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記事 4件
  • Vol.178 結城浩/マンハッタンで夏休み(3)モルガン・ライブラリ/小さなサイトを作りつつ/

    2015-08-25 07:00  
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    Vol.178 結城浩/マンハッタンで夏休み(3)モルガン・ライブラリ/小さなサイトを作りつつ/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月25日 Vol.178
    はじめに
    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
    気がつけば夏も終わりに近づいていますね。 先日驚いたのは、コンビニで「おでん」を売り始めたこと。
     「え、おでん、もう売ってるんですか?」
    などと、思わず店員さんに聞いてしまいましたよ。
     「はい。何になさいますか?」
    と返事が来ました。そりゃそうですね。
    もう、おでんが売られる季節なのですね…
     * * *
    「結城浩ニュースレター」の話。
    このたび、新しい企画として、
     ◆結城浩ニュースレター  http://www.hyuki.com/newsletter/
    というものを始めました。
    結城浩の活動を短いメールでお知らせするという無料サービスです。 結城メルマガのように読み物が掲載されているわけではありません。 月に一回、多くても二回の頻度で、 結城が関わっているWebページを案内するようなイメージです。
    先日、第1回目の配信を行いました。こんな感じです。
     ◆結城浩ニュースレター(2015年8月22日)  http://www.hyuki.com/newsletter/backnumber/2015-08-22.html
    よろしければご登録ください。
     ◆結城浩ニュースレター  http://www.hyuki.com/newsletter/
     * * *
    新刊の話。
    先週末、SBクリエイティブの編集部へ行き、 『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』のサイン本を作ってきました。
     ◆サインを待つ本たち
    三桁におよぶ冊数の本に「スレッドお化け坊や」と「Enjoy!」を書いて、名前を書く。 そんな作業でした。大変でしたけれど、読者さんの手に届けられるのを想像すると、 思わずにこにこしてしまいます。
    私がサインした本は、サインが済むと同時に書店さんにさっそく運ばれていき、 先週末で、かなり売れてしまったようです。みなさんの応援に感謝します。
    サイン本以外の通常本も、 この結城メルマガが配送される2015年8月25日(火)以降、 順次全国の書店さんでお買い求めいただけるはずです。 いつものことですが、書店さんの店頭に並ぶ正確な日時はわかりません。 ごめんなさい。
     ◆『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』  http://cr.textfile.org/
    お買い求めいただいた方は、ぜひ感想ツイートやブログ記事などお願いしますね!
     * * *
    もう一つの新刊の話。
    この秋に刊行される『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』の方も、 せっせと執筆を続けています。 先日は、いつものレビューアさんに第1章を送りました。 残りの章もがんばって仕上げていきましょう。
     ◆『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』  https://bit.ly/girlvector
    こちらの本も、9月に入ったなら《無料サイン本プレゼント》 企画を行いたいと思っています。
     * * *
    小さなサイトを作る話。
    結城は小さなサイトをちょこちょこ作るのが好きです。 ここしばらくはずっと、
     ◆結城浩のブログ  http://snap.textfile.org/
    というサイトを作るのを楽しんでいました。 このサイトはpandocというツールを使って作成しているのですが、 その一言だけでは収まらない、たくさんの細かい技術を使っています。 結城メルマガのVol.172ではその一部をお話ししましたが、 もう少し突っ込んだ話を書きたくなりましたので、 後ほどお話ししようと思います。
    その背後にあるのは、
     「問題」→「解決」
    という流れなのですが、 サイト構築の技術的話題と合わせてお話ししていきますね。
     * * *
    それでは今週の結城メルマガを始めます。
    どうぞごゆっくりお読みください!
    目次
    はじめに
    マンハッタンで夏休み(3)モルガン・ライブラリ
    小さなサイトを作りつつ - 仕事の心がけ
    好きなだけ時間をかけられたらどんな本を書くか - Q&A
    おわりに
     
  • Vol.177 結城浩//マンハッタンで夏休み(2)/執筆動画解説 - 文章を書く心がけ/

    2015-08-18 07:00  
    216pt
    Vol.177 結城浩//マンハッタンで夏休み(2)/執筆動画解説 - 文章を書く心がけ/結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月18日 Vol.177
    はじめに
    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
     * * *
    新刊の話。
    いよいよ今週末ごろから、2015年の二冊目の本、 『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』が刊行になります。
     ◆『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』  http://cr.textfile.org/
    それに先だって、今週の金曜日には書店さん向けのサイン本を作るため、 編集部に出かける予定です。結城のサインはお化け坊やなので、 たくさんのお化けを描くことになりますね。たいへんはたいへんですけれど、 一冊一冊感謝しつつ描きます。 描いた本が日本中に飛んでいくようすを想像するのはとても楽しいですしね。
     * * *
    そして、今年三冊目の本。
    『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』は、 アマゾンですでに予約開始されています。
     ◆『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』  https://bit.ly/girlvector
    こちらの方も現在がんばって執筆中です。 今回は図版が多いので先に図版の整理を進めています。
    ベクトルは抽象的な概念なので、簡単に説明するのが難しいですね。 矢印を使って説明されることが多いのですが、 それはベクトルのひとつの側面に過ぎません。 高校生がベクトルを学ぶときの混乱とその解決がうまく表現されるといいのですが。
    こちらもぜひ応援くださいね。
    いつものように三十名ほどのボランティアのレビューアさんに、 本書もレビューしていただく予定になっています。 複数の人の視点でコメントをもらうことは、 執筆においてとても大切なことです。
    もちろん、最終的に何をどう書くか、どういう言葉を使うかはすべて、 著者が判断すべきことです。その「判断を行っている人は誰か」の印が、 書籍の表紙に「著者」として名前が出るということですから。
    それでも、著者に対する情報の一つとして、レビューアからのコメントは、 重要な役割を果たすのです。
    今回あらたに高校生四名にレビューをお願いすることにしました。 Twitterでこんなふうに呼びかけました。
     中学一年生〜高校二年生で数学とレビューに興味がある人を若干名追加募集。  Twitterで @hyuki あてに簡潔&明解な自己アピールをDMで送付。  必ず本人が応募のこと。お願いする人のみにDM返信。
    だいたい五時間ほどで四名の高校生にお願いすることに決まりました。
     * * *
    高校生といえば。
    高校生といえば、先日韓国のファンの方からメールをいただきました。 中学二年のときに数学ガールを読んでから数学が好きになり、 このたび大学で数学を学ぶことになったとのこと。 わざわざ感謝のメールを送ってくださったのですね。
    高校生・大学生からのファンメールはよくいただくのですが(感謝)、 海外からのメールはそれほど多くありません。 とはいえ、Webフォームやメールを通じて読者さんの声が直接届くというのは、 たいへんありがたいことです。
    結城のネットでの活動や著作を通じて数学ならびに理系の学問に興味を持ち、 大学での進路を変えた人をたくさん知っています。 文系でも理系でもいいやと思っていたけれど、絶対理系に進むと決心した人。 数学の魅力に気付き、数学科を志望した人。 願わくは、その進路が、その方の人生によいものを与えんことを。
     * * *
    先日、倉下忠憲さんが執筆動画を公開なさっていました。
     ◆倉下忠憲「writingの現場」を公開します。(R-style)  http://rashita.net/blog/?p=16450
    「おもしろいな」と思うと同時に「やられたな」という感がありました。 というのは以前から結城も「執筆しているようすを動画にしたら、 一つのコンテンツになるのではないか」と思っていたからです。
    以前ちょっと試しに作ってみたことがあります。2013年8月14日なので、 奇しくもちょうど二年前ということになりますね。 作ったはいいのですが、 結城には倉下さんのように「倍速で表示させる」という知恵がなかったので、 非常に「たるい」動画になってしまいました。
    二年前の動画を以下にリンクします。たった3分ですが、 見ているのはかなりつらいです。
     ◆結城浩「言葉を紡ぐ」(ニコニコ動画)  http://www.nicovideo.jp/watch/1376476507
    倉下さんの動画で「そうか、倍速という手があったか!」と膝を打ちました。 先週の木曜日にWeb連載を書くときに、執筆冒頭の30分を録画してみました。 そしてそれを10分に圧縮(つまり3倍速)したものが以下の動画です。 これは(書き物に興味がある人には)ちょっとおもしろい動画だと思います。
     ◆結城浩「数学ガールの秘密ノート」執筆動画(YouTube)  https://youtu.be/G0l1T2Mf8ic
     ◆結城浩「数学ガールの秘密ノート」執筆動画(ニコニコ動画)  http://www.nicovideo.jp/watch/1439617327
    これは何か下書きを見て入力しているわけではなく、 「よし、書くぞ」と思ってから、何も見ずに考え考え書いている様子です。 そのため、ところどころに沈黙(何もしていない時間)があります。
    この動画は、私にとっては非常におもしろいものです。 執筆している自分を、第三者の視点で見る機会なんてありませんからね。 何がどうおもしろいかは、後ほどお話しします。
     * * *
    結城は記憶力が弱いので、ネットで出会う人がすごい人かどうかを覚えてられない。 なので(というわけでもないが)いつもていねいな応対をするように心がけています。
    メールで数学に関するやりとりをしていた人がいました。 とてもしっかりした文章だし、数学的な内容だけではなく、 人に対する配慮も満ちているようなメールでした。
    結城はこの人を、どこかの偉い先生で五十代くらいかな、 と思っていたのですが、プロフィールを聞いたら高校二年生! たいへん驚いたのを覚えています。
    Twitterなどでもよく「相手をしろうとだと思って馬鹿にしたら、 専門家だったので恥をかいた」という出来事がありますよね。
    ネットでは、相手はどんな人なのか、 ほんとうのところはよく分からないことが多いので十分注意したいものです。
     * * *
    「結城浩のログ」というサイトについて。
    以前から pplog というサイトを利用しています。
     ◆pplog  https://pplog.net/u/hyuki
    これは最新一件だけ表示されるミニブログのようなものですね。 気に入って使っていたのですが、だんだん「自分専用のpplog」が欲しくなりました。 で、作ってみたのがこれです。
     ◆結城浩のログ  http://log.textfile.org/
    仕事の合間を見てちょこちょこと改良を加え、 自分が一人で使うには十分なしあがりまでたどり着きました。 表面上は一ページのWebサイトで何の変哲もないのですが、 背後にはいちおう過去記事の編集機能や、 書き込んだ文章をプレーンテキストファイルとして保存する機能、 ログイン/ログアウト機能などが実装されています。
    結城は、こういう小さなサイトを作るのが大好きです。 作ったものがすぐ目に見えるし、 他の人に「ほらほら、こんなのできたよ!」と言えるからです。 また、小さなサイトであっても現代のWeb技術をあちこちに使うことになるので、 技術的内容を実践的に学ぶのに向いているからです。 学んだ成果が形となって残りますしね。
    もちろん、Web技術の最前線の開発者とは次元が違いますが、 「自分で作る」ことには大事な意味があると思っているのです。
    このあたりの話も、いつかまとめて結城メルマガの記事にしたいですね。
     * * *
    それでは今週の結城メルマガを始めますね。 今回は、前回に続き「マンハッタンで夏休み」をお送りいたします。 どうぞごゆっくりお読みください!
    目次
    はじめに
    マンハッタンで夏休み(2)メトロポリタン美術館
    執筆動画解説 - 文章を書く心がけ
    ストレスの多くは他人を動かしたいという気持ちから
    成果が出るまで/時間が経つまで - 仕事の心がけ
    おわりに
     
  • Vol.176 結城浩/再発見の発想法 - Validator(バリデータ)/藤井太洋さんの講演録/マンハッタンで夏休み(1)/

    2015-08-11 07:00  
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    Vol.176 結城浩/再発見の発想法 - Validator(バリデータ)/藤井太洋さんの講演録/マンハッタンで夏休み(1)/
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月11日 Vol.176
    はじめに
    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
     * * *
    新刊の話。
    『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』のカバー画像が更新されました。 これまでのものはWeb書店に掲載のための暫定版でしたが、 今回のものが本番画像となります。とっても素敵ですね。
     ◆『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』カバー画像
    そして、恒例のサイン本無料プレゼント企画も始まりました。 〆切は2015年8月17日(月)です。ぜひご応募ください!
     ◆『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』サイン本無料プレゼント  http://snap.textfile.org/20150807083443/
    ちなみにサイン本無料プレゼント企画は、 毎回結城が個人的に(出版社とは別に)実施しているものです。 応援してくださるみなさんへの感謝の気持ちからの企画ですが、 応募メールを通して、読者さんのようすが見えるのもとても楽しみです。
    応募メールには何も書く必要はないのですが、 多くのみなさんがいろんなことを書いてくださるので、 一通一通読むのが楽しくてたまりません!
     * * *
    ところで、もう一つの新刊の話。 気が早いことに、秋に刊行される「数学ガールの秘密ノート」第6弾が、 もう予約開始されています。 こちらのカバー画像はまだダミーですね。
     ◆『数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実』  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797382325/hyam-22/
    すでに予約が始まっているので、 「ベクトルの真実」もがんばって書かなくては!
     * * *
    作文の話。
    Twitterのまとめで「「自分の気持ち」を書いたら減点します」 というのが話題になっていました。せっかくの論証も、 最後に「自分の気持ち」を書いては台無しになるという話ですね。
     ◆「自分の気持ち」を書いたら減点します  http://togetter.com/li/854248
    これはこれでもっともな話なのですが、 結城はこれを避けるにはどうしたらいいかな、と思っていました。 勝手ながら、自分の気持ちを書きたくなるのは 「自分が書いた文章と自分自身の距離が近すぎるのではないか」 と想像しました。 自分が書いた文章に自分自身のあしあとを残さないと気が済まない。
    だったら、逆に「自分が思いもしない文章」を書く練習がいいのでは、 と考えました。 ちょうどディベートでpro(賛成)とcon(反対)に機械的に分かれて議論するように、 「自分がそうは思わない」という内容の文章を書いたらどうだろう、 と考えたのです。
    「自分がそうは思わない」主張を書くためには、 自分以外の何かを論拠としなければならない。 「これがこうだから、こうなのだ」という論理の組み立てを、 「私の考え」という土台抜きで行うというのは良い練習ではないでしょうかね。
     * * *
    先週もっともRTされた結城のツイート。 ちなみに1641もRTされています。
     「絶対にバグはありませんね?」  「既知のバグはありませんが、未知のバグはあるかもしれません」  「そんなことでは困ります。すべてのバグを潰してください」  「未知のバグは潰せません」  「なぜですか?」  「未知だからです」  https://twitter.com/hyuki/status/629233959713439744
    たわいもない対話ですが、 最初の「絶対にバグはありませんね?」という質問は、 開発者が心ゆさぶられる質問です。
     ・バグはないという保証は原理的に不可能。  ・バグをできるだけ減らしたい気持ちではいる。  ・無造作に「絶対に」などといってほしくない。
    こんな思いが頭をぐるぐる巡るのです。
    なお、このツイート、 何気なくつぶやいているみたいですが、 かなり時間を掛けて推敲しています。 たしか三バージョンぐらい作って、 いちばんいいものをツイートしたはず。
    (そんなことやってないで、仕事しなさいよ、自分……)
     * * *
    そ、それでは今週の結城メルマガを始めましょうか。 今回は「再発見の発想法」のコーナーで、
     Validator(バリデータ)
    というお話をしましょう。 どうぞごゆっくりお読みください!
    目次
    はじめに
    再発見の発想法 - Validator(バリデータ)
    藤井太洋さんの講演録 - 本を書く心がけ
    マンハッタンで夏休み(1)
    カフェでの執筆ほか - Q&A
    おわりに
     
  • Vol.175 結城浩/落ち込んだときの対処法/夫婦円満の秘訣/プログラミング言語の学び/

    2015-08-04 07:00  
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    Vol.175 結城浩/落ち込んだときの対処法/夫婦円満の秘訣/プログラミング言語の学び/
    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月4日 Vol.175
    はじめに
    おはようございます。 いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
     * * *
    新刊の話。
    『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』の刊行は、 アマゾンなどで予告されていた8月15日よりも遅くなりそうです。 しかし、8月中に刊行されることはほぼまちがいありません。 現在はゲラの再校読みがほぼ終わったところで、 もう少しで結城の手から完全に離れます。 暫定版として公開されていたカバー画像も、 近日中には新しいものに変わっていくはずです。
    多くの方からメールで電子書籍に関する問い合わせがありました。 『暗号技術入門 第3版 秘密の国のアリス』 の電子書籍版も刊行を予定していますが、 いつになるかは未定です。 電子書籍に関してアナウンスできる情報が入手できしだい、 Web日記やTwitterで公開したいと思います。
    また、恒例のイベントとして、 無料サイン本プレゼント募集も予定しています。 こちらのほうもStay tuned!
    それにしても、多くの方が結城の「暗号本」に関心を持ってくださっています。 これは、ほんとうにありがたいことです。 本を書くのはある意味孤独な作業ですけれど、 その作業を継続できるのはいうまでもなく読者さんが存在するから。
    読者さんが期待してくださる。
    読者さんが待っていてくださる。
    そのことは著者にとって活動の大きな原動力となっているのです。
     * * *
    夏休みの法則について。
    中学・高校時代。夏休みの初めに「宿題は最初の数日で終わらせて、 あとの夏休みはずっと好きなことをやって過ごそう」と思わなかった人はいない。 ……と想像しています。
    そしてまた、夏休みの最後になって、 「どうしてもっと早く宿題をすませておかなかったんだろう」 と思ったことのない人もいない。 ……と想像しています。
    もちろん、結城自身もこの二つにぴったりあてはまります。
    文章を書いているとどうしても「〆切」というものと戦う必要があります。 そして〆切に対する思考は夏休みの宿題と同じパターンに陥りがち。 つまり、「〆切よりもずっと早めに文章を書き終えてしまい、 〆切直前には念のための読み返しをするくらいの状態でいよう」 と考えます。 そして、実際には〆切直前に泣きながらがんばるはめになってしまいますね。
    さすがに文章を書いて生活しているので、 このような自分の状態を良しとはしておらず、 自分なりの対策を立てています。
    ひとつは「〆切を自分のほうから設定する」ということ。 自分から設定する〆切は、 相手から提示されるであろう〆切よりも前の日時に設定します。 このようにすると自分なりに切迫感が出るため、 〆切前に少しでも進めようという原動力になるのです。
    もうひとつは「どうせやらなければならない機械的作業を先に進める」ということ。 たとえば、原稿ファイルの下準備や、参照する資料のクリッピングなどです。 〆切直前になって頭をフル回転させたとしても、 使える時間は限られています。 そのときに、機械的にできる作業のために時間が取られるのは非常に惜しい。 たとえ〆切直前で必死にがんばることになるにせよ、 機械的作業はすでにすませた状態からがんばれるように準備しておくのです。
    また、機械的作業を先に進めることには、 原稿が破綻するのを防ぐ効果があります。 どういうことかというと、〆切直前になって 「しまった、あの資料が必要になった!」とか、 「まずい、現在の私の環境では実行テストができないじゃないか!」 のような、致命的な事態が〆切直前に発覚しないようにするのです。
    あなたは、〆切への対策を何かやっていますか。
     * * *
    さて、それでは今週の結城メルマガを始めましょう。 どうぞごゆっくりお読みください!
    目次
    はじめに
    わざとゆっくり書く - 文章を書く心がけ
    落ち込んだときの対処法 - 仕事の心がけ
    夫婦円満の秘訣ほか - Q&A
    おわりに