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2023年12月の記事 4件

Vol.613 結城浩/新刊『群論への第一歩』/2023年購入して良かったもの三選/一人で仕事をする/読者のニーズ調査/心の健康/

Vol.613 結城浩/新刊『群論への第一歩』/2023年購入して良かったもの三選/一人で仕事をする/読者のニーズ調査/心の健康/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年12月26日 Vol.613 はじめに こんにちは、結城浩です。 今年のクリスマスイブは、特ににぎやかな場所は避けて過ごしました。ちょうど日曜日だったので、午前中は礼拝に参加し、夜は家族と一緒にチキンを楽しみました。少しチキンを買い過ぎてしまい、結局二晩連続で食べることになりましたよ。 * * * 新刊は『群論への第一歩』です! 2024年2月に、結城の新しい本『群論への第一歩』が発売になります! 今回は「数学ガール」シリーズではありません。数学の「群論」の入門書です。 本書は代数学の一分野である「群論」の基本を学ぶ本ですけれど、それだけではありません。「数学の学び方」や「数学書の読み方」についても学べるというメタなアプローチになっています。 多くの数学書は定義と定理と証明がずっと続く厳格なイメージがあります。もちろんそれが悪いわけではありませんが、まだ慣れていない人や、独学している人にはとっつきにくいのも事実です。 そこで本書では、いたるところに「ちょっと一言」のコーナーを散りばめています。この「ちょっと一言」によって、読者がよく抱く疑問に答え、大切な補足情報を伝えます。また、数学的な事実だけではなくその「お気持ち」や「たとえばどんなふうに理解すればいいか」についても書いています。 ですから本書は、群論に興味がある高校生・大学生はもちろんのこと、大学数学を学び直ししたいと思っている社会人の方や、独学で数学を学びはじめる人にとっても良い「とっかかり」になるはずです。 刊行は2024年2月ですが、ぜひご予約ください。 ◆結城浩『群論への第一歩』(アマゾン)https://amzn.to/47ivyql 以下の公式ページもチェックしてくださいね。 ◆結城浩『群論への第一歩』(公式ページ)https://www.hyuki.com/group/ 応援よろしくお願いします! * * * それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。 目次 2023年購入して良かったもの三選(ホワイトボード、外部ディスプレイ、パソコンスタンド) 一人で仕事をするか否か - 結城浩の談話室 睡眠時間 読者のニーズを調査しますか? - 本を書く心がけ 自分ですべてを対処しなければならないわけじゃない - 心の健康  

Vol.613 結城浩/新刊『群論への第一歩』/2023年購入して良かったもの三選/一人で仕事をする/読者のニーズ調査/心の健康/

Vol.612 結城浩/年末のデータ大掃除 - Evernoteに書きためたメモをどう片付けるか/

Vol.612 結城浩/年末のデータ大掃除 - Evernoteに書きためたメモをどう片付けるか/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年12月19日 Vol.612 はじめに こんにちは、結城浩です。 まずは大事なお知らせから。 談話室の〆切は本日2023年12月19日(火)です! 結城は「談話室」という「ビデオをオフにした状態でZoomを使い、二人で自由におしゃべりするネット企画」を行っています。「談話室」の参加には予約が必要で、現在は2024年1月分の申し込みを受付中。その〆切が本日となっています!ぜひお申し込みください! ◆結城浩の談話室https://chatroom.hyuki.net/ 申し込みの予定はなくても興味がある方は、「談話室通信」という無料ニュースレターにぜひご登録ください。月に一度くらいのアナウンスがあります。 ◆結城浩の談話室通信(談話室の連絡をする無料ニュースレター、送信頻度はひと月に一回程度)https://chatroom.substack.com/ * * * さて、今年も残り二週間になりました。 最近の結城は、Evernoteで保存した多くのデータの整理作業に取り組んでいます。ここで「データ」と呼んでいるのは、執筆メモや発想メモ、Webクリッピングなどです。 データの整理とは具体的にいうと、Evernoteに保存しているデータを、esa、Logseq、Scrapbox、それからシェルフに移す作業です。これはいわば、  「年末のデータ大掃除」 といえそうですね。年末の大掃除になぞらえて、自分のデータを整理しようというわけです! ということで、今回の結城メルマガは「年末のデータ大掃除」に関する話題を特集としてお届けします。以下のデータをどのように移行するかを順番にお話ししましょう。 個人的な日記 Twitter(現X)への投稿 通常の執筆メモ アクティブな執筆メモ 目的未定の発想メモ 刊行済みの書籍の作業メモ ただし、今回のメルマガで述べているのは、あくまでも私の個人的な経験と考えに基づいたもので、データ整理のための「素晴らしいルール」が提示されているわけではありません。とてもベタで泥臭い話題が多くなっています。また技術的な詳細には踏み込みません。次のようなポイントに注目してお話しします。 これまでの管理方法と不都合な点 これからの管理方法とその理由 バックアップの取り方 それではどうぞごゆっくり「年末のデータ大掃除」をお読みください! 目次 個人的な日記は、Evernoteからesaへ移す Twitterへの投稿は、Google SpreadSheetに保存する 通常の執筆メモは、EvernoteからMastodonに移す アクティブな執筆メモは、EvernoteからLogseqに移す 目的未定の発想メモは、EvernoteからScrapboxに移す 刊行済みの書籍の作業メモは、EvernoteからPDFとしてアーカイブする まとめ 個人的な日記は、Evernoteからesaに移す ◆個人的な日記をどうするか まずは「個人的な日記」をどうするかを考えます。 これまでは、Evernoteや瞬間日記に書いていた 結城は「個人的な日記」を長年にわたり書いています。これはWebで公開はしていない、本当に個人的な記録です。書く頻度は少ないのですが、数十年単位で続けている長期にわたる記録です。子供の進学や、仕事の大きな変化など、人生の節目節目に書いている貴重な記録です。また、毎週日曜日に牧師先生のメッセージで考えたことや感じたことを書いた「礼拝メモ」も長期にわたって書いています。 長期にわたって書き続けているのはいいことですけれど、書こうとしたタイミングに自分が使っていたツールを使って書くことになります。以前から「瞬間日記」というアプリに書いていましたが、ここ十年くらいはEvernoteが多くなり、最近はesaに書くことも増えました。結果として記録があちこちに散らばってしまいました。 記録があちこちに散らばっているのは不便なものです。さて、どうしましょうか。 これからは、esaを使って書いていく 「個人的な日記」をどのように取り扱うか考えるため、日記を利用する主なシーンを思い返すと、過去の記録を読み返したり、特定の出来事を検索したりする場面が浮かびます。読み返したり検索したりして「ああ、ここに旅行したのはこの年だったな」のように確かめることができるわけです。 利用シーンを踏まえ、日記や礼拝メモはesaに集約することにしました。日記の良いところは、日付ごとに情報を管理できることです。esaはチームでのドキュメント共有に適したシステムで、日付管理やハッシュタグによる分類、カテゴリ分けが得意です。これらの機能を個人的な日記やメモに活用するのです。 esaのマークダウン形式による文書管理は、再利用が容易で、画像も簡単に挿入できます。特に優れている点は、カテゴリ移動や記事タイトルの変更がURLに影響しないことです。これにより、外部ツールからのリンク切れを防げます。 カテゴリ移動は意外に起きます。たとえば、書き始めは「個人的な日記」のつもりだったけれど、結果的に「作業手順書」になるような場合です。esaでは、そんなときでも気軽にカテゴリを移動できて、しかもURLが変わりません。URLが変わらないので、外部ツールからesaにリンクが貼られていても「リンク切れ」になりません。 また、esaの記事には「WIP」(Write In Progress)という状態があり、書きかけの記事を簡単に管理できます。日記は細切れ時間を使って書くことも多いので、「続きはあとで書こう」となる場合があります。そんなときには記事をWIPの状態で終わらせておけばOKです。あとから「WIPになっている記事一覧」を確認すれば書きかけの記事がすぐに見つかるからです。 このように、esaを使用することで、「個人的な日記」の管理がより効率的かつ柔軟になることが期待できそうです。すばらしい。 バックアップをどうするか さて、そのようにしてesaに「個人的日記」や「礼拝メモ」を入れたとして、バックアップはどうしましょうか。 esaはバックアップ機能を持っていて、JSON形式で記事と添付データをすべて保存することができます。結城は自分あてにリマインダーを設定して、数ヶ月に一回定期的にバックアップするようにしています。バックアップデータはzipとして保存し、DropboxのImportantEsaというフォルダにまとめて入れるようにしています。 ◆esahttps://esa.io ◆esaのエクスポート画面  

Vol.612 結城浩/年末のデータ大掃除 - Evernoteに書きためたメモをどう片付けるか/

Vol.611 結城浩/2023年を総括してわかる三つの発見/キャリアパスに思うこと/

Vol.611 結城浩/2023年を総括してわかる三つの発見/キャリアパスに思うこと/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年12月12日 Vol.611 はじめに こんにちは、結城浩です。 今回の結城メルマガは、先週の談話室の振り返りを行った後、2023年に結城が行った活動を時系列で振り返りたいと思います。もう12月、年末が近いですからね。 それでは今週もどうぞごゆっくりお読みください。 目次 キャリアパスに思うこと - 結城浩の談話室 1月:テキストを数式に変換するWebアプリtextmathの作成と公開 3月:ChatGPTとの対話に夢中 4月:新刊『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』の刊行 5月:Blueskyの開始 6月:談話室の開始 7月:Mastodonを活用したWebサイト「結城浩のひとりごと」の構築 8月:講演会「数学ガールの特別授業」の実施 10月:玉川聖学院さんでの講演実施 2023年を総括してわかる三つの発見 キャリアパスに思うこと - 結城浩の談話室 結城は「談話室」という「ビデオをオフにした状態でZoomを使い、二人で自由におしゃべりするネット企画」を行っています。そこで交わされた対話は「ここだけの話」ということでプライベートに保たれ、公開はしないのですが、参加者の許可を得てネットで概要を公開しています。 ◆結城浩の談話室https://chatroom.hyuki.net/ * * * たとえば2023年12月9日(土)の「結城浩の談話室」では、暗号通貨に関わる技術研究をしている40歳の男性と二人でおしゃべりしました。技術を追求することと、他者への説明することとのバランスの話を中心に「伝える」ことについて情報交換ができました。またこの方はストリートダンス系の踊りにも造詣が深く、人に見せるために踊るだけではなく「身体のあり方を通じて自分を知る」という体験についても語ってくださいました。素敵な対話の時間を感謝します! * * * さて、ここからは結城の話です。 ソフトウェア開発の仕事をしている人は誰しも、自分の「キャリアパス」について考えます。いや、ソフトウェア開発に限らない話かもしれませんね。結城自身も遠い昔に会社に勤めていたころ、自分のキャリアパスを考えることがありました。 具体的には、自分はこのまま技術的なことを追求していく仕事を続けるんだろうか。それとも……?という疑問を抱くということです。人によっては技術的なスキルを高め、専門性も高めていくという先輩がいました。また人によっては技術の第一線で活躍するというよりは人を管理する方向に進む先輩もいました。 私の場合はソフトウェア開発をメインとする仕事ではなく、「本を書く」という仕事の方にシフトしていったことになります。といっても、いまにして思えばそれほど突き詰めて考えてはいなかったですね。Webでも書いたことがありますけれど、ひょんなことから文章を書く仕事に移り、ひょんなことから本を書く仕事が始まったのでした。 結果として私は、いい感じで仕事を楽しく進める毎日を送っていますけれど、それは決して自分がすべてを前もってプランしたものではなかったと感じます。私は人間なので未来を読むことはできません。その都度その都度よかれと思った行動を行い、多くの人に支えられてきたのだなあと思わざるを得ません。感謝なことです。 多くの人がキャリアパスに悩んだり、自分の進む道で迷ったりするものです。もちろん私もそうです。「すべてを予見することはできない」というのはもどかしく悩ましいものですけれど、そのゆえにまた、自分の予想を超えた人生を送るチャンスもあるのかもしれないと思います。自分がコントロールすればいいというものではないという話ですね。 * * * 「談話室」の参加には予約が必要で、現在は2024年1月分の申し込みを受付中です。以下からアクセスできます。 ◆結城浩の談話室https://chatroom.hyuki.net/ いますぐは申し込むつもりはないけれど、ちょっと関心はあるという方は「談話室通信」という無料ニュースレターにぜひご登録ください。申し込み開始のアナウンスがひと月に一回程度流れます。 ◆結城浩の談話室通信(談話室の連絡をする無料ニュースレター、送信頻度はひと月に一回程度)https://chatroom.substack.com/  

Vol.611 結城浩/2023年を総括してわかる三つの発見/キャリアパスに思うこと/
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」は、読みやすくわかりやすい書籍を20年以上書き続けてきた結城浩が「わかりやすい文章を書く心がけ」や「人に教えるときの心がけ」を読者のみなさんと分かち合う有料メールマガジンです。

著者イメージ

結城浩

数学青春物語『数学ガール』シリーズ著者。20年以上にわたり、Java, Perl, Cなどのプログラミング言語入門書、デザインパターンなどの技術書、数学入門書など多数執筆。 Twitter: @hyuki

https://www.hyuki.com/
メール配信:ありサンプル記事更新頻度:毎週火曜日※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

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