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記事 31件
  • 九段坂奮闘記・258~261戦目

    2015-03-21 12:00  
    110pt
    この牌姿から9mツモ。これだと9mをツモ切る人もかなりいるのではないでしょうか? ツモしかしながら、この牌姿からツモがこうだったり―― ツモ この牌姿からツモがこうだったりすると9mを切る人が激減するのではないかと思います。全く同じ牌姿なのに?でもこれはよくわかります。いかに道中、この未来予想図を思い浮かべられるか?という構想力の話です。こうした成功例を積み重ねることによって構想力は育つものだと思います。「最速テンパイ=最強」というわけではありません。狙うべき手は狙わなければ、たとえアガったとしても期待ポイントを数ポイント損失することになるのです。チートイツのイーシャンテンに固定して打7s。それも悪くはないですが、僕の推奨はここでドラの發切りです。ドラに依存しなくても、チートイツテンパイならリーチによって打点アップ。そしてうまく鳴ければチンイツへ。このような未来予想図も考えたくはないですか
  • 九段坂奮闘記・254~257戦目

    2015-03-20 12:00  
    渋川「木原、おまえは守備が雑なんだよ!」あれは3ヶ月前、渋川先生に麻雀家庭教師をしてもらった時のお言葉でした。正直「渋川先生、ちょっと序盤から守備よりすぎやしませんか?」と思いましたが渋川先生のアドバイスを、自分なりにアレンジして取り入れているつもりです。超序盤は手なり目一杯は今まで通り、手牌にもよりますが5~6巡目あたりくらいから中盤以降は何を切るか?というよりも誰に対して何を残すか?ということを意識して選択するということです。例えばここでは打1pが普通です。しかし1番放銃してはいけないラス目対面に対しての現物、上家には将来安全になりそうな1pを残し、全員に無筋である8pを払います。若干の受け入れロスよりも、将来のリスク回避効率を意識した残し方。超序盤から字牌を溜め込む必要はないと思いますが、中盤に差し掛かる頃からここでも意識するのは将来のリスク回避効率。3人に対する無筋を今のうちに切っ
  • 九段坂奮闘記・250~253戦目

    2015-03-19 12:00  
    110pt
    現在イーシャンテンです。基本的にシャンテン数を下げるチーは御法度とされています。鳴きの条件とは――一・アガリやすくなっている二・打点が門前進行時と変わらない、またはそれ以上また、仕掛けてシャンテン数を下げる場合は――一・飛躍的にアガリやすくなっている二・飛躍的に打点が上がる三・アガりやすくなり、打点が門前とあまり変わらないこのどれかに該当することです。あ、形式テンパイとかブラフはまた別の話ですよ。この仕掛けは高め安めはありますが三・アガりやすくなり、打点が門前とあまり変わらない。に該当するといっていいでしょう。もちろん時と場合によって求めるものは違います。点数に大幅な変化の無い状況では鳴きの条件、意識してやりましょう。ドラ2の手牌です。仕掛けるとすればホンイツホンイツ仕掛けなら2翻役が付くので打点は落ちません。門前限定の手牌と仕掛けが利く手牌、同じシャンテン数なら、河からもシャンテン数を上
  • 九段坂奮闘記・246~249戦目

    2015-03-18 12:00  
    110pt
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv214129137本日20時より、ブロマガ会員限定の「罪歌チャレンジ」参加希望の方もそうじゃない方も、是非ご来場ください。
    2巡目リーチです。18分の1理論的にも残り17筋です。現在は愚形の無いリャンシャンテン、このくらいの牌姿で3巡目なら十分勝負になると思います。放銃するのは嫌なことです。しかし嫌だと思う気持ちが強すぎるがあまり、ほとんど放銃確率に差がないこの14牌から、少しでも放銃する可能性が少ない牌を――と考えるのは間違っています。物事には優先順位というものがあります。愚形の無いリャンシャンテン、このくらいの牌姿で3巡目なら十分勝負になるまずは自分の手牌ありきです。このことを正しく認識していれば、そして――ほとんど放銃確率に差がないこの14牌ということを正しく認識していれば、ここは3m一択です。3mが通ることによって安
  • 九段坂奮闘記・243~245戦目

    2015-03-17 12:00  
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    http://live.nicovideo.jp/watch/lv213546842今日は22時からこちらの番組に出演します。お楽しみに~。
    「あれっ?今オーラスだったのか――」雀荘勤務時代、年配のお客様がオーラスを勘違いしていたことがよくありました。「うそでしょ?そんな大事なことも覚えてないのかよ――」と、少しバカにしていた時代もありました。時の流れというものは残酷なものです。僕にもその症状が出始めたのは、2~3年前くらいだったか「あれっ?今オーラス――」といっても100Gに1回程度の頻度ですが、気づけば全く同じセリフを口にするようになりました。このブログマガジンの読者は僕よりも若い層が圧倒的に多いと思います。今はバカにしているでしょうが、きっとあなたにもそのうち来ますよ。来る。きっと来る。きっと来る。きっと・・・この記事でも紹介したように、打点十分で手役が確定しているターツ不足の手牌で
  • 九段坂奮闘記・239~242戦目

    2015-03-16 12:00  
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    http://live.nicovideo.jp/watch/lv213294268240戦目を昨日のタイムシフトで解説しております。麻雀コーナーは1:08~です。こちらのほうもお見逃しなく!http://live.nicovideo.jp/watch/lv214129137生放送内でも告知しましたが 罪歌チャレンジ 18日水曜20:00~です。配信内(チャンネル会員限定)で対戦希望者を募ります。段位は問いません。希望者が4名を超えてしまった場合は「麻雀何切る?クイズ」で対戦者を決定します。1着 天鳳有効期限30日分2着 天鳳有効期限20日分3着 天鳳有効期限10日分を即時振込します。チャンネル課金分をこの対局で取り返しましょう!対局後に検討タイムを設けます。対戦者がご自分の打牌選択で気になった点また観戦していて僕の打牌選択で気になった点等、質問はお気軽にどうぞ!南2局ラス目の親リーチ。親
  • Q&A

    2015-03-15 12:00  
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    牌譜Q・1戦目のオーラスの5、6m落としの場面についての質問です。今回の場合では、他力決着がベストという判断だと思いますが、親の捨て牌も考慮に入れてということでしょうか? 親の捨て牌も早そうな場合は自分でも行った方がいいのでしょうか? それとも親が早そうだとしても他に刺さる可能性を考えていかない方がいいでしょうか?こういう場面での他力本願と自力の判断にいつも困ります。 4巡目でトップ目が両面チーです。自力決着も考えて白はとりあえず仕掛けます。ここで考えて欲しいのは2着目と15000点弱離れている、かつ3、4着と4万点近く離れているトップ目が一体どのような牌姿から両面チーするかということです。2着と競りの状況だとなりふり構わず仕掛けるケースもあるでしょう。しかしそこまで焦るような状況でもありませんのでリャンシャンテン、または悪くとも形の整った3シャンテンと予想します。門前進行と違ってフーロー
  • 九段坂奮闘記・235~238戦目

    2015-03-14 12:00  
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    【南2局】トップ目vsラス目の親仕掛けです。相手はノンターツ落としでした。この巡目、この牌姿ならばこれくらいはgo!すると東家は白を合わせて6sを手出しです。同巡にこのテンパイ(牌図A)でどうするか?打8mテンパイ取りダマテンにしてしまったのですが――これはオリたほうが良かったと思う。東家のテンパイ確率は格段に上がっているし白を切るということは、打点もそこそこあるかもしれない。トップボーナスが大きなルールではリーチで全く問題ありませんが中途半端に役無しダマテンを選択するよりも、天鳳専用ベタオリが良かった。【南3局】3着目vsラス目のドラポンです(牌図B)これはどうでしょうか?こういう時に考えるのは最悪のケース。リーチ棒を出してマンガン放銃でもまだ500点上、ならば――とその前に、もう一つ考えて下さい。ここでリーチ棒を出さずマンガンをツモられたとした場合、オーラスラス目との点差は8100点差
  • 九段坂奮闘記・230~234戦目

    2015-03-13 12:00  
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    東家の仕掛けはから仕掛けて打続けざまにを打ってトイツ落としでした。これはよく覚えておいてくださいね。をで仕掛けて打です。あれは何待ち?とかいうことではないですよ?こうしてゆっくり考えれば、あの仕掛けがタンヤオではないことがハッキリわかるかと思います。タンヤオならば片アガリの形を払って、初牌のを持つはずなのです。ここまでは知識。実戦で活かすのが認識、意識です。役牌の点呼を取りましょう。東と白が残っています。ここで警戒すべきは役牌バック、または役牌暗刻の好形待ちなのです。愚形なら3sのトイツ、引っ張りそうですよね?ダブ東暗刻なら打点的に厄介です。このイーシャンテンでは見合わず、6mで即時撤収の構えです。実戦中にここまで反応できるようになるためには、あの仕掛けに違和感を感じること、その違和感を牌譜で確認して、こうした事例を覚えておくことです。おそらくこの記事を読んだだけでは頭に入らないと思います
  • 九段坂奮闘記・223~229戦目

    2015-03-12 12:00  
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    カウンティングミス、5sは4枚切れです。ここは6sを切らねばならなかった。こうしたミスは誰にでもあると思います。「知識と認識と意識と」知識とは、この状況なら6sが99%通るという牌理。認識とは、5sが3枚切れから4枚切れになったという情報を汲み取ること。意識とは、この局において大事な分岐になる可能性に対する心構え。大げさにいえば、ここは殺るか殺られるかの瀬戸際だということ。いかに知識があったとしても認識や意識が甘くては役に立たない。その全てを合わせ持ってこそ「麻雀の実力」というものだと思う。1つの考えに囚われすぎて他の情報が目に入らなかったり諦めるのが早すぎてチャンスをふいにしてしまったりそういったミスを「精神的な問題」と簡単に片付けてしまって良いものだろうか?瞬時に閃くのではなく、予め準備しておくことです。テンパイするならまだしも、ノーテンでは押し難いこの手牌では――道中に3枚見えの牌を