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  津田大介の「メディアの現場」
                                              2021.3.26（vol.433）
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──Don't lose your temper──
みなさん、こんにちは。津田大介です。　

愛知県の大村秀章知事のリコールをめぐる不正署名問題で、愛知県警による捜査がはじまって約1カ月。選挙管理委員会やリコール団体事務所への家宅捜索がおこなわれていますが、実際にはだれがどのようなかたちで不正を指示したのか、真相はいまだ解明されていません。この問題については僕は当事者ということもあり、当初はポリタスTVで取り上げるべきか思いあぐねていましたが、ジャーナリストの江川紹子さん（@amneris84）がリコール団体のカルト性について言及した記事を読み、お話をうかがってみたくなりました。それが実現した回の模様を採録します。

昨秋にJOCなど複数のスポーツ関係団体がアスリートを標的にした「性的画像」の撲滅を訴える声明を出して以降、とりわけ女性アスリートの被害を伝える報道が相次いでいます。JOCは選手からの相談を受け、悪質な投稿などを見つけた場合に通報できる特設サイトを開設。2月中旬までに同サイトに寄せられた通報は約800件にのぼるといいます。アスリートたちが長年にわたって受けつづけてきた被害の実態と講じるべき対策について、スポーツジャーナリストの島沢優子さん（@bibirinba）にお話をうかがいました。

コロナ下における人種差別の可視化、そしてジョージ・フロイドさん殺害事件により、BLMが世界的な広がりをみせた2020年。運動の激化は日本にも波及し、これまでになく「差別」への問題意識が高まりました。そんななか、日本にはびこるレイシズムの力学を解き明かす書籍『レイシズムとは何か』が昨年11月に出版され、話題を呼びました。今回は、図書新聞に載った著者の梁英聖さん（@rysyrys）との対談を、許可をいただいてメルマガに転載します。僕自身、ネットと差別の問題を追いかけてきたここ数年の取り組みを総括しつつ、梁さんとの議論でさらに更新することができたような気がしています。かなり読み応えがあると思うのでぜひご一読を。