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記事 5件
  • Vol.418 結城浩/「やりたいこと」対「できること」/意見を否定する相手/作業ログの処理ツール/相手がどう感じるかを大切に/

    2020-03-31 07:00  
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    Vol.418 結城浩/「やりたいこと」対「できること」/意見を否定する相手/作業ログの処理ツール/相手がどう感じるかを大切に/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年3月31日 Vol.418
    目次
    「やりたいこと」と「できること」のどちらを優先すべきか
    意見を否定されたときにイライラするのを直したい - コミュニケーションのヒント
    作業ログの処理ツールを考える - 結城浩の作業ログ
    相手がどう感じるかを大切に - 文章を書く心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    自宅作業とフィットネスウォッチの話。
    最近の私は、ずっと自宅で作業をしています。人混みを避けるという意味もありますし、自宅での作業に慣れて作業ペースがうまくつかめたからでもあります。
    先週の「結城メルマガ」Vol.417にも書きましたが、Fitbitというフィットネスウォッチが活躍しています。結城の運動不足を解消するために、毎時間250歩「歩け」と指示してくれることも、一万歩歩いたら画面に「花火」を上げて励ましてくれることもうれしいです。
    彼女も同じフィットネスウォッチを付けていて、ときどき「私はもう7000歩まで来たよ」と言われます。私は「ぐぬぬ。私はまだ3000歩」と返します。自分の動きが定量化されるのは楽しいものです。
    フィットネスウォッチのいい点は睡眠も定量化してくれるところ。毎日睡眠スコアをつけてくれて、朝になると「昨晩の睡眠スコアは81点です。良いです」や「昨晩の睡眠スコアは76点です。やや低いです」と教えてくれます。
    点数が「やや低い」と言われると気になるので、いろいろ取り組みを考えます。
    カフェインの量を控えめにする
    定時に入眠する
    寝る直前に動画を見るのをやめる
    誰かから指示されるよりも、自分の意思と選択で「こうすればもっと睡眠スコアが上がるかな?」とやってみる方がスムーズに進みますね。
    そのようすを「結城浩のネットラジオ」でも書いてみました。
    ◆睡眠シリーズ | 結城浩のネットラジオhttps://radio.hyuki.net/20200327113045/
    環境の変化に合わせて、自分の変化も楽しんでいきたいと思います。
    * * *
    「圏論と学びをめぐる往復書簡」の話。
    2019年末から始まった「圏論と学びをめぐる往復書簡」という企画が無事に完結しました。
    『ベーシック圏論』を翻訳なさった土岡俊介さんと、毎月往復で手紙のやりとりをする……という形式で、 全部で四往復、No.01からNo.08までのお手紙が公開されています。
    ◆圏論と学びをめぐる往復書簡https://talk.hyuki.net/
    結城は難しい話はできないので、主に「学び」に関して思ったことや「プログラミング」との関連について書き、土岡さんは数学の学び方について答えて下さったり、圏論のことを書いてくださったりしています。
    土岡さんのお手紙は、数学の難しい部分については結城に理解できませんでした(残念です)が、多岐に渡る話題の中でいくつかの学ぶヒントと刺激をいただきました。四ヶ月に渡りお付き合いいただいた土岡さんに感謝します。
    最近はだいぶさぼっていますけれど、また圏論の学習も再開したいですね。
    * * *
    では、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.417 結城浩/大学生のキャリア選択/作業ログとネットラジオ/「思考の言語化」の重要性/

    2020-03-24 07:00  
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    Vol.417 結城浩/大学生のキャリア選択/作業ログとネットラジオ/「思考の言語化」の重要性/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年3月24日 Vol.417
    目次
    「結城浩の作業ログ」と「結城浩のネットラジオ」
    「思考の言語化」の重要性を伝えたい - コミュニケーションのヒント
    大学生、自分のキャリアをどのように選択するか - 仕事の心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    最近の私は、カフェでの作業よりも自宅で作業することが多くなりました。自宅での作業は、人混みを避けるという意味で始めたのですが、自宅での作業に慣れてくると「これはこれでいいな」と思うようになりました。
    特にいいのは、気軽に運動できる点。結城は先日彼女に勧められてFitbitというフィットネスウォッチを購入しました。この時計は、「一時間に250歩歩いてね」とうながしてきます。毎時50分になるとブルッと震えて「あと何歩だよ!」と教えてくれるのです。
    自宅だと仕事の途中で立ち上がり、部屋を歩き回ることができますね。カフェだとなかなかできません。
    環境の変化に合わせて、自分の変化も楽しんでいきたいと思います。
    * * *
    新刊の話。
    最新刊『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』の執筆は順調です!
    先週月曜日は「いったん脱稿」でしたが、先週末には加筆部分の脱稿も済みました。感謝です。
    今週は編集部からの疑問点が送付されてくる予定なので、それを解決して初校向けのファイル整理をする予定です。
    それと並行して進めているのが、レビューアさんからの指摘事項の反映です。大きなものについてはもちろんすでに反映させているのですが、細かい指摘事項や検討を要するものをシステマティックに反映させる体制を作りました。レビューアさんとのメールはおおよそ数百件あるので、組織的に注意深く扱う必要があるのです。
    2020年5月刊行予定のシリーズ最新作『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』は現在アマゾンで予約受付中。応援よろしくお願いいたします!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4815606021?tag=hyuki-22
    * * *
    似てないのに似ている曲の話。
    ふと「パッヘルベルのカノン」の名前を思い出そうとして「アルビノーニのアダージョ」と言ってしまい「違うよ、ぜんぜん違う」と一人ツッコミしていました。
    歩きながら「パッヘルベルのカノン」をふんふん歌っていて、そういえばこの曲なんだっけと思い、なぜかカフカのことを思い出し、不条理感から「アルビノーニのアダージョ」に行ったのではないかと自己分析しています。
    そんな話題をツイートしていたら、hiro yasudaさん(@yasudaz)から「この2曲って同じディスクに収録されていることが多い気がします」と教えていただきました。検索してみると本当にたくさんあってびっくりしました。
    * * *
    書く媒体を考える話。
    noteには広告が出ません。それは、書き手としてはとてもありがたいことです。
    最近見たあるブログサイトでは、真面目な科学的主張が書かれているブログ記事の前後に、いわゆる「疑似科学」に基づいた商品広告が出ていて、ブログ記事の書き手の主張を台無しにしていました。
    あるニュースサイトでは、グラフが何個か出てくる記事の途中に、広告の一部として別のグラフがはさまれて表示され、とても読みにくくなっていました。
    あるWebコミック掲載サイトで、お気に入りの作家さんのマンガを見ようとしたら、いきなり過激な内容のコミック広告がポップアップしてきて嫌になった経験もありました。
    広告がすべて悪と言いたいわけではありませんし、noteが最高と言いたいわけでもありません。現実の話が単純ではないのも理解しているつもりです。作品を公開しているサイトがなくなったら困りますし、そのサイトがたくさんの読者に読み物を届けるためには、何らかのビジネスをしなくてはいけないわけですから。
    でも、ネットで書く書き手は、自分の書いたものを読者さんがどんな環境で見ているかを意識するのは大事だと思います。読者さんにオプションがあるかどうかも含めて意識するのです。自分が配信しているものを《読者の帽子》をかぶって購読し、読んでみる。それは、書き手が実践するといいプラクティスのひとつです。
    なお、結城はnoteでメルマガを配信し、cakesで連載していますが、あくまで1ユーザに過ぎません(関係性明示)。
    * * *
    リマインダの話。
    結城はiPhoneで「日曜午後は壁紙を変える」というリマインダを設定しています。同じことを継続するのは好きだけど、マンネリ化するのはよくないので、自分にわずかながらも変化(ゆさぶり)を与えるようにするためです。
    iPhoneの壁紙を変えなさいと毎週日曜の午後にリマインドされるのですが、そのたびに軽い驚きがあります。「壁紙を変えることを忘れていた驚き」と「そもそもiPhoneの壁紙に何を設定しているか忘れている驚き」の二つです。
    見慣れると当たり前になり、当たり前になると見えなくなってしまうのですね。
    ところで最近「ちらっと通知できればよくて、実行するかどうかはそれほど重要じゃないリマインダ」は、iPhoneアプリのリマインダからIFTTTに移しています。自由度がやや高いと感じるからです。今回の「日曜午後は壁紙を変える」もIFTTTに移しました。
    IFTTTは「もしもThisが起きたならばThatを行う」というサービスです。Webページがとっても大きな文字で表示されるし、単純なステップ・バイ・ステップで進むので、好きなサイトのひとつ。
    ◆IFTTT.com(スクリーンショット)
    ◆IFTTT.comhttp://ifttt.com/
    * * *
    未来の自分が読むために書く話。
    調べものをしていて「このことについて、自分は以前どんなふうに書いてたかな」と自著を開きます。すると途中でやめられなくて一冊最後まで読んでしまうことがよくあります。本当によくあるんです。
    ひとつの理由は、本は「その時点での自分が最大の労力を注いで書いた文章」なので、自分にとってたいへん読みやすくなっているから。もうひとつの理由は「私の思考にぴったり合うように書かれた構成」になっているから。つまり、文章と構成が自分にぴったりなのですね。
    さらに、自分が以前書いた文章は、細かいところを忘れている点も見逃せません。自分の記憶の欠けたところが文章によって的確に補われていく快感は半端ないのです。
    ですから、未来の自分が読むために文章を書くこと、強くお勧めします。
    * * *
    では、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
    「結城浩の作業ログ」と「結城浩のネットラジオ」
    結城はnoteの「サークル機能」を使って、結城が毎日書いている「作業ログ」を有料リアルタイム配信しています。ひと月200円でこれまでの過去ログもすべて読めます。
    ◆結城浩の作業ログを読めるプランhttps://mm.hyuki.net/circle/
    現在は約70名ほどが購読なさっています(多謝)。
    作業ログはもともと自分で書いているのですけれど、配信することで「これを読んでいる人がいる」と自覚することになります。それは、私にとって重要な意味があります。一言でいうと「少人数に限定された、結城を静かに応援してくれる他者の目の存在を感じる」のが大きなはげみになるのです。
    * * *
    最近は、いわゆる作業ログからもう一歩踏み出して「記事とまではまとまっていないけど、ツイートよりはまとまっている」文章もときどき出てくるようになりました。
    どうも私は次の二つの場所の「あいだ」に相当する場所を作ろうとしているっぽいですね。
    不特定多数に公開する場所(Twitter)
    完全に私だけで作業する場所(通常の執筆作業)
    最初からそれをねらったわけではなくて「サークル機能ができたから何かやってみたい!」と思って、いろいろ試しているうちに「自分が求めていた何かを見つけていく」という状態になったようです。
    * * *
    似ている話題が以前もありましたね。
    自分一人で書き、Webで公開する無料のテキスト
    出版社の編集者も入って、しっかりまとめた有料の本
    この二つの「あいだ」に相当する成果物として、次のものを作りました。
    自分一人で書き、Webで販売する有料の電子書籍、メルマガ、note
    このときも、最初からそれをねらったわけではなくて「電子書籍やってみたい! メルマガおもしろそう! noteも作りたい!」と思って、いろいろ試しているうちに「自分はこういうことが好きみたい」とわかってきた感じです。
    * * *
    ところで「結城浩の作業ログ」にあれこれ書いているうちに、作業ログの中に《対話》が自然に出てくることに気付きました。考えを進めながら文章を書いているときに、自分でアイディアを出し、自分でそれにツッコミを入れるような文章です。
    いま調べてみたところ、2020年3月10日の「結城浩の作業ログ」で気付いたようですね(実際には3月9日の夜)。
    ◆「結城浩の作業ログ」で対話の楽しさを対話で書いている箇所
    そして、2020年3月20日(3月19日の夜)には「結城浩のネットラジオ」のことを考え始めていました。
    「結城浩のネットラジオ」というのは対話形式の記事を書く結城のWebサイトです。そういうサイトを作ったらおもしろいかも!と考え始めたのです。
    そして、2020年3月22日の夜にはだいたい形ができてきました。本を脱稿したタイミングでプログラミング欲が高まっていたのでしょう。
    現状については以下のnoteをごらんください。
    ◆「結城浩のネットラジオ」というWebサイトを作っています。https://mm.hyuki.net/n/ncb88de536dd7
    現在のところ、いくつか向いている用途を見つけています。
    たとえば、対話形式で何かを考えていく記事。
    ◆「結城浩のネットラジオ」の現状についての対話。https://radio.hyuki.net/20200322181618/
    たとえば、次の「数学ガールの秘密ノート/式とグラフ」のように対話形式で何かを紹介・案内する記事。
    ◆数学ガールの秘密ノート/式とグラフhttps://radio.hyuki.net/20200321191349/
    たとえば、次の「フィボナッチ数列のお話」のように対話形式で何かを解説する記事。
    ◆フィボナッチ数列のお話https://radio.hyuki.net/20200321105106/
    結城が自分用に作っているWebサイトなので、数式やTwitterや画像の埋め込みなどが楽にできるように作りました。自分の使う道具を自分で作れるというのはたいへん楽しいです!
    「結城浩のネットラジオ」についてもまたいつか、この「結城メルマガ」で詳しくお話ししましょう。
    * * *
    折しも、季節は春。
    「結城浩の作業ログ」を発端として、新しい何かが始まる予感がしています!
     
  • Vol.416 結城浩/環境を改善する最初の一歩/友達との約束を破ってしまった/天邪鬼な私/勉強したことを伝えるコツ/再発見の発想法/

    2020-03-17 07:00  
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    Vol.416 結城浩/環境を改善する最初の一歩/友達との約束を破ってしまった/天邪鬼な私/勉強したことを伝えるコツ/再発見の発想法/
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年3月17日 Vol.416
    目次
    環境を改善する最初の一歩はどうすればいいか - インクリメンタルな環境改善
    友達との約束を破ったときにどうするか - コミュニケーションのヒント
    天邪鬼な私
    勉強したことを伝えるコツ - 教えるときの心がけ
    コピー&ペースト - 再発見の発想法
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    新刊の話。
    最新刊『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』を書いています。
    感謝なことに先週から原稿は順調に進み、月曜日(2020年3月16日)には編集部にファイル一式を送付しました。まだ加筆部分はありますが、いったん脱稿です!
    2020年5月刊行予定のシリーズ最新作『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』は現在アマゾンで予約受付中!
    ありがたいことに、予約中にも関わらず、アマゾンの「数学一般関連書籍」で上位に入っています。先ほどチェックしたら三位でした!感謝です!
    「予約中」状態で数学一般関連書籍が上位に入るのはめずらしいこと。 読者さんの大きな期待に応えるようにがんばります!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4815606021?tag=hyuki-22
    * * *
    作業ログの話。
    「結城浩の作業ログが読めるプラン」に参加しているメンバーは現在約70名前後になりました。先週からまた増えていますね。多数のご参加感謝します。
    こちらのプランでは、結城の毎日の作業ログをリアルタイムで常時配信しています。日々の執筆を中心とした作業ログの他に、おりおりに感じたちょっとした考えや、自分の作業環境を整えるツールの話や、自身の健康を保つ工夫なども書いています。
    書籍とは違う。Twitterのようなつぶやきとも違う。淡々と続く毎日の中で、どんなふうに生活を整えて仕事に結びつけていくか……そんな「落ち着いたライブ感」が見られる作業ログになっています。よろしければ、あなたも覗いてみてください。こちらに「内容紹介用のサンプル(実際の作業ログ)」があります。
    ◆結城浩の作業ログ/内容紹介用のサンプル(実際の作業ログ)https://esa-pages.io/p/sharing/3944/posts/322/e305538b863f2f5c181e.html
    メンバーの中には「作業ログはさておき、結城さんの活動への投げ銭感覚で参加しました」という方もいらっしゃいました。感謝します!
    お申し込みはこちらから。ひと月200円です。
    ◆結城浩の作業ログが読めるプラン - 結城浩のサークルhttps://mm.hyuki.net/circle/
    * * *
    質問するときの前置きの話。
    若い頃、会社でプログラム書いていた時代のことです。私がプログラムを書いていると、営業さんがやってきて私に技術的な質問をすることがよくありました。「このプログラムはこのOSでも動くんですか」や「新しい機能が入ってもスピードは遅くなりませんか」といった質問ですね。
    ところで営業さんが技術者としての私に質問するときに、こんな前置きをすることがよくありました。
     「簡単な技術的質問があるんですけど……」
    私はそういうとき「簡単な」という一言は必要なのかな……とよく思ったものです。単純に「技術的質問があるんですけど……」でいいのではないでしょうか。
    もちろん「簡単な」と言いたくなる気持ちはわかります。「簡単なことだから、あまりお手間は取らせませんよ」のような気持ちが込められているのでしょう。あるいはまた「こんなに簡単なことを質問しては申し訳ないけれど」という気持ちかもしれません。
    でも「簡単な」という前置きはあまり意味がない上に、人によってはイラッとくるかもしれないなとよく思いました。
    営業さんから「簡単な技術的質問」といわれると、つい「簡単かどうかの判断は多くの場合とても難しいものだよ」と言いたくなります。また「本当に簡単なことなら質問しなくてもいいのでは」と思うことも。
    人と人とのやりとりなので絶対の正解はありませんが「技術的な質問があります」だけで多くの場合は大丈夫ではないでしょうか。「簡単な」は付けなくてもいい。場合と相手によっては「質問です」だけで十分。もちろん例外はたくさんあります。
    これに関連して、以前書いた「技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージ」を思い出しました。質問するときのコツやよくある失敗の話です。
    ◆技術系メーリングリストで質問するときのパターン・ランゲージhttps://www.hyuki.com/writing/techask.html
    * * *
    自己肯定感を高める話。
    「自己肯定感を高める方法」という話題をネットで見かけました。他の人はわかりませんが、私の場合には、このようにすることが多いですね。
    いつもよりも意識してゆっくり歩く
    物を扱うときに、いつもなら片手を使うところでも両手を使う
    自分は状況をコントロールできていると意識して、丁寧に過ごすのです。
    「プログラマの心の健康」に書いた以下の話題にも通じそうです。
    ◆わ・ざ・と、ゆ・っ・く・り・、や・っ・て・み・よ・うhttps://www.hyuki.com/kokoro/#yukkuri
    ああ、そういえば、両手を使って《丁寧度》をあげる方法は結城メルマガのVol.392にも書きました。半分のろけ話でしたが(無料部分)。
    ◆結城メルマガ Vol.392https://mm.hyuki.net/n/n61b58207b794
    一つの例ですが、私のプチ自己肯定感が高まるのは「駅の階段を上がってホームに来たときに、たまたま電車が発車直前だとしても駆け込んだりせず、ゆっくりと見送る」という行為ですね。
    「電車が発車直前であるという状況によって、自分が走らされる」のは、私には、自分の行動が電車にコントロールされていると認識してしまうようです。なので「がんばって走れば乗れるけれど、自分はあえて乗らないよ」という状況を意図して作る。
    そうすることで、電車にコントロールされず、自分がコントロールしているという擬似的な状況を作るのだと自己分析しています。
    あなたは「自己肯定感を高める方法」を意識したことがありますか。
    * * *
    では、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.415 結城浩/目が見えない人のためのネイルサロン/音声入力について/一目で区別/お金と好みとどちらを取るか/

    2020-03-10 07:00  
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    Vol.415 結城浩/目が見えない人のためのネイルサロン/音声入力について/一目で区別/お金と好みとどちらを取るか/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年3月10日 Vol.415
    目次
    目が見えない人のためのネイルサロン
    音声入力について - 文章を書く心がけ
    「未/済」を一目で区別できますか - 仕事の心がけ
    お金と好みとどちらを取るか - 仕事の心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    新刊の話。
    2020年5月刊行予定のシリーズ最新作『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』は現在アマゾンで予約受付中です!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4815606021?tag=hyuki-22
    原稿は、現在誠意執筆中。先週末は第5章をレビューアさんに送付しました(結城はネットを通じてレビューアさんに各章をレビューしていただいているのです)。そして月曜日にはプロローグ・あとがき・参考文献を送りました。あとはエピローグといくつかの加筆部分のみです。ともかく、推敲・校正作業はあるとしても、だいぶ完成に近づいたといえます。がんばりましょう。
    Web連載で書いた原稿というベースがあるという意味では、一冊をまとめる「ハードルは低い」といえます。しかしながらWeb連載を毎週書くことと、一冊の本にまとめることとでは発想からして違います。無数の加筆・修正も行っています。
    その意味では、Web連載を本にまとめるというのは「スタートのハードルは低いけれど、ゴールまでのハードルはたくさんあり、しかもときどき高いハードルもある」くらいが的確な表現かもしれませんね!
    ともあれ、今回もたいへんわくわくする数学物語に仕上がりつつありますので、どうぞご期待ください!
    * * *
    言葉の解像度の話。
    力学の初歩を学ぶと「月は落ちないけれど、落ち続けている」ことを知る。
    月は地球に当たらないという意味では「落ちない」。
    月は進む方向を絶えず変えているという意味では「落ち続けている」。
    「落ちる」という言葉の解像度を、物理学が上げている。
    * * *
    「結城浩の作業ログ」の話。
    「結城浩のサークル」を開始してから約ひと月となりました。現在約60名ほどのメンバーに参加いただいています(感謝)。
    先日は、note公式の「注目のサークル」というコーナーでもピックアップされました。
    ◆note公式の「注目のサークル」https://note.com/circle/trends
    「結城浩のサークル」といっても、いわゆるサークル活動とはちょっと違っていて「結城浩の作業ログ」と銘打って、結城の毎日の作業ログをリアルタイムで常時配信している状況です。
    プランの名前も実態をよく表すように「結城浩の作業ログが読めるプラン」と設定しました。
    作業ログの形式も定まってきて、関連ツールも揃ってきましたね。「作業ログを更新するための関連ツールの開発」自体も作業ログとして配信しています(再帰的ですね)。
    あくまで結城の作業ログですから、書籍のようにかっちりしたコンテンツが配信されるわけではないのですが、作業ログをのぞくのもなかなか楽しいですよ。執筆活動やプログラミング活動を行っている結城がどんなふうに日々を過ごしているか、Twitterとはまた違った角度から眺められると思います。
    こちらに「内容紹介用のサンプル(実際の作業ログ)」があります。よろしければ、あなたも覗いてみてください。
    ◆結城浩の作業ログ/内容紹介用のサンプル(実際の作業ログ)https://esa-pages.io/p/sharing/3944/posts/322/e305538b863f2f5c181e.html
    こういう「結城浩の作業ログ」に関心がある方は、以下からお申し込みください。ひと月200円です。
    ◆結城浩のサークル(結城浩の作業ログが読めるプラン)https://mm.hyuki.net/circle/
    * * *
    「一生分のツイート」の話。
    ときどき思うこと。
    自分の「一生分のツイート」を振り返ったとき。
    「誰かを咎めたり責めたりするツイート」よりも「誰かを励ましたり感謝したりするツイート」の方が多い人生でありたいと願います。
    そしてその願いは、「一生分」を「一日分」に置き換えても変わらないし、「ツイート」を「言葉」に置き換えても変わりません。
    いつも喜び、たえず祈り、すべてに感謝する。今日もそんな一日にしたいと願います。
    * * *
    では、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
     
  • Vol.414 結城浩/小学校高学年におすすめの「数学ガール」は?/まとはずれな批判/情報の信頼性/いい質問/あとはやるだけなのに/

    2020-03-03 07:00  
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    Vol.414 結城浩/小学校高学年におすすめの「数学ガール」は?/まとはずれな批判/情報の信頼性/いい質問/あとはやるだけなのに/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年3月3日 Vol.414
    目次
    算数に興味を持っている小学校高学年におすすめする「数学ガール」シリーズ最初の一冊は?
    まとはずれな批判に対する批判 - コミュニケーションのヒント
    情報の信頼性を判断するには
    どうしたらいい質問ができるか - コミュニケーションのヒント
    あとはやるだけなのに一番大事なことができない - 学ぶときの心がけ
    はじめに
    結城浩です。
    いつもご愛読ありがとうございます。
    * * *
    新刊のアナウンスです!
    「数学ガールの秘密ノート」シリーズの第13作目がアマゾンで予約開始になりました。今回のタイトルは、
     『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』
    です。テーマは「複素数」。今回も楽しい数学読み物になりますよ!
    ◆『数学ガールの秘密ノート/複素数の広がり』(アマゾン)https://www.amazon.co.jp/dp/4815606021?tag=hyuki-22
    2020年5月刊行予定です。ぜひ応援してくださいね!
    * * *
    レジで気になる話。
    雑貨屋さんで買い物をする。会計のためにレジに並ぶ。テーブルに、購入したいシャープペンやマーカーなどの細かい物品を並べ、レジの人が処理をするのを待つ。いくつかはラッピングしてもらう。
    ところが。
    会計の途中で、何度も商品がテーブルからころげ落ちそうになる。
    その原因は、セロテープの台がレジの店員さんから見て左側にあることだ。右利きの店員さんが、商品を飛び越すように手を伸ばしてセロテープを切る。そのたびに手が商品に当たり、テーブルから落ちそうになる。その繰り返しだ。
    「ねえ、そのセロテープ台は、こっち側に置いた方がいいですよ」
    私はそう言いたくなるけれど、言いたくなるけれど、言いたくなるけれど……やっぱり言えない。なぜ言えないか。それほど顔見知りでもないのに、いささか差し出がましい物言いだからだ。
    それから、何より、セロテープの台の位置に相当するくらいの改善点は、この店には他にもたくさんあるからだ。レジの裏にある包装紙がきれいに整理されていないとか。壁に貼られている連絡事項がいつのものかわからないとか。あるいはまた、お客さんが出したカードの処理を先にしないために、トータルの処理時間が長くなるとか。
    というわけで、その雑貨屋さんで会計を待っている間は、いつも中空をぼんやり見るようにしています。
    それで問題ありません。平和。
    * * *
    働ける環境の話。
    ふと気づいたこと。私の祖父は、私の父が高校時代に亡くなった。祖父が亡くなった後、祖母が働いて家族を支えた。祖母が家庭を守り、時代が過ぎて、やがて私の父は結婚する。そして私が生まれた。ということは、祖母が働ける環境がなかったなら、私はそもそも存在しなかったかもしれない。
    男性・女性に関わらない。働ける環境が整うことは社会と未来にとって非常に大切だ。当たり前のことだけど、改めて実感する。世が世なら、私はそもそも存在しなかったかもしれないのだ。
    * * *
    では、今回の結城メルマガを始めましょう。
    どうぞごゆっくりお読みください。
    算数に興味を持っている小学校高学年におすすめする「数学ガール」シリーズ最初の一冊は?
    質問
    「数学ガール」のシリーズを「算数に興味を持っている小学校高学年」におすすめするとして、最初の一冊はどれがよいでしょうか。
    回答
    ご質問ありがとうございます。また、結城の本にご興味もってくださり感謝です!
    一番薄くて、さっと読めるのは『数学ガールの秘密ノート/式とグラフ』になります。算数に興味を持っている小学校高学年ならば読めると思います。全部を理解できる必要はありません。親しむのが大事です。
    ◆『数学ガールの秘密ノート/式とグラフ』https://note1.hyuki.net/
    もうちょっと「数遊び」みたいなものがいいなら、たとえば『数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう』もいいですね。
    ◆『数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう』https://note2.hyuki.net/
    「数学ガールの秘密ノート」シリーズは、以下のリンクで、すべての巻の第1章を無料ですぐに読めますので、各巻のようすを調べるための参考になりますよ。ご利用ください。
    ◆数学ガールの秘密ノートhttps://www.hyuki.com/girl/note.html
    「算数に興味を持っている小学生」で、もしも数学の啓蒙書などで数式に少し触れている方ならば、「数学ガールの秘密ノート」シリーズだけではなく、「数学ガール」シリーズに挑戦するのもアリかもしれません。でも、無理なさる必要はありません。
    ◆数学ガールhttps://www.hyuki.com/girl/
    大事なのは、書籍の冒頭「あなたへ」にも書いた通り、よくわからなくても先に読み進んでいいという点ですね。ぜんぶ理解しなければならないと身構えたり、難しかったらどうしようと心配して読まない人がしばしばいらっしゃるからです。
    こちらも合わせてどうぞ。
    ◆「数学ガール」って、どれから読めばいいの?https://mm.hyuki.net/n/n08807eef9ef9
    できる/できない、わかる/わからないを気にするよりも、まずは「ここにはおもしろいものがありそうだぞ」と思ってもらうことがとても大事です。算数や数学が好きになってもらえればうれしいです!