田原総一朗さん（@namatahara）、池上彰さんといえば、タイプこそ違うものの僕がジャーナリストの師匠と仰ぐふたりです。長年にわたってテレビで活躍する両者ですが、意外なことにこれまで番組で共演したことは一度もなかったのだとか。ところが先日、田原さんが司会を務める『激論！クロスファイア』の収録で、初めての対面が実現。その記念すべき場に、僕も同席させていただきました。そこで今回は、特別に許可をいただいて番組の模様を本メルマガに掲載します。お互いの印象からメディア論、現政権への考察まで、いまのメディア界を代表する二大ジャーナリストの刺激的なやりとりをお楽しみください。

巻頭言でも触れたナタリーのEXIT。そして、タイミングを図ったかのように発売されたナタリー代表大山卓也の『ナタリーってこうなってたのか』。同書はナタリーがどのような軌跡を経て成長していったのか、また、その成長過程に僕がどのように関わっていったのか、そして独立系ネットメディアをどう育てていけばいいのかがよくわかる本です。巻末に僕とコミックナタリー編集長の唐木元とのロング対談も含まれたこの本に興味を持たれている読者の方も多いかと思います。そこで今回は特別に同書のプロローグと第2章を無料公開します。音楽配信メモの最終更新エントリ（ http://xtc.bz/index.php?ID=522 ）と併せてお読みいただき、そのうえで同書をご購入いただければ幸いです。面白さは保証します！

今回は、本メルマガにも定期的に登場していただいているジャーナリスト・池上彰さんと『津田大介 日本にプラス』で対談した際の模様をお届けします。池上流のニュースへの理解の深め方や、解説の際に必ず心がけるポリシー、そして「池上彰はなぜ自分の意見を明かさないのか」という大変気になるテーマまでさまざまなことを伺いましたが、すべての質問にわかりやすく、かつ理路整然と答えていくスタイルはまさに「さすが」のひと言。短時間ながらも非常に濃密な内容のトークになったと思うので、じっくりとお楽しみください。

ってなわけで今回の『謎奉行』は、この修羅界のごとき俗世から離れ大いなる真理を学ぶべく、高野山大学というところに行ってまいりました。ほら、前回が高野秀行さんだったし、今回も高野さんってことで。まぁそれは後付けなんですけど、「高野山大学」って名前は知ってても、実際のところなにを学べる大学で、どんな人が通ってるのかって謎じゃないですか。それで事前に調べたところ、その名の通り高野山にある大学で、学部は文学部の密教学科のみ。大学院は仏教学過程と密教学過程しかない、弘法大師の教えを学問としてガチでやってる智の砦とのこと。それって学生はみんな袈裟姿の坊主なの？ まさか女人禁制……？ アッー！ とか妄想が膨らむじゃないですか。結論から言うと取材が終わるころには社会人コースの資料請求しようかと思うくらい心惹かれてしまっていたので、なにがそんなに魅力的だったのか見てくださいな。どうぞ。