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記事 15件
  • 鳳凰卓に差し込みの文化が根付かない理由

    2022-06-22 12:00  
    50pt
    200点差でトップ目のオーラスです。みなさんはどのような構想を描くでしょうか?別に何を切っても良いのですがテキトーに選ばず、構想だけはしっかり描きましょう。私の構想は役牌、123三色の両天秤。ならば断腸の思いでドラに戦力外通告します。ここまで順調ですねー。上家の仕掛けに注目してください。上家はラス目で3着目とは8200点差です。1本場、供託1000点ということは――1300-2600、3900直撃、7700出アガリ条件ですね。加えての両面ターツ落とし、逆転の素材があって整っている可能性が高いと予想できるのではないでしょうか?結果はうまくいったのですが――アガリの前々巡、親がプッシュでした(牌図A)僕ならを勝負するくらいなら、上家にを勝負したい。別のシーンです。オーラスの仕掛けは両面チー×2のカンチャンターツ払いでした。僅差のトップ目親番の選択です。僕なら→を勝負しそうです。(牌図B)差し込
  • 違和感の頻度

    2018-12-25 14:00  
    110pt
    最近調子が悪そうな、とある七段の人を1半荘観戦していた。安全牌を抱えて両面固定。常套手段と言えば常套手段だがこの牌姿であればタンヤオも積極的に狙ったほうが良いと思う。例えば7sをホールドして、カン6mを仕掛けるとかピンズが伸びたら、7sを雀頭候補にして1mのトイツ落としとか次巡は一転強気、3人無筋の4pを手の内に残した。調子の良い時なら即リーチを打つ人だったと思う。それが正しいかどうかわからないが、やや弱気になっていることは間違いない。それにしてもテンパイ外しは微妙ピンズの受けが良さそうにも見えないし、打点アップもあまり見込めない。このイーシャンテン取りも相当微妙だ。ピンズが優秀ともいえず、ピンズ残しの未来に打点アップも無い。不調時愚形嫌い症候群東1局のテンパイ外しもそうだが、調子が悪いからアガれる気がしないとかそういった不安な気持ちから、不調時愚形嫌い症候群を発症してしまうのだと思う。み
  • 鳳凰卓を斬る

    2018-01-10 14:30  
    110pt
    豆ダマリーチをかけたほうが有利にもかかわらず何となくダマテンにしてしまうことを指してこう言われています。目指せ!豆ダマ率100%!特上卓に比べると鳳凰卓の豆ダマ率は少ないといえますが――ダマテンも立派な戦略の一つです。ここでダマテンにする理由は 「ラス目の親を流したい」ですとか「もっと良い待ちに変えたい」 とかでしょうか。基本は全部リーチリーチのリターンはそれほど大きいのです。そのリターンを放棄するとしたら、それ以上のリターンを提示できなければなりません。自分はなんてツイていないんだ・・・・と嘆く人も良く考えてみてください。この巡目にして誰にもリーチをかけられていない。もうバカヅキじゃないですかね?ツイていないと嘆く人は、ツイていることの自覚が足りないそしてツイていることの恩恵を受けるのが下手なのです。なぜこれがダマテンなのでしょうか? よーく考えてみてくださいね。親のリーチピンフは290
  • 鳳凰卓で伸び悩む人へ

    2017-10-08 15:00  
    110pt
    鳳凰卓まで到達する実力はあるけれども鳳凰卓で勝てない鳳凰卓で伸び悩んでいる人に一番読んでもらいたいカテゴリーは、鳳凰卓を斬るです。もしかしたらクリックミスかもしれませんし、ドラを勘違いしただけかもしれません。しかしこの点数状況、この手牌をもらって想像するビジョンって何でしょうか?・アガリには少し遠そう・トップを狙いたいが少し遠い、なんなら3着目のほうが近いだったらチャンタを狙ってみてはいかがでしょう?これは僕が打点厨、手役厨だからというわけではありません。与えられた手材料から最も有効な手段を選択すること牌効率は基本ですが、牌効率が選択の基準となってはならないのです。いかにしてここから3着以下に転落せず、あわよくばトップを捲れる構えがとれるかこれが目的、牌効率は数ある手段の一つに過ぎないのです。ただ手牌を寄せて、先制ならリーチ、後手ならベタオリ、それだけでも特上クラスであれば十分勝ち抜けるで
  • 鳳凰卓を斬る

    2017-10-01 15:50  
    110pt
    ・テンパイ効率重視・先制は即リーチ・後手はベタオリ・アガリやすそうな手牌を仕掛け・アガりにくそうな手牌を仕掛けず・点数状況に応じた押し引きこれらが一定の水準以上であれば 特上→鳳凰 はそう難しくありません。鳳凰卓未到達の人は「鳴き読み」とか「場況」とか難しいことを考えずもっと簡単なことを、当たり前のようにこなせるようになることを目標としましょう。鳳凰卓は青字のようなことが一定以上の水準でできるプレイヤーの集団です。だからといって特別構えるような必要はありませんが――特上を苦労して通過してきた人には厳しいステージになることは間違いありません。手組、構想を鍛えるテンパイ効率で選択するのではなく、効果的なアガリを目指しましょう。この牌姿ならば前巡は打1pですね(牌図A)これも5mで良いと思います(牌図B)何も闇雲に 打点を狙え! とか ホンイツを狙え! といってるわけではないのです。この点数状況
  • 鳳凰卓を斬る! ドラ切り

    2017-01-16 15:00  
    110pt
    本日はマーチャオ千葉店です。お時間のある方は是非!鳳凰卓を斬る!久々の更新ですが、このカテゴリーは割とおすすめです。特に鳳凰卓で勝ちきれない人、心当たりがあることも多いのではないでしょうか?今日のテーマはドラ切りです。例えばこの手牌、手なり進行だとドラの1pですが――価値の低い手でドラを切らないこのイーシャンテンにどれほどの価値があるのか?そう考えると、浮き牌だからといって安易にドラは切りません。打南として――手牌の価値が高まったところでリリースします。価値の低い手でドラをリリースしてしまうのは、手牌の価値を高める機会を放棄することと考えましょう。ドラ切りに見合う手牌で自然にリリースすること簡単なようですが、これができないプレイヤーは多いです。それはなぜか?ドラを切り遅れることが怖いからですね。それでは実戦譜より例を挙げましょう。役牌がトイツ+赤が1枚。打点アップのために門前リーチを狙いま
  • 鳳凰卓を斬る!

    2015-07-19 12:00  
    110pt
    ※福地誠ブログより抜粋鳳凰卓はレベルが高いのか?という問いに答えるとしたら。「高い」と答えると思います。ただし個々の能力が秀でているといった意味ではありません。では何故レベルが高いのか?それは鳳凰卓有資格者の選抜の基準がしっかりしているからですね。もし仮に天鳳のアクティブユーザー内、上位1割が鳳凰卓でプレイしているとしましょう。では、都内フリー雀荘の常連上位1割と比べてどちらがレベルが高いですか?という問いに答えるとしたら「フリー雀荘の常連上位1割の方がレベルが高い」と答えると思います。想像してみてください。僕は鳳凰卓で勝てても「フリー雀荘の常連上位1割」という選抜された集団の中で勝ち切れる自信はあまりありません。しかしフリー雀荘では天鳳でいう鳳凰民、特上民、上卓民、般卓民と一緒になって打つから「フリー雀荘の方がレベルが低い」と感じるだけであって個々の能力を比較すると フリーの鉄強>天鳳の
  • 鳳凰卓を斬る!

    2015-04-06 12:00  
    110pt
    この6mプッシュはよくわかります。打点のリターンは十分。他家には警戒はされるでしょうが、もしかしたら溢れてもおかしくはない待ちですものね。グ・・・頑張れ!いやいやいや・・・もう脇から溢れるはありませんから!18分の1理論と、アンカンリーチの打点上昇(相手に約50%裏ドラが乗ると考える)そしてここで放銃すると自分が何着になりますか?ノーテン罰符収入も大事ですが、それよりも大事な判断要素ってありますよね?Q・でも木原さんは押しているイメージがあります。A・まだ2~3巡あったら押すかもだけど、ツモ番無しはほとんど押さないけどなー。落ち着いて7sの枚数を数えましょう。6sは完全安全牌です。字牌の点呼や数牌のカウンティングは非常に大事です。指先確認、日頃からやるクセをつけましょう。おそらくまだやる気があったので打8mだと思いますがやる気があるのなら、素直に字牌から切ってみてはどうでしょうか?3面張×
  • 鳳凰卓を斬る!

    2015-03-22 12:00  
    110pt
    下家の仕掛け、ヒントはかなりあります(牌図A) 自分の捨て牌の赤5mと1mに反応が無く、オタ風の西をポンして打2pでした。その前に打たれた南は連風牌で、当時はまだ1枚切れでした。その大事な牌をリリースして2pを引っ張った。ということは――いや、もしかしたら2pはフェイクで引っ張っただけで本当はマンズのホンイツかもしれませんし、ただの白バックかもしれません。それでも(牌図A)の時点で「ふーん、ダブ南よりも2pの方が大事だったんだ~」くらいの認識はできていても良いでしょう。とすれば他の手役の可能性――おそらくはこの1s、ドラだと気づかずにツモ切ってしまったのでしょう。しかし事前にその認識さえできていれば、ドラだと気づかずにリリースすることはないでしょう。手役に対する知識、2pを引っ張ったという認識、そして危機意識。「知識と認識と意識と」その3つは雀力を構成する上で大事な要素となるものです。下家
  • 知識と認識と意識と

    2015-03-09 12:00  
    110pt
    記事中のミスの多くは本人も後から振り返って 「ミスだった」 と気付けるものだと思います。 それが実戦の場ではなかなかオリられないんですよね。(テンパイになると一種の興奮状態になって冷静な判断ができなくなりがち) メンタルの重要性は全ての判断の土台となるがゆえ、非常に高いものだと思ってます。 そこでリクエストなのですが、木原さんが麻雀を打つにあたり、ご自分のポテンシャルを存分に出しきれるよう、精神面で気を付けてること、取り組んでることはありますか? 木原さんにとっては当たり前の事でも、自分たち未熟な打ち手にとっては非常に重要な事があるように思います。 (未だに信じられないようなミスをします↓) ブログの主旨と離れてしまうようなのであれば結構ですが、よろしければ取り上げてもらい、答えてもらえると嬉しく思います!先日の記事「鳳凰卓を斬る!」でこのようなコメントをいただきました。僕のことを少し過大評価しすぎな節もありますが今日はこのコメントに返信する形の記事にしたいと思います。
        画像Aと画像Bを見比べてください。どちらのほうが価値が高いですか?これは一目瞭然、簡単ですね。簡単なのは我々が日本人だからです。普段から見慣れている通貨ですので、考えなくてもハッキリ差がわかるということです。