米軍が主導する有志連合がイラクのフセイン独裁体制を打倒するため2003年にはじめたイラク戦争の開戦から、今春で20年の節目を迎えました。2010年に当時のオバマ大統領が終了を宣言し、2011年には米軍がイラクから撤退しましたが、その後も現地では政治的混乱がつづいています。なぜそうなってしまったのか、いまのイラクの政治はどのような状況なのか、そして現地の人びとはどのような生活を送っているのか。今年3月、約1カ月にわたってイラク取材をしてこられた中東ジャーナリストの川上泰徳さん（@kawakami_yasu）にお話をうかがいました。

記録的な物価高を背景に賃上げの機運が高まるなか、今年の春闘は大企業を中心に満額回答が相次ぎました。日本労働組合総連合会が公表した「2023春季生活闘争 第4回回答集計結果」によると、平均賃上げ率は3.69％で、1993年以来30年ぶりの高水準となっています。良い傾向ではあるものの、日本経済全体を見るならば、日本にある企業の9割を占める中小企業にも賃上げの並が波及しないと意味がありません。その意味で、本当に人びとの給料は上がったのか、これを機に日本経済は上向きになっていくのか。経済ジャーナリストの渋谷和宏さんにお話をうかがいました。

女性候補者が数・割合ともに過去最高となったこのたびの統一地方選挙。良い傾向である一方で、日本は諸外国に比べると女性の社会進出──とりわけ政治の世界で活躍する女性の数が極端に少ないことに変わりはありません。そんななか、昨年夏から2023年春の統一地方選を視野に、20〜30代女性候補者を増やそうとするプロジェクト「FIFTYS PROJECT」が動いていました。選挙の結果、「FIFTYS PROJECT」が支援する29人の立候補のうち24人が当選。このムーブメントを加速させるべく、統一地方選挙の後も活動を続けるためのクラウドファンディングを実施中です。クラファンの実施期間は5月31日いっぱい。選挙前、「FIFTYS PROJECT」代表の能條桃子さん（@momokonojo）にお話をうかがった際の模様を採録するので、共感した方、興味のある方はぜひ支援いただけますと幸いです！

国際刑事裁判所（ICC）は3月17日、ロシアのプーチン大統領らにウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪容疑で逮捕状を出したと発表しました。ロシアが占領したウクライナの地域から子どもたちをロシアへと不法に移送しており、プーチン大統領にこうした戦争犯罪の責任があるとしています。しかし、ロシアの現職大統領であるプーチンの逮捕はむずかしいことが予想され、「実効性のない逮捕状」だと批判する声も。では、なぜICCは逮捕状を発付したのでしょうか。立命館大学国際関係研究科准教授の越智萌さん（@ochimegumi）にお話をうかがいました。