間もなく投開票がおこなわれる衆議院選挙では、新型コロナウイルス対策や経済支援が大きな争点になっています。本メルマガ的には、パンデミック当初から取り上げてきた文化芸術への支援策が気になるところ。それを考えるにあたって避けて通れないのは、東京五輪と前後して開催される予定だった大型ロックフェスをめぐる議論ではないでしょうか。なぜ開催に踏み切った夏フェスは批判されたのか、いま音楽業界はどのような状況にあるのか。「#SaveOurSpace」発起人のスガナミユウさん（@YuSuganami）にお話をうかがいました。「#SaveOurSpace」には8つの政党に送った文化芸術分野に関する質問状が掲載されていますので（ https://save-our-space.org/generalelection/ ）、そちらとあわせてこの週末にぜひご一読ください。

アフガニスタンにタリバン暫定政権が発足して約2カ月。今後、タリバン暫定政権がどのような政権運営をするかはまだまだ不透明ですが、アフガニスタンでは食糧危機や人道支援のニーズが高まっているとされており、タリバン暫定政権にとっては国際社会との関係構築が喫緊の課題です。米軍の撤収後、アメリカをはじめ各国の政府がタリバンとの会談に踏み切りつつあるなか、日本は今後、どのようにアフガニスタンと向き合っていけばいいのでしょうか。20年間にわたる米軍のアフガン支援の失敗から見えてくる、これからのアフガンに本当に必要な支援とはなんなのか。高崎経済大学准教授の三牧聖子さん（@SeikoMimaki）にお話をうかがいました。

東京オリンピック・パラリンピックの全競技が終了して約2カ月。このところ新型コロナウイルスの感染者数は減少をつづけており、今夏、感染拡大がつづくなかオリンピックを強行開催し、開催期間中の感染者数が過去最大を更新したことなど、すっかり忘れ去られたようにも感じます。しかしたった数カ月前は、多くの人が東京五輪の開催をめぐって口角泡を飛ばし、アスリートまで巻き込んだ一大議論に発展していたはず。世の中が落ち着きを取り戻しつつあるいまだからこそ、冷静に東京五輪を検証するタイミングではないでしょうか。アスリートは東京五輪にどんな思いを抱いていたのか、今後の日本のスポーツ政策はどうあるべきなのか。為末大さん（@daijapan）にお話をうかがいました。

今年の10月で、あいちトリエンナーレ2019が閉幕して丸2年。あいトリで起こった騒動や、その後に起こったリコール署名問題、負担金をめぐる訴訟などについてはポリタスTVやメルマガでも語ってきましたが、不自由展以外の展示の舞台裏や芸術監督の苦労については、じつはそれほど話せる場がありませんでした。そこで、今年7月末、あいトリ2019の開幕から丸2年を記念して、あいちトリエンナーレ2013の芸術監督を務めた五十嵐太郎さん（@taroigarashi）をゲストに、あらためてあいトリ2019を振り返ったトークを採録します。相手が五十嵐さんだからこそ話せた初めて明かすエピソードも多いですし、さすがにこの先、あいトリについてここまで真正面から語る機会はないだろうと思うので、楽しんでいただけると幸いです。