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2013年7月の記事 5件

【「ポリタス」開始!/海堂尊が戦う「敵」とは?】津田大介の「メディアの現場」vol.86

今週末の参院選を見据えて準備を続けてきた政治メディア「ポリタス」が7月 14日に無事オープンしました。読者のみなさまをお待たせしたおわびの気持ち も込めて、僕がこの2年間何を考えてきたのか、どんなプロセスで「ポリタス」 を立ち上げたのかについてエンジニアのマサヒコ(@mshk)と対談した模様をお 届けします。ちなみに「ポリタス」は、国会や各種メディアにおける政治家の 発言をトピックごとにタグ付けし、バブルで表示するデータベースサイト。政 治家の関心領域を可視化するツールとして、なかなかの仕上がりになっている んじゃないかと思います。投票前に2、3時間使うだけでどの候補者を支持すれ ばいいかがわかると思うので、ぜひ実際に使っていただければ幸いです。 ====================================================================== ◆「ポリタス」は政治に何をプラスする?   ——政治家データベースサイトオープン! ——政治データベースメディア「ポリタス」[*1] 、やっと完成しましたね。お めでとうございます。それにしても、2011年の9月、「新しくつくる政治メディ アの原資に」とメルマガを創刊してから早2年。「津田の政治メディアはいつで きるんだ」とやきもきして待っていた読者の方も多いと思います。まずは、オー プンを迎えた今の率直な感想をお聞かせください。 津田:読者のみなさま、大変長らくお待たせいたしました。「ポリタス」編集 長の津田大介です!(キリッ 今の率直な感想ですか? ……とにかく参院選ま でにメディアがかたちになってホッとしていますね。それと同時に、割といい ものができたなと。二重の意味でホッとしていますね。 マサヒコ:僕も面白いものができたなと思っています。最初は「どうなるんだ ろう」と半信半疑でつくり始めたのが、収集する情報が厚くなるにつれてこの メディアがもつ意味が明確になってきた。もちろん最初からコンセプトは理解 していましたが、実際にオープンしてサービスが動き出したのを見ると感慨深 いものがありますね。

【参院選直前! インターネットユーザーの権利を守ってくれる候補者は誰?】MIAUメールマガジン「ネットの羅針盤」創刊準備号

■参院選直前! インターネットユーザーの権利を守ってくれる候補者は誰?  / 香月啓佑(MIAU事務局長) ネット選挙(正確にはインターネットを用いた選挙運動)が解禁となった記念 すべき今回の参院選。各党や候補者は工夫をこらしてネット選挙運動を展開し ている。毎晩ニコ生で自らの訴えを放送する候補者やツイッターを頻繁に更新 する候補、またメールで活動レポートを送ってくる候補者もいる。筆者はほぼ 毎週国会議員会館を訪れ政策提言活動を行なっているので、議員や秘書、議員 事務所関係者と名刺交換をすることが多い。なので今回の参院選の候補者から 数件メールを受け取っている。ほとんどの候補者は選挙活動メールを送る前に 「選挙運動用メールの送信について」といった感じで、選挙活動メールを送っ てもよいかという事前問い合わせを送ってきた。受け取らない理由がないので すべての候補者からの事前問い合わせメールに返信をしなかった。つまりオプ トアウトしなかった。どれくらいのメールが届くか楽しみにしていたのだが、 この原稿を書いている7/9の時点ではかなり落ち着いた感じを受けている。選挙 戦開始当初はかなりのメールが届いて「これが2週間続くのかよ……」と正直思っ たが、メールを送るのに飽きたのか、あるいはただでさえ忙しい選挙戦の中で メールにまで気が回らなくなったのか、今では一日数通となった。ただ、投票 日前日は恐ろしい数の「最後のお願い」メールが届きそうではあるが……。

【堀江貴文が今やろうとしていること】津田大介の「メディアの現場」vol.85

今年3月、元ライブドア社長の堀江貴文さん(@takapon_jp)が長野刑務所を出 所しました。僕は収監前も収監後も何度か堀江さんとお仕事でご一緒していま すが、意外にもふたりでじっくり話す機会はなかなかなかったんですね。そこ で今回は、出所後の堀江さんと久しぶりにゆっくりお話しできた『ニュースの 深層』の模様をお届けします。かつて世間を騒がせたライブドア事件、逮捕と 服役、そして出所後の生活と抱負……。アイデアマンとして知られる堀江さん に、その思考の軌跡と今後をたっぷり語っていただきました。 ====================================================================== ◆なぜホリエモンは生き急ぐのか?    ——堀江貴文×津田大介 同世代対談 (2013年6月10日 テレ朝チャンネル2『ニュースの深層』[*1] より) 出演:堀江貴文(SNS株式会社ファウンダー)、下平さやか(テレビ朝日アナウ ンサー)、津田大介 下平:2012年の4月にスタートした『ニュースの深層』。実は、今日で300回目 の放送となります。そこで今夜は、記念すべき日にふさわしいゲストをお迎え しました。堀江貴文さんです。堀江さん、よろしくお願いします。 堀江:よろしくお願いします。

【くるり岸田繁が創作の秘密を大いに語る】津田大介の「メディアの現場」vol.84

僕、そしてこのメルマガが追いかけている話題のひとつに「情報の自由」があ ります。著作権などの知的財産権やプライバシーの問題はすべてこの情報の自 由につながってくる問題です。20世紀の後半からインターネットなどの情報技 術が爆発的に発達し、私たちは多くの情報にアクセスできるようになりました。 また世界に向けて自分の考えを発言できるようにもなりました。しかし同時に これは時の権力者からすれば、これまでになく非常に厄介なものでもあり、法 律などによってこの情報の自由を規制しようとしています。この情報の自由を 守るために世界中では多くの人たちが活動をしており、僕が代表理事を務める MIAUはその一員でもあります。そこで今日はこの情報の自由のための活動を進 める世界最大のNPOで、MIAUを立ち上げるきっかけとなった米国の電子フロンティ ア財団(EFF、Electronic Frontier Foundation)で国際的な活動を担当してい るマイラ・サットン(@maira)さんをお迎えして、EFFとはどんなNPOなのか、 インターネット上の言論の自由やプライバシーはなぜ守られるべきなのか、そ して今日本でも大きく話題になっているNSA(米国家安全保障局)による通信傍 受事件「PRISM」についてもお話をうかがいました。 ====================================================================== ◆デジタル社会での自由と権利を守る   ——EFFのメンタリティとその方法論 津田:今日は「Defending Freedom in the Digital World」(デジタル社会に おける自由を守る)をスローガンにインターネットユーザーの権利について戦っ ている米国のNPO EFF(Electronic Frontier Foundation)[*1] のGlobal  Policy Analyst、マイラ・サットン(Maira Sutton)さんに来ていただいてい ます。いつもはサンフランシスコで活動をされているマイラさんですが、今日 はなんと高円寺にある僕の事務所の応接室に来ていただいています。 マイラ:津田さんこんにちは。MIAU [*2] の方からお話をうかがっており、お 会いしたいと思っていました。

津田大介の「メディアの現場」

テレビ、ラジオ、Twitter、ニコニコ生放送、Ustream……。マスメディアからソーシャルメディアまで、新旧両メディアで縦横無尽に活動するジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介が、日々の取材活動を通じて見えてきた「現実の問題点」や、激変する「メディアの現場」を多角的な視点でレポートします。津田大介が現在構想している「政策にフォーカスした新しい政治ネットメディア」の制作過程なども随時お伝えしていく予定です。

著者イメージ

津田大介

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。関西大学総合情報学部特任教授。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師。J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。NHK「NEWS WEB 24」ネットナビゲーター。TOKYO MX「ゴールデンアワー」木曜MC。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。

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