映画『宮本から君へ』への助成金の交付内定の取り消しは違法だとして、映画の制作会社が日本芸術文化振興会を訴えた裁判の判決が6月下旬にあり、東京地裁は日本芸術文化振興会に決定の取り消しを命じました。この判決が下るやいなや、複数のメディアが「画期的」だと報じましたが、東京地裁はどんな理由で「画期的」な判断を下したのでしょうか。原告の弁護団のひとりである平裕介さん（@YusukeTaira）をゲストに、あいちトリエンナーレ2019の補助金交付をめぐる問題もふまえてお話をうかがいました。

今年6月に閉会した第204回国会。入管法改正案や土地規制法案など、重要な法案が多数審議されましたが、実際に国会中継を見た人はどれくらいいるでしょうか。僕は仕事柄わりと見ていますが、国会中継は見る習慣さえつくと意外とおもしろい。それだけでなく、われわれが国会を見るかどうかが政策形成プロセスに影響を与えるし、国会で議員がどのような発言をしているか知ることで、選挙時に適切な投票行動がとれる──そう訴えるのは、法政大学キャリアデザイン学部教授の上西充子さん（@mu0283）です。今回は上西さんをゲストに、国会を見ることの意義についてお話をうかがいました。今秋に衆院選を控えるいまだからこそ、あらためてご一読いただければ幸いです。

書籍『#KuToo　靴から考える本気のフェミニズム』の引用に問題があるとして、著者の石川優実さんが訴えられていた裁判。「石川さんが裁判を起こされたのか」となんとなく認識していた人は多いのではないでしょうか。結果的にこの裁判は石川さんの完全勝訴となりましたが、判決が出たあとも石川さんはネット上でさまざまないやがらせを受けています。なぜ裁判は起こったのか、判決のポイントはどこにあるのか、この裁判で浮き彫りになった深刻な問題とはなんなのか。石川さんの弁護士団のひとり、太田啓子さん（@katepanda2）にお話をうかがいました。