深刻な経済危機に見舞われ、今年の春にはついに債務不履行に陥ったスリランカ。経済再建の最大のカギは5兆円を超える対外債務（借金）の返済方法で、国際通貨基金（IMF）は先月、スリランカが中国や日本、それにインドなどとの間に抱える多額の債務の再編をおこなうことを前提に、4年間でおよそ29億ドルの融資をおこなうことで合意したと発表しました。いまも各国との交渉がつづいているとみられますが、そもそもなぜこれほどの経済危機が起こってしまったのか、現地はどのような状況なのか。そして、主要債権者のひとつである日本への影響はあるのか。スリランカに現地法人を抱える五常・アンド・カンパニーCEOの慎泰俊さん（@81TJ）にお話をうかがいました。

安倍元首相が亡くなって以降、宗教右派との関係が取り沙汰される一方で、安倍政権の経済政策や女性政策はリベラルだったと評価する声も聞こえてきます。たしかに安倍政権下で女性活躍が推進された結果、女性の政治家や管理職が増えたのは事実ですが、はたして安倍さんの女性活躍政策は「リベラル」だったのでしょうか。名古屋市立大学准教授の菊地夏野さん（@okiku3rd）に検証していただきました。

今回の菊地さんのお話を発展させた論考が掲載された書籍が11月に発売されるので、こちらにもぜひご注目ください。

『７・８元首相襲撃事件　何が終わり、何が始まったのか？』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309228712/tsudamag-22

今月24日、かねてより旧統一教会との関係が指摘されてきた山際大志郎経済再生担当大臣が辞表を提出し辞任しました。統一教会と政治の関係をめぐっては、安倍元総理の銃撃事件直後から、自民党を中心に、山際大臣以外にも複数の議員が教会との関係を取り沙汰されていました。統一教会の関連メディアの取材を受けた議員、関連団体のイベントに出席した議員、電報を送った議員など「濃淡」はさまざまですが、どの関わりならOK／NGといった線引きはあるのでしょうか。今回は、ジャーナリストの有田芳生さん（@aritayoshifu）をゲストに、政治家と統一教会の関係の「濃淡」について、あるいは教団をめぐる報道のあり方について、幅広くお話をうかがった際の模様を採録します。

これまでのポリタスTVの放送でもとくに大きな反響のあった「日本のジェンダー政策と宗教右派」。富山大学非常勤講師の斉藤正美さん（@msmsaito）とモンタナ州立大学准教授の山口智美さん（@yamtom）をゲストに、2日間にわたってジェンダーの観点から日本の宗教右派が政治にどのような影響を与えてきたのかをお話しいただきました。90年代後半から2000年代にかけてのバックラッシュにスポットを当てた前編に引きつづき、後編では2005年頃から現在にまで至る宗教右派と自民党の関係を掘り下げます。