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プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはプロレス界に詐欺・未払いが多発!?/スターダム野次問題/長州小力やっぱり復帰です!(聞き手/非常ベル野郎)






――
Zさん、ホントにホントに非常ベルが鳴ってます!8月30日に大仁田厚が参戦予定だった佐賀県鳥栖市での『炎のバトル』が詐欺案件だったみたいで……。

Z 大仁田さんが出場予定だったのはインディ・サバイバル新木場大会! 『炎のバトル』は泉谷しげる、アンジー、筋肉少女帯、ブルーハーツらが出演した伝説のプロレス+ロックフェスだよ。大仁田さんいわく1億6000万円近く損をしたらしい……けど、今回その話じゃないよ。

――8月30日の新木場はプロレスとアイドルのコラボイベントだったそうです。

Z 企画を持ちかけた人間は入金日になって音信不通。

・新木場レベルで詐欺?
・告発されにくいプロレス界
・スターダム野次問題の厄介さ
・「現場」と「配信」と「切り抜き」の3つのレイヤー
・長州小力やっぱり復帰の問題点……続きは会員ページへ


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【アーカイブ】
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続々更新予定!

https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202608




 
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21勝1敗2分のキャリアを誇り、現在はFIGHTER’S FLOWのコーチを務める鈴木隼人インタビュー。指導活動から現役時代の話を伺った(聞き手/ジャン斉藤)



【1記事から購入できるバックナンバー】


・渡辺華奈は「世界」とどうやって戦ってきたのか■上田貴央のコーチ論





――
鈴木さんはFIGHTER’S FLOWではどういう役割をされているんですか?

鈴木 試合に向けての戦術を練ったりとか、あとはやっぱり総合格闘技ではレスリングが重要になるので。タックルの入り方、防ぎ方。選手の特徴に合わせるかたちで指導してますね。やることは全員一緒なんですけど、テイクダウンディフェンスに徹するのか、切ってからのことを考えるか……方向性は選手によって違ってきますね。

――
FIGHTER’S FLOWはキックや他競技からMMAに転向してきた選手が多いですね。

鈴木
 そのベースを活かしたままMMAで戦うには、どうしたらいいか?を考えてやってます。キックなら得意な打撃をMMAの打撃に変換しないといけないし、そこにレスリングを組み合わせないといけないですので。

――
バックボーンがあると、イチからMMAを覚えてる選手とは違う難しさがあるわけですか?

鈴木
 そうですね。だから選手たちは苦労してMMAを学んでいます。キック出身は組まれたら打撃ができないし、そのまま寝かされちゃう……ということが多いので、いかにテイクダウンを防ぎながら打撃もしっかり打てるか。代表の上田(貴央)さんが打ち込みを何回も繰り返させて、ボクが実践的に教える流れができてますね。

――
やっぱりキック転向組はテイクダウンの攻防がポイントなんですね。

鈴木
 そうですね。ただ、タックルも100%防ぐことに力を注ぐわけではなく、お尻ついた瞬間、背中をつけられて固められる前に動くとか。そのへんの身のこなしを反復練習しています。やっぱりテイクダウンを100%防ぐのは無理なので。タックルを切るというよりは、テイクダウンされた瞬間、何をするか。そのあとが勝負だよと。お尻をついた瞬間、背中がついた瞬間が始まりです。

――
テイクダウンされたあとが重要だと。

鈴木
 こないだのRIZIN仙台で直樹(vs黒井海成)がテイクダウンをすぐ取られたけど、下からの足の使い方だったり、どういうふうに戦っていくかは練習通りそのまま出せたなと。冨澤(大智)くんに関しても、寝かされてから立つのがうまいので、そこに特化して練習しました。このあいだ相手(加藤瑠偉)は柔道が強いということで投げの対策もしてたんですけど、まあ投げられるだろうなとは思ってて。寝かされたら勝負。そこから何もできないと、打撃しかできない選手になっちゃうんで。

――
FIGHTER’S FLOWはストライカーが多いから、そこがキモだと。

鈴木
 FIGHTER’S FLOWは渡辺華奈、泉武志、渋谷カズキが始まりで、どっちかっていったら組みメインだったんですよ。最近になって移籍組やキック組が増えていったんですけど、「あっちは打撃したい」「こっちは寝かしたい」ということで、ちょっといい感じになってますね。

――組みのスペシャリストと、打撃のスペシャリストがお互い補完していると。

鈴木
 そうですね。ひとつひとつに輝きや強さを持ってる選手の集まりになって、ちょうど噛み合っていい練習ができていると思います。FIGHTER’S FLOWってピラミッド式になってて、ボクが見てるプロ練習がAチームだとしたら、その下にBチームというか、育成組、アマチュア組があって。転向組はいきなりAチームからはやらせないです。まずは打ち込みを延々とやります。たとえば「三角の逃げ」「エスケープ」「極め方」「力の使い方」「立ち方」……そのへんの基本が身についてから育成組に入って……という段階がありますね。いきなり一番上のプロ練習に入っても、ついていけなくなっちゃうんで。プロ練でやったことをボクや上田さんがあらためてパーソナルで見ることが多いです。

――
マンツーマンでチェックするわけですね。

鈴木
 そうです。パーソナルでやったことをプロ練習で試して、ダメだったらパーソナルでまたやって……という繰り返しですね。

――
そうやってちょっとずつレベルを上げていくと。

鈴木
 あと渡辺華奈でも、一般のクラスに出て会員さんと一緒にやったりしてますね。

――
えっ!

鈴木
 そこでバチバチやっつけるわけじゃなくて、会員さんに教えてあげたりしながら、そこで自分の技を試したり。

――
教えることによって習得できることもあるんでしょうね。

鈴木
 他ののプロ選手も、ボクの一般クラスに出てます。一般クラスはプロ練よりもちょっと言葉を細かく崩して、初心者の方にもわかりやすいように教えてるので。基本をあらためて学べるところもありますね。ジョリーくんとか普通に一般クラスに出てるんで、一般会員がびっくりしますよ(笑)。

――ハハハハハハ! ジョリー選手が一般クラスで出るってかなり勇気がいりますよね。

鈴木
 そこまでしてイチからやりたいっていう意識があるからこそ、気にしないっていうことですよね。プロ練って、やって・やられて技を覚えていくところがあると思うんですけど。一般クラスは教えながらやっていくっていうスタンスですし。

――
鈴木さんのキャリアは21勝1敗。レスリングベースですけど、バックチョークの一本勝ちが9回。ONEでは3連続バックチョークで勝利してます。

鈴木
 やっぱり格闘技は一本勝ち、KO勝ちがゴールじゃないですか。そのゴールに向かって逆算して動いていくのがボクのスタイルでした。現役時代はテイクダウンからパスをして、バックチョークという流れでずっとやってたんですけど、もともとは三角絞めや下からの腕十字とか、いろいろ選択肢があったんですね。でも、途中からバックチョークだけに絞りました。そこに至るまでにも、マウントからパウンドアウトとか、ゴールは枝別れしてるんですけど。あんまりパターンを用意すると迷ってしまったり、判断が遅れたりして中途半端になってしまうことがあるんで。

――なるほど。ひとつに絞ったほうがいいと。

鈴木
 でも、練習ではいろいろな技や動きをやってます。引き出しがたくさんある中で、試合のときは自分の一番自信のあるもので戦っていただけで。いま教える際も、たとえばパンチでKOしたいんだったら、そのためにはストレートをどう当てにいくのか。フェイントやコンビネーションをシチュエーションに応じて練習していますね。

――
渡辺華奈選手がベラトールで戦っている最中、レスリングのタックルを習得したんですが、それもかなり時間がかかったんですよね。

鈴木
 渡辺華奈の場合はもともと柔道のクセじゃないですけど、身につけたものがあるので。柔道の投げができるから、レスリングのテイクダウンはそこまで重点的に置いてなかったみたいです。でも、世界と戦っていくとなったときには、タックルを覚えたいということで教え始めて。最初の構えから始まって、頭やヒザの位置はどこか。あとタックル入る姿勢と打撃の姿勢をミックスさせていきました。

――
もともと柔道のスタイルがある中で修正していくのは、大変な作業ですね……。

鈴木
 ボクは柔道をやったことないから詳しくはわかんないですけど、どっちかっていったら、前に押し出すというよりは引っ張って投げるイメージですよね。そこは柔道を捨てるわけではなく、柔道の中でレスリングのタックルに入れるようにしました。

――
なるほど。レスリングを覚えるんじゃなくて柔道ベースのレスリングですね。

鈴木
 たとえば投げようとして相手が踏ん張ったところにタックルに入ったり。パンチから組むと見せかけて下のタックルに入ったり。練習で何パターンもやっていくうえで合うものもあれば、なんかしっくりきてないものもある。そこは試行錯誤を繰り返しましたね。どの試合かは忘れちゃったんですけど、試合開始と同時にきれいなタックルが決まるまでになって。ボクは頭でっかちに「これ、やれ」「絶対こうしよう」「これがいいから!」って指導はしないですよ。ボクの知っている知識を選手に渡していると思ってて。選ぶのは選手です。

――でも、押し付けたほうがいい選手もいますよね。

鈴木
 そのやり方もわかるんですが、押し付けるだけだと試合中の判断が磨けなくなっちゃうのが良くないなと。試合中はセコンドより自分の判断が一番早い。自分で動かなきゃいけないときに押し付けられた作戦に固執しちゃうのはよくないです。

――
セコンドの指示だとワンテンポ遅れることがあるし、試合前の立てた戦術も変えざるをえない場合もあるわけですね。

鈴木
 そうなんです。選手があんまり自信がなかったり、「あの動きを試合でやれ」と伝えていても、できないこともあるんで。

――
選手に任せるといってもフォローはするから、そこは共同作業になるわけですね。

鈴木
 共同作業ですね。試合が決まれば「どんなふうに戦うか」を話し合いしながら、試合までしっかりと磨いていきます。

――
FIGHTER’S FLOWは選手がかなり増えましたよね。拠点も2つに増えて。

鈴木 最初はパーソナルジムでプロ練もやっていて。スパーリングも2~3組、人数も5~6人くらいでしたね。いまはMMA専門ジムを作って、そこではMMAスパーを5~6組やってます。いま何人いるかボクも正確には全然わかってないんですよ。アマチュアも含めたら、かなりいますね。

――どうしてこんなに増えたんですか?

鈴木
 なんでかわからないですけど。和気あいあい的な楽しさもあるし、本気度もあるし。仲間に対してちょっと熱い気持ちを持ってる選手が多いんですよね。ボクがプロ選手を見てますけど、ボク自身に監督的なオーラがなくて(笑)。「もっとやれよ!」というよりは、「みんなで頑張ろうぜ!」というノリ。トップが怖いからついていくというよりは、みんなで頑張る雰囲気ですね。

――鈴木さんは大学レスリング部で、BRAVE出身ですけど、どっちも練習はガッチガチに厳しいイメージがありますね。


・戦極育成ファイターだった
・コーチは生活面から指導する
・ストライカーでも寝技の武器を用意する
・赤田功輝のファイトスタイル批判
・ONEタイトルマッチ直前に病気の診断が……
・引退後は試合も見たくなかった
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Zさん、非常ベルが鳴っています! ブシロードの木谷高明氏が新日本プロレス譲渡に関しての取材を受けて、辻陽太の「おい、ブシロード!」発言が原因のひとつにあると言及。やっぱり辻という名前にろくなやつはいませんよ。ヒャッホー!! ブシロードしてるぅ!!

Z 辻よしなりを巻き込むのはやめろ! 木谷さんの日経新聞の記事の内容は『週刊プレイボーイ』とほぼ変わらない。それなのに今回炎上したのは、2つの理由がある。記事の見出しと、プチ鹿島さん。

――プチシルマ?

Z 上井文彦さんの団体UWAI STATIONのスポンサーだった医療シール「プチシルマ」のことじゃないよ!


・プチ鹿島の木谷批判の是非
・辻陽太の「おい、ブシロード!」の理由が見えた?
・飯伏幸太の記事を読んでみた
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Dropkick

プロレス格闘技マガジン『Dropkick』公式チャンネルです。【更新コンテンツ】スペシャルインタビュー/斎藤文彦INTERVIEWS/小佐野景浩の「プロレス歴史発見」/プロレス点と線/OMASUKI FIGHT/アカツキの『味のプロレス出張版』/大沢ケンジ/二階堂綾乃/オレンジ色の手帳/中井祐樹日記/ジャン斉藤……のコラムなど。週一の音声配信もやってます!

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