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Vol.715 結城浩/書籍執筆でAI大活躍!/AIと開く「プライベートな読書会」/AIからのインタビュー/悩みを相談するのが苦手

Vol.715 結城浩/書籍執筆でAI大活躍!/AIと開く「プライベートな読書会」/AIからのインタビュー/悩みを相談するのが苦手 結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2025年12月9日 Vol.715 はじめに おはようございます。 最新刊の話。 2026年刊行予定の最新刊abook(コードネーム)は、11月末に脱稿しました。脱稿前のどたばたを先週の結城メルマガでお伝えしましたね。 脱稿したのでいまは仕事の余韻を楽しみつつのんびり過ごしています……ということはまったくありません。脱稿後も何度も読み返しを繰り返して原稿を磨いています。脱稿してからの方が忙しくなっているといえるかもしれません。 それは、できあがったものがおもしろくてついつい読んでしまうからです。そして読み返すとあちこち細かい部分で「ここは直したいな」と感じるのでそこを直していく……その繰り返しになります。 脱稿した後も原稿を修正できるのか? できます。編集部にはすでに原稿を送りましたが、編集部からは疑問点や確認などのメールが来ていますのでそれに対して原稿を修正して送り返す必要があります。疑問点を解消したバージョンですね。その送り返すタイミングで、結城がいまやっている修正も入れてしまおうとしています。 疑問点の解消バージョンを送り返すのは今週の水曜日。そこまでにできるだけ原稿を磨いておこう!……ということで、脱稿直後よりも忙しい毎日を送っている次第です。 それにしても、読み返すと本当におもしろい。刊行が待ち遠しくなります。このabookについては、12月下旬ごろにアナウンスできると思います。どうぞご期待ください! それでは今週も、どうぞごゆっくりお読みください。 目次 結城浩の談話室 AIからのインタビュー 書き下ろし書籍執筆、脱稿直後もAIは大活躍 - 本を書く心がけ 動画生成AIを利用して、今日の作業を紹介する動画を作る 自分の悩みを人に相談するのが苦手 - 人生を歩む AIと開く「プライベートな読書会」 結城浩の談話室 2025年12月6日(土)の「結城浩の談話室」では、大学院を出てデータエンジニアとして会社に勤めている20代半ばの男性とお話ししました。 前半は「理解するとはどういうことか」という質問にお答えし、のんびりと意見交換をしました。また文章執筆に関してもお話ししました。後半は新しく始めた趣味のことや住居のこと、AIの活用などについて雑談風におしゃべりしました。 まったりした楽しい時間でした! * * * 結城は「談話室」という「ビデオをオフにした状態でZoomを使い、二人で自由におしゃべりするネット企画」を行っています。参加してくださる方の質問に結城が答えるときもありますし、ふつうに雑談をして過ごすこともあります。一時間は参加者さんの自由なのです。この企画に関心がある方は以下のページをチェックしてみてください。 ◆結城浩の談話室 https://chatroom.hyuki.com  

Vol.715 結城浩/書籍執筆でAI大活躍!/AIと開く「プライベートな読書会」/AIからのインタビュー/悩みを相談するのが苦手

Vol.685 結城浩/ChatGPTでWebサイトのリニューアル/NotebookLMによる情報整理は「新しい目」を与えてくれる/図書館の「禁帯出」本の思い出から気づいたこと

Vol.685 結城浩/ChatGPTでWebサイトのリニューアル/NotebookLMによる情報整理は「新しい目」を与えてくれる/図書館の「禁帯出」本の思い出から気づいたこと 結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2025年5月13日 Vol.685 はじめに おはようございます。 最新刊『数学ガール/リーマン予想』は8月刊行予定です。現在は販促のための準備や、イラストの打合せなどをして楽しく過ごしています。しばらくしたら初校ゲラがやってきてまた忙しくなるのかな。 ◆『数学ガール/リーマン予想』 https://www.hyuki.com/girl/riemann/ 新刊の刊行に備えてWebサイトを手直ししています。前から少し気になっていた部分をまとめて見直したのですが、その際にChatGPTをかなり使いました。どんなふうにHTMLを書いたらいいかだけでなく、言葉の選び方まで相談したりして、なかなかおもしろい時間でした。後ほど「ChatGPTでWebサイトのリニューアル」という記事で詳しくお話ししますね。 ◆結城浩のホームページ(Webをリニューアル) https://www.hyuki.com/ ◆「数学ガール」シリーズ(Webをリニューアル) https://www.hyuki.com/girl/ AIといえば、先週に引き続きGoogle NotebookLMを使った話も紹介します。今回は、自分の書いたメルマガや作業ログをNotebookLMで分析してみたときの話です。過去の自分の活動はどんなふうに見えるかを試してみたくなったのです。「NotebookLMによる情報整理は「新しい目」を与えてくれる」という記事でお話ししましょう。 また今週は、もうひとつ個人的な思い出を綴った短い話もお届けします。小学校の図書館で出会った「禁帯出」の本をきっかけに、自分が昔から何を大切にしてきたかを気づいたという話題です。書くことや考えることが好きな方には、どこか共感していただけるところがあるかもしれません。 なお、月刊誌「数学セミナー」2025年6月号の予約が始まっています。結城の連載「数学のココがわからない」のテーマは「xの絶対値|x|がわからない」というお話です。 ◆数学のココがわからない - 結城浩の「数学セミナー」連載 https://www.hyuki.com/susemi/ それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。 目次 「シークレットNGハウス」を何度も観てしまう ChatGPTでWebサイトのリニューアル 結城浩の談話室 NotebookLMによる情報整理は「新しい目」を与えてくれる 朝、起きたときには 禁帯出の本の思い出から気づいたこと 「シークレットNGハウス」を何度も観てしまう 「シークレットNGハウス」というサバイバル・ゲームバラエティはほんとうにおもしろいです。2025年3月末ごろに観たんですが、実はその後も全編を繰り返して観てしまいました。何度観ても、毎回おもしろいんですよ。 これは、二宮和也さんとオードリーの若林さんがMCで、メンバーが「絶対にしてはいけない行動」を繰り返すと脱落していくというアマゾンプライムビデオの番組です。 ◆シークレットNG(予告編動画) https://youtu.be/zrCkv4Ujo04 こういうゲームバラエティは、過激になると下品な方に落ちる印象があります。そういう中で、「シークレットNGハウス」は下品にならず、ちゃんと心理的なエンタメになっているのがいいんですよね。 ネタバレになるので詳しくは書きませんが、設定されるNG行動のバランスと、メンバーに何を知らせるかの情報コントロールが絶妙なのがすばらしいです。 メンバーたちはお互いに疑心暗鬼になり、何気ない一言がNGかもしれないので、簡単に言葉を発することができません。その結果、相手に対するちょっとした配慮を示すようなコミュニケーションが成立せず、結果的に「イヤな奴」に見えてしまう。そういうところは「コミュニケーションでちょっとした一言がいかに大事か」を教えてくれますね。もちろん、メンバー全員が仕組みを理解しているので、後味は悪くなりません。 ◆シークレットNGハウス シーズン1 - アマゾンプライムビデオ https://amzn.to/43gc85K これ「シーズン2」をぜひやってほしい!  

Vol.685 結城浩/ChatGPTでWebサイトのリニューアル/NotebookLMによる情報整理は「新しい目」を与えてくれる/図書館の「禁帯出」本の思い出から気づいたこと

Vol.684 結城浩/NotebookLMがつくる新しい学びのかたち/ChatGPTで文章作成(5)クリエイタに求められる「抽象度」の変化/数式交じりの文章を書く

Vol.684 結城浩/NotebookLMがつくる新しい学びのかたち/ChatGPTで文章作成(5)クリエイタに求められる「抽象度」の変化/数式交じりの文章を書く 結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2025年5月6日 Vol.684 はじめに おはようございます。 最近の結城メルマガの話。 最近の結城メルマガでは、ChatGPTをはじめとする生成AIに関連する話題が多くなっています。今回もNotebookLMで勉強する話やChatGPTで文章を書く話が話題になっています。 この話題はまだまだ展開できそうだと思っています。結城は毎日いろんな活動をしていますが、その中で生成AIをどのように使えばいいのかを考える割合が高くなっています。この結城メルマガでは、そうやって行っている活動や思考のようすを一週間単位でスナップショットとっているみたいですね。 結城はそれを大変まっとうな話だと思っています。私はつねづね、自分の活動はそのつどまとめていくべきだと考えているからです。この結城メルマガという個人メディアは「現時点での私」の一つの側面をまとめたものだといえそうです。 結城の活動のメインは書籍執筆にあると思っていますし、もちろんそちらには時間と労力を割いています。でも、私の関心事は多岐に渡っています。大きなものもあれば、小さなものもあります。それらをいい感じに結城メルマガという枠組みに収めていければいいなと思っています。 * * * AI時代に気をつけたいことの話。 どんな技能でも、練習しないと衰えていくものです。 キーボードを日常的に使うようになり、ほとんど手書きをしなくなった人は多いと思います。その影響で、簡単な漢字も書けなくなっている経験も多くの人がしているのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。 そこから考えて、便利なAIを日常的に使うようになったことで、自分が持っていた技能のうち何が衰えつつあるのか。それには十分注意を払ったほうがいいのかもしれません。簡単な漢字を書けなくなるのとは違う次元の技能を失ってしまう危険性がありそうだからです。 筋力が衰えるのを防ぐために筋トレをするのと同じように、AIを使うことで衰えがちな部分を意識的に訓練しなくてはいけない。すでにそういう時代に入っているといえそうです。自分のどんな能力が失われつつあるのかに意識を向けないとまずいのかもしれません。 ふと、そんなことを思いました。 * * * 「仮想的なオンライン自習室」の話。 先日YouTubeで「オンライン自習室」というライブ動画を見つけました。チャットを使って仮想的に「入退室」ができる自習室に見立てたもののようです。部屋の表示が自動的に変わり、着席したみたいな雰囲気があります。この発想はおもしろいですね。 なお、結城はこのチャンネルとは無関係ですし、利用したこともありません。ご了承ください。 ◆【ライブ】オンライン自習室 - https://www.youtube.com/watch?v=AvGbepg86JA 仮想的な自習室といえば、結城はずいぶん以前に「結城浩のもくもく会」というシンプルなWebサービスを作ったことがあります。現在も動きます。これはTwitter(現X)を「作業開始」と「作業終了」を宣言する場所に見立て、もくもくと作業をするためのものです。 ◆結城浩のもくもく会 https://mokumokukai.hyuki.net/ * * * シチリアーナの話。 レスピーギが編曲したシチリアーナは、いつ誰のどんな演奏を聴いても切ない気持ちになります。 たいへん有名な曲ですが、もしあなたがいままでお聴きになったことがないなら、ぜひお聴きください。 ◆レスピーギ: リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲:シチリアーナ - YouTube https://youtu.be/nc9yLxrFoVc Wikipediaにはシチリアーナという舞曲全般の解説として「ためらいがちにたゆとう曲想と付点リズムが特徴的」という表現があり、これは本当にその通りと思います。 * * * 「談話室」の話。 結城は「談話室」という「ビデオをオフにした状態でZoomを使い、二人で自由におしゃべりするネット企画」を行っています。そこで交わされた対話は「ここだけの話」ということでプライベートに保たれ、公開はしないのですが、概要は参加者の許可を得てネットで公開しています。 2025年5月3日(土)の「結城浩の談話室」では、ソフトウェアの会社で若手の指導もしている30代のエンジニア男性とお話ししました。 生成AIと仕事との関わり、仕事における責任の考え方、問題解決の方法、時代につれて変化するもの/しないもの、現在のSNSやWebに思うことなどをじっくり話し合うことができました。 楽しくて、しかも考えさせられる刺激的な時間を感謝します! ◆結城浩の談話室 https://chatroom.hyuki.com * * * それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。 目次 Web連載《読み放題プラン》と書籍の違い 数式が含まれる文章を書くときの手順 - 文章を書く心がけ NotebookLMがつくる新しい学びのかたちを考えてみよう ChatGPTで文章作成(5)クリエイタに求められる「抽象度」の変化 Web連載《読み放題プラン》と書籍の違い 質問 Web連載「数学ガールの秘密ノート」は、ひと月500円で過去の記事がすべて読み放題とのことですが、書籍化されたものもすべて読めるということでしょうか。 回答 ご質問ありがとうございます。 Web連載「数学ガールの秘密ノート」はあなたのおっしゃる通り、ひと月500円で過去の記事がすべて読み放題になります。その中には書籍化された「秘密ノート」や「物理ノート」シリーズの執筆でベースとした記事も含まれています。 ただし、本屋さんに並んでいる書籍版では、たくさんの加筆と修正がなされていますし、図版もかなり異なっています。また、Web版にはない「練習問題」と「解答」があり、さらに「研究問題」なども加筆しています。 その一方で、Web版の方には書籍版では削除された話題が含まれている場合もあります。また、Web版には将来的にも本になりにくい内容のものもたくさん含まれています。 ということで「ひと月500円で、本の内容がすべて読める」というわけではありません。内容的に重なりはあるものの、Web版と書籍版は異なるものとなります。 ◆読み放題プランへのご参加について - Web連載「数学ガールの秘密ノート」 https://girlnote.hyuki.com/article/subscribe/ なお、Web連載は現在オフシーズンになっていて更新はしばらくありません。再開は以下の「お知らせメール」でお伝えしますので、よろしければご登録ください。 ◆数学ガールのお知らせメール(無料のニュースレター) https://mathgirls.hyuki.net/about ◆「数学ガール」シリーズ https://www.hyuki.com/girl/  

Vol.684 結城浩/NotebookLMがつくる新しい学びのかたち/ChatGPTで文章作成(5)クリエイタに求められる「抽象度」の変化/数式交じりの文章を書く
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」は、読みやすくわかりやすい書籍を20年以上書き続けてきた結城浩が「わかりやすい文章を書く心がけ」や「人に教えるときの心がけ」を読者のみなさんと分かち合う有料メールマガジンです。

著者イメージ

結城浩

数学青春物語『数学ガール』シリーズ著者。20年以上にわたり、Java, Perl, Cなどのプログラミング言語入門書、デザインパターンなどの技術書、数学入門書など多数執筆。 Twitter: @hyuki

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メール配信:ありサンプル記事更新頻度:毎週火曜日※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

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