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記事 4件
  • Vol.409 結城浩/自分の物を自分で売ること/自分が自分の先生になる時代/人の目を気にしすぎない/再発見の発想法/キャパを超える質問/

    2020-01-28 07:00  
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    Vol.409 結城浩/自分の物を自分で売ること/自分が自分の先生になる時代/人の目を気にしすぎない/再発見の発想法/キャパを超える質問/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月28日 Vol.409
    目次
    20歳になる男性に「かわいい」と言ったら - コミュニケーションのヒント
    自分の物を自分で売ること - 仕事の心がけ
    キャパを超える質問 - コミュニケーションのヒント
    自分が自分の先生になる時代 - 学ぶときの心がけ
    人の目を気にしすぎない
    S/N比 - 再発見の発想法
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    * * *
    グラスの話。
    ハートを持ったスレッドお化け坊やと、恋の冪級数が描かれた、かわいいグラスができました。
    リンク先でご購入できます。
    ◆結城浩のハート&シグマ《グラス》https://suzuri.jp/hyuki0000/2719316/water-glass/m/clear
    ◆結城浩のハート&シグマ《グラス》(イメージ)
    そのほかにもマグカップやスウェット、スマートフォンケースなどありますので、よろしければどうぞ。
    ◆結城浩のSUZURIhttps://suzuri.jp/hyuki0000/
    * * *
    はてなグループの話。
    「はてなグループ」というWebサービスが2020年1月31日で終了します。
    結城も2006年ころは「はてなグループ日記」を使っていましたが、最近はさっぱり更新していませんでしたね。
    いちおう記念として、2019年末に当時使っていた「はてなグループ日記」をエクスポートしました。エクスポート申請受付は2020年1月31日までとのことです。
    ◆はてなグループ日記https://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenagroup/
    ところで「はてなグループ日記のエクスポートファイル」を手に入れた結城は何を考えたでしょう。私は「このファイルは、どこに保存しておけばいいだろうか」と考えました。
    ふだん使うファイルじゃない。そもそも今後二度と見ないかもしれない。近い将来使う予定もない。でももしかしたら、何か思いついてこのファイルを利用する事態が起きるかもしれない。そんなファイルをどこに保存すればいいでしょうか。
    こういうときに結城が考えるのは「未来の自分はどこを探そうとするか」です。そして出た結論は「はてなダイアリーのファイルを保存していた場所のそばを探すだろう」ということでした。おなじ「はてな」というサービス繋がりで、未来の私は「はてなグループ日記」のファイルもそこを探すだろうと考えたのです。
    実は、この考え方が正しいことがつい先ほど証明されました。
    いまあなたが読んでいるこの文章を書くために「そういえば、年末にダウンロードしたファイルはどこに置いたっけ?」と思い出すはめになったからです。情けないことに、たった一ヶ月前のことなのにもうどこに置いたかを忘れていたのです(涙顔)。
    しかし、現在の私は「過去の自分は『未来の自分はどこを探そうとするか』を考えたはずだ」と考えました(ややこしいな)。その結論は「はてなダイアリーのファイルを保存していた場所のそばを探すだろう」というもの。過去の自分と同じ結論に達したのです。そしてもちろん、そこに目的のファイルはありました(笑顔)。
    あなたは、すぐには使わないものを片付けるとき、片付ける場所をどんな基準で決めますか。
    * * *
    買い物の話。
    毎日のようにスーパーで買い物をします。
    同じ時刻に行くと、品揃えはいつもだいたい同じなのですが、特定の食材だけ売り切れてる時がたまにあります。それは、前の日にテレビ番組で「この食材が健康にいい」のような放送があったときです。いつも買っている食材が売り切れになるのは困りますねえ。
    数日すると売り切れは解消されて、またいつもの日常に戻ります。買い物をしている自分としては助かります。
    でも、思うんです。たとえ健康にいいものだとしても、一日だけ食べるんじゃ大して意味はないだろうなあ……って。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.408 結城浩/子供に本をプレゼント/プログラミング初学者の心がけ/別れにともなう悲しみと恐れ/説得する/受け皿を作る/

    2020-01-21 07:00  
    220pt
    Vol.408 結城浩/子供に本をプレゼント/プログラミング初学者の心がけ/別れにともなう悲しみと恐れ/説得する/受け皿を作る/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月21日 Vol.408
    目次
    十歳の子供に本をプレゼントする
    プログラミング初学者の心がけ
    別れにともなう悲しみと恐れ
    相手を説得する - 仕事の心がけ
    受け皿を作る - 文章を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    * * *
    「結城浩のカフェ代支援」の話。
    結城は毎日の執筆をあちこちのカフェで行っています。
    クリエイタを支援するpixivFANBOXというサイトを利用して「カフェ代支援」という形で、結城の「執筆活動支援」を募っています。
    結城浩のカフェ代支援を始めたのは2018年春ですから、もうすぐ二年。有志の方から継続的にご支援をいただいています。感謝します。
    これまでプランは一種類しかありませんでしたが、2020年から新たに種類を増やし、全部で三種類のプランからお選びいただけるようにしました。
    支援者への特典は特にありません。ただし、たまーに書く支援者限定の身辺雑記が読めます(プランが違っても読めるものは同じです)。
    無理のない範囲でご支援いただければ感謝です。
    ◆結城浩のpixivFANBOX(結城浩のカフェ代支援)https://www.pixiv.net/fanbox/creator/24344450
    * * *
    説明が逆効果になった話。
    商店街を歩いていて「説明が逆効果になった話」をふと思い出しました。
    何年か前に、商店街のクリスマスイベントがあり、そのイベントのために「こんな楽しいイベントがあるよ!みんな来てね!」というポスターが商店街のあちこちに貼られていました。
    そのポスターに、イベントで登壇するお笑い芸人さんの写真が載っていたのですが、その芸人さんの名前の隣に「有名タレント」という説明書きがついていたんです。
    本当に有名なタレントならば「有名タレント」という説明書きは不要ですよね。「有名タレント」という説明をつけたために逆効果になってしまったともいえます。もっとも、「有名タレント」とつけなければ「この人、誰?」ということになるのでそれも難しいわけですが……。
    * * *
    せちがらい話。
    先日、気分転換にiPhoneでちょっとしたゲームをしたいなと思いました。
    そこでさっそく、かわいい動物の育てゲーをダウンロード。動物の動きや表情もいいね!
    ところが、ゲームの遊び方を教えるチュートリアルから第一段階に進むと、こんな感じの場面が展開するんです。
     「さあ、動物をタップして100コイン貯めよう」  「動物の住まいを作るために500ゴールド貯めよう」  「まずは、10000チップ目指せ!」
    せちがら過ぎて、いやされない……
    ぜんぜん、いやされない……
    ということで、早々にアンインストールしたというお話。
    (なお、メッセージは実際のアプリの表現とは変えています)
    * * *
    コードの公開の話。
    結城は日常的にコードを書いています。JavaScriptやRubyなどのプログラミング言語はもちろん、HTMLもCSSも書きます。最近書いているものはほとんど、自分の作業環境を良くするためのコードですね。
    ちょっとしたコードなら、結城はGist(ギスト)にアップしてそれをツイートします。長々と解説を書いたり、他人に使えるように形を整えたり、長期にわたってメンテナンスするのが難しいとしても、コードだけでも公開しておくのは意味があります。
    公開しておけば、誰かが何かのヒントを得て役立たせることができるかもしれないからです。そして何より、周り回って未来の自分の役に立つ可能性もあります。
    たとえば以下は、Scrapboxに新規ページを作るためのコードをGistにアップしたものです。何も解説は書かず、単にHTMLとJavaScriptだけをぽんと置いてツイートしました。
    ◆Scrapboxに新規ページを作るためのコードhttps://gist.github.com/hyuki/6bc3ab320b22d8869062df7819a795dd
    ◆関連ツイートhttps://twitter.com/hyuki/status/1193049581296082945
    「Gist」というのは世界中のプログラマが使っているGitHub(ギットハブ)というサイトの一つのサービスです。GitHubにアカウントを持っていれば、Gistにコードをアップロードして公開できます。基本的にはPublic(誰でも閲覧可能)ですが、Secret(検索や一覧には表示されないけれど、URLを知っているなら誰でも閲覧可能)にすることもできます。
    ◆GitHub Gisthttps://gist.github.com
    Gistにはコードをポンとアップするだけでも問題はありません。もしも、説明を書きたいときは、ファイル名の拡張子を.mdにしておきます。するとMarkdownのドキュメントとして認識され、自動的に整形されて表示されます。シンプルなドキュメントの公開場所としても使えます。
    結城は、自分のブログに解説を書き、Gistにコードをアップしてリンクを張り、また逆にGistからもブログにリンクを張っておくことが多いですね。たとえば、以下のブログ記事はそういう体裁になっています。
    ◆Scrapbox日報に簡単に追記するフォーム(scrapbox-diary.html)https://snap.textfile.org/20190126164902/
    結城がGistを最初に知ったのはずいぶん以前です。ある方から「設定ファイルはこんなふうに書くといいですよ」と教えてもらったときにメールで送られてきたのがGistのURLでした。その方は設定ファイルの例を作り、Gistにアップした上で、そのURLを教えてくださったのですね。「なるほどこれは便利!」と思ったのを覚えています。
    あっと、重要な注意。当然ですけれど、自分のパスワードなど秘密にしておくべき情報はGistにアップしないようにしてくださいね。
    以上、ちょっとしたコードでも公開すると楽しいし、公開するときにGistは便利ですよ、という話でした。
    * * *
    文章を書こうか書くまいか迷っている人へのメッセージ。
    あなたが感じたこと、あなたが考えたこと、あなたが思ったこと、あなたが伝えたいこと。それらを言葉にできるのはあなたしかいない。他の誰もあなたの代わりはできない。全世界、全宇宙、全歴史を通じても、あなたしかいない。いまのあなたしかいない。
    メッセージは以上。健闘を祈る。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.407 結城浩/文献を早く読む/勉強ができる子へのケア/noteで書く・本を出版する/人間関係と「無知の知」/

    2020-01-14 07:00  
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    Vol.407 結城浩/文献を早く読む/勉強ができる子へのケア/noteで書く・本を出版する/人間関係と「無知の知」/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月14日 Vol.407
    目次
    文献を早く読むにはどうするか - 学ぶときの心がけ
    勉強ができる子へのケア - 学ぶときの心がけ
    「noteで書くこと」と「本を出版すること」の落差 - 本を書く心がけ
    人間関係と「無知の知」
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    実は、先週木曜日から体調を崩して、三日ほど寝込んでいました。ちょっとした疲労と風邪で、いつものようにのどの痛みが症状の中心でした。
    いまはだいぶ治って、咳が少し残るだけです。それにしても、一月は忙しいのに三日もふっとんでしまいましたよ。健康管理は大事ですね……。
    * * *
    映画音楽の話。
    寝込んでいるあいだは、本も読まず動画をいくつか視聴していました。
    その中で『すばらしき映画音楽たち』という映画を一気に観てしまいました。「映画音楽を作る」という創造の現場が持つ魅力のためでしょうか。
    この映画には、たくさんの名作映画が登場し、その音楽がどのようにして作られたかが描かれています。ET、ロッキー、ロード・オブ・ザ・リング、パイレーツ・オブ・カリビアン、007……タイトルを並べるだけでも、メロディが聞こえてきそうですね。
    興味深かったのは映画音楽におけるモチーフの使い方。記憶に残るフレーズを映画中に繰り返し使うことで、観客の無意識に対してメッセージを送り、場面の印象を形作っていくようすが語られていました。作曲家はそんな活動を意識的に行っているのです。わくわくする話題ですね。
    視聴者は、完成後の音楽しか聴いていませんから、映画と音楽が不可分のものになっています。ロッキーのテーマや、007のオープニングや、ダースベイダーのテーマなど、他の曲を合わせることなんて想像すらできないでしょう。映画と音楽は不可分。当然ですね。でも、音楽を作っている側はまだ音楽がないところに音楽を作らなくてはいけません。これも当然です。当然なんですが、あまり意識したことがありませんでした。
    「新しいものを作る」というのは、そういうことなんだなと改めて思いました。できてしまえば当たり前に見える。それ以外の形なんてありえないように思える。でも、「それ」を作った人は、その形がないときに「それ」を作ったのですね。
    2017年の映画ですが、現在Amazon Prime Videoで視聴できます。ぜひご覧下さい。
    ◆すばらしき映画音楽たち(字幕版)https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B078GX9Q3W/
    * * *
    PenCakeの話。
    PenCakeは、iPhoneやiPadのメモアプリです。メモアプリは無数にあるのですが、PenCakeはシンプルでちょっとおしゃれなのが特徴です。物語を書くような雰囲気で自分の日記やメモを書くことができます。何しろ、大見出しがいきなり「物語」になっていますからね。自分の物語を書き留める……みたいなアプリです。
    日常の記録というよりも、たとえば旅行記や、何かの観察日記や、秘密の物語執筆など、テーマを定めて書くのがしっくりくるかもしれませんね。
    ◆PenCakehttps://apps.apple.com/jp/story/id1474966279
    * * *
    香山哲さんとTakuya Matsuyamaさんの話。
    香山哲さん(@kayamatetsu)のことはネットのコミック『ベルリンうわの空』を通して知りました。一風変わった絵柄と、エキゾチックな内容の文章が好きであちこちでフォローしています。noteで定期購読マガジンも購読しています。
    ◆香山哲『ベルリンうわの空』(ebookjapan)https://www.ebookjapan.jp/ebj/special/berlin_up_in_the_air/index.asp?dealerid=30077
    ◆香山哲『ベルリンうわの空』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4781618499/?tag=hyuki-22
    先日は香山哲さんの「定期購読マガジンのレポート」という記事を興味深く読みました。
    ◆定期購読マガジンのレポート(1) - 香山哲https://note.mu/kayamatetsu/n/n6735eb911ccf
    どういうことを考えて定期購読マガジンを始めて、実際はどうなっているか。人数についてどのように考えているか。そもそも自分の作り出すものの講読者数の見積もりをどう考えているか。そういう想定が語られているレポートでした。結城自身がそれをぜんぶ取り入れるわけではありませんが「なるほど、そういう見方はおもしろい」と視野が広がるレポートでした。
    そういえば、方向性は違うけれど Takuya Matsuyamaさん(@craftzdog)が書く「個人開発で食っていく話」も結城は大好きです。
    ◆週休7日で働きたい - Takuya Matsuyamahttps://blog.craftz.dog/
    Takuyaさんは、MarkdownエディタのInkDropを開発してそれで生計を立てている有名な開発者です。アプリ年間売上が776万円で、課金ユーザ数が1,429人とのこと。すごいですね。
    ◆2019年の活動成果まとめ・来年やりたいこと - Takuya Matsuyamahttps://blog.craftz.dog/thank-you-2019-129c36b9b9de
    恐らく結城は、
     (1)個人で何かユニークなものを作ることができて、  (2)それを気に入ってくれる人がある程度の人数いてくれて、  (3)それによって自分の生活が成り立つ……
    ……そんな状況に強く惹かれるのだと思います。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.406 結城浩/文系のプログラミング/心配事に心がとらわれて/学ぶための対話を誰に届けたいか/計画の見直し/大学一年生、人生の方向を模索中/

    2020-01-07 07:00  
    220pt
    Vol.406 結城浩/文系のプログラミング/心配事に心がとらわれて/学ぶための対話を誰に届けたいか/計画の見直し/大学一年生、人生の方向を模索中/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年1月7日 Vol.406
    目次
    文系でもプログラミングは可能か - 学ぶときの心がけ
    心配事に心がとらわれてしまう - 心の健康
    『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』を誰に届けたいと思って書いたのか - 本を書く心がけ
    計画の見直しがうまくいかない - 仕事の心がけ
    大学一年生、人生の方向を模索中
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    2020年最初の「結城メルマガ」です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
    * * *
    買い物メモの話。
    結城は買いたいものがあるときに、iPhoneの音声アシスタントSiri(シリ)を使ってメモします。
    「ヘイ、シリ! パイナップルとほうれん草、メモを書く」
    こう叫ぶと「パイナップルとほうれん草」という項目がメモに追加されます。Siriへの指示に慣れるまではなかなかうまく行きませんでしたが、何回か練習したらスムーズに買い物メモが書けるようになりました。何事も練習ですね。特に、水仕事などをしているときに音声で買い物メモが書けるのはたいへんありがたいです。
    夕方、スーパーで買い物するときにiPhoneを開き、そのときまでに自分がSiri経由で書き込んでいた買い物メモを見ることになります。
    ところである日、買い物メモにこんな項目がぽつんと書かれていました。
    「リンゴ青梅」
    これは何だろう……と一瞬私は悩みました。さて、この買い物メモは何?
    答えは後ほど。
    * * *
    数学ガールハックの話。
    光が丘オープンソースクラブさん(@hkr_osc)はときどき「数学ガールハック」というハッシュタグでツイートをしています。結城の「数学ガール」シリーズに出てきた題材をプログラミング言語環境Scratchで実装したようすを紹介してくださっているのです。先日は「ベクトルの和と差を動画で表現するツイート」をなさっていたのでご紹介します。これを見ていると、aとbのベクトルの差が、aと-bのベクトルの和である様子がよくわかります(aと-bが作る平行四辺形の対角線になっているから)。
    ◆スクリーンショット
    ◆光が丘オープンソースクラブさんのツイートhttps://bit.ly/2sRHUIV
    ◆ハッシュタグ「数学ガールハック」http://bit.ly/2QSa12P
    「数学ガール」シリーズを題材にして楽しんでいる方を見るのは、私まで楽しくなりますね!
    * * *
    ランダムに選んだ1秒で起きていることの話。
    コンピュータ科学者、ドナルド・クヌース先生の講演の中に「ランダムに選んだ1秒でコンピュータ内部で起きていることを完全に調べよ」という問題がありました。
    この問題は1989年に行われたIFIP 11th World Computer Congressの基調講演でクヌース先生が行ったもので、結城はSelected Papers on Computer Scienceという本で見つけました(p.164)。
    ◆Selected Papers on Computer Science (Csli Lecture Notes) | Donald E. Knuthhttps://www.amazon.co.jp/dp/1881526917/?tag=hyuki-22
    問題はこうです。
    Make a thorough analysis of everything your computer does during one second of computation. (1秒の計算中にあなたのコンピュータが行っているすべてのことを完全に解析せよ)
    1秒はたいへん短いみたいですが、コンピュータにとっての1秒は非常に長い時間です。なにしろその間に何千億もの命令を実行できるわけですから。
    講演の中でクヌース先生はその1秒はランダムに選ぶことを薦めています(それはそうでしょう)。また、植物学者がランダムな地域の植生を調べることにも触れていますね。
    一般論として「ランダムサンプリングして、そこを詳細に調べる」というのは全体のようすを調べるよい方法です。なぜならランダムに選ぶことによって平均化がなされるからですし、また、ランダムに選ぶことによって調査範囲を限定する(つまり深く調べられる)ことができるからです。
    そういえば、チクセントミハイが『フロー体験』に書いている実験を思い出しました。それは被験者にベルを持たせ、それをランダムに鳴らし、そのときにどのような気分でいるか、何を考えているかを記録させる実験です。これもまた、ランダムサンプリングですね。
    ◆『フロー体験 喜びの現象学』チクセントミハイ著、今村浩明訳https://www.amazon.co.jp/dp/4790706141/?tag=hyuki-22
    もしもあなたが「自分の生活からランダムに選んだ時間に何をしているか」を調べたとしましょう。そこには何があるでしょうね。
    * * *
    買い物メモの答え。
    「リンゴ青梅」と書かれていたメモは、私が「リンゴ多め、メモを書く」とSiriに指示して書かれたものでした!
    私が「多め(おおめ)」と言ったのを、Siriは「青梅(おうめ)」と聞き取ったのですね。ということで、私はリンゴを多めに買って帰りましたとさ。
    * * *
    それでは、今回の結城メルマガもごゆっくりお読みください。