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神コンテンツにより新規層が爆発的に増えた話
2025-01-30 19:0050pt「麻雀ベルバード」さんのオフ会に参加した時の話です。13000円という決して安くない参加費にもかかわらず、箱一杯の参加者(60人以上?)を集める大盛況でした。10年前なら二階堂姉妹クラスをゲストに呼んで、ようやく成り立つかどうかのイベントだったと思う。しかし今は同じ規模のイベントを毎月違うゲストを呼んで集客に成功している。麻雀業界に20年以上在籍し「麻雀業界発展のために頑張ります!」と力を尽くしてきた人も数多く知っています。頑張ってきた人の多くは、上の表にある黒太字の「競技麻雀プロに興味がある層」という非常に少ないマーケットに向けてのコンテンツを企画、発信してきたように思う。人間はいつか飽きてしまう生き物どんなに素晴らしいコンテンツだったとしてもいつか人は離れていくもにでしょう。どの業界だとしても同じことが言えますだからこそ、絶えず新規を獲得し続けていかないと右肩上がりの成長は見込めない。 -
プロ意識とは一体何なのか?
2025-01-29 16:0050pt「麻雀プロ」という呼称に特別深い意味はなく、一般的に語られる「プロとアマの違い」とは、それぞれが勝手に思い描く「理想のプロ像」の押し付けに過ぎない※近代麻雀note 「麻雀のプロとは何か?」 より
個人的に思い描く「プロとアマの違い」は、その活動に対価として報酬が発生しているかの違いが一番大きい。
麻雀プロの方に聞いてみたいのですが、「対局」は仕事に入れますか?それともプライベートな時間ですか?(ただの興味本位でのアンケートです)
― 魚谷侑未🐠 (@yuumi1102) January 23, 2025
だから、報酬が発生する対局が「仕事」になり報酬が発生しない対局が「仕事以外」ということになる。ただし、報酬が発生しない対局でも、勝つことによって将来報酬が発生するステージに呼ばれる可能性がある。そう考えれば報酬が発生しない対局も広義では「仕事」と考える人もいるのかもしれない。ちなみに僕は対局を「仕事」ではなく麻雀打ちとしての「試合」だと考えています。ハキハキしゃべれんかね、麻雀のこと分からんくせに
で、ここからが本題です。 -
解説のお仕事
2025-01-18 17:0050pt※今日の記事は過去記事転載です今日は「麻雀の解説」について書きます。みなさんも放送対局の解説を聞いてふと疑問に思ったことがあるかと思います。その疑問を少しでも解消できたり、解説の仕事について少しでもご理解いただけたら幸いです。■目次1. 放送ルームの設備について2. 並列思考の難しさについて3. 解説者の見落としについて4. 解説者の人選や解説の内容について
1.放送ルームの設備について
放送ルームには大きなモニターが設置されており、実況、解説は常時この画面を見ながら行います。これだけの設備があれば見落としようがないじゃないか?と思う人もいるかもしれません。お気持ちはよくわかりますが、実際に解説をしてみると簡単なものではないと気づかされます。2、並列思考の難しさについて
並列思考とは2つ以上の事を脳で同時に処理することです。比較的簡単な並列思考もあれば、とても難しい並列思考もあります。ca -
麻雀最強戦2025出場プロ読者アンケート 雑感
2025-01-09 19:0050pt※麻雀最強戦2025出場プロ読者アンケート最終結果まずは票を入れて下さった方々にこの場を借りて感謝の言葉を述べさせていただきます。本当に、クソありがとうございました!!!!!!麻雀最強戦2025男子プロ読者アンケートに思うことこの記事が戦前の予想でした。186人が束になっても 篠原プロたった1人に敵わない
この予想は大外れ。実際は予想以上に票が集まった。へー、男子プロも意外とやるじゃん! という感想です。30万円積むかどうか本気で迷っていたんだけどそれじゃ全然足りなかったねw 今回は完敗です。※【麻雀最強戦】近代麻雀1月号、本日発売!アンケートで選ばれる3人の内、1人以上は僕も名前を知らないような無名プロだと思う。
この予想は半分当たりだが半分はハズレ。小川プロ、喜多プロは、正直知らなかったですし。中出プロも名前を知っているというだけで面識もほとんど無く、知らないに等しい方でした。票の伸ばし方について -
特上卓のレベルは上がったのか?
2025-01-05 22:3050pt10年以上続けてきた日曜日の定期生放送「月曜日を迎えたくない人のための特南ライブ配信」本日を持ちまして休止させていただきます。長い間ご視聴、ありがとうございました!!!来週からは新番組!毎週日曜日22:00から「月曜日を迎えたくない人のための雀魂ライブ配信」になります。放送内容は変わりません。ただ「天鳳特上卓」→「雀魂玉の間」になるだけです。今後ともよろしくお願いします。昔に比べて特上卓のレベルが上がったのでは?
という話を聞いたことがあると思います。僕は10年以上打ち続けた結果レベルが上がったとは一度も思いませんでした。目に見えないことで歪められる印象麻雀の対戦中は相手の手牌を見ることができません。見えないからこそ――自分が勝てない時は相手が強く感じるものですし自分が勝ってる時は相手が弱く感じるものです自分が絶好調時に「レベルが上がった」と感じる人は、間違いなくいないと思います。自分が不 -
頑張れば必ずできることを目標にすること
2025-01-03 21:0050pt「今年の目標」Xのポストで「今年の目標」を決意表明する。その意気やよし 年が明けて、心機一転頑張りたい! という気持ちの表れでしょう。それ自体は良いことです。だが、しかし七夕の日、短冊に自分の願い事を書く初詣で賽銭を支払い、手を合わせて願い事をする同じようなテンションで「今年の目標」を、口にしている人が大多数ではないだろうか?「目標」は漠然とした願いではなく具体的、かつ明確で、現実的なものが理想的です。例えば「魂天になりたい!」という目標は、その実力が伴っている人ならば打荘数を稼げば現実的に到達可能ですので「目標」になり得るかもしれません。しかしその場合、もっと現実的な「打荘数」を「今年の目標」にしたほうが良いのではないかとも思う。魂天になる実力が伴っていない人が「魂天になりたい!」といっても、それはただの願望でしょう。また、無制限でチャレンジできるネット麻雀の段位と違って、限られた期間内 -
本日発売!強者だけが知っている 麻雀の真理48
2024-12-10 17:30【無料記事】クリスマスに木原サンタより金言を(文・須田良規)
須田さんに新書のご紹介いただきました。須田さん、ありがとうございます!
というわけで本日、「強者だけが知っている 麻雀の真理48」私の書籍が発売となりました。
身に降りかかった一時の不幸を嘆き、勝者を「引きが強い」「ツイているだけ」と羨むばかりでは、麻雀の本質を理解することはできません。優劣の比較を放棄して一貫性にこだわり続けたり、損得ではなく満足度で打牌を選んでしまったり、嫌な予感を拭えずに非合理的な選択をしてしまったり 放銃による失点回避ばかりに気を取られ、点数が減らなかったいう事実に満足し、アガリ逃しや打点軽視による失点を見落としてしまう。 局面に合致していない意味のない数字を信仰したり、強者のリーチや副露、ドラ切りを過大評価し、勝手に怯んで目の前にある大事な手牌を台無しにしてしまう。 そのような考え方では、あなたの実力 -
出版にまつわるエピソード
2024-11-21 19:0050pt「木原君のブログ、書籍で引用させてくれないか?」2007年、今から17年前の話。僕はその申し出に、あまり深く考えずOKした。僕以外の協会員と共著という形だったので著者は「日本プロ麻雀協会」で出版されたのです。お、ブログがお金になった!ラッキー!当時はその程度にしか思わなかった。全く無名の麻雀プロだったし、共著も特に気にならなかったのだが大半が僕のブログから引用された本ならばせっかくの機会だから真面目に一冊書けばよかったな~と、少しだけ後悔した。そうこんなチャンスなど、そうそうないのだから。2014年、ブロマガを始めた後だったか某出版社の方から連絡を頂いて会うことになった。「出版してみないか」とのこと。僕はその時、出版社の方にこう答えたんだ。天鳳位になってからでも良いですか?出版社の方はどう思っただろうか?アホか?コイツ・・ と思われたかもしれない。とにかく、ブロマガを始めたばかりで本を出す -
競技プロの世界であろうと、巷のフリー雀荘であろうと、ネット麻雀であろうと変わらない、不変の真理
2024-11-10 21:3050pt※今日の記事は8月24日note掲載分です。
実力Bクラスの雀士でもstage3なら圧倒的に勝ち組になります。しかしstage2に上がると勝ちにくくstage1では負け組に転落してしまうでしょう。
また、全体の中では強い部類に入るAクラス雀士ですが、Aクラスにも序列が存在します。Aクラス同士で打ち合ったら、等級が低い人が負ける可能性が高く、等級が高い人が勝つ可能性は高い。もちろん勝負は時の運です。麻雀は実力通りに決着がつくとは限らないゲームですが、長い目で見れば――自分より弱い人がいなければ勝ち越すのは難しいゲーム自分が打つステージの中で、平均以上の実力をキープできなければ、平均よりも勝率は下がる。競技プロの世界であろうと、巷のフリー雀荘であろうとネット麻雀であろうと変わらない、不変の真理これが対人ゲームの摂理でしょう。
先日、競技麻雀団体所属者で行われた勉強会。赤無しの最高位戦ルール、 -
真の締切日が迫る
2024-11-09 15:0050pt原稿を投稿したら終わりそう思っていた時期が私にもありました・・・・参照記事・執筆作業もいよいよ大詰めよく考えるとそんな訳がなかった。今度は本のサイズに合わせて文字を削る作業が始まる。締め切りは月曜日、これは努力目標ではなく真の締切日だ。なかなか終わらない・・・眠い・・・という訳で、削った章をブロマガの記事で供養します。
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