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2025年6月の記事 20件

【記事15本14万字】ビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……

非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! 記事15本14万字で800円!!(税込み) ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉ ◎RIZIN韓国総括15,000字「笹原さん、ボクには日本格闘技の明るい未来は見えません!」 ◎朝倉海とビリーの「ロスト・イン・トランスレーション」 ◎井上直樹“契約最終試合”の相手は誰なのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ◎久保優太、野村駿太、木村柊也…BRAVEから超絶MMAストライカーが生まれる理由■芦田崇宏 ◎世界を知る男が語る「RTU大惨敗」■水垣偉弥 ◎「堀口恭司級」をフライ級に開拓せよ! フライ級GP、選ばれし9人! ◎【やっぱり裏切った?】赤田功輝のブラックローズ離脱とインフルエンサー格闘技 ◎怒れる修斗王者SASUKE、RIZIN初登場「コレスニックは美味しい」 ◎RIZINはPRIDEを超えたか ◎韓国から見たRIZIN韓国大会「三浦孝太が負けて次回はないかも……」■PKヤドラン ◎佐藤光留「プロレスを舐めているのは誰なのか?」 ■プロレス事情通Z ・新日本プロレスの業績不調は試合に“闘い”がないからである ・「本物のプロレスが見たい」んじゃなくて 「今のプロレス」をバカにしたいだけだろ ・G1はもうダメだ/覇気のないプロレス/佐々木幹矢とは誰か?/本物プロレス ・ウルフアロンのデビュー戦は◯◯◯◯◯◯◯をやらなければ成功する ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉ ジャン斉藤がジャン斉藤にインタビューして『ゴング格闘技』のビリー記事を語ります! ――JTT(ジャパントップチーム)のコーチを離れたビリーの『ゴング格闘技』インタビューが物議を醸しています。 斉藤 まず『ゴン格』を未読の方に、ビリーが何を言っていたのかを朗読するとですね……。 ――それは川尻達也さんのYoutubeでやってます! 斉藤 「指導者やジムを変える」って格闘技界では珍しくない出来事なのに、ここまで議論になるんだからJTTの注目度は高いってことですよ。ただ、“クラッシャー”川尻達也あらためて“ゴンカクラッシャー”川尻達也さんの件でいえば、メディアの意義とかいろいろと語りがいがありますね。 ――メディア論でいえば、バウトレビューさんがアオシン(DEEP佐伯社長夫人テルミさんがつけた青木真也のあだ名)が「天ぷら」呼ばわりでバカにされてましたよ。 斉藤 バウレビさんは日本のプロレス格闘技メディアの中で一番まともな媒体ですよ。コタツ記事を作らない、PV稼ぎの派手な煽りをしない、◯◯◯◯◯方面に関わってない、会見や会場と現場に足を運ぶ、バズり狙いじゃない質問する、粛々とメディアリリースをアップする。バウレビさんはマスコミができそうでできないことを淡々とやってます! ――なにやら物騒な項目が伏せ字になってますけど……。 斉藤 メディア論を通していえば、今回のビリーの件から見えてきたものは「ゴング格闘技vsオリコンニュース」です。 ――「ゴング格闘技vsオリコンニュース」って全然、話が掴めないです。 記事15本14万字の詰め合わせセットはまだまだ続く……  

【記事15本14万字】ビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……

新倉史祐が見た昭和・新日本伝説「猪木さんは本当に強かった」

鬼も逃げ出す昭和・新日本プロレスの過酷な練習を耐え抜きプロデビューを果たし、その後はジャパンプロレスやSWSで活躍した新倉史祐さん。昭和・新日本道場秘話ととも12000文字のボリュームでお届けします!(この記事は2014年9月に掲載されたものです)【1記事から購入できるバックナンバー】・ありがとう、西村修さん、グラン浜田さん、永島勝司さん■小佐野景浩 ・キャッチはどこへ消えたのか? 宮戸優光×中井祐樹「プロ・レスリング」の文化と競技論 ・モハメド ヨネ1万字インタビュー「リング下に懸けた青春」 ・“3人目のクラッシュ”が回想する『極悪女王』の時代■伊藤雅奈子 ――このメルマガは90年代のプロレス格闘技ネタが好評なんですよ。 新倉 90年代のプロレスというと闘魂三銃士あたり? ――あとは新倉さんも参加されていたメガネスーパーのプロレス団体SWSですね。 新倉 はいはいはい。俺の本(『プロレスラーの秘密』『プロレスラーの秘密2』)にはSWSの話がぜんぜん載ってなかったでしょ? ――あの本は本当に面白いんですけど、そこが凄く気になったんです。SWSに関しては意図的にブレーキをかけているのかな?って。 新倉 うーん、ただSWSはネタがなかっただけなんだよねぇ。あんまり楽しくなかったから。 ――楽しくなかった!(笑)。SWSはプロレスファンからかなり叩かれてましたよね。 新倉 だよね。『週プロ』の(ターザン)山本さんが先頭に立って。俺も最近は取材も受けてないし、たぶん話す機会もないだろうから、SWSのこともバンバンしゃべるよ(笑)。 ――よろしくお願いします! SWSの話題の前に90年代ってプロレスが格闘技に変換していくエネルギーに満ちた時代でしたけど、その原点は新倉さんも汗を流した昭和・新日本道場だと思うんです。 新倉 だよね。総合格闘技は猪木さんから始まってるから。 ――新倉さんも三迫ジムに通ってボクシングを相当やられてましたよね? 新倉 たまたまなんだけど、家の近くに三迫ジムがあったんだよ。もともとボクシングが大好きでモハメッド・アリやジョージ・フォアマンを見てたし、プエルトリコのロバート・クレメンテ・スタジアムで馳(浩)とのタッグで試合をしたときには感激しちゃってね。だってフォアマンがそこで試合をしたことがあるから。「ああ、フォアマンが戦っていた場所だ!」って。 ――かなりのボクシングマニアだったんですね。 新倉 ヘビー級のタイトルマッチはほとんど見てるから。新日本プロレスに入る前からボクシングの練習はしてたしね。 ――それでこなだい船木(誠勝)さんに話を聞いたら新日本の道場はほんとどシュートの練習しかやってなかったとか。 新倉 そうだよ。受け身の練習はほとんどなかった。 ――船木さんが全日本に参戦したときに渕(正信)さんと話をしたら「受け身の練習量が全日本とは100倍違った」と。 新倉 俺もジャパンプロレスにいたから全日本の練習を知ってるけど、「新日本とこんなに練習方法が違うか」ってビックリしたもんだよ。新日本はフィジカルが7割、セメントが3割。受け身の練習は空いてる時間に勝手にやれって感じでしたよね。 ――そこまで徹底してたんですね。 新倉 練習にマスコミの取材が入るとシュートの練習はやらないんですよ。バーベルやスクワット、プッシュアップ、コシティを見せる。あれは取材用の練習でもあるんだよ。 ――コシティは取材用の練習! 新倉 会場でシュートの練習をやるときは取材陣を全員、外に出してね。誰にも見せないのは猪木さんの方針なんです。あとシュートじゃない練習をやってると猪木さん機嫌が悪いから(苦笑)。シュートの練習をやってると機嫌がいいんだよねぇ、猪木さん。 ――そんな新倉さんからすると、全日本の練習はビックリしますよね? 新倉 ジャパンのときの長州さん、毎日ピリピリしてた。4時半頃、試合会場に眠たそうに入ってくる天龍さんや鶴田さんの姿を見て「アイツら、死んでるよなーっ!!(怒)。そう思わねえか新倉?」って吐き捨てるように言ってたね。 ――それくらい練習の取り組む姿勢が違ったんですね。 新倉 俺たちが4時くらいからリングを占領してることに焦った馬場さんが3時に会場入りするようになりましたからね。三沢(光晴)、川田(利明)、(ターザン)後藤、小川(良成)くん、ハル園田さん、渕さんとか連れて受け身の練習をしたりして。それで4時頃に俺たちが来るとリングを空けてくれてね。 ――ジャパンの存在は全日本にとって大きな刺激になったんですね。 新倉 試合内容も変わっていったしね。それまで鶴田さんなんかは笑いながら試合をやっていたんでビックリしましたよね。そんなことは新日本ではありえなかったし。 ――鶴田さんってそんな練習量で長州さんと60分フルタイムやっちゃうんだから素材は一流だったんですね。 新倉 そこは持って生まれたものだよね。スタミナは凄かったですから。練習をもっとやっていたら、もっと凄いことになってたんじゃないですか。身体能力は本当に高かったから。 ――ところで長州さんはレスリングでオリンピックまで出たバリバリの競技者だったこともあって、セメントの練習は好まなかったという話ですけど。 新倉 あまり好まなかったほうですね。どっちかというとフィジカル中心でコンディションを充実させていくほうで。長州さんはアマレスで人を倒すことにかけては凄かったんですけど、寝技はそんなに強くはなかった。あるとき「長州さん、ひさしぶりにグラウンドをやりましょうか?」って聞いたら、辺りを見渡して「馬鹿野郎、おまえに負けたらどうするだ?」って。 ――そこはイメージを大事にするんですね。 新倉 新日本の下からやってる若手は藤原(喜明)さんから寝技を教わってることを知ってるんで。 ――当時の新日本のスパーというのは亀の状態から始まるんですか? 新倉 立ちからもやりましたよ。相撲みたいな感じで。荒川さんや藤原さんは相撲は強かったんで。あとボクシングのグローブをハメたまんまでスパーリングをよくやりましたよ。 ――それは面白いですね。 新倉 俺は相手をロープに追い詰めたところを転がして、寝技で極めるのが得意で。グローブつけてるからスリーパーや逆十字しかないんですけどね。藤原さんから「お、やるじぇねえか」と褒められて嬉しかったもんですよ。 ――いまの総合みたいな練習もされてたんですね。 新倉 だから佐山(サトル)さんや前田(日明)さんがUWFの流れに行くのは自然だったと思いますよ。 ――藤原さんといえば、地方巡業中にキラー・カンさんとのシュートマッチがあったんですよね。 新倉 あれは凄かったですね。 ――ふたりの仲は悪かったんですか? 新倉 というか、小澤(正志、キラー・カンの本名)さんが自慢するんですよ。「MSGで1試合いくらもらった」とか(笑)。前座からずっとやってる藤原さんからすると、それが面白くなかったんですよね。それであるとき小澤さんが入場するときリングに上がるハシゴを出す若手が誰もいなくて、仕方なく藤原さんが用意することになったんですけど、そのハシゴをわざと逆さにしたんですよ。 ――嫌がらせをしたんですね(笑)。 新倉 そうしたら小澤さんが「藤原、あんなことするな!」と怒って。それに藤原さんもカチンときて。たまたまその翌日に藤原さんと小澤さんのシングルマッチで組まれちゃってねぇ。 ――それで藤原さんが仕掛けたんですか? 新倉 試合前の合同練習で藤原さんの姿が見えないんですよ。「おかしいなあ」と思っていたら、体育館に大きなカーテンがよくあるじゃないですか。それを結んで人間みたいな固まりにしてね、サンドバック代わりにしてボクシングの練習をしてるんですよね。 ――やる気満々だったんですね(笑)。 新倉 そんな藤原さんを見て「今日の試合はいくんだろうなあ~」と思いまして(笑)。 ――ハハハハハハ! カンさんはそんな試合になるとは思ってなかったんですよね? 新倉 じゃないですか。藤原さん、いきなり小澤さんを殴りにいきましたよ。藤原さんはロープに詰めて殴りに行くんだけど、小澤さんはいなして。それに小澤さんは頑丈じゃないですか。打っても打っても倒れないし、藤原さん、どこか固いところを殴っちゃって手にヒビが入ったのかな。 ――ああ、素手ですもんね……。 新倉 試合後、藤原さんに言いましたよ。「やられたほうより、やった本人のほうがダメージが大きいですね」って。「アイツ、頭が固いんだよ……」とかボヤいてましたけど(笑)。  ――ハハハハハハ! しかし、不穏試合になっても続けないといけないんですね。 新倉 あのときは収拾がつかないから長州さんやマサ斎藤さん、藤波さんたちがやってきて、ふたりを場外に連れ出して両者リングアウトで終わってましたね。 ――そういう試合ってたまに起きるんですか? 新倉 ありますよ、ありますよ。大阪で栗栖正伸さんが俺に仕掛けてきたりとかね。大阪は栗栖さんの地元で、嫁・子供、友達が来ていたから、いいカッコしたかったんでしょう(笑)。 ――そんな理由で仕掛けるんですか!?(笑)。 新倉 やりますよ~。その当時の俺は合宿所の責任者をやっていたんだけど。栗栖さんが新弟子の牛乳やバナナ、プロテインを勝手に食べたり飲んだりしてたんですよ。それで俺はいっつも注意していたの。「栗栖さん、勝手に飲まないでください!」って。栗栖さんはそれに腹を立てていてね。 ――小言の恨みですか!(笑)。 新倉 栗栖さんに過失があるから反論するわけにはいかないじゃないですか。それで試合で仕掛けてきて、おもいきり蹴ったり殴ったりしてきて危なかったですよ(笑)。 ――栗栖さんと仲が悪いわけではないんですよね? 新倉 試合が終わったら何もないですよ。いまでも仲はいいですし。あのときは新弟子だった山田(恵一)や佐野(直喜)はキョトンとしながら見てましたけどね。「これは試合なのかな……」って。そんなふうにたまに先輩がやってきますからね。星野勘太郎さんとか。 ――ハハハハハハ! さすが新日本の喧嘩師ですね(笑)。 新倉 星野さんはちょっと気に入らないとモロにパンチを入れてきますからね。 ――普段から身体も精神も鍛えておかないと生きていけない世界なんですね。 新倉 毎日必死でしたね。猪木さんがウィリー・ウィリアムスと異種格闘技戦をやったときなんて、極真関係から毎日脅しの電話がありましたし。 ・道場破りの実態 ・ルスカを極めまくった藤原喜明 ・猪木さんは道場で一番強かった ・金満団体SWS ・至近距離から見た北尾光司vsテンタ、鈴木みのるvsアポロ菅原の不穏試合 ・田中八郎はプロレスをわかってなかった ・ブロディ刺殺事件の予感……12000字インタビューはまだまだ続く  

新倉史祐が見た昭和・新日本伝説「猪木さんは本当に強かった」

ウルフアロンのデビュー戦は◯◯◯◯◯◯◯をやらなければ成功する■プロレス事情通Z

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはウルフアロンのプロレス転向です! 【1記事から購入できるバックナンバー】・ゼロワン、WJ、ビッグマウス・ラウドの浜辺■臼田勝美インタビュー⑤ ・夢とトラウマを与えたアントニオ猪木の「死」■菊地成孔 ・映画『アイアンクロー』…“呪い”はいまだ消えていない ・アイスリボンの選手大量退団■事情通Zの「プロレス 点と線」 ――Zさん、大変です! 東京オリンピックの柔道金メダリスト、ウルフアロンの新日本プロレス入団が発表されました! いやあ、“闘い”が失なわれた新日本に入ってもあんまり期待できないですよねぇ。なぜウルフアロンはIGFに入らなかったのか? Z もうIGFはねえからだよ! 仮にIGFに入ったとしても、ちゃんとプロレスの指導ができねえから123パーセント失敗するだろ。新日本で大正解! ――ボクが「ウルフアロンのプロレス転向。北尾光司に小川直也、新日本の大物育成失敗の経験は活きるか……」というツイートをしたら小川直也は成功だろというお叱りの声が届きました。 Z 橋本真也との抗争はプロレス史に刻まれる激闘だったけど、育成に成功したかといえば……おそらく「成功派」の方々はハッスル→IGF時代の小川直也の試合を見てない。それまでは地上波で見られたけど、ハッスルやIGFの視聴方法は限られていた。面白かった橋本真也戦の印象のままじゃないかなと。 ――ハッスル→IGF時代の小川直也を知っていれば、「デビューのときにちゃんと育成していれば……」と思わずにはいられないんですよね。 Z 横綱・北尾光司の件もあるし、最初が肝心なんだけど……結論からいうと、ウルフアロンのデビュー戦は◯◯◯◯◯◯◯をやらなければ成功する。 ――伏せ字は「飛んだり跳ねたり」のプロレスですね! Z 全然違うし、あとで説明するよ!  ・若返っている新日本プロレスだから育成しやすい ・金メダリストだからってプロレスラーとして成功するわけじゃない ・入団会見成功のポイント ・DDTの異業種人材プロデュース ・◯◯◯◯をやるかどうか……まだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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【やっぱり裏切った?】赤田功輝のブラックローズ離脱とインフルエンサー格闘技

ジャン斉藤がジャン斉藤にインタビューして赤田功輝のブラックローズ離脱を語ります! 【1記事から購入できるバックナンバー】・赤田プレイボイ功輝ロングインタビュー ・恐るべし朝倉未来の求心力!「RIZIN男祭り」振り返り21,000字■笹原圭一 ・「レスリング虎の穴」のストライカー野村駿太インタビュー ・堀口恭司の勝利にかかっている? UFC日本大会の可能性■シュウ・ヒラタ ――平本蓮のスーパーリングパートナーだった赤田功輝が剛毅會&ブラックローズを離脱してブレイキングダウンに電撃参戦。事実上、平本蓮から朝倉以来サイドに寝返ったかたちになりました。 斉藤 ジムや団体でイジメられてもスムーズにやめられる「退職代行フキソ」を作りたくなりましたね。 ――いろんなトラブルがごっちゃになってますよ。この件については赤田功輝が記者会見やYoutubeで発言したり、そこでの“匂わせ”を受けた平本蓮がインスタライブで離脱の裏側を語っていますね。 斉藤 どう受け止めるかは人それぞれなんですが、30年以上前の新生UWF解散劇もいまだに真相を巡って議論されていますから、離合集散はミステリー化して惹きつける。今回の件でまず思ったのは、赤田功輝はMMAキャリア2敗。そのファイターの動向がここまで話題になるんだから、朝倉未来と平本蓮の2人の影響力のすさまじさですよ。 ――しかも緊急記者会見と銘打たれてのブレイキングダウン参戦発表ですよ! 斉藤 非UFCが生き残れるためにはスーパーローカライズの道しかないことがよくわかります。アメリカを諦めて「タイ時々日本」のONEチャトリさんも頷いてるはずですよ。ところでボクは以前、剛毅會&ブラックローズ時代の赤田選手をインタビューしたことがあるですけど、いま読み返すと面白いんですよね。とくに平本蓮ドーピング騒動の仕掛け人・赤沢幸典さんとの会話! ・「オマエみたいなのが意外と裏切ったりするんだよ」 ・国内団体への圧力はあったのか ・2010年代の反動がインフルエンサー格闘技を作った ・赤田功輝は遠隔操作ヘルメットを被ったまま……まだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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【17000字】川口健次が語るシューティング黎明期から、創始者・佐山聡離脱まで

シューティング初代ライトヘビー級王者・川口健次インタビュー。その始まりから見続けてきた男が語る 「修斗」とは何か?(この記事は2019年に12月に掲載されたものです)【1記事から購入できるバックナンバー】・「高田さんは相当強いっすよ……」ブラジリアン柔術家・高田延彦を語ろう■橋本欽也・鈴木千裕vs金原正徳から見えた「スーパータイガーセンタージム」■塩田“GoZo”歩 ・萩原京平12000字インタビュー「平本蓮との再戦はお互いに勝ち上がってから」 ・【こじらせU系】高田延彦という最強の空洞■小説家・樋口毅宏 ――シューティングの創生期から現在まで格闘技界に携わっている方はごくわずかなんですが、川口さんはその中のおひとりになるんですね。 川口 そうなりますね。何もないところからシューティングが競技のかたちになっていくところを近くで見てきました。 ――そんな川口さんがスーパータイガージムに通いだしたきっかけはなんですか? 川口 昭和の時代って本当の格闘技ブームだったんですね。プロレス以外にもジャッキー・チェンの映画なんかも流行ってましたし。 ――プロレス格闘技に触れられる機会が多かったですね。 川口 ボクの親父がテレビでプロレスをよく見てたんですけど、つられて初代タイガーマスク(佐山聡)を好きになっちゃったんです。その佐山先生が新日本をやめたのが1983年、私が中学3年の夏で。佐山先生が一般人も通えるジムを設立すると聞いたので、高校生になったら入会しようと思ってたんです。最初は二子多摩川にできたんですが、入るか入らないか迷ってるうちにその場所にはなくなっちゃって。そうしたら三軒茶屋にあらためてジムができたんです。 ――それがスーパータイガージムですね。 いまはシルバーウルフのジムがある場所で。 川口  メインインストラクターは宮戸(優光)さん、山崎一夫さん。宮戸さんが常時指導されてましたね。でも、その頃は競技的なものではなくフィットネス感覚だったんです。 ――「格闘技で強くなろう!」というジムではなかった。  川口 じゃなかったですね。もちろん強くなるために来ている人もいれば、プロレスラーを目指すために通ってる人がたくさんいましたけどね。だいたいの人が「プロレスラーになりたい!」という人ばっかりだったんですが、ジムの指導内容とは方向性は全然違いますよね。だからプロレスラーを目指して入った人はやめるのは早いんですよ。強くなるために入ってきたのが、私や いまの修斗協会副会長の横山忠志さん、ジークンドーの中村頼永さんですね。朝日昇さんはだいぶ後になってから入ってきてて。 ――川口さんが入会したのは初期も初期だったんですね。 川口 初期でも入会者の数は凄かったですね。オープン1週間で100人は超えて、最終的に会員は1000人は超えてたみたいですけど……当時の月謝は銀行引き落としじゃなくて集金でしたからね(笑)。 ――ちゃんと月謝が集められていたかはわからないと(笑)。スーパータイガージムの方向性はどのようにして変わっていったんですか? 川口 オープンして1年経ったときですよね。それまではメニューを出されてサンドバッグを叩いたり、器具を使ってトレーニングをする程度だったんですよ。その頃には平直行さんがインストラクターとして入ってきたりして、シューターテストもやるという話が上がってきたんです。シューターテストというのは技術テストですよね。あと合同練習もやり始めるようになりました。 ――合同練習ってどういうことをやるんですか? 川口 それまでも月に1回はみんなが集まってやってたんですよ。ただ、みんなでシャドーをやったりするくらいで、そんなに強くなった気はしないんですけどね(苦笑)。でも、 自分で自分のケツはなかなか叩けないじゃないですか。合同練習をやるようになってから少しずつレベルアップしていきましたね。 佐山先生もそのへんから競技的なことを考え始めたのかな。 ――その頃は宮戸さんや山崎さんたちはUWFに移っていたんですか? 川口 どうだったかな。途中でいなくなったことはたしかなんですけど。当時は事情はよくわからなかったですね。佐山先生との方向性の違いはあったみたいですけど。その頃の私は単なる会員だったので明確な理由はわからないです。 ――中村頼永さんや北原光騎さんがインストラクターになるわけですね。 川口 あとは平さんと、佐々木さん。 ――佐々木さんも、のちにUWFに移りますね。 川口 平さんや佐々木さんはどちらかというとプロレス志向が強くて。佐々木さんがUWFに行ったときとは「ああ、やっぱりな」という感じでしたね。まだ格闘技がプロ化されてないから将来的にはそっちのほうでやってみたいとはなりますよね。 ――中村さんや北原さんの証言だと、ジムとは別の場所で佐山先生が直々にあの2人に秘密の特訓を受けさせたと聞きますね。  川口 ああ、やったみたいですね。それは第1回プリ・シューティングテストを控えて極秘でマンツーマンテストをやっていたとか。ボクらはやってることはなんとなく聞いてたんですけど……。 ――どうして極秘だったんですか? 川口 これは言っていいのかな……◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯だったみたいですね。 ――な、なるほど!! プロレスには行かない中村さんや北原さんに技術を教えて、何かあれば彼らが先頭に立って戦う……ということなんでしょうかね。 川口 ということだと思いますね。当時は戦う場所がなかなかないですから年齢的にも焦りはあるし、他で戦えるなら……と考えちゃいますけど。中村さんや北原さんはプロレスラーになりたいという雰囲気ってなかったですしね。  ――そこは佐山先生も見極めていたということですね。 川口 だと思いますね。 ――でも、その北原さんが全日本プロレスに行くんだから面白いですね。 川口 それは意外だったんですけど、結局インストラクターとして北原さんが1人だけ残っちゃったんですよね。 勝山(恭次)さんが補佐でインストラクターをやっていたんですけど。北原さんも競技としてはやれてない状態だったので、どこか戦える場所は探したとは思うんですね。 ――北原さんはヘビー級の身体ですから、もったいないですもんね。 川口 話を戻すと、ジムのメニューがフィットネスから競技化に変わったときは平さんが中心だったんですが、スパーリングがとにかく凄かったですね。 掌打でガンガンやってましたから、みんな血だらけで。マウスピースもつけてなかったですしね(笑)。 ――まだ練習方法がよくわかってなかったという。 川口 平さんもよくわかってなかったから、実験方法としてとにかくスパーリングをやると。いわゆる会員はダミー扱いになるわけですから、スパーでボコボコされてやめちゃう人もけっこういましたよね。殴られてジムの中で大泣きする人もいましたし(笑)。 ――月謝を払ってボコボコにされる(笑)。 川口 何度やられてもジムに来る人を平さんは相手にするし、若いと打たれ強いじゃないですか。そのときのボクは高校生でしたけど、しょっちゅうケガはしてましたね。そのせいで体育の授業を見学してましたからね(笑)。 ――ハハハハハハ! ヘッドギアはつけてたんですか? 川口 つけているときと、つけてないときがありましたね。 ボクシンググローブのスパーリングはヘッドギアありでしたけど、たいていつけてなかったですよねぇ。本当に実験段階だったから。 ――佐山先生はどういうスタンスだったんですか? 川口 あのときの佐山先生はジムに来たり来なかったりで。そんなに指導はされてなかったです。 ――ということは、初期スーパータイガージムは平さん主導で実験を繰り広げられていたということですね。 川口 たぶんそうだったと思いますね。北原さんと中村さんはそこまでガチガチにはやらないんですけどね。 ――それは佐山先生との極秘特訓のほうがメインだったということなんですかね。 川口 指導のときは「もう疲れてた」と言ってましたけどね。ボクらがやっていたこともスパーというより、ただのケンカに近いですけど。 ――そこまで激しいと「ちょっとやりすぎだ!」ってことで揉めたりしなかったんですか? 川口 いや、みんな「これが本当の格闘技だ、これが格闘技の練習なんだ!!」と思ってたんですね(笑)。 ――ハハハハハハハ! 川口 あたりまえですけど、どんどんと会員は減っていくんですよ。そのスパーリングに参加するのは最終的に5人ぐらいに絞られましたね。その中にはボクシングに転向して新人王を取った人間もいたんですけど。ボクは高校生だったんですが、週3回の合同練習にはすべて参加して、ガチのスパーをやってましたね。よく続きましたよ(苦笑)。  ――その平さんがインストラクターをやめることになるんですよね。 ・試行錯誤したルール、グローブ ・佐山聡いわくUWFは修斗のライバルではない ・UFCはまともではなかった ・修斗から見たリングス、パンクラス ・マウントパンチという大革命 ・佐山聡はなぜ修斗を離れたのか ・佐山聡追放が下された全体会議……16000字インタビューはまだまだ続く  

【17000字】川口健次が語るシューティング黎明期から、創始者・佐山聡離脱まで

G1はもうダメだ/覇気のないプロレス/佐々木幹矢とは誰か?/本物プロレス

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはG1はもうダメだ/覇気のないプロレス/佐々木幹矢とは誰か?/本物プロレスです!【1記事から購入できるバックナンバー】・【謎】ウナギ・サヤカは本当にそんなことを言ったのか ・内藤哲也の新日本プロレス退団と2つの派閥■プロレス事情通Z ・ボクらの「アキラ兄さん」の説教は何が問題なのか■プロレス事情通Z ・ありがとう、西村修さん、グラン浜田さん、永島勝司さん■小佐野景浩 ――Zさん、真夏の祭典G1クライマックスのメンバーが発表されましたが、サプライズがありません。新日本プロレスは完全に終わりました! 「本物のプロレス」を追求したIGFならば、世界中から強豪を集めてリアルIWGPをやっていたのに! Z IGFは実際にそんな企画をやったけど、MMAルールでやりだしたあげく、ヘビー級トーナメント優勝者は誰もおぼえてないだろ! 今回のG1は外から大物レスラーを呼ぶのではなく、いつものメンバーでレベルの高い試合をやる方向にかじを切った。外から呼ぶにしてもNOAHのOZAWA、全日本の斉藤ブラザーズは現実的じゃない。NOAHも全日本も勢いがある中、エースが外のリングに出てくるのはいろいろと難しい。ビッグイベントのワンマッチならわかるよ。シングルマッチのリーグ戦で何試合もやるとなれば、優勝もしくは準優勝、予選のリーグ戦も全勝ペースで抜け出さないと。勝ったり負けたりだと“出し損”、エースのイメージが崩れかねない。 ――いまのOZAWAや斉藤ブラザーズがG1に出ること、そして受け止める新日本、どっちにもリスクがあると。 Z 大物だからといってAEWから高いお金を払ってケニー・オメガを呼んだとしてもそこまで新鮮さはないし、かけたコストに見合わない。それにいまのケニーだと最後まで走りきれるかといえば……。 ――G1って完走のハードルが高いですよね。・内藤哲也が残留していたら?・マリーゴールド「覇気のない」衝撃声明・佐々木幹矢とは誰か?・佐山聡と前田日明の和解と「本物プロレス」……まだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

G1はもうダメだ/覇気のないプロレス/佐々木幹矢とは誰か?/本物プロレス

「堀口恭司級」をフライ級に開拓せよ! フライ級GP、選ばれし9人!

ジャン斉藤がジャン斉藤にインタビューしてRIZINフライ級GPを語ります! 【1記事から購入できるバックナンバー】・平本蓮と空手をつなぐ日本格闘技のサーガ■剛毅會宗師・岩崎達也インタビュー ・【ダンダン、ダダン!!】「PRIDEのテーマ」を使った理由■RIZIN演出統括・佐藤大輔 ・【プレイバック】「すべらせろ!」と叫んだ山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ・【シバターvs久保事件】Uインター・PRIDEから続くRIZINの「まだら」■菊地成孔 斉藤 征矢貴選手が主役のRIZINフライ級GP9人トーナメント、盛り上がってきましたね。 ――8人制ですよ。その征矢貴選手が落選して物議を醸しています。 斉藤 今回の発表で話題になったのは元谷友貴のエントリー、その件だから征矢選手は大チャンスですよ。征矢選手はリザーブマッチが組まれるはずだから7月、9月、大晦日と3連勝すれば「やっぱり征矢貴を出すべきだった!」という声が高まって、来年4月の香川大会で王者オギちゃん(扇久保博正)への挑戦が決定。「おい、タカキ!なんでフライ級GPに出られなかったか言ってみろ!」から始まる愛と涙と便所掃除の同門対決ですよ。 ――オギちゃん優勝をネタバレしないでください。一部のRIZINファンが「オギちゃんが優勝したらどうなるんだ?」と恐れおののいてますよ。 斉藤 オギちゃんのことを「塩」だ「つまらない」とか思考停止気味に言う人がいるけど、ボクはつまらないと思わないんですよね。「おいしい塩」というか、これがまたしょっぱくてうまい。それより「俺、高級カニです。皆さんの舌をフィニッシュしま〜す」みたいにいつも騒いでるけど、箸をつけたらカニじゃなくてカニカマなファイターのほうが問題で。いいから早くカニを食わせろ! ――MMAファンからすれば、今回のフライ級GPも「カニだと思ったらカニカマだった!」という微妙な反応なんじゃないですか。 斉藤 これがRIZINフライ級の精一杯だし、盛り上がると思いますよ……ヘビー級GPより。 ――ハードルが低い! 斉藤 柏木さんのヘビー級GP煽りポストは「!」や「!!」をやけくそ気味に連打してて笑いました。征矢選手のフライ級GP落選を世界で一番早く予想したのはボクだと思うんですよ。「RIZIN男祭り」直後の配信でフライ級のメンツを予想したときに、オギちゃん、ヒロヤ、ガジャマドフ、神龍誠、アーセンは確定。征矢選手は有力候補だけど「わからない……」と。 ――その理由は? 斉藤 そこは決定的な理由はなく「なんとなく……」としか言いようがないですけど。ボクは毎朝、プロレスやMMA団体だけじゃなくて、まったく興味のないキックやボクシングの興行絡みのニュースをチェックしてるんですけど。世界中のファイトビジネスの流れと、RIZINのマッチメイクのやり方からすると「確定」ではないんだろうなと。「ドットソンよりMMA素人に勝ったほうが評価が高いのか?」という意見はよくわかるんですけどね。 ――プロモーター・ジャン斉藤は征矢選手を選ばないと。 斉藤 いや、今回発表された8名なら入れます。――誰を外すんですか? ・神龍誠vs伊藤裕樹をRIZIN男祭りで組んだ理由 ・ホセ・トレースが落選したのは ・山本アーセンというロマン ・RIZINは「榊原信行コンテンダー・シリーズ」 ・元谷裕貴の嗅覚 ・征矢貴の「どっちがフライ級GP?」路線 ・「RIZIN=Mリーグ」説……まだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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韓国から見たRIZIN韓国大会「三浦孝太が負けて次回はないかも……」■PKヤドラン

韓国格闘技事情通PKヤドランさんが語るRIZIN韓国大会です!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から買えるバックナンバー】・久保優太、野村駿太、木村柊也…BRAVEから超絶MMAストライカーが生まれる理由■芦田崇宏 ・いま最も幻想がある格闘家!日本拳法“史上最高傑作”木村柊也インタビュー ・MMAの狩人・福田龍彌13,000字「ワンチャン見せたら、狩る」 ・女性から見た「女子格闘家の減量」/元シュートボクシング王者・髙橋藍 ──本日は韓国格闘技事情通のPKヤドランさんをお呼びしまして、韓国から見たRIZIN韓国大会を語っていただきたいと思っております。 ヤドラン みなさん、お久しぶりです。よろしくお願いします。 ──じつはヤドランさんは韓国大会を当日に見られなかったんですよね。 ヤドラン LEGENDというキックボクシングの興行が北海道であったんですけど、そこでオファーをもらったので当日は北海道にいました(笑)。 ──それはヤドランさんがその大会に韓国人選手をブッキングしたわけですね。 ヤドラン そのオファーがあったときは、RIZIN韓国大会に行きたかったので、ちょっと待ってもらったんですよ。でも、あまりにも韓国大会のチケット情報が出ないから、さすがに​​LEGENDを待たせるわけにもいかないので、オファーを受けました。結果的に受けてよかったです。 ──今回のRIZIN韓国大会は、韓国のカジノのサポートを受けた興行という事情もあって、チケットが流通しなかったんですよね。 ヤドラン それに一番安いチケットが5万円なので、さすがに買えないですね(苦笑)。 ──今回のRIZIN韓国大会には、現地からどんな声が上がってるんでしょうか。 ヤドラン やっぱりRIZINの演出や映像はすごいという声が多かったんですね。 ──RIZINにしてはスケールが小さい感じでしたけど、それでも評価はあるんですね。 ヤドラン やっぱりRIZINの映像や舞台演出は他の団体と違うと思ってるんですけど、韓国の格闘技ファンも同じ印象を受けたと思いますね。 ──韓国の団体とはどう違ったりするんですか? ヤドラン たとえば、ROAD FCはケーブルテレビで流れてるんですけど、放送時間が決まってるんですよ。ROAD FCは試合数が多いので、ライブでやると巻き巻きで早めにやるしかないんです。なので、あまり華麗な演出はできなくて。 ──いままで放送時間内に終わらなかったことってあるんですか? 昭和の新日本プロレス中継じゃないですけど(笑)。 ヤドラン まだないんですけど、終了時間に合わせるために前座の試合は5分2ラウンドでやって、メインのカードは5分3ラウンドだったり。だから、煽り映像も本当に短めで入場も早め早めですね。 ──キム・スーチョルが全力疾走で入場するのはそんな事情もあるんですか?(笑)。「早く走らなきゃ、放送時間がオーバーしてしまう!」とか。 ヤドラン いや、それは関係ないです。あれはスーチョル選手のトレードマークですね(笑)。 ──BLACK COMBATは選手の売り方がいままでの韓国団体とは違うという話ですよね。 ヤドラン そうですね。BLACK COMBATは選手のストーリーラインを重視していて、選手1人の煽り映像的なものを20~30分に収めてYouTubeに出しますね。やっぱり選手が誰かわからないとあんまり興味が沸かないですけど、そういう映像があることで選手に見入っちゃうファンは多いですね。 ──それは大会当日の煽りVやライブ演出とはまた違うというか。 ヤドラン そうですね。BLACK COMBATは事前に出す映像で、RIZINのように試合当日に出す映像ではないですね。 ──たとえばしっかりと作られた煽りVが事前に流れたり、入場の派手なパフォーマンスは韓国の団体からすると特殊だったりすると。 ヤドラン ただ、韓国で普段からRIZINを見ているのはマニアしかいなくて。一般の方は今回の韓国大会で「これがRIZINなんだ」と認識している方が多かったですね。 ──よくよく考えると、韓国の方がRIZINを見るきっかけってあんまりないですよね。 ヤドラン スーチョル選手がRIZINで活躍する前は、韓国ではRIZINの人気がまったくなかったですね。RIZIN自体を知らない人が多かったです。パク・シウ選手がコロナの時期にRENA選手に勝ったこともほとんど知られてないですよ。 ──という中で、今回RIZINがはじめて韓国で興行をやったわけですね。 ヤドラン 今回は榊原社長がおっしゃったように、韓国でRIZINを知らせるためのプロモーションみたいな大会ですね。私からしたら100%の成功ではないと思うんですが、それでも「これがRIZINだ」と認識された大会にはなったと思います。 ──もしかしたら第1回大会というよりも、「プレ旗揚げ戦」みたいな感じだったのかもしれないですね。とりあえずやってみて……。 ヤドラン そうですね。一旦様子見っていうか、韓国のスポンサーなんかがもし集まったら次の大会があるみたいな感じだと思います。 ──韓国に住んでいて「RIZINが韓国に来る!」という情報は出回ってくるもんなんですか? ヤドラン いや、それがまったくなんですよ。頑張って宣伝した団体はROAD FCと、あとはMAXFCっていうキックボクシング団体が「ウチの選手出ます」って宣伝だけして。BLACK COMBATやAFCなんかはまったくRIZINの宣伝はしてないですね。たとえばBLACK COMBATの代表は会場には来てなかったです。ナンバー2と呼ばれる方が1人来てましたけど。 ──選手は派遣するけど、RIZINはいろんな団体と向き合ってるから、ちょっと警戒してるんですかね。 ヤドラン そうですね。やっぱりRIZINってアジアでは大きな団体ですので、とりあえずは協力しようと。 ──韓国団体との仲を取り持った佐伯さんが「RIZINが2回目やるときは協力しててくれるかどうかわからない」みたいなことを言ってたんですけど。 ヤドラン 正直、私もそう思います。今回はパラダイスシティ(統合型リゾート)の全面スポンサーで、RIZIN側はお金は絶対にマイナスにはならないから、プロモーション的にやってみたんだと思いますね。 ──要は売り興行だったわけですね。画面越しですけども、会場から伝わってる空気が韓国でやってるような感じがしなかったですね。 ヤドラン そうですね。会場に来たのは、カジノ客、韓国の格闘技関係者、あるいは各団体から事前にチケットを買った選手の知り合い。韓国の一般客はほぼいなかったですね。逆に日本人の一般客がいたみたいです。 ──日本人の観光客ってことですね。カジノ側には旨味があったからまたやるかもしれないけど、今回のような小規模だとRIZINが納得してまたやるかはわからない。 ヤドラン 今回、韓国で宣伝があまりなかったのは、韓国内でチケットを売る必要がなかったからですよね。ちゃんと会場を借りて、チケットを売って、お客さんを呼ぶ興行にするとしたら、RIZINを見るために何人集まるかはわからないです。 ──RIZINがソウルの体育館を借りて、何千人も集めるとなったら、またやり方を変えなきゃならないと。 ヤドラン そういう意味でも三浦孝太選手は絶対に勝たなきゃいけなかったです(苦笑)。三浦孝太選手が負けた瞬間に「RIZIN、次の韓国大会はないな……」って思いました。 ──三浦孝太選手はそんな大きな荷物を背負ってましたか(笑)。孝太選手ってそんなに韓国で大人気なんですね? ヤドラン 「めちゃめちゃイケメンの格闘技選手がいる」ってことでインスタのストーリーが韓国でバズったんですよ。韓国の女性たちは三浦孝太がめちゃめちゃ好きで。三浦孝太のインスタを上げるたびにリプがすごくついてるんです。今回、三浦孝太選手が韓国入りしたときに何人か女性の方が出待ちしたって話も聞きましたし、あと韓国のファッション誌のメディアからも取材に来たりとか。格闘技をまったく知らない人たちが三浦孝太選手目当てでRIZINを見たと思うんですよ。 ──そうすると第2回大会のためにも「三浦孝太選手は絶対に勝たなきゃいけない」はあながち大げさではなく、一般層にもリーチできる存在。 ヤドラン だから今回、負けたとしてもRIZINは三浦孝太を捨てることはできないと思いますよ。 ──海外にも「イケメンファイター」ってけっこういるじゃないですか。三浦孝太とは何が違うんですかね。 ヤドラン 韓国は格闘技に対して基本的にイメージがそんなによくないんですよ。 ──まあ日本もよくないです(笑)。 ヤドラン イメージがよくない中で、イケメンが過激な格闘技をやることにギャップがあるってことで人気なんですね。韓国でも、あんなイケメンが格闘技をやる前例がなかったので、それで人気が出たんじゃないですかね。タイで人気なのも同じ理由だと思います。 ・韓国のチケット料金事情 ・UFCも井上尚弥も無料で見られる韓国 ・三浦孝太の相手はアマチュア ・秋山成勲ひとりで興行が打てる ・韓国で誹謗中傷を浴びる大原樹理 ・ケイトロータスに下心むき出しで質問する記者 ・BLACK COMBATvsJTTは盛り上がる……12000字インタビューはまだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

韓国から見たRIZIN韓国大会「三浦孝太が負けて次回はないかも……」■PKヤドラン

【検証「1984年のUWF」】船木誠勝「えっ、そんなことが書かれてるんですか? それは全然違いますよ」

noteにバックナンバーの引っ越しに伴いDropkickブロマガにも再掲載!この記事は2017年に5月に掲載されたものです ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 話題沸騰のノンフィクション本『1984年のUWF』!!  新生UWFの当事者である船木誠勝が登場! 15000字オーバーのロングインタビューで「1989年の新生UWF」を語ってくれた!(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】・『1984年のUWF』はサイテーの本!■「斎藤文彦INTERVIEWS⑬」 ・“Uと馬場”を支えた黒衣の絵描き……更級四郎インタビュー ・【90年代・灰色の狂気】木村浩一郎「FMWとリングスで俺はこの業界をナメてしまったんですよ」 ――船木さん、いまプロレスファンのあいだでは『1984年のUWF』(柳澤健・著/文藝春秋・刊)というノンフィクション本が話題になってるんです。 船木 その本を読んでないんですよ。どんな内容なんですか? ――ざっと説明すると1984年に設立されたUWFが、佐山(聡)さんや前田(日明)さんらによってプロレスから格闘技に転換していこうとする流れを追った本になりますね。 船木 1984年というと、それこそ自分が新日本プロレスに入門した頃からの話なんですね。 ――そうなりますね。ただ、新生UWFや旧UWFの選手たちに取材していなことや、内容が偏ってるんじゃないかという批判がありまして。そこで当事者である船木さんにいろいろと伺いたいと思っています。 船木 わかりました。 ――新生UWFの前にお聞きしたいのは、船木さんは『船木誠勝の真実』(エンターブレイン・刊)という自伝を出されていますよね。 船木 ありましたね。あれは2003年の本じゃないですかね。 ――はい。あの本はかなり衝撃的な内容だったんですね。 船木 えっ、何を書いてるんですか? 全然おぼえてない(笑)。 ――そうですか(笑)。 船木 あの本は自分が書いたんじゃないんですよ。自分がしゃべったものをもとにライターさんが書いてくれたんです。だいぶ直してるはずですけど。 ――できあがった原稿を船木さんは最終的にチェックしてるんですよね? 船木 いや、当時パンクラスの社長だった尾崎(允実)さんが目を通して、本として出せるものにしたとは聞きました。 ――というと、最終稿はご覧になってないんですか? 船木 できあがったものは読みましたね。もうおぼえてないんですけど。 ――読んでみて「こんなことを言ったかな?」と思った箇所はありませんでしたか? 船木 うーん、それはないと思いますけどね。 ――この『船木誠勝の真実』以外にも本は出されてますけど、本の作り方は同じ形式ですよね。 船木 そうですね。自分がしゃべって誰かに書いてもらう。いままで自分が出したいと思って出した本って1冊もないですんですよね。出せば売れる時代ってあったじゃないですか。編集してる人から依頼があって、会社としても本は収入源になりますから。 ――2000年に安田拡了氏が書かれた船木さんの評伝『海人』でも軽くは触れられてるんですが、『船木誠勝の真実』ではより深くプロレスと格闘技の違いについて書かれてるんです。簡単に言ってしまえば、プロレスは競技としての真剣勝負ではない、と。 船木 そうなんですか。 ――新生UWFのメンバーでそこに踏み込んでいるのは船木さんと、高田(延彦)さんの自伝『泣き虫』だけなんですね。それは船木さんの意志で語ったんですか? 船木 と思いますね。自分はプロレスと格闘技を両方やっていますし、それはどっちがいいとか悪いとかの感じではしゃべってないと思うんですね。それは「いま自分たち(パンクラス)がやってきたことはこういうことなんだよ」って説明したかったんです。 ――たしかにプロレスと格闘技の違いに触れないと、意味がわからないことではありますね。 船木 自分は15歳のとき新日本プロレスに入門したんですが、当時の前座はギリギリの試合というか、なんの筋書きもなくやってたところはあるんですね。 ――内容的にはフリースタイルだったわけですね。 船木 そこから外人レスラーと戦うようになって、海外修行に行けば完全に向こうのスタイルに合わせなきゃいけないんです。 ――船木さんはヨーロッパ武者修行でプロレスを勉強されたわけですよね。 船木 それで帰国してから新生UWFに参加したんですけど、その頃のUWFはスポーツ的な方向に行こうとしてたんですね。だから凄く戸惑ったんです。自分はプロレスをやろうとしたんですけど、UWFはスポーツや格闘技の方向に向かってる。せっかく新しいプロレスをやろうとしてたんですけど、凄く先に飛んじゃってるなって。 ――『1984年のUWF』では船木さんが「UWFがリアルファイトであると信じた」「ところが、実際に移籍してみると、UWFは船木が考えていたようなリアルファイトの格闘技ではなかった」「船木はプロレスに過ぎないUWFに失望した」と書かれてるんですね。 船木 えっ、そんなことが書かれてるんですか? それは全然違いますよ(苦笑)。UWFは格闘技やスポーツとして打ち出していましたよね?  ――はい。 船木 自分はその流れについていけなかったんですよ。 ――船木さんはUWFがあまりにも格闘技的であることに驚いたということですか。 船木 はい。だからボブ・バックランド戦でコーナーポストからドロップキックを出したりしてその流れに抵抗したんですよ。 ――「プロレスをやりたい」というメッセージ的なアクションだったわけですね。 船木 そうですね。UWFではケガしちゃって長いこと休むんですが、そのあいだに自分なりに「このUWFという電車に乗らなきゃいけない」って考えたんですよ。UWFを格闘技やスポーツにするのであれば、ほかのスポーツや格闘技の勉強をしなければならない。それでボクシングやキックボクシング、いわゆる格闘技のビデオをさんざん見たし、ボクシングを新しく習ったんですよ。 ――やるのであれば徹底的に格闘技としてやらなきゃいけないということですね。 船木 はい。やっぱりトップを走りたかったですから。海外から帰ってきてUWFのトップに食い込もうとしましたけど、ついていけなかったですから。 ――なぜ『1984年のUWF』で船木さんが「格闘技じゃないことに失望した」というように書かれているのかと言えば、先ほどお話した『船木誠勝の真実』からの引用でもあるんですね。『船木誠勝の真実』には「UWFの試合は自分が思っていたほど格闘技ではなかった」「UWFの試合はセメントをやってるのだと勘違いをしていた」と書かれてるんです。 船木 えっ、ホントですか? ――はい。『海人』にもそのように受け止められる記述がありますね。これは船木さんがしゃべられたんですよね? 船木 いや、それは絶対にないですね。UWFが思った以上に格闘技ぽかったので戸惑っていたんです。その本に書いてあることは間違いですね。 ――では、どうして「UWFは格闘技だと思っていた」と書かれてしまったんでしょうか。 船木 どうしてなんですかね。 船木誠勝が「新生UWFはプロレスだと思っていた」という主張をするのは今回が初めてではない。いまから3年前の2014年、Dropkickが船木インタビューをした際にも同様の主張を述べている。 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar597913 船木 残っても新日本に居づらくなるので、UWFに移ったほうがいいなと思いました。でも、UWFに行ってみてわかったんですが、あそこまで格闘技寄りになってるとは思いませんでした。自分はちょうど海外に行っていたのでUWFの映像が見れてなかったんですよ。『週プロ』や『ゴング』に載った試合写真しか見れてなかったですけど。蹴って投げて極めるだけのスタイルになってるとは思いもしませんでした。 ――船木さんが格闘技の世界に飛び込みたかったんじゃなくて、行ってみたら格闘技スタイルになっていたという。 船木 そうなんです。自分はたしかに強さは強さで求めてましたけど、スタイルを格闘技にするという発想はなかったです。 ――新生UWFの頃って船木さんがイライラしたり、苦悩しているイメージあったんですけど……。 船木 はい。してましたね(苦笑)。 ――それはもっと格闘技に振り切りたくてイライラされていたじゃなかったんですか?  船木 そうじゃないんです。UWFが格闘技スタイルに寄りすぎちゃってて最初から「?」マークがあったからなんです。それでUWFのときに骨折して半年くらい休んだことがあったんですけど。そのときにボクシングのビデオをいっぱい見たり、骨法を飛び出して小林千明さんという東洋太平洋のチャンピオンにボクシングを習ってました。そうしてるうちに、UWFをやるのであればもっと格闘技に近づけないとダメだと考えたんですね。 船木が自伝の証言を否定している理由として「UWFをプロレスだと見抜けなかった当時の自分を偽っている」とは考えられないだろうか。ところが『週刊ファイトとUWF』(波々伯哲也・著/双葉社・刊)では、「UWFはプロレス」という認識を持った当時の船木の証言が掲載されている。 バックランド戦後、深夜1時に船木に電話すると「ハーッ」と大きな溜息をついて「海外で抱いていたUWF(への憧れ)がつぶれました」 「佐山さんと対立してたころの前田さんが好きでした。殺し合いじゃない、ギリギリの闘いだと言っている前田さんとは同じ考えだなとか思って。今は前田さんがいないほうがいいんじゃないかと」 「オレはどうすればいいんだろう。ルールを気にして試合をやってても、気分がよくないし憂鬱なんです」 自伝では「格闘技だと思っていた」と書かれているが、船木は当時から「UWFが格闘技寄りになっていた」ことに戸惑っていた。同じ本人の証言なのになぜこうも食い違ってしまっているのだろうか……? とりあえずインタビューを続けよう。 ――『週刊ファイトとUWF』という本では、新生UWF参戦当時の船木さんの証言が掲載されてるんですが、それはいまおっしゃられたように「UWFはプロレスだ」という捉え方。スポーツ化するUWFに不満を漏らしていますね。 船木 はい。俺は最初からUWFはプロレスだと思ってました。 ――『週刊ファイトとUWF』では「佐山さんと対立している頃の前田さんが好きだった」というコメントも記されています。競技よりもギリギリのプロレスを支持しているんですね。 船木 前田さんってプロレスの中で危険な試合をして生き残ってきたじゃないですか。尊敬してましたよね。そういう試合って気持ちの強さがないとダメですから。前田さんはだから潰されなかったんです。 ――だからこそ新生UWFのスポーツの世界観に違和感があったと。海外遠征中の船木さんは、新生UWFの社長だった神新二さんから送られてくる『週刊プロレス』からしかUWFのリング上の景色は確認できなかったわけですよね。 船木 写真しか見てないんで「凄い試合をしてるんだろうな」と。当時の『週プロ』の記者の書き方から熱狂的に雰囲気になってることはわかっていたので想像が膨らみましたね。 ――新生UWFはどういうプロレスだと思われていたんですか? 船木 なんて言えばいいんですかね……。 ――船木さんも経験された昭和・新日本の前座をさらに激しくしたような……。 船木 そうですね。もしくはスーパー・タイガー(佐山サトル)と高田さんのような試合ですね。旧UWFって佐山さんが参加したときからスタイルがガラッと変わったんです。で、自分が入門した3ヵ月目の頃、UWFの大会が用賀の特設リングであったので、山田(恵一)さんと後藤(達俊)さんと一緒に見に行ったんですね。 ――そのメインがスーパー・タイガーvs高田延彦だったんですね。 船木 それがホントに凄い試合だったんです。「高田さん、死ぬんじゃないか……」って思うくらいの激しい試合で。でも、山田さんが「やろうと思えば俺たちもできる」と言うんですよ。自分は入門したばっかなので、とてもできるとは思えなかったんですけど。 ――新生UWFのプロレスは、スーパー・タイガーvs高田延彦のような試合だと想像したんですね。 船木 そうですね。新日本の前座時代には、UWFからやってきた中野(巽耀)さんや安生(洋二)さんと試合をしてたじゃないですか。あの試合のイメージもありましたし、海外武者修行に出る前に高田さんから新生UWFに誘われたんですが「プロレスでも使える技があるなら残していきたい」と言ってるんです。だから新生UWFもプロレスだという意識はありましたね。 ――船木さんは『週刊ゴング』に海外武者修行日記を連載してましたよね。 船木 ああ、やってましたね。 ――プロレス記者としての繋がりもあったわけですから、UWFで何が行われてるか教えてもらえなかったんですか? 船木 いや、記者の方は「UWFはお客さんが入ってますよ」ということしか言わないですね。 ――神社長や前田さんが海外の船木さんに会いに来ましたよね。そのときもリング上の話はしてないんですか? 船木 していないですね。「新日本の海外修行が終わったらどうやってUWFに合流するか」とかそういう話だけですね。「弁護士を入れてでもちゃんと話をするから」とまで言ってくれて。 ――もしUWFが格闘技になっていたらそれは革命的なことだし、前田さんにしても船木さんには伝えないとおかしいですね。 船木 UWFはプロレスはプロレスでも格闘技寄りにはなってたんですけどね。 ――船木さんは新生UWFに参戦した頃から暗いイメージがつきまとってるんですね。 船木 自分でこういうのもなんですけど、俺はメチャクチャ明るい人間なんですよ(微笑)。  ――それはよく言われる「UWFで格闘技ができないから失望して暗くなった」というわけではないんですね。 船木 いや、自分はプロレス大ファンだったんですよ。だって中学卒業して15歳でプロレス入りするくらいですよ?(笑)。 ――たしかに(笑)。 ・「俺は前田さんを取ったわけじゃないですよ」・船木はなぜ堀辺師範の命令に背いたのか? ・神社長についていかなかった理由 ・新生UWF解散現場……前田日明のマンションで何が起こったのか? ・藤原組離脱の遠因は北尾光司にあった! ・“電流爆破”と同じだったパンクラスの真剣勝負……まだまだ続く  

【検証「1984年のUWF」】船木誠勝「えっ、そんなことが書かれてるんですか? それは全然違いますよ」

RIZINはPRIDEを超えたか

ジャン斉藤がジャン斉藤にインタビューして超RIZIN4記者会見を語ります! 【1記事から購入できるバックナンバー】・大麻、傷害、違法オンカジ…関根“シュレック”秀樹の格闘家犯罪講座 ・恐るべし朝倉未来の求心力!「RIZIN男祭り」振り返り21,000字■笹原圭一 ・佐藤大輔☓笹原圭一■格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字 ・朝倉海とパントージャはどこに差があったのか■水垣偉弥 斉藤 RIZINはPRIDEを超えた! ――RIZINをとにかくサゲたいファンの迷言「DEEPはRIZINを超えた!」みたいな言い方ですね。 斉藤 末長く続くと誰もが信じていたPRIDEは10年目で力尽きて、すぐに潰れると誰もが馬鹿にしていたRIZINが10年目を突破しようとするんだから、世の中わかりませんよ。 ――RIZINは規模的にはPRIDEを超えたんですか? 斉藤 もはや陰謀論に近い妄想を抱くようになった一部の昭和プロレスファンよろしくPRIDEもかなり歴史修正が入りがちなんですよね。試合内容でいえば、いまのMMAのほうが断然面白いですよ。昔は寝かされても立つ技術が低かったから、一度寝たら膠着するし、大会中に1~2試合、派手なKO決着があったくらいで。これは冗談なんかじゃなくて、休憩中の猪木さんの「1、2、3、ダー!」が一番盛り上がった大会もありますからね。 ――当時はニュースポーツとしての刺激があったから見てられたわけですね。 斉藤 いまと昔では格闘技を取り巻く状況もかなり違うので、そのへんを踏まえて解説していきます。RIZINはPRIDEを超えた? ・記者会見のエンタメ化 ・「ボクシングぼんやり層」は天心の試合なら見る ・パトリッキー獲得は「いい買い物」 ・朝倉未来のUFC契約はありえるのか ・格闘技バブルの象徴は曙vsサップだが…… ・地上波を失ってパワーアップしたRIZIN ・チェーンナップファイトがない朝倉未来……12000字インタビューはまだまだ続く この続きとビリーJTT離脱、赤田反乱、RIZIN韓国、ウルフアロン、本物のプロレス……などの「記事15本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ  https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202506 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

RIZINはPRIDEを超えたか
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