンは柔術家だけど、「柔術柔術」はしてないですよね。でも、サトシは「柔術柔術」している。
    ――サトシは「柔術柔術した柔術家」なんですよね。舌を噛みそうになっちゃいましたけど(笑)。
    欽也 サトシは日本をベースにした柔術家の中ではトップ中のトップ、スーパートップですよ。以前ヒクソンの話をしたときにも言ったけど、ブラジル人の柔術家たちが「俺が一番だ」「いや、俺のほうが強い」と言い争っても、ヒクソンの名前が出ると「ああ、ヒクソンは別だから」って口を揃えるんですよ。
    ――ヒクソンはそれくらい別格。
    欽也 サトシは日本でそういう存在なんです。みんな「俺が強い!」って言うけど「サトシは別として」。 そんな存在が日本という国で育ったんですよ。
    ――サトシの生まれはブラジルなんですよね。
    欽也 日系ブラジル人。お父さんがブラジル人のアジウソン・ソウザ といってボンサイ柔術の創始者で、奥さんが日本人。長男はマウリシオ・ソウザ、次男がマルキーニョス(RIZIN.19で中村K太郎と対戦)、三男がサトシ、長女でマルキーニョスの妹でサトシの姉に当たるクリスチアーニ、その下にムリーロという弟がいて全員柔術兄弟。グレイシーファミリーと一緒で物心ついたときから柔術をやるのがあたりまえの環境で。
    ――それがまたどうして日本に来たんですか。
    欽也 長男のマウリシオがまず出稼ぎで来日したんですよ。浜松の工場の出稼ぎブラジル人だったんです。サトシの家はそこまで裕福じゃなくてね、俺は一度ブラジルのサトシの家に行ったことがあるんですけど、それがお父さんが自分の手で作った家なんですよ。
    ――だから日本に出稼ぎに。
    欽也 お父さんは自分たちより貧しい人たちがいるってことで、貧しい子たちに柔術を教えてあげたりしてて。そうやって地域貢献をしてるから裕福じゃなくても、彼らには品があるんですよね。ブラジル人特有のガツガツしたところはあるのかもしれないけど、俺に限っていえばそういう姿は見たことない。シュレック(関根秀樹)さんは元警察官で浜松の不良外国人の相手をしてたじゃないですか。ブラジル人のイメージはよくなかったんだけど、ソウザ兄弟が始めたボンサイ柔術に通うようになってから、ブラジル人のイメージが全然変わったと言ってたくらいだから。
    ――シュレックさんが柔術道場に通ったのは、警官としてブラジル人ネットワークを探りにいったところもあったみたいですもんね。
    欽也 兄貴たちの後を追うかたちでサトシも来日して。ブラジルの高校を出てなくて17歳のときかな。 マウリシオは父ちゃんから柔術黒帯をもらってて、日本でもボンサイ柔術を立ち上げていたんですよ。ボンサイ柔術は世界中にあるんですけど、マウリシオは長男だから直系の道場ではあるんですよね。
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  • MMAファイターの職場恋愛が多い理由:気持ちを分かってくれる人がいてくれるのは素敵なことだから■MMA Unleashed

    2019-09-06 09:29  
    87pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはMMAファイターの職場恋愛が多い理由です!!【1記事から購入できるバックナンバー】・ネイト・ディアス、公開練習でプカプカ! UFCマリファナ最新事情
    ・クリス・サイボーグ、UFCとの歴史清算ならず。フェイク動画で墓穴、関係断絶

    ・プロレスデビューが大好評 新日本プロレスも接触済み? ケイン・ベラスケスの明日はどっちだ?

    ・米MMAユニファイドルール「グラウンド状態」の定義がまた変更に:やれんのかルール統一

    ・ONEチャンピオンシップ、WADA基準の薬物検査プログラム開始発表も、後が絶たない内情リーク発言

    アメリカのMMA業界では、選手同士が恋愛関係になったり、結婚したりするケースが少なくない。有名なところでは、ロンダ・ラウジーとトラビス・ブラウン、アマンダ・ヌネスとニーナ・アンザロフ、PFLのケイラ・ハリソンとUFCのアントニー・ロッコ・マーチン、ラケル・ペニントンとテシア・トーレス、ティム・エリオットとジーナ・マザニーなどがいる。
    選手とコーチの恋愛も珍しくはない。ミーシャ・テイトがブライアン・キャラウェイと付き合い始めた頃、キャラウェイはテイトが入部した大学のMMAクラブの主将だった。アスペン・ラッドは所属先であるMMA Goldのヘッドトレーナー、ジム・ウェスト氏と付き合っている。
    もちろん、MMAファイターと結婚する一般人も存在するのだが、気苦労はなかなかに多そうだ。
    元UFCファイターのアイザック・ヴァリーフラッグの妻、イベットさんが夫と出会った頃、職業がプロ格闘家だと聞いてまず一番にしたことは、州の裁判記録を調べることだった。
    「プロ格闘家には、いつも怒っている人、というイメージがあった。だから彼に暴行事件の履歴がないかを、まず確認した」
    イベットさんは、夫のUFCでの試合は、どうにか客席で観戦することはできた。しかし、ヴァリーフラッグが現在参戦しているベアナックル・ボクシングの試合は、さすがに直視できないのだという。
    「家で一応テレビをつけてはいるんだけれど、何か他の用事をしながら、わざと注意力を散漫にして見ている」というのだ。そうすることで、多少なりとも不安感が緩和されるのだという。
    「夫が痛めつけられるのを見るのはつらい。でも、彼が格闘技を大好きだということは知っている。まだまだやる気もある。だからこそ、私には何もできない」
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  • ボクシング門戸解放の裏側…那須川天心のバンテージは誰が巻く?■山田武士

    2019-09-05 22:06  
    91pt
    ボクシング界に何が起きているのか――先日スポーツ紙などが一斉に報じた「ボクシング、他競技に門戸開放」のニュース。
    JPBA 人的交流を“規制緩和” 那須川天心に“恩恵”も
    https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2019/09/03/kiji/20190902s00021000339000c.html全国のボクシング関係者が出席した「他競技・類似イベントに関する全国集会」にて話し合いが行なわれたが、じつはこのミーティングは「門戸開放」がポイントではなかったのだ。一般報道では報じられていないその中身とは――MMAやキックと長年に渡って関わりが深く、今回の集会にも出席したJBスポーツの山田武士トレーナーに話を聞いた。【1記事から購入できる関連記事】・ボクシングの「共同声明」はなぜ反感を買ってしまったのか?・ボクシングとキックを知り尽くした男、鈴木悟が語る那須川天心vs亀田興毅・【vs那須川天心】「負け様」に気づいた、きれいな亀田興毅を見た・「那須川くんはアメリカでボクシングをやって、日本でキックを続ければいいんです」■三浦広光――日本プロボクシング協会と日本ボクシングコミッション(JBC)が「他競技・類似イベントに関する全国集会」を行なったそうが、山田さんも出席されたそうですね。山田 3時間ちょっと話をしましたね。
    ――そんなに!? 今回は招集がかかったんですか?
    山田 全国のボクシングジム関係者に呼びかけはありましたね。来れるんだったら来なさい、と。
    ――これまで「他競技・類似イベントに関する全国集会」ってあったんですか?
    山田 ないです。 ボクシング界もとうとう動かざるをえなかったじゃないんですか。
    ――2ヵ月前にも非ボクシングイベントに対して共同声明が発表されたじゃないですか。ボクシング団体共同声明「努力を踏みにじるもの」
    https://www.nikkansports.com/battle/news/201906210000907.html
     

    山田 ありましたねぇ。世の中からけっこう叩かれてましたけど(苦笑)。
    ――上から過ぎて評判はよくなかったですよね(笑)。山田さんは今回のようなミーティングが開かれる予感はあったんですか?
    山田 ボクは東日本のボクシング協会の人間になるのでちょっとわからなかったんですけど、話を聞くと西日本がけっこう大変らしいんですよ。西の方では類似イベントがたくさんやっていて……山根(明)会長も団体を作りましたよね?(笑)。
    ――「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ」、略してWYBCですね(笑)。
    山田 そうそう(笑)。あれは有名人の山根会長がやってるから世間でもニュースになってますけど、西にはプロに加盟していない小さい団体がポコポコできてるらしいんですよ。それもあって危機的な状況らしいんです。
    ――いわゆる「草ボクシング」ってやつですよね。最近になって類似イベントが多くなってるのはどういうことなんですか?
    山田 いままでもフリーランスボクサーは何人かいたんですけど、その存在が認知されたってことなんじゃないですかね。東日本はそうでもないんですけども、西日本はやり方がちょっと古いところがあるんですよね。そのやり方についていけなくて、ジムに所属してるとシンドイ。でもボクシングは好きだと。
    ――だからフリーでやっちゃうし、そういう受け皿もある。
    山田 西日本がそんな状況になってるとは全然知らなくて。そのへんについて長めの説明をされたんですよ。そのフリーランスボクサーとJBCは個別に交渉はしてるんですけども、「自由にやりたい」ということで決裂してるらしいんですよね。
    ――いままでは勝手に興行をやる人たちもいないし、フリーでボクサーもいなかったわけですよね。
    山田 それはね、天心vsメイウェザーの影響は大きいと思いますよ。
    ――えっ、そういうことなんですか(笑)。
    山田 だってアレもボクシングじゃないですか。ボクシングとは謳ってないですけどね。 JBCが関わらないかたちでやれるんだと思うじゃないですか。
    ――たしかに法律で禁じられてるわけじゃないですもんね。プロライセンスを持っていない30代以上を対象とした「おやじファイト」的な類似イベントは、00年代中盤から行なわれて人気だったりしますよね。 
    山田 今回の集会で、あのへんのイベントも「これからどうするんだ?」っていう話になったんですよ。たとえば自分のジムに通っている会員が出るときは所属ジムの名前は表に出せないし、セコンドにはつけなかったんですけどね。いままでなんとなく黙認されてきたのは、出場するのはオッサンで年齢は年齢だし、プロと興行がぶつかるわけじゃないから。でも、類似イベントとキッパリと縁を切るという話になったら「おやじファイト」も入っちゃうわけですよね。
    ――どこかから線を引けばいいのかと。
    山田 今回の集まりでも「おやじファイトはいいんじゃない」「なんでいいの?」とか意見の出し合い。一番わかりやすいのは入場料を取ったら類似イベントです。 スパーリング大会は参加費を払うだけで、お客さんは無料観戦じゃないですか。入場料が発生した段階で興行であると。このへんの話は理事会で揉まれて正式に決まると思います。
    ――なるほど。那須川天心vsメイウェザーや亀田興毅vs那須川天心というよりも、じつはいままで燻っていた問題がボクシング界にあったということですね。
    山田 2ヵ月前の共同声明も西日本に向けてのものだったらしいんですよ。でも、アレが出たのは天心と亀田くんの直前ですよね?
    ――前日ですね。
    山田 だからあの試合に向けてだと思われたけど、じつは西日本に対して……ということだったらしいんですよ。まあ、タイミング的には天心と亀田くんに対してだと受け取られますよね。とにかく西日本にはそういう類似イベントがたくさんあるらしいんですよ。
    ――それは西日本の協会の力が弱まっていることもあるんですか?
    山田 そうですね。昔はそんなことをしたらとんでもないことになったんですけど。10年前ならこうはならなかった。 何をされるかといえば、JBCから絶縁をされるだけで。そんなイベントをやってる奴らはそもそもJBCと関わろうとは思ってないから痛くも痒くもないんですよ。あとこの取材で一番言いたいのは、ニック(永末ニック貴之)問題ですね。
    ――パーソナルトレーナーのニックさんですね。那須川選手や井上尚弥選手のバンテージを巻いている有名トレーナー。
    山田 本来はJBCのライセンスを持ってないとバンテージを巻けないというルールなんです。ボクは以前MMAに関わったことでライセンスが失効したときには、プロボクサーの控室に入れないし、バンテージも巻けなかった。ニックはライセンスを持ってないんですけど、尚弥くんのを巻くし、田中恒成のも巻くし、ボクシングじゃないですけど天心のも巻いてますよね。 もしライセンスを持っていたら天心のバンテージは巻いちゃダメなんですよ。
    ――ライセンスを持ってないからジャンルを横断できるってことですね。
    山田 いまボクはライセンスが復活したので、MMAファイターの川尻のバンテージは巻けないんですけどね。で、今回の集会で匿名の質問として「今後ニックはどうなるんだ?」というのがあったんですよね。なんでニックが許されて、逆は許されないのかと。
    ――ライセンスを持っている人間が那須川選手のバンテージは巻けないのに、持っていない人間が井上尚弥のバンテージをなぜ巻けるのかと。うーむ。
    山田 JBCのスタンスとしては来る者は拒まずだけど、外に関わるのはダメだと。どういうことになったかというと、外国人ボクサーのトレーナーって来日したときに1日だけJBCのライセンスを取るんですよ。それに習ってニックはこれから試合ごとにライセンスを取るみたいですね。井上尚弥の試合の日だけのライセンスを取ってバンテージを巻いて、翌日にはライセンスが切れるから、もし天心の試合があればバンテージが巻けるんです。いわゆる外国人扱いですよね。
    ――なるほど(笑)。ニックさんっていままでは問題にはならなかったんですか?
    山田 そこはね、ボンヤリしてたんですよね(笑)。
    ――ボンヤリって!(笑)。山田 でも、井上尚弥、田中恒成、那須川天心……これってロイヤルストレートフラッシュですよ。こんな強いカードを持ってるニックをボクシング界が蹴れるのかって話ですよね。ニックがどっちかを巻けないとなったときはけっこうな大騒ぎになっちゃうと思うんです。だから苦肉の策として1日限りのライセンスにしたということですよね。 
    ――落とし所としてはそれしかないと。
    山田 ボクも手を挙げて質問したんですよ。興行が重なることがあって井上尚弥の試合翌日に那須川天心の試合があって、どちらにもニックの姿がテレビに映るかもしれない。それを見た関係者は「なんでアイツだけ?」っていう話になりかねないですよ、と。誤解されないためにもこの話は表に出してほしいんですよね。<8000字インタビューはまだまだ続く>
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  • 堀口恭司の適正階級はフライ級なのか?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2019-09-05 21:24  
    91pt
    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは堀口恭司の適正階級はフライ級なのか?です!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)
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    ――堀口恭司選手が敗れるという波乱が起きたRIZIN愛知大会ですが、シュウさんはもう東京に戻ってるんですね(配信収録はRIZIN18の翌日)。
    シュウ 最終の新幹線で東京に帰ってきました。じつは明日朝の飛行機で自宅があるニューヨークに戻らなきゃいけないんですよ。そして5日間滞在したあとに魅津希ちゃんと一緒に中国の深センに向かいます。 
    ――中国・深センでUFCデビューする魅津希選手はシュウさんがマネジメントされてますもんね。しかし、「日本→NY→中国」って大変ですね!(笑)。
    シュウ 日本から深センに行ったほうが楽なんですけど、どうしてもニューヨークに戻らなきゃいけない事情がありまして(苦笑)。
    ――ボクなんかは「世界中を旅できて羨ましいなあ……」と思っちゃうんですけども、実際はそうでもなさそうですね。
    シュウ ホントにそうなんですよ。遊びに行ってるわけじゃないですし、現地では選手のケアをしているか、ホテルの部屋にこもって仕事してますからね。岡見(勇信)選手がONEのマニラ大会に出たときなんて、5日間滞在してフィリピン料理を1回しか食べなかったですから。あとは現地のコンビニで何かを買ってきて食べたり。
    ――情緒がまるでない(笑)。さて、今回のRIZINなんですが、先ほどにも触れたように堀口選手が朝倉海選手に敗れてしまいました。
    シュウ これは本当にビックリですよねぇ。これはもう誰もが朝倉兄弟を認めざるをえないと思いますね。正直、朝倉海選手はマネル・ケイプ以外はそこまで実績のある選手を倒してきたわけじゃなかったですよね。そのケイプ戦も微妙な判定勝利でしたけど、そんなことを吹き飛ばすくらいの快勝ですよね。
    ――堀口選手の敗戦は北米ではどのように報じられているんですか?
    シュウ 北米でもビッグアップセットとして扱われてるんですけども、 多くの関係者が口を揃えているのは堀口選手はフライ級の選手だよねっていうことなんです。UFCのフライ級ではデメトリアス・ジョンソンに挑戦するまでいきましたけど、彼らから見た堀口選手はフライ級。「UFCのバンタム級でヘンリー・セフードやマルロン・モラエスたちと戦ったらどうなるんだろう?」という期待感は北米にもありましたけど、今回の試合内容を見ちゃうと堀口選手は背丈的にバンタム級は厳しいんじゃないか……と思っちゃいましたよね。 
    ――バンタム級でも全然通用するけど、より本領を発揮するのはフライ級ではないかと。こうやって絶対王者を許さないのが現代MMAの新陳代謝ですね。
    シュウ UFCも生き残りゲームで、再契約にたどり着くのは5割以下ですからね、基本的に。 絶対王者は生まれにくいですし、強くて人気のあるチャンピオンはそんなに試合をしなくなりますし。
    ――堀口選手はRIZINで連戦続きでしたけど、今回の敗戦にその影響はあると思いますか?
    シュウ 堀口選手は試合を頻繁にやってるなあとは思ってました。試合をすることで試合勘が持続することはありますから、結果や内容によりけりですよね。簡単に勝っていたらそんなにダメージはないですし、3ラウンド判定になるようなせめぎ合いの試合が続くようであれば、年間3試合ぐらいが限度かなとは思いますし。やっぱりMMAファイターは試合が終わったら、次の試合に向けて新しい技術を身につけたり、反省点を探し出すという検証期間は必要だと思うんですよ。そのあとに6~8週間のファイトキャンプに入る。そうなると年間で3~4試合ぐらいがいいペースなんじゃないかとは思いますよね。
    ――セフードなんかも打撃に空手っぽい動きを取り入れたりして、微妙にスタイルを変えてきてますもんね。

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