東京藝術大学の男性職員が、乃木坂46の池田瑛紗さんがこの4月に同大学に入学することを伝えるツイートを引用して「職権を濫用する時が来た」と発言したことで処分され波紋を呼んでいます。藝大をはじめとした美術大学の学生、あるいは卒業生の女性作家へのセクハラが横行している美術業界の不都合な事実については、今年1月に猪谷千香さん（@sisiodoc）が著書『ギャラリーストーカー：美術業界を蝕む女性差別と性被害』を上梓した際のトークで話題にしたばかり。また藝大か……と残念な気持ちになりました。そこで今回は、猪谷さんに著書やセクハラ被害者への取材についてお話をうかがった際の模様を採録します。

昨年末、JR大阪駅に掲示されたゲーム「雀魂」とアニメ「咲-Saki-全国編」のコラボ広告について、前衆議院議員・尾辻かな子さんが、性的な広告が人流の多い公共空間にあることに対する違和感をツイッターで表明。それをめぐりツイッターを中心に論争が起こり、尾辻さんのもとへは個人攻撃や殺害予告までが届く事態となりました。これはいまに始めったことではなく、アニメやゲームの二次元キャラクターを起用した広告が炎上し、論争を巻き起こす現象はたびたび繰り返されています。なぜ同じような炎上事件が何度も起こってしまうのか、解決する手立てはないのか。写真研究者の小林美香さん（@marebitoedition）にお話をうかがいました。

2022年10月27日、イーロン・マスク氏によるツイッターの買収が完了。それからというものスタッフの大量解雇や仕様変更、「TwitterBlue」の導入など話題に事欠かないツイッター。12月上旬には、マスク氏があらかじめ予告していたとおりにツイッター社の内部文書「ツイッターファイル」がツイッター上で公開されました。マスク氏自身はこの文書を「ツイッター社がおこなっていた言論弾圧や情報操作に関する文書」としていましたが、その表現は正確なものだったのでしょうか。ITジャーナリストの星暁雄さん（@AkioHoshi）にお話をうかがいました。

米シリコンバレー銀行の破綻やスイス金融大手クレディ・スイスの経営危機など、2023年も波乱つづきの世界経済。今月は年度末というタイミングでもあるので、1年間の経済ニュースのおさらいすべく、昨年末に経済ジャーナリストの渋谷和宏さんと一緒に2022年の経済ニュースを振り返るとともに2023年の展望をお話しいただいたときの模様を採録します。