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記事 4件
  • Vol.052 結城浩/再発見の発想法/新しいことにトライ/桜、手元に引き寄せて/

    2013-03-26 07:00  
    216pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2013年3月26日 Vol.052
    はじめに - 桜、手元に引き寄せて
    おはようございます。いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
    桜の季節ですね。先週は家内といっしょに何度か「花見ランチ」をしました。 要するに、おひるどきにどこかに出かけて花見をしてランチを食べるという ことです。
    たまにはということで六本木ヒルズに出かけてランチを食べました。 桜も見ましたよ。
     ◆桜  http://instagram.com/p/XEODjDjSl2/
    みなさん考えることは同じでして、ものすごい人出でした。 みんな手に手にケータイやスマートフォンを持って 桜を撮影していました……って私も同じですけれど。
    せっかく桜を見に来たのに撮影ばかりに夢中になって……と思う気持ちもありますが、 それと同時に「撮影して手元に置きたい」という気持ちもあります。 人の「体験」のしかたはいろいろあり、 そのいろいろあるところがまた面白いと思います。
    目が見える人は目で見て楽しむ。 耳が聞こえる人は音を聞いて楽しむ(桜の音ってどんな音だろう?)。 カメラで撮るもよし、手で木に触れるもよし。
    iPhoneで撮影した写真を見返すのに、 PCで見るのとiPhoneで見るのも違う体験ですね。 iPhoneで桜を表示させ、 手の中に入れ、目のそばにぐっと近づけて見ると、 なんだかふしぎな親近感があります。
    桜の見方・季節の楽しみ方・休日の過ごし方…… 年齢が上になってきたせいか、 つい人の行動に口をはさみたくなってしまいそうになります。 でも、あまり他人の楽しみにつべこべ言わないようにして、 それぞれの楽しみ方を尊重できるようになりたいなと思います。
    私の場合、夕方になって疲れているときや、眠いときに 人の行動が気になってしようがないようです。 「気に障る」というか「気が走る」というか。
    ぐっすり眠った翌朝にはまったく気にならない細かいことも、 疲れているときには気になってしようがない。 しかもやっかいなことに、その「気になる」というのが 自分に原因があるとなかなか思えないんですよね。
    子供の部屋がちょっと散らかっているのが気になって、 子供をしかる。しかるときに自分は、 「客観的にみて」これはひどいだろうと思うのだけれど、 翌朝になってみると、 「客観的にみて」たいして散らかっていないこともある。
    ことほどさように「自分の客観性」 というのはあてにならないなあと思います。
    似たようなことは空腹時と満腹時の気分の違いにも見られます。 空腹時に「まずいなあ、まずいなあ、まにあわないなあ」と仕事について 焦っていたくせに、満腹したら「まあ、何とかなるんじゃない?」と達観する。 ごはんを食べる前後でそれこそ客観的な事実や状況は変わっていないんだけど、 主観的な状況把握はまったく変わっている。 自分はあてにならないものですね。
    自分の気持ちがまずい状態に陥っていることを早めに察知して、 ぱくぱくと食べ、ぐーぐーと眠り、 さっさと頭や心をリセットしたいものです。
     * * *
    さて、今回の結城メルマガは、 新連載の「再発見の発想法」という記事をお届けします。それから、 刊行間近の『数学文章作法 基礎編』はカバーデザインについてお話しします。 そして、Q&Aのコーナーでは読者さんのご質問にお答えしましょう。
    よろしくどうぞ!
    目次
    はじめに - 桜、手元に引き寄せて
    再発見の発想法 - Buffer(バッファ)
    数学文章作法 - 結城がカバーデザインで要望したこと
    Q&A - 新しいことにトライ
    次回予告 - 講演「数学ガールの誕生」(4)
     
  • Vol.051 結城浩/フロー・ライティング - 等身大の達成感/結月ゆかり/

    2013-03-19 07:00  
    216pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2013年3月19日 Vol.051
    はじめに - 「振り返り」について
    おはようございます。結城浩です。 いかがお過ごしですか。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
    結城は最近ずっとタンブラーというサイトを利用して作業ログをつけています。
     ◆結城浩のタンブラー  http://hyuki.tumblr.com/
    作業ログといっても、仕事の細かい内容はあまり書いておらず、 「今日は何をする」「明日は何をする」といった「予定」と 「今日は何をした」という「振り返り」が主ですね。
    上のサイトを見ていただければわかるんですが、
     ・第12週、月曜日、午前  ・第12週の予定  ・第11週の振り返り  ・第11週、土曜日(明日)の予定  ・第11週、金曜日、午前  ・第11週、金曜日(明日)の予定  ・第11週、木曜日、午前  ・第11週、木曜日(明日)の予定  ・第11週、水曜日、午前  ・第11週、水曜日(明日)の予定  ・第11週、火曜日、午前
    …というのがえんえんと続いていて、 几帳面というか変に神経質というか、ともかく結城の性格の 一面が現れているような感じがします(と他人事のように書く)。
    結城はこの、淡々と同じ調子で続く毎日というのが好きなんですよね。 ふと気がつくとタンブラーに「次は何する」と書く。 いちにちを終えてベッドにごろんとしたときに「今日は何した」 「明日は何する」と書く。 そういう行為で自分の「足場」を確認しているのかもしれません。
    そして「振り返り」について思います。 週の終わりに「今週は何をやったか」を振り返る。 それは私のように忘れっぽい人間にはとても大事です。 振り返らないとなんだか一週間なーんにもしてなかったような 気分になってしまうからです。 でも、振り返ってみると、まあ細かいことではありますが、 それなりに毎日を過ごしている。そしてちょっぴり「ほっ」とする。
    「進捗状況何パーセント」みたいにきっちり振り返るわけではないけれど、 今週はだいたいこのあたりを書いたとか、 来週は今週やったところをもとにあのあたりを書いてみようとか、 そういうおおざっぱな作戦を立てるのは気持ちの上で大事ですね。
    話は変わりますが(実は変わらないんですが)、 先日確定申告をしたんですよ。そのときにふと「本を書くときに掛かるお金は 参考にする書籍とコンピュータとソフト・サービス代くらいだなあ」と思いました。 製品を作るためのいわゆる「原価」として掛かるものはあまりないようです。 何か材料を仕入れるわけではないから「仕入原価」はないし、 作業員を雇っているわけではないから「製造原価」もない(と思うんですが、 経理は詳しくないので自信ない)。
    ですから、本を書くという仕事は、まあいわば「空」の中から言葉を 拾い集めてまとめるお仕事になりますよね。だから、その拾い集める行為 (具体的には日々の執筆活動)がスムーズに進むように心がけるのは きわめて重要になると思うのです。 それ以外に気に掛けるところがないからです。 自分自身の心の状態、精神のあり方、前向きな姿勢、 それをきちんとキープしてメンテすること。 そこに掛けるコストが(計上はできませんが)「原価」かも。
    ……そんなふうに思います。 ですから、ツイッターでも日記でも結城はわあわあいいながら、
     「はい、今日はこれをやりましたね!」  「はい、明日はこれをやりましょう!」
    と自分を盛り上げようとしているのかもしれません。
    Vol.046で「何だかすてきな「第n週」」という文章を書きました。 あのときは「第6週」でした。そして今週は「第12週」。 時間の経つのは本当に早いものですね。2013年も、はや20%を過ぎました。 今日も、今週も、にこにこ前向きに進みたいと思います。
     * * *
    さて、今回の結城メルマガは、 お久しぶりの「フロー・ライティング」をお届けします。 これが今回のメインコンテンツですね。
    それから、最近ちょっと試している 読み上げソフト「VOICEROID+ 結月ゆかり」について紹介しようと思います。
    それでは、今回の結城メルマガをどうぞお楽しみください!
    目次
    はじめに - 「振り返り」について
    フロー・ライティング - 等身大の達成感
    文章を書く心がけ - 読み上げソフト「VOICEROID+ 結月ゆかり」について
    次回予告 - 新企画「再発見の発想法(仮題)」
     
  • Vol.050 結城浩/プレゼント/講演「数学ガールの誕生」(3)/再発見の発想法/

    2013-03-12 07:00  
    216pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2013年3月12日 Vol.050
    はじめに - 新刊無料プレゼント
    おはようございます。結城浩です。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
    急激に暑くなったり急激に寒くなったり、ものすごい風が吹いてきたりと 春が近くなって荒れ模様の天気です。部屋の中にいるとまだいいのですが、 ちょっと外に出ると鼻がぐしゅぐしゅしてきます。
    外に出るときはいつも花粉よけのマスクをポケットに入れているのですが、 先日「さあマスクを……」と思ってみると、片耳のヒモが切れていました。 「え?」としばし沈黙。マスクというものは片耳のヒモが切れていると 何の役にも立たなくなってしまうのですね…… たいへんまぬけな出来事でした。
     * * *
    さて、2013年4月10日刊行の『数学文章作法 基礎編』は現在第三校のゲラ読み を行っています。アマゾンでも予約が始まり、
     「ああ、もう少しで新刊が出るんだなあ」
    とうれしい気持ちでいっぱいになります。本を書く身としては、新刊刊行の前後 というのは何ともいえないうれしい気持ちになるのです。大きな仕事の一区切り ですからね。特に『数学文章作法 基礎編』は各章をガリガリと書いていたときに、 この結城メルマガの購読者さんに読んでいただきましたよね。本書は、 メルマガを使ってプレビューを行った初めての書籍ということになります。 その意味でも感慨深いものがあります。
     ◆『数学文章作法 基礎編』  http://www.hyuki.com/mw/
    新刊の刊行を記念して、2013年3月14日(数学の日)〆切で《無料プレゼント》の 企画を行っています。ご応募いただいた方から抽選で15名に『数学文章作法 基礎編』を 無料でお送りしています。3/11 10:00現在で、応募数は60名ですから、当選確率は25%です。 〆切間近ですが、よろしければご応募くださいね。
     ◆『数学文章作法 基礎編』刊行記念《無料プレゼント》  http://d.hatena.ne.jp/hyuki/20130304/mw
     * * *
    さて、今回の結城メルマガでは、 講演を読み物としてまとめている「数学ガールの誕生」をお送りします。 それから、出版社と連動して進める新しい企画「再発見の発想法(仮題)」に ついてもお話ししようと思います。
    それではさっそく始めましょう!
    目次
    はじめに - 新刊無料プレゼント
    本を書く心がけ - 講演「数学ガールの誕生」(3)
    文章を書く心がけ - 新企画「再発見の発想法(仮題)」について
    数学文章作法 - 第三校ゲラ読み
    次回予告 - フロー・ライティング
     
  • Vol.049 結城浩/手書きノート(10)/書かない時間/再校/

    2013-03-05 07:00  
    216pt
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2013年3月5日 Vol.049
    はじめに - 未来に広がる一手
    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読いただき、ありがとうございます。 少しずつ春が近づいてくるのがわかるような毎日ですが、 ときどきふっと寒くなる日もありますね。
    最近「未来に広がる一手」という言葉がときどき心に浮かびます。
     未来に広がる一手。
    どういうことか。
    私たちは日々いろんな勉強や仕事をします。 たいていは毎日・毎週きまったことの繰り返しになります。 きまったことの繰り返しなんですけれど、 その中でときどき「判断」が必要になることがあります。
     この仕事、続けたほうがいいのかな?  それとも、これは終了させて次に移った方がいいのかな?
    長期的・短期的さまざまな観点での判断が必要でしょうが、 一つの観点として、
     それは「未来に広がる一手」か?
    と問いかけるのはどうだろう、と思うのです。 これはずいぶん以前、私よりも五、六歳年上の方からいただいた アドバイスです。印象に残っていて、ときどき思い出すんですよね。
     未来に広がる一手。
    長期的・短期的の区別でいえば長期的といえるんでしょうけれど、 もうちょっと深いですよね。というのは、このアドバイスを 聞くと、いまから打とうとするその「一手」が、 どのような意味を持っているかを考え始めるからです。 そして自分自身がどのような「未来」を求めているかについても。 判断の前に「私は、どんな未来を求めているんだろうか」という問いかけをするのです。
    もちろん、どんな考えも、判断も誤ることはあるわけですが、 「未来に広がる一手」かどうかを考えるのはなかなか良いと思いませんか。
    ときにそれは大きな人生の転機に関わるかもしれません。
     たとえば、進学。  たとえば、就職。  たとえば、結婚。  たとえば、人間関係。  たとえば、自分のキャリア。
    自分が何かを選択できる機会というのは多いようで少ないかも。 選択するときに、目先のこと(まあそれも重要ですけれど)だけじゃなく、 自分の未来について思いをはせた上で判断する。
     未来に広がる一手。
    春は進学・進級・就職…新年度に向かう季節でもあります。 新年もスタートですが、新年度もスタートですよね。 あなたが「未来に広がる一手」を打つことができますように。
     * * *
    今回の「手書きノートのスナップショット」のコーナーでは、 結城が何年か前、自分の子供に出した数学(算数)の問題のスナップショットを お届けします。
    「数学文章作法」のコーナーでは、2013年4月(もうすぐですね)に刊行される 『数学文章作法 基礎編』の再校について、 それから無料プレゼントについてお知らせします。
    また「文章を書く心がけ」のコーナーでは、 「書かない時間」という読み物をお届けします。
    では、今回の結城メルマガを始めましょう!
    目次
    はじめに - 未来に広がる一手
    本を書く心がけ - 手書きノートのスナップショット(10)
    文章を書く心がけ - 書かない時間
    数学文章作法 - 再校ゲラと無料プレゼント
    次回予告 - 新企画?