• このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年9月の記事 5件

「アサコール」にこの国を託せるか?-安倍晋三の陥穽-

 安倍晋三は 「1日30回トイレに行ってまだおなかが痛い」 という原因不明の難病で政権を放り出した人である。  まず、この認識を軽く見てはいけない。   自民党議員たちが、この難病を「アサコール」という新薬のおかげで克服できるから 総裁にしてもいいと考えたのなら、これはもう度し難い非常識な連中が国会議員を やっているということであり、そういう国会議員は売国奴である!  安倍晋三が退陣して誰も期待しなくなっていたとき、新たな期待を盛り上げようと最初に画策したのはわしである。  その対談は 『希望の国 日本』 (飛鳥新社)に収録され、その内容は安倍晋三本人も気に入ったらしく、まとまった部数を購入して知人に配ってくれていたようだ。   もちろんそのときは「下痢気味の人」という情報はあったが、まさか「潰瘍性大腸炎」 という難病だったとは知らなかったのだ。  その上、皇位継承問題で、安倍晋三がゴリゴリの男系固執主義者であることに気付かず、もう少し柔軟な立場を取れる人間だと思っていた。   まさか女性宮家の創設まで反対するとは思っていなかった。  その後の安倍の言動を見ていると、相変わらず保守系のメディアで、いい調子でネトウヨ臭いマッチョな意見を吐き散らし、おのれの精神的な弱さを偽装するタカ派のパフォーマンスにうつつをぬかすようになった。   いつか見た光景である。総理になる前は威勢のいいことばかり主張しているが、 その座を得た途端に腰砕けになるのはもう目撃してしまったから、そう簡単に騙される わけにはいかない。 ※この記事は小林よしのり氏のブロマガから一部を抜粋したものです。

「アサコール」にこの国を託せるか?-安倍晋三の陥穽-
小林よしのりライジング

常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!

著者イメージ

小林よしのり(漫画家)

昭和28年福岡生まれ。昭和51年ギャグ漫画家としてデビュー。代表作に『東大一直線』『おぼっちゃまくん』など多数。『ゴーマニズム宣言』では『戦争論』『天皇論』『コロナ論』等で話題を巻き起こし、日本人の常識を問い続ける。言論イベント「ゴー宣道場」主宰。現在は「週刊SPA!」で『ゴーマニズム宣言』連載、「FLASH」で『よしりん辻説法』を月1連載。他に「週刊エコノミスト」で巻頭言【闘論席】を月1担当。

http://yoshinori-kobayashi.com/
メール配信:あり更新頻度:毎週火曜日※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ


タグ