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記事 26件
  • 反同性愛デモ集団の目の前で、ボーイフレンドとキスを交わしたプロレスラー

    2021-12-16 15:55  
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    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは「反同性愛デモ集団の目の前で、ボーイフレンドとキスを交わしたプロレスラー」です!
    <1記事から買えるバックナンバー>・名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA
    ・視聴率戦争から見えたAEWの厳しくも明るい“現実”
    ・女子プロレス団体の再始動と人種差別発言
    ・リック・フレアーは「キャンセル・カルチャー」で死すのか
    観客の叫んだ卑俗な野次が、リング上のあるレスラーに対して浴びせかけられた。
    「くたばっちまえ、このオカマ野郎め!」
    それは12月8日に放送されたAEWのテレビ番組「ダイナマイト」生放送中での出来事だった。その汚い罵声をマイクが拾ってしまったため、あろうことか放送で下劣な差別語が流れてしまった(現在、FiteTVで配信されているアーカイブ映像では、その部分はカットされている)。
    同性愛嫌悪とも言える暴言で罵られたのは、AEWでマックス・キャスターとアクレイムドというコンビを組み、ゲイ(同性愛者)であることを公言している黒人選手、アンソニー・ボーエンズだった。
    ボーエンズは、試合後に次のようなコメントをSNSに投稿する。
    「残念ながら、こんな汚らわしいことは(多様性が叫ばれる今になっても)いまだに存在し続けている」
    ボーエンズは、この3日前、ボーイフレンドと街を歩いていたときに、反同性愛デモを行っている集団と出くわした。「ホモは地獄へ堕ちろ」「ホモ同士の結婚は禁止せよ」などと書かれたプラカードを掲げている抗議団の目の前で、ボーイフレンドとキスを交わした。その際の写真に「憎悪に立ち向かえ!」と力強いメッセージを書いて、SNSに投稿したばかりだった。
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • 【超新星大晦日到来】伊澤星花 「どうやって負けるんだろう?と思ってました」

    2021-12-15 12:12  
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    MMAデビュー3戦目でDEEP JEWELSストロー級王座奪取、大晦日に登場。いきなり浜崎朱加に挑む伊澤星花インタビュー(聞き手・松下ミワ)【1記事から購入できるバックナンバー】・最狂夫婦がRIZINに襲来! 久保優太&サラ「なんなら嫌われたいぐらい」
    ・キラー浜崎朱加、降臨!! 「浅倉カンナ選手が強くなっている感じします?」
    ・生と死を見つめて……JEWELS王者・前澤智はなぜ引退するのか
    ・【知りたいんでしょ!?】日本レスリングが東京五輪で強かった理由■保高幸子
    ――RIZIN初参戦でいきなり大晦日の浜崎朱加戦なんて、大抜擢ですね!
    伊澤 ありがとうございます! 自分もホントに「あ、来た!」と思いました。
    ――現DEEP JEWELSストロー級王者とはいえ、伊澤選手のMMAデビューは2020年10月と1年前です。そんな中での今回の起用は、やっぱり相当うれしかったですか。
    伊澤 直近の10月末のDEEPでの試合後に「年末、オファーあるかな……」と思って準備はしていたので、やっと来たなという感じはありましたね。やっぱりRIZINには上がりたいと思っていました。憧れの舞台だったので。
    ――ああいう大きな記者会見の雰囲気も初めて味わう感覚ですよね?
    伊澤 もう、テレビで観ている人がいっぱいいましたね(笑)。
    ――そういう感動が(笑)。誰と会えたのが一番うれしかったですか?
    伊澤 斎藤裕選手です! 今回は控え室も一緒だったので「斎藤選手がいる! カッコいいなあ」みたいな。
    ――ハハハハハ! でも、浜崎選手はそうやって見ていた選手の一人ですよ。
    伊澤 だから、冷静に考えると凄いことですよね。浜崎さんは自分が総合格闘技を始める前からRIZINで戦っている姿を見ていた選手なので。それこそ、テレビの中の人という印象なので「そんな人と戦うんだ」と。
    ――そんな、浜崎選手はどこが強い選手だと感じますか?
    伊澤 やっぱり寝技は圧倒的にレベルが違うなと思います。その自信があるからこそ打撃も前に出られるし、ステップも使えるのかなって。
    ――その点、伊澤選手のバックボーンも柔道やレスリングなど寝技系ですよね。
    伊澤 だから、寝技の場面は絶対に来ると思いますね。ただ、浜崎さんは打撃でめっちゃくるだろうなとも思ってるんで。まあでも打撃は自分も練習してるから、たぶん「打撃は不利」と言われているとは思うんですけど、やってみなきゃわからないぞ、と。
    ――その中で、伊澤選手が一番勝機を見出している部分はどこなんですか?
    伊澤 やっぱり、ひとつひとつの技でいうと浜崎さんは凄く上手なんですけど、私は総合格闘技は「際」が大事だなと思っているので。そういう細かい穴を埋めていけば、自分が勝てるチャンスはあると思いますね。
    ――たしかに、伊澤選手って試合中は動きまくりますもんね。
    伊澤 もう、ひたすら動いてます。柔道時代は動くのがキライだったので、ドシンと構えて相手が動いてくれるのを待って技を仕掛けるというスタイルだったんですけど、やっぱり総合格闘技では魅せる試合をしたいな、と。そして、魅せるためには動いて展開をつくっていかないといけないので、試合中に動き続けるというのは凄く意識するようになりましたね。
    ――そこは、柔道時代から大きく意識が変わったんですね。
    伊澤 柔道はアマチュアスポーツなので勝てば正義ですけど、総合格闘技はお客さんがいてはじめて成り立つ世界なので。ファンの方が観て「凄いなあ」と心を動かせるような試合をしないといけないと思ってますね。
    ――そういう考えはどこから沸いてきたんですか?
    伊澤 そこは観ている側として感じた部分です。「この試合は面白いけど、この試合はあんまり心が動かされないな」とか。普通に兄弟ともそういう話をしていて、やっぱり気持ちが出る選手のほうがカッコいいよね、と。
    ――伊澤選手はお兄さんと弟さんも総合格闘家ですもんね。いまは、横田一則さん率いるK-Clannでの練習が中心なんですか?
    伊澤 そうです。なので、横田さんにも「RIZIN決まりました」とLINEで報告したんですけど、「よかったです♪」と(笑)。普段はなかなか「♪」とかで返事は来ないんですけど、その「♪」から横田さんの喜びが伝わってきました。
    ――横田さんとしては、RIZIN.31での牛久絢太郎選手の激勝もありましたからね。伊澤選手もここで大金星を勝ち取ったら……。
    伊澤 ウハウハですよね! だって、牛久選手が勝ったときも、横田さんすんごい“おしゃべり”になってましたから(笑)。
    ――あ、うれしすぎて話が止まらないパターン(笑)。
    伊澤 もう、意気揚々と同じことを何回もしゃべってました。
    ――ハハハハハ! 横田さんは現役時代のマイクも味がありました。
    伊澤 あと、練習場所としては、週1~2回ぐらい大原樹理さんや昇侍さんがいるKIBAマーシャルアーツに行ってますね。とくに打撃の練習を。
    ――バックボーンが寝技系だったから、打撃は集中的に強化しているんですね。
    伊澤 もともとは、4歳から柔道を初めて、小学4年生から中学3年生まで並行してレスリングをやってたので。
    ――あ、両方の競技が被ってた時期もあったんですか。
    伊澤 柔道は中学時代は部活でやっていて、レスリングはクラブチームに通ってました。もともと、先にはじめた柔道で寝技が弱かったので、お父さんがレスリングのクラブチームに連れて行ってくれたんですよ。それで、レスリングをやることによってバランスの取り方が柔道に活きたし、柔道の足技がレスリングにない技術だったので、それがレスリングに活きたりもしましたね。
    ――伊澤家はもともと格闘一家だったんですか?
    伊澤 いやいや、両親はまったく格闘技はやってないです。
    ――じゃあ、ご兄弟3人が格闘技に入ったのは何かきっかけが?
    伊澤 家で喧嘩ばっかりしてたんで、「どっかで発散しなさい」ということで、3人ともいっぺんに柔道場に放り込まれました(笑)。
    ――つまり、子育ての一貫だったんですか(笑)。
    伊澤 まあ、私らを家にいさせたくないからですね(笑)。その中で、母としては個人競技が好きだったみたいで、たまたま近くにあった柔道場に入れられたという感じです。
    ――じゃあ、柔道のスタートは兄弟3人同時だった、と。
    伊澤 みんなポンと置かれて、みんなで始めましたね。だから兄弟の中では凄くライバル意識はありました。しかも、私たちは年子なんで。兄に対しても「お兄ちゃん」とは思ってますけど、競技をやっているときはライバルだし、負けたくないしという思いがあるというか。
    ――その柔道ではどういった実績があるんですか?
    伊澤 柔道は52キロ以下級だったんですけど、高校2年のときにインターハイ3位、高校3年のときに選手権5位という感じです。
    ――うわ、やっぱり凄いですねえ。
    伊澤 結局、柔道は大学4年までやりましたけど、もう高校で燃え尽きてたので。大学ではそんなに柔道はやりたくなかったし、将来は教員になりたかったんですよ。
    ――となると現在、現役大学院生の伊澤選手は教育学部ということで?
    伊澤 そうです。一応、免許を持っているのが中高の保健体育と、小学校の全科目ですね。
    ――え、そんなにどっちも取れるものなんですか?
    伊澤 いや、普通だったら小学校の免許か中高の免許かどちらかなんですけど、私はどっちも取りたかったし、一番は小学校の先生になりたかったので。あとはスポーツ指導者の資格も取りたかったので、普通は150単位ぐらい取れば卒業できるんですけど、結局私は200単位取っちゃったみたいな(苦笑)。
    ――す、凄い!
    伊澤 周りからバケモンだと言われています(笑)。
    ――でも、そこまでして教員を目指したかった理由とは?
    伊澤 自分って、中学校のときは本当に柔道とレスリングしかしてなくて、勉強では落ちこぼれみたいな感じだったんですよ。学校生活はどうでもいいというか。でも、そのときの先生が懲りずにずっと怒ってくるんですよね。当時は「腹立つなあ」くらいにしか思ってなかったんですけど、そのときの教えもあったので高校では気が狂ったように勉強したんです。
    ――なんか、伊澤選手ってスイッチが入ったときの集中力が凄そうですよね。
    伊澤 完全に没入型ですね。なので、高校の成績はオール「5」で、テストも80点以下を取ったことがなかったです。
    ――めっちゃ凄いじゃないですか! 高校では柔道でも輝かしい戦績で、まさに文武両道ですね。
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  • 斎藤裕vs朝倉未来「日本一心」な再戦

    2021-12-15 10:52  
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    この記事は斎藤裕vs朝倉未来を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・平本蓮、アメリカ武者修行生活を語る「次の試合はテイクダウンにいきますよ」
    ・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華
    ・前田日明を信じ、前田日明に失望したU世代の愛憎■小説家・樋口毅宏
    ・「いい人」佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス
    RIZIN記者会見、斎藤裕vs朝倉未来の再戦を筆頭に興味深いカードがまとめて発表されました。コロナによる入国規制でジョニー・ケースとのリベンジマッチが流れたサトシは、矢地祐介のリベンジを受けるという、リベンジの知恵の輪状態。ジョニケとの再戦消滅にガッカリしているファンが多いかもしれませんが、この試合はある意味でサトシの“メジャーデビュー”戦ですよね。 彼女が裏番組の紅白歌合戦司会という大役を務める矢地選手は一般層にリーチできる存在。つまり地上波確定だし、生中継枠の可能性も高い。これがジョニー・ケース戦だと、ひょっとしたら地上波に乗らない可能性もありますからね……。そうなったら格闘技ファンが「なんでタイトルマッチなのに地上波放送しないんだ!?」とタイムラインが荒れる模様が目に浮かびますよ! なので、サトシvsジョニケは来年のナンバーシリーズのメインでやってもらいましょう(矢地戦に勝てば、の話ですけど)。そのほうがみ〜んな幸せ!
    今回の会見では「どんなカードが発表されるのか?」ということで情報が錯綜してました。11月のRIZIN TRIGGERのときは堀江圭功vsクレベル・コイケ戦実現というデマが流れましたけど、今回は朝倉未来vs五味隆典のボクシングマッチ! そもそも発端は五味ちゃん行きつけのマッサージ店のツイートらしくて。試合前になると五味ちゃんが来店するから、どうのこうのと。そこから朝倉未来とのボクシングマッチまでどうやって揉まれたのか。マッサージだけに。ボクシングとマッサージってカタカナと文字数しか合ってないですよ。
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  • 斎藤裕「お互いに万全ではないけど、いまの大変な状況だったら、やるしかない」

    2021-12-12 15:57  
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    大晦日、朝倉未来との再戦に臨む斎藤裕インタビュー(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・【RIZIN.31】勝つことでみんなを喜ばせる選手はたくさんいる。だけど…■笹原圭一
    ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」
    ・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華
    ・【16000字】朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
    ――前回のタイトルマッチ(牛久絢太郎)は残念な結果になってしまいましたが、あの負けを大晦日に払拭したいっていう気持ちはやっぱり強かったんですか。
    斎藤 うーん…… どこまで言っていいのか。正直大晦日自体がどういった感じになるのか見えてこなかったところもあるので。そこにはRIZINの都合ももちろんありますし。
    ――自分の希望だけじゃなくて、そこにはプロモーターの都合もあるってことですね。
    斎藤 本音でいえば、額の傷のこともありますけども、練習を再開した頃には、このままコンディションを上げていけば、大晦日に試合はできるかなとは思っていたんです。ただ、そういう大晦日の流れに自分がハマるのかなっていう。
    ――RIZINに対して「俺を出してくれ!」「俺のことは出さないといけないでしょ」という強気な感じではない。
    斎藤 まあ、そうやってお願いすれば、前向きに検討してくれたとは思うんですけど(苦笑)。
    ――猫も杓子も「大晦日、空いてます!」アピールする中、謙虚!(笑)。ファイターとして早く負けを取り戻したいという気持ちはあったわけですよね。
    斎藤 それはもちろん。負けは負けとして受け止めなきゃいけないんですけど、格闘家は試合でしか取り返せないとは思っているので。 できれば同じ相手と再戦、というかたちがいちばんよかったんでしょうけど、そういう流れにはならなかったので。「うーん、大晦日はどうなるんだろうなぁ……」という気持ちで過ごしていました。
    ――斎藤選手って「流れ」や「タイミング」を大事にしますね。
    斎藤 やっぱりお客さんに見てもらうものなので、やるからには盛り上がりたい。発表したときにアッと驚いてもらうカードがいいよねっていうふうには自分でも思ってるんですけど。 「なんでそのカードなの?」っていうのはどうなのかなって。そういう意味で流れは考えますね。
    ――以前インタビューしたとき、斎藤選手の中では、朝倉未来選手との再戦はどうなんだろう?と。ややクエスチョン気味だったじゃないですか。
    斎藤  発表されたら盛り上がるんだろうなあと思ってました。いまの日本人選手のいろんな組み合わせの中でも、 一番見たいんじゃないかなあと傍から見ても思います。そういう意味では大晦日らしいんじゃないかなと。だからって、よくわかんないときにやってもしょうがないのかなって思うし、大晦日に巡り合ったのは、お互いにとっても……クロスするなら、いまなのかなって思いますね。
    ――大晦日という日本の格闘技界にとって一番重要な日だからこそ、やるべきだと?
    斎藤 そうですね……これもどこまで言っていいのか。 外国人選手が日本に入って来れなくて急展開みたいな感じだったですよね。会見で朝倉選手も言ってましたけど、最初はクレベル(・コイケ)選手を希望してて。そこがうまく噛み合わなかったみたいだし、 「海外の選手も入ってこれませんでした」っていう中でのめぐり逢いだったので。
    ――記者会見の数日前、「自分のためだけを考えてやることなんて、たかが知れてるのかも。いろいろなことを乗り越えて人のため、自分以外のためにやれるようになってこそでしょう」とツイートされてましたけど、「自分以外のためにやれる」というのはそういうことなんですね。
    斎藤 いろいろとありますよね。年末、とくに今年は フジテレビさんからすれば他局の番組が弱いわけじゃないですか。
    ――斎藤選手がそんなことを考えるんですか。意外です!
    斎藤 普通に考えますよ。ボクもけっこうキャリアは長いのでいろいろと考えます(笑)。
    ――それは失礼しました(笑)。
    斎藤 ハハハハハ。そういうことも考えたりすると、けっこう刺さるカードなのかなという。ダウンタウンの番組もないですし、井岡一翔選手のボクシングも外国人選手が入国できないので、どうなるかわからない。 井岡選手は別の選手とやるのかもしれないですけどね。
    ――フジテレビ、RIZINからすれば大チャンスだと。
    斎藤 そういうことを考えていたら、こういう展開になってしまったなあと。トータルで考えても、格闘技界として、彼との試合は世に出せるカードなのかなと(キッパリ)。 期待してもらっていいかなと思います。 
    ――朝倉選手も会見数日前に出場を匂わすツイートしてるんですよ。
    斎藤 見てないですけど、 そのツイートを受けて「大晦日に出場するんじゃないか」って騒ぎにはなってたみたいですね。
    ――「命を削ろう、俺は格闘家だからな 格闘技に痛めつけられ、でも生かされている 格闘技が、好きだ 年末は日本盛り上げてやるよ 色々任せとけ」と。言い方は違えど、斎藤選手とマインドは近いのかなって。
    斎藤 もしかしたら他の選手にも失礼だったりするんですけど、客観的に見て目玉カードとして世間と勝負ができるのかなという思いはあります。お互いに万全ではないけど、いまの大変な状況だったらありだよね、やるしかないな……っていう気持ちは強いですね。
    ――大晦日やイベントのために犠牲になる、という献身性が良くも悪くも感じちゃうんですけど。
    斎藤 自分が犠牲になってるっていうふうには思ってなくて、もちろん大晦日に試合をすることで自分にも返ってくるものはありますし。 「仕事をする」っていうのはそういうことなのかなって思いますね。
    ――斎藤選手から対戦相手のリクエストはあったんですか?この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • 強くて面白くて恐ろしいムエタイ・吉成名高は何を考えているのか

    2021-12-10 15:21  
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    日本人初のラジャダムナン・ルンピニー統一王者に輝き、RIZINでも圧倒的な実力を見せつける吉成名高インタビュー! ベビーフェイスアサシンは何を考えているのか?(聞き手/ジャン斉藤)【1記事¥110から購入できるバックナンバー】
    さらば英雄!PRIDE最強時代の幕を開けたミルコ・クロコップの軌跡■笹原圭一

    【フジメグ15000字】藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」

    佐山聡に鉄拳指導された当事者が語る「地獄のシューティング合宿の真実」ぼんやり層に届けたいキックボクシングの世界■竹村哲☓高崎計三
    吉成 ……すいません、遅れてしまって!――全然大丈夫です! 別件が被った感じですか?
    吉成 いや……取材をすっかり忘れて眼科に行ってました!本当にすいません!!
    ――眼科だけにガーン!(笑)。ボクは選手の遅刻ネタが大好きだったりするので問題ないです! 吉成選手は目があまりよくないんですか。
    吉成 じつは眼科でレーシックの検診があって。いままでは試合でコンタクトをつけていたんですけど……。
    ――試合中のコンタクトレンズってどうなんですか。
    吉成  首相撲のときに取れちゃうことがあるので、それが不便で。
    ――外れた場合もそのまま試合を続けるんですか?
    吉成 そのままやります。こっちは見えるのに、こっちは見えないみたいな。いままで4回くらい外れちゃいました。
    ――それってけっこうピンチですよね。
    吉成 そうですね。タイで試合をするときは首相撲の攻防が多いので、ポロッと外れちゃって。これからはノビノビと試合ができます(笑)。
    ――今日はいろいろとお聞きしたいんですけど。吉成選手ってSNSであんまり浮ついた感じを出さないですよね。
    吉成 ハハハハハハ。SNSで自分を発信することがあんまり得意じゃなくて。 それは昔からですね。
    ――若い格闘家ってそのへんが上手じゃないですか。
    吉成 うまく使う人が多いんですけど…… 苦手というか得意じゃないです。
    ――プライベートを覗かせるようなこともしないで。
    吉成 プライベート……家にいるか、ジムにいるかなんで。おしゃれな投稿とかできないなって。
    ――「肉、食べてます!」系もないですし、相当珍しいですよ。
    吉成 ああ、焼肉とかはよく連れてってもらったりするんですけど、食べることに集中しちゃって撮り忘れちゃいます(笑)。 そういう投稿したほうが見てる人は喜ぶんだろうなって思うんですが、なかなか……。
    ――自分をさらけ出すことの恥ずかしさってあります?
    吉成 はい。恥ずかしいですね。でも、もっとそのへんをやっていかなきゃなって。
    ――それだとトラッシュトークなんかはもう無理というか。
    吉成 それはできなくて……にらみ合いともかもできなくて…… 前回RIZINで初めて公開計量やって対戦相手と目を合わせたんですけど。盛り上げるために気合いを入れた顔しなきゃいけないのに、いざ自分でそういう顔をしたつもりでいたんですけど、 全然いつもどおりだったので。
    ――ハハハハハ。睨んでやろうという気持ちはあるわけですね。
    吉成 ちょっとはありますね。ただ「ボコボコにします」とかは言えないですねぇ。 
    ――ボコボコどころじゃない勝ち方をしてるのに!
    吉成  「KOで勝ちます」は言えるんですけど、「ボコボコにしてやります」はちょっと……
    ――それは相手に失礼って感じですか。
    吉成 そうですねぇ。もし相手にそう言われたら、どうなっちゃうんだろうなぁと思ってます。 
    ――ボクは性格どおりにやるべき派で。無理してキャラを演じると変なことになるんじゃないかなと。 吉成選手がサングラスをかけて「ダンボールに詰めてルンピニーに送り返してやる」とか言い出したらそれはそれでおかしいじゃないですか(笑)。
    吉成 たしかに(笑)。 
    ――学生時代にケンカしたことはないんですか?
    吉成 ないですね。 
    ――ヤンキー文化なんかにも憧れることもなかったわけですね。
    吉成 怖いですね。 
    ――わかりました(笑)。このメルマガはプロレスとMMAが中心で。キックやムエタイには、ぼんやりしてるんですけど、吉成選手の試合はそれでも強烈さは伝わってくるというか。
    吉成 嬉しいです(ニコニコ)。
    ――ボクみたいな人間が強さに引っかかるぐらいだから、RIZINに上がることへの反響ってすごいと思うんですね。
    吉成 そうですね。 RIZIN ってキックボクシングファン以外も注目しているイベントなので、そこでいい結果が出せてることで周りの反響も違ってきてますね。
    ――自分でも凄いものを見せてるっていう感覚はあるんですか?
    吉成 いやあ、そこはあんまりないですね。小学生の頃からムエタイをずっとやってきてるんですが、タイ人との試合って勝つことが大前提で。どんな面白いを試合をしても勝たないと意味がない。勝てば評価が上がるみたいなところがあるので。 RIZIN のときは“わかりやすい試合”をしようと考えてるんですが……。
    ――“わかりやすい試合”ですか。
    吉成 KOとかって見てる人にも伝わりやすい試合じゃないですか。やっぱり判定決着よりも常にKO系を狙って、攻めるところは攻める試合を心がけてます。
    ――そこはムエタイと違ってギアチェンジしてるんですか?
    吉成 してますね、やっぱり。相手が怯んだり、効いたりしたら一気に詰めて勝負をかけようと。でも、ムエタイではそこで相手の反撃をもらっちゃうと相手のペースになる。ムエタイはひとつひとつの攻防で変わっちゃうスポーツなので。言い方は悪いですけども、安全な試合をします。
    ――それってムエタイの判定基準が特殊なところもあるんですよね。
    吉成 特殊ですね。あんまりムエタイを見たことない人だと「これは青が勝った」と思ったのに赤が勝ったりすることが多いと思います。
    ――ムエタイは、選手の特徴を出したほうが判定で有利となったりするんですよね。
    吉成 そうですね。 ムエタイにはいろんな選手のスタイルがいて、自分の試合をした選手が勝ちます。たとえば首相撲が得意な選手には、組ませないように距離を取ってミドルを当てるとか。
    ――そのためには自分のスタイルを知ってもらうことが重要ということですね。
    吉成 ボクは現地の方からは ティームーというスタイルで認知されていて。相手の動きを見て攻撃をもらわずに当ててポイントを取る。RIZINでは首相撲で相手を崩せるんですけど、 タイでは首相撲で勝てなくて。
    ――本場はやっぱりすごいですねぇ。
    吉成 すごいです(笑)。ボクはタイでは「首相撲は弱い」と思われていて。相手が中間距離で勝てないとなると、3ラウンド以降は絶対に組んできます。
    ――なるほど。そこで首相撲で優勢のイメージをつければ判定で勝てると。
    吉成 なので、ボクは中間距離では強いけど、近距離だと弱いよねっていう風に思われてますね。
    ――RIZINの試合ではチャンスで詰めて倒してますが、ムエタイでおいそれと近距離には……。
    吉成 ムエタイでは、いけないんですよね。
    ――いやあ、ムエタイって奥深いですね。
    吉成 ホントそうなんですよね(笑)。
    ――でも、RIZINで切り替えられて倒しにいけるもんなんですね。
    吉成 いや、ちょっと前まで倒すということのイメージができてなくて。
    ――えっ。
    吉成 勝てるは勝てるんだけど、倒せるシーンがなかなかイメージできなくて。それはずっとタイ人と試合をしていたこともあるんですけど。コロナでタイに行けなくなってしまって、日本で日本人選手と試合することになって。最初の試合は判定勝ちだったんですよ。で、その次の試合からずっとKOで勝ってるんですけど。最初の試合で日本人とタイ人の感覚の違いというか、そこは把握できるようになってから倒せるようになりましたね。
    ――コロナが図らずも覚醒のきっかけになったわけですね。
    吉成 でも、いまの感覚でタイ人とやったら逆に攻撃をもらっちゃうかもしれないですね。
    ――どっちの感覚を大事にしたいんですか?
    吉成 うーん、いまは日本で試合をしてるので、この感覚をどんどん研ぎ澄ましていきたいと思ってるんですけど。でも、それによってムエタイで勝てなくなるんじゃないか、っていう不安もありますね。
    ――そう考えるとキックとムエタイって違うものなんですね。
    吉成 立ち技は大会によっても少しずつルールも変わっているので。
    ――一番やりたいのはムエタイなんですよね?
    吉成 自分が一番好きなのはムエタイですね。 
    ――ムエタイの魅力に気づいたのは、どういうきっかけなんですか?
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!

     
  • 「皇治は俺たちのスーパースター♪」誕生秘話■アーティスト「強」インタビュー

    2021-12-10 14:45  
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    「皇治は俺たちのスーパースター♪」と熱唱するアーティスト「強」インタビュー!! この名曲はどうやって生まれたのか?(聞き手/松下ミワ)「Ⓒcu-t」【1記事¥110から購入できるバックナンバー】・平本蓮、アメリカ武者修行生活を語る「次の試合はテイクダウンにいきますよ」
    ・なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのか■宮田充
    ・【16000字】朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
    ・DJ.taikiが『朝倉未来1000万円』に落選した理由がよくわかるインタビュー
    ――以前から、皇治選手の入場曲『スーパースター』には非常に注目していたんですが、RIZIN.32では不意に強さんの生歌が聞けたので感激しました!
    強 ああ、うれしいです。ありがとうございます。
    ――強さんとしては格闘技の生観戦は今回が初めてだったんですか?
    強 いやいや、RIZINは皇治が出たキックトーナメントの大会も観に行ったことがありますね。あとK-1やHEATも観に行ったことがありますし、生歌も何度か会場で歌ったことがあるんで。呼んでいただいたときは行くようにしてますね。
    ――そうだったんですね。では、沖縄では満を持してRIZIN初披露という。
    強 たぶんね、皇治は普段から生歌でやってほしいタイプなんですよ。
    ――え! 常に生歌を(笑)。
    強 彼はクレバーというか、けっこう自分で演出も考えますから。でも、RIZINでは「ツヨ兄、RIZINはなかなかうるさいんですよお」と。ただ、RIZINでも誰か生歌を歌っている人がいたらしくて「あ、いけるんやん」という。なので、今回は「それやったらお願いします」ということなんやと思います。
    ――皇治選手としては、できるだけ強さんにそばで歌ってほしいんですね。
    強 まあ、自分で言うのもんなんですけど、「背中を押してもらえました」とは言ってもらえますね。で、彼はボクのライブにも来てくれたりするんで、持ちつ持たれつというか、ここ最近は呼んだり呼ばれたりというのを繰り返してます。
    ――普段のライブと違う格闘技会場で歌うのはどういうテンションなんですか?
    強 最初は痺れたというか、K-1の武尊戦のときなんかは皇治からも「ツヨ兄が一番緊張してますよ!」と言われましたよ(笑)。
    ――ハハハハハ!
    強 というのも、自分のライブやったらミスしてもMCで取り返せるんでいいんですけど、彼の入場曲って3分、長くても5分とかなんですけど、途中で「やめた」とかは無理なんでね。やっぱり歌詞も含めて、みんなが求めているものをちゃんとしたパッケージで出すというのはなかなか緊張するんですよ。
    ――凝縮されたものを出さなきゃいけないから、ミュージシャンとしても緊張の演出なんですね。
    強 ボクらは失敗が演出になることも多々あるんですけど、とくに武尊戦なんかは「今日、どっちかの人生が変わるんだ」という瞬間に立ち会わせてもらってるんでね。この花道を絶対に汚したらあかんという覚悟と決意はありますね。
    ――ちなみに、皇治選手のこれまでの入場曲は『スーパースター(皇治ver.)』でしたけど、沖縄大会で歌われていたのは書き下ろしの『ダークヒーロー』でした!
    強 皇治はいつも違うことをしたがるんですよねえ。K-1のときはまた違う『やんちゃ坊主』という曲をつけたりしたこともあって。
    ――『スーパースター』、『やんちゃ坊主』、『ダークヒーロー』の皇治三部作ですか!
    強 今回の会場演出も「ここで、こういうMC入れてください」とかあったんですけど、やっぱり演出や音楽のことはボクらのほうが考えてやってますし、「ここに隙間があったほうがいい」という美学もありますからね。
    ――そこはプロとして譲れないですよね。
    強 途中で名前をコールされる方はレニー(・ハート)さんでしたっけ? あの方がシャウトされる隙間もつくっとかなあかんので。だから「わかった、わかった」という感じで皇治の要求は話半分で聞いているところもあります(笑)。
    ――もう、おふたりの信頼関係が伝わってきます。
    強 それに、試合の映像はYouTubeなんかでも残るじゃないですか。だから、その瞬間は会場の人は高まるんですけど、映像として繰り返し観ると、ちょっと滑稽にうつる部分もあるんでね。
    ――というか、そんな細かいところまで考えてらっしゃるんですか!
    強 もちろんですよ! 音楽としてどっちが正しいのかな、と。だから、皇治には「わかった、一番いいようにするから」と言っておいて、本番で答えを出すという感じですね。と言いつつも、じつは振り返る瞬間とかも全部決まってたんですけどね(笑)。
    ――こだわりますねえ。でも、入場時の皇治選手はそっけないというか、おふたりの絡みはなかったですよね?
    強 そこは彼が主役なんで、あんまりシャシャラんようにしてます。ボクがカメラを独占しようもんなら、今度はボクにアンチのコメントが届きますから(笑)。だから、すれ違う瞬間だけ一緒に映ればいいかな、と。
    ――ああ、そっちのほうがオシャレです。
    強 ちなみに、今回の『ダークヒーロー』は全部ボクが考えてつくった曲なんですけど、『スーパースター(皇治ver.)』は、歌詞もけっこう彼が考えて、それをボクが添削した感じなんですよ。
    ――えええ! 皇治選手が自ら作詞を(笑)。皇治ver.は本来の『スーパースター』と比べても、ちょっと短いですよね。
    強 言うたら、入場の尺に合わせた短いバージョンなんで。入場というのはどうなるかわからないんで、皇治ver.は5分ぐらいずーっとサビを連呼しているという(笑)。
    ――「皇治は俺たちのスーパースター~~♪」というのが耳から離れない理由はそれだった(笑)。
    強 皇治が入ったら音響を下げてくださいということで、皇治が「ここまでにリングインせなあかんな」とか頭を使わんでもいい感じになるようにしているというか。本来『スーパースター』という曲は皇治に書いた曲ではないのでね。
    ――それでいうと、『スーパースター』はもともとプロ野球の西岡剛選手が使っていたんですよね?
    強 そうです。もう一個説明すると、ボクがケガした友達に向けて書いた『カーテンコール』という曲があったんですけど、10年ぐらい前にたまたま西岡選手がケガをしたときに、なんかの拍子で聴いてくれたらしくて。それを西岡選手がアメリカ時代から入場曲として使ってくれてたんです。それボクは知らなかったんですけど、彼が日本に帰ってきたタイミングで知り合うことになって。ただ、会う回数を重ねるうちに『カーテンコール』を歌うタイミングも多くなったんで、「これは西岡選手も飽きてくるやろな」と。だから『スーパースター』という曲を書いて彼に届けたんです。
    ――となると、もともとは西岡選手のための曲だった。
    強 それから3~4年経ったときに皇治が聴いてくれたみたいで。当時はまだK-1にも上がってない頃やったんですけど、彼がHEATに参戦しているときに「入場演出で来てください」と。それで生歌を歌いに行ったのが8年前かな?
    ――皇治選手がHEATのライト級ワンデートーナメントで優勝したのが2013年なので、まさに8年前ですね。
    強 そこから、ある意味でアントニオ猪木の『INOKI BOM-BA-YE』のような感じで、皇治の入場曲といえば『スーパースター』というので浸透してくれたのはありがたいんですけど、まあ彼も欲深い人間というか、今年の春ぐらいに「ボクの曲がほしいです」と。
    ――貪欲すぎる(笑)。
    強 でも、まあ曲をつくるというのはそんな簡単なことじゃないから。それに、いろんな大人な事情も絡んでくるんですけど、ボクと彼との関係性もあるんで、「降りてきたら、つくるわ」と。でも、1週間ぐらいしたらブワーッと書けたんでね。で、やっぱり書けたぶんは世の中に届いてほしいんで、でき上がったものを彼のジムに持っていって最高のプレゼンをしたという感じでしたね。
    ――しかも、あの曲はPVも見どころです。https://www.youtube.com/watch?v=AuEjrZrslio
    強 でも、映像は皇治側の映像チームにやってもらったんですよ。皇治をずっと追っかけている映像チームがあるんで。けっこう彼もこだわりがあるんで、そこをふたりですり合わせたというか、だいたいは映像監督が「こんなんどうですか?」という提案に乗っかったかたちですね。
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • WWE番組放送終了が意味するもの■斎藤文彦INTERVIEWS

    2021-12-08 10:24  
    110pt

    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマはWWE番組放送終了が意味するものです!

     

    Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー
    ■アメリカで英語化されたPURORESUプロレス
    ■AEWはWWEのライバルになりえるのか


    ■コロナに散った『ワールドプロレスリング』海谷ディレクターを偲ぶ
    ■前田日明の「噛ませ犬」だけではないポール・オーンドーフの功績
    ■WWE☓新日本プロレス業務提携の噂、その出元
    ■ドラマが現実化するプロレス版・星野源&新垣結衣は?
    ■NWAの最期を看取った男ジム・クロケット・ジュニア
    ■ビンスの黒衣、猪木の親友パット・パターソン

    ■晩年のロード・ウォリアーズ
    ■ロード・ウォリアーズの衝撃

    ■追悼! 佐山タイガー最大の難敵・初代ブラックタイガー

    ■全女消滅後の女子プロレス新世界

    ■木村花さんはドウェイン・ジョンソンのようなスーパースターになるはずだった

    ■女子プロレスの景色を変えた女帝・ブル中野■マッハ文朱が女子プロレスというジャンルを変えた

    ■新日本プロレスの“ケニー・オメガ入国妨害事件”という陰謀論■WWEvsAEW「水曜日テレビ戦争」の見方■WWEペイジの伝記的映画『ファイティング・ファミリー』■AEWチャンピオンベルト盗難事件■「ミスター・プロレス」ハーリー・レイスの偉大さを知ろう■ウルティモ・ドラゴンの偉大なる功績を再検証する■都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー、ついに発掘される ■【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」



    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期

    ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に■ジャイアント馬場夫人と親友サンマルチノ、2人の死――■ベルトに届かず…されど「世界に届いた中邑真輔」のレッスルマニアを語ろう ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活■ロンダ旋風、中邑&ASUKAダブル優勝!! ロイヤルランブル1万字総括■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■みんなが愛した美人マネージャー、エリザベス!■職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇■ミスターTからメイウェザーまで! WWEをメジャー化させたセレブリティマッチ
    ■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」


    ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る



    ■超獣ブルーザー・ブロディ

    ■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……
    ■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜




    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 
    ■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
    ■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑
    ――これまでスカパーJ SPORTSとケーブルJ-COMで放送されていたWWEの番組がすべて年内で終了することが発表されました。
    フミ WWEの日本向けの放送がなくなってしまうのは、とてもショッキングなニュースですね。
    ――MMAでいえば、UFCなんかもそうですけど、日本がビジネス対象国として低いランクなんですよ。
    フミ WWEもきっとそのとおりの状況なんでしょうね。
    ――ただ、UFCというスポーツは日本語実況解説や字幕なしでも試合そのものは楽しめるんです。WWEの場合はストーリーの説明抜きでは難しいですよね。
    フミ もちろんです。バックステージのスキットであったりマイクパフォーマンスであったりと、試合に向けてのありとあらゆサイドストーリーがきちんと翻訳または言語化されないとその全体像が伝わりにくいタイプのエンターテインメントです。日本には「WWEしか見ません」という献身的なWWEユニバースもいますし、日本のプロレスと並行しながらWWEを現在進行形で見続けるファンもたくさんいます。そのどちらもJ SPORTSの映像でWWEを楽しんでいたんです。17年と18年はDAZNが現地からのライブというかたちでロウとスマックダウンを生配信して、ボクも解説と同時通訳のお仕事をさせていただきましたが、この2年間は例外として、おしなべてWWE映像はこれまでJ SPORTSが一手に引き受けていた。WWEの定期的な日本ツアーが始まったのが2002年ですが、それ以前の96年からスカパーの前身のパーフェクTVで放送開始。もう25年もやっていたんです。ところが11月25日付の「重要なお知らせ」というツイートで以下の発表がされました。
    『「WWEロウ」「WWEスマックダウン」が放送終了、及びJ SPORTSSオンデマンドの「WWEパック」がサービス終了となります。「WWEパック」ご加入者の方は解約手続きが必要となります。
    本件に関する詳細は下記ページにてご確認ください。』
    フミ ロウとスマックダウンの英語版、日本語字幕版、ハイライト版の6番組。オンデマンドサービスの「WWEパック」は年間12大会のPPVが見られましたが、それらがすべて12月放映分を持って終了。1時間モノのダイジェスト番組WWEディス・ウィークだけがかろうじて残る方向のようです。ボクとJ SPORTSのお付き合いでいえば、PPVの日本語解説をカイリ・セイン選手とやっていたのですが、それも今年8月のサマースラムで終了。こちらに関してはなんの正式発表もなく、ボクには「まだオフレコなんですが、じつは…」という説明がありました。
    ――予兆はあったんですね。
    フミ なぜJ SPORTSはWWEの放送をやめることになったのか。
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • アイスリボンの選手大量退団■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2021-12-08 10:09  
    110pt

    プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する事情通Zのコーナー。今回はアイスリボンの選手大量退団です!【1記事¥110から購入できるバックナンバー】・アメリカで英語化されたPURORESUプロレス■斎藤文彦INTERVIEWS
    ・【元・新日本プロレス】ボディビルダー北村克哉RIZIN登場!! 「ぶっ飛びたい」
    ・名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA
    ・「いい人」佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス


    ――た、た、大変です! アイスリボンから世羅りさ、雪妃真矢、藤田あかねら7選手が退団、1名が現役引退の決断をしました!
    事情通Z 選手によっては引き続きフリーとしてアイスリボンに参戦するようだけど、女子プロレス業界が再編されそうな感じだよね。アイスリボンはスターダム、東京女子プロレスに続く一大勢力だったけど、やっぱり女子プロレスはコロナのダメージがハンパじゃない。興行によるゲート収入だけじゃなくてグッズの売り上げもカナメだから。ご存知のとおり、いまの女子プロってアイドルビジネスしてるところがあって、会場で試合を見て、選手に会って、グッズも買うまでが女子プロレスみたいなところがあった。 それだけにコロナでいろんな規制が入ってしまったダメージは相当あったと思う。
    ――そうでなくてもコロナでお客さんの足も遠くなってますし。 
    Z いまのところ専業で食べていける女子団体はスターダムぐらい。その次が東京女子だけど、スターダム以外は選手によって違ってくる。
    ――みんながみんな試合だけで食えてるわけではない。
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • 【謎】堀口恭司はなぜ立ってしまったのか■水垣偉弥

    2021-12-05 15:15  
    110pt

    北米MMAを知り尽くした男・水垣偉弥が語るセルジオ・ペティスvs堀口恭司(この記事はニコ生配信されたインタビューを構成したものです)【1記事¥110から購入できるバックナンバー】・井上尚弥、那須川天心の拳を守る「バンテージ職人」永末ニック貴之インタビュー

    ・【ドーム震撼】井上直樹フリップ事件の真相■水垣偉弥

    ・バンタム級GP優勝候補・井上直樹の弱点、教えます■セコンド・水垣偉弥

    ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」

     
    ――水垣さん、大変なことが起きてしまいました……
    水垣 いやあ、そうですね。ちょっとテンションが上がらないですよね……。どうしたもんですかね。
    ――テンションが上がらないのは、負けたことはもちろんのこと、堀口選手があそこまでペティスを圧倒していたのに……ってところもありますよね。
    水垣 最後の一瞬までは堀口選手の完封という内容だったと思うんですよね。でも、結果は結果なんですけど。
    ――どんなスポーツでも勝負は最後までわからないものですけど、このMMAの残酷さ、ですね……。
    水垣 やっぱりMMAってやることが多いぶん、ディフェンスなんかにしても気にしなきゃいけないことが多いんですよね。 そのぶん今回みたいな劇的なことが起きやすいんじゃないかなって思いますけどね。
    ―― 水垣さんは試合全体をどうご覧になったんですか?
    水垣 まずペティスってスイッチしながら細かく左右に動くときと、今回のようにステップを使わずジリジリと迫る2つの戦い方があったんですよね。ボクとしては堀口選手が相手なら前者のほうがいいんじゃないかと思ってて。一番よくないのは堀口選手のステップに対して、カウンター狙いになってしまうこと。で、ボクが危惧したパターンで戦ってるように見えたんですよね。
    ――ペティスはジリジリと間合いを詰めてましたね。
    水垣 立ち上がりに関しては詰めてはいたんですけど、1ラウンド後半からは待ちの状態になっていたと思うんですよね。最初はうまく詰めていたんですけども、詰め切るところまで行けずに足が止まったというか、カウンター狙いに切り替えたような……ボクがこうなったらマズイんじゃないかという展開にハマりつつありましたね。
    ――一方で堀口選手の動きはどうでしたか。
    水垣 すごくよかったと思います。ただ、テイクダウンは予想外でしたね。狙わないと思ってました。ペティスって下からの攻めがうまくて、相手にとってイヤな選手なので、どちらかというとスタンド勝負のほうが堀口選手に分があるんじゃないかなと思ってて。テイクダウンをするっていうことは、それだけ動きが大きくなるのでリスクがありますし、 わざわざ狙わないんじゃないかなって。後半相手の動きが見えてから行くことはありえると思ってたんですけど、1ラウンドからやるのは意外でしたね。
    ――何度もテイクダウンに成功してましたから堀口サイドの作戦だったんでしょうね。
    水垣 しつこくやってたので作戦ですね。 ジリジリスタイルを選んだベティスにカーフキックが有効でしたし、ニータップも使いやすかった。あとあのバックスピンが何度も当たるということは、ペティスの動きがかなり見えていた印象があります。
    ――第3ラウンドまでは不安な点はなかったという。
    水垣 なかったですね。蹴り上げで出血してましたけど、大きな影響はなかった。 採点的にも3ラウンドすべて堀口選手が取っていたと思うので。
    ――タイトルマッチは5ラウンド制ですが、堀口選手は1ラウンドからテンポが早く、勝負を急いでいた雰囲気はありましたか?
    水垣 3ラウンドまではそういう感じはなかったんですけど、4ラウンドは立ち上がりからペースを上げたかなっていう気はしてたんですよね。すごく気になったのは、堀口選手がテイクダウンを決めてトップキープしている場面で、ペティスの4の字フックが解けた瞬間、堀口選手はスタンドを選んだんですよね。あそこのチョイスが矛盾してるというか。
    ――そこからフィニッシュシーンに繋がるという……。水垣 あそこで「なんで立ったんだろう?」と。
    この続きと、吉成名高、平本蓮、堀口敗戦、中村大介、伊澤星花、YA-MAN……などの12月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「14万字・記事23本の詰め合わせセット」はコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2072140この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!
     
  • 「日本MMA100年に一度の悪夢」堀口恭司敗戦から見える歴史的意義

    2021-12-04 21:25  
    110pt
    この記事はセルジオ・ペティスvs堀口恭司を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)(C)Bellator【1記事から購入できるバックナンバー】

    ・【16000字】朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのか■シュウ・ヒラタ
    ・【RIZIN.31】勝つことでみんなを喜ばせる選手はたくさんいる。だけど…■笹原圭一


    ・DJ.taikiが『朝倉未来1000万円』に落選した理由がよくわかるインタビュー
    ・なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのか■宮田充

    いやあ、言葉が出ないですね……。本当にビックリしましたね。日本格闘技界1000年に一度の悪夢……。
    打撃、組み、寝技の全局面で、北米のトップファイターのひとりをここまで圧倒していたのに、一発のバックハンドブローによって負けてしまった。堀口恭司のすごさが充分に伝わった試合ですし、ファイターとしての評価は下がってないけど、それでも残る「敗戦」という残酷な2文字。それがMMAという格闘競技の面白さであり、無慈悲さであり、美しさなのかなと。ただ、今回の試合だけには、まとわりつくのは避けてほしかったのに。
    語るべきシーンはいろいろあります。平本蓮の存在はひとつのポイントですね。平本選手はセルジオ・ペティスが所属するルーファスポーツで修行中で、今回の堀口戦のセコンドに抜擢されましたけど、このままだと敗色濃厚だった第3ラウンド終了後のインターバル、平本蓮がセルジオに近寄り、この試合初のアドバイスを施した。セルジオは試合後、この劇的勝利に平本蓮の存在があることを明かしました。試合直後のインスターストリーも平本選手への感謝から始まってます。
    (C)Bellator
    平本蓮と知り合って1〜2ヵ月程度足らずで大一番のセコンドに起用するペティスの勝負勘。日本から修行に来ているMMAルーキーとの出会いが、 結果的に日本MMA最高傑作の失神KOを呼び込み、日本の格闘技ファンを絶望に追い込むことになるとは……
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