国際刑事裁判所（ICC）は今月17日、ロシア軍による侵攻がつづくウクライナに42人から成る「過去最大」の調査チームを派遣したことをあきらかにしました。首都キーウ近郊のブチャなどで民間人とみられる多数の遺体が見つかったことを受け、ウクライナ国内で戦争犯罪が起きていないかを調べるのが目的です。世界に衝撃を与えた蛮行の数々を、戦争犯罪としてICCで裁くことは可能なのか。立命館大学国際関係学部准教授の越智萌さん（@ochimegumi）にお話をうかがいました。

今月18日、フィンランドとスウェーデンがNATOへの加盟を正式に申請しました。これまで長く軍事的中立と非同盟を保ってきた両国では、ロシアによるウクライナ侵攻を機に、NATO加盟を支持する世論が拡大。欧州の安全保障体制が大きく変わる、歴史的転換へと舵を切りました。また、EU欧州委員会は、ロシアへの制裁措置として、ロシア産石油の禁輸を提案。ハンガリーの反対により協議が行き詰まっている一方で、ドイツは合意なしでも年内に禁輸に踏み切る姿勢を見せるなど、ヨーロッパが大きく揺れ動いています。ウクライナ侵攻を機に、EUが安全保障とエネルギー政策の転換を迫られているのはあきらかですが、では、どう変わっていくのか。東京大学大学院教授の遠藤乾さん（@ken_fiore_endo）にお話をうかがいました。

この2カ月間、ポリタスTVでは連日のようにウクライナ情勢をテーマにしていますが、なかでも印象深かったのが、ジャーナリストで映画監督の綿井健陽さん（@wataitakeharu）がウクライナからリアルタイムで届けてくれたレポートです。メディアの報道やSNSのタイムラインを流れていく情報に触れているだけではなかなかわからない現地の人たちの暮らしはどんなものなのか、ロシア軍による市民の虐殺が問題になっているキーウ近郊の街はどんな様子なのか。貴重なレポートを採録します。

アダルトビデオへの出演強要による被害を救済するため、超党派の国会議員がまとめた「AV出演被害防止・救済法案」について、衆院内閣委員会は5月25日、委員長提案で衆院に提出することを全会一致で決めました。今月中に衆院本会議で可決され、6月初旬に成立する見通しということです。そもそもこの法案のきっかけになったのは、今年春からの成人年齢の引き下げ。では、成人年齢が18歳になることで、どのような問題があったのでしょうか。弁護士の伊藤和子さん（@KazukoIto_Law）、NPO法人ぱっぷす理事長の金尻カズナさん（@kazuna_kanajiri）、YouTuberのくるみんアロマさん（@Kurumin_aroma）に聞いたAV新法をめぐる動きの背景を、あらためて掲載します。