6月16日にニコニコ生放送の公式番組「核のゴミはどこへ行く？ 〜津田大介オンカロ視察報告〜」に出演しました。司会は、5月に「オンカロ」と呼ばれるフィンランドの高レベル放射性廃棄物の最終処分場を取材した津田大介。ゲストは東北大学大学院文学研究科教授で、日本の放射性廃棄物の処分を検討する日本学術会議のメンバーでもある長谷川公一さんと、 『放射性廃棄物の憂鬱』の著者でもあり、動力炉・核燃料開発事業団（現・ 日本原子力研究開発機構 ）元研究員の楠戸伊緒里さんです。
「オンカロ」は世界で初めて決定した、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の最終処分場で、2023年の操業開始を目指し、現在建設が進められています。一方日本では、最終処分場の候補地は未定で、岐阜の瑞浪 と北海道の 幌延の2カ所の施設で地層処分の研究が進められています。
番組では、僕が撮影・編集した2本の映像を見ながら専門家の方々と議論しました

「実際に炎上に参加しているのはネットユーザー全体の0.5％に過ぎない」──そんな、意外な事実を統計データから導き出したのをはじめ、炎上が起きる原因について定量的な分析をおこなった話題の書籍『ネット炎上の研究』。今年に入ってからのこの半年間だけでも数多くの炎上事件を目の当たりにし、また個人的に炎上に巻き込まれることも多い立場から、僕もとても興味深く拝読しました。そこで今回は、著者のひとりである慶応義塾大学経済学部准教授の田中辰雄さん（@tanakatatsuo）をゲストに、ネット炎上について考えます。炎上が起こる原因はなんなのか、炎上に参加するのはどんな人たちなのかといった基本的なデータに加え、炎上が社会に与える影響とはなにかといったことまで、さまざまなお話を伺いました。

今年11月の米大統領選に向けて、7月に開催される民主党と共和党の全国大会では、それぞれヒラリー・クリントン元国務長官と実業家のドナルド・トランプ氏の候補者指名が確実な状況になっています。いつになく注目を集める今回の大統領選は、キャンペーンの序盤から世界中のメディアに報じられてきました。なかでも台風の目となったのが、共和党から出馬したトランプ氏と、民主党から出馬したバーニー・サンダース上院議員の存在。「トランプ現象」「サンダース旋風」として多くのメディアが解説をしていますが、その本質はなんなのか、よくわからない人もいるのではないでしょうか。今回は、1988年から長年にわたって米大統領選を取材されている国際教養大学客員教授の小西克哉さんと米国在住のディレクター福山万里子さん、そして「日本にプラス」のプロデューサー古川英気さんのチームに、米大統領選についてさまざまなお話を伺いました。

今年1月の高市早苗総務相による「テレビ局の電波停止」発言や、NHKの籾井勝人会長が川内原発をめぐる報道について「政府の公式発表をベースにしたい」と発言したとされる問題、そして熊本地震を報道するメディア関係者が被災者にバッシングされた騒動など、今年に入ってからマスメディア──特にテレビを揺るがすような事件が多数起こっています。そこで今回は、本メルマガにもおよそ2年半の登場となるジャーナリストの池上彰さんをゲストに、報道のあり方や地上波テレビの未来、そして米国大統領選についてまで、さまざまなお話を伺いました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  津田大介の「メディアの現場」                                                     2016.6.13（号外）━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━津田マガ編集部の香月です。津田マガのご購読いつもありがとうございます。新潮社の雑誌『考える人』（http://kangaeruhito.jp/）編集部が主催するフォトジャーナリスト・安田菜津紀（@NatsukiYasuda）さんによるトークイベントに、今回津田マガ編集部もお手伝いをすることになりました。開催は来週の月曜、6月20日。これは「世界難民の日（World Refugee Day）」でもあります。安田さんが最近出版されたシリア難民の取材をまとめた書籍、『君とまた、あの場所へ　シリア難

月イチのニコ生恒例企画「津田ブロマガeXtreme」、5月のゲストはフリーランスライターのふるまいよしこさん（@furumai_yoshiko）です。ふるまいさんといえば、かつて本メルマガで連載していた好評企画「中国ジャーナリズム、ネットと歩む未来」でおなじみ。じつは先日、ふるまいさんが津田マガでの連載をベースにした書籍『中国メディア戦争──ネット・中産階級・巨大企業』を出されたということで、このたび番組のゲストに来ていただいたのでした。読者の皆様ならふるまいさんが中国を語るときの斬新な切り口、たたみかけるような筆致はご存じだと思いますが、本書も期待を裏切らない内容です。今号は読者プレゼントもあります。このトークを読んで興味をもったという方は、ぜひチェックしてみてください。