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記事 79件
  • 九段坂奮闘記4 vol.82

    2017-05-18 15:00  
    110pt
    8段に降段しました。またここからやり直しです。ブロマガ開設時からの昇降段推移 → 麻雀の結果に対する考察牌譜僥倖の配牌、1sをチーして打西としました。もちろん3900点で済ます気はないので、上家からの6sはスルー。6sツモならマンズを払ってホンイツにするつもりでした。本当にそれで良かったんだろうか?(牌図A)この巡目、この牌姿なら鳴かずに門前で進める。または鳴いたらマンズを払う。まだ東1局です。最初からハネマン以上クラスを狙った方が良かったように思う。牌譜2軒リーチですが、テンパイしたら8sは勝負しようと思っていました。ところがテンパイは予想外のツモ6m。7s勝負?いや7sは・・・・どうすりゃ良かったのか?(牌図B)迷った末、ほぼ時間切れで右端の牌が飛んで行きました。(牌図A)に関していえば、何のビジョンもなく鳴いてしまったこと(牌図B)に関していえば、6m、8s引きテンパイの場合も考えて
  • 九段坂奮闘記4 vol.81

    2017-05-14 15:00  
    110pt
    以前生放送で「1000点をアガる練習」をしているといいました。「1000点をアガる練習」というと語弊がありますが、つまりは速度重視の練習です。例えばこんな手。3年前くらいは迷わずチーしていた部類の仕掛けですがここ1年くらいは大体スルーしていました(牌図A)速度重視の練習をするためチーしてみたのですが、どうにも違和感を感じます。例えばこんな手。3年前くらいは迷わずポンしてした部類の仕掛けですがここ1年くらいは大体スルーしています(牌図B)速度重視の練習をするためチーしてみたのですが、どうにも違和感を感じます。(牌図A)(牌図B)の仕掛けに共通することは、仕掛けた方がアガリやすいのだが全体的に見るとアガりやすいとは決していえないということ。牌譜アガリ確率を判定する打点が伴わなくとも、アガリ確率が高く見込める仕掛けなら有効といえるでしょう。問題は打点が伴わず、アガリ確率もさほど上がってないような
  • 九段坂奮闘記4 vol.80

    2017-05-13 15:00  
    110pt
    牌譜オーラスの親番です。この点数状況でどのような構想を描きますか?ラス目とは現状15200点差マンガン直撃を避けるため、できることならば門前リーチにはしたくない。ということならばここは一通よりも仕掛けてミドル打点以上を狙ったほうが良いでしょう。狙うとはいっても9sも8mもスルー推奨です。確かにこれを仕掛けると、シャンテン数も上がるし、他家に対する抑止効果も付与されるかもしれません。麻雀はバランスのゲームシャンテン数を上げるリターン、手牌が短くなるリスク他家の抑止効果を上げるリターン、絞られるリスクアガリ確率上昇のリターン、打点下降のリスクネックだから鳴くのでもなく、シャンテン数が上がるから鳴くのでもなく仕掛けるリターンが仕掛けるリスクを上回るから鳴くのですどれくらいなら仕掛けたら良いのか? これに解を出すのは難しいですが、リスクとリターン、それぞれを把握しておけば自ずと答えの出る局面も多い
  • 九段坂奮闘記4 vol.79

    2017-05-12 15:00  
    110pt
    牌譜このリャンシャンテン。3mポンは比較的しやすいですが、2mと5sポンは少し判断に迷うかと思います。インターセプトを意識するこの場合は既にダブ南ポンをポンしている南家の上家である東家から出た場合は2m、5sを積極的にポンします。南家は2翻役が見えている仕掛けですので、通常よりも高めにケアをするということです。この他にも通常よりも高めにケアをする仕掛けは――・着順を争うライバルの仕掛け・8000点以内のラス目の仕掛けですね。親番、子番によって判断が変わるケースもあると思います。こうなった後も油断せずに、対面から出た5mだけは積極的にダイミンカンします。アガられたくないところに鳴かれるのは損南家の急所になっているかどうかわかりませんが鳴かれる可能性を消すというだけでも意味はあると思います。しかしこの2mは比較的安全度が高い牌だったので完全に油断してしまいました。今でもこれをポンした方が良かっ
  • 九段坂奮闘記4 vol.78

    2017-05-03 15:00  
    110pt
    これは本当に大事ことです。「無筋456の放銃率」とか「筋3の放銃率」とかそういった覚え方をしている人は、これを機会に考え直したほうが良いでしょう。牌譜例えばこのリーチ、ピンズの切り順が4→7だったら比較的2pは通りやすいしソーズの切り順が4→6だったら比較的2sは通りやすいと考えるのが一般的です。簡単な読みも牌効率の範疇牌効率というのは「受け入れ○○~」という考え方だけではないのです。捨て牌の並びから危険度を判断するのも牌効率の範疇と考えて差し支えないと思います。東家のリーチに筋3sと無筋2pの放銃確率はほとんど変わりません。ワンチャンス8pと無筋2pだったら、むしろ8pの方が危険と判断してください。牌譜南家のリーチに筋の3s、2枚切れの北と同じくらいの危険度と判断して良いと思います。前巡に2s → リーチ宣言牌の東 この切り出しを見ていればわかるはずです。せめてみなさんもこの3sくらいは
  • 九段坂奮闘記4 vol.72

    2017-05-01 15:10  
    110pt
    牌譜最近調整しているのが速度重視の仕掛け以前ならドラ受けの4sを残して打東、門前リーチまたはチートイツの天秤の構え。そしてここから白はワンスルーしていたのだが――あまりにも速度を軽視してやいないだろうか?というわけで極端ですが、速度一本に標準を合わせて打4sから白は1鳴きです。少し競技麻雀バランスに傾倒しすぎていたかもしれない。先手を狙えそうなものは素直に構える。こんな簡単なことができなくなっていたなんて・・・牌譜というわけでこれも速度重視。先手狙いで対面から出た白を仕掛け――とはなりません。手牌にドラが1枚あるかないかで判断は変わります。ドラ1門前手順、ドラ0速度重視もちろんケースバイケースですがしばらくはこのバランスで天鳳はやってみたいと思います。麻雀はバランスのゲーム何事も一辺倒になってはいけません。時には速度を、時には打点を与えられた素材、点数状況、他家の動向によって判断はその都度
  • 九段坂奮闘記4 vol.71

    2017-04-30 15:00  
    110pt
    牌譜完全順位戦のオーラスは条件戦です(牌図A)「これで負けたら仕方ない!」と、納得できるくらいベストを尽くせ!トップ目と5900点差で迎えたオーラスの親番。南家から出た發は、巡目的にも牌姿的にも一撃終了を狙ってワンスルーが推奨です。ベストを尽くすとは期待ポイント最大の選択を追求すること高望みをしすぎてもダメですが、安易に妥協しすぎてもダメなのです。發も8mも1枚切れです。リーチで何も問題ないのですが――3着目とは1700点差、ラス目とは9400点差です。僕はこの巡目でこの牌姿、リーチが空振りしてラスになるようだとかなり後悔しますね。南家のリーチにはリーチ棒を出さなければマンガンまで放銃できます。このチーテン7pプッシュは見合うでしょうか?このチーテン3sプッシュは見合うでしょうか?南家に放銃する分には構わないのですが、南家にツモられる分にも構わない。連荘して次局に期待するか、この局に期待す
  • 九段坂奮闘記4 vol.70

    2017-04-29 15:30  
    110pt
    牌譜西家が3フーローの瞬間、この仕掛けには有力なヒントがあります。をポンしてを打ったところに注目して下さい。のブロックは優秀な受けですね。直前にが打たれています。この2つの情報でまたぎの待ちである可能性が少ないことがわかるのです。 ポン チー何を切りますか? ドラや手役、赤牌が絡まないとしたら手筋として優秀な両面を固定しますよね? 当然ここは打になるかと思います。しかしあそこまでを引っ張ったということは絡みのターツが手の内に無いと予測できるということです。割と簡単ですよね? あの仕掛けは危険ゾーンを特定しやすいということです。ただこの局面は、危険ゾーンを特定することが重要というわけではありません。実戦中、相手の待ちに関する考察はほどほどに天鳳は時間制限があります。少し考えてわからないようなら危険ゾーンを特定するのは諦めましょう。そもそも相手の打点はたいしたことがなさそうですので自己都合を優
  • 九段坂奮闘記4 vol.69

    2017-04-28 15:00  
    110pt
    優劣の差を表現するのに「鉄で○○――」ですとか「ノータイムで○○――」といった表現を使う人はかなり多いです。何切る問題で解答と照らし合わせ「正解」または「不正解」で話を完結させてしまう人もかなり多い。本当にそんなに差があるのか?正解、不正解を知ることではなく解に至るまでの思考のプロセス、2番手候補との差を考えることも重要なのです。牌譜ムード◎の3p受け、しかし3pは2枚切れです。これは完全に2択ですね。打2p?それとも打6p?打2pが1番手だとしたら、2番手打6pとの差は?と考えるということです。打2pは6pを残すことによっての好形変化やピンフイーペーコー等打点アップのメリットはありますがこの場況においては4pが3枚見えで、ピンズの上の変化が良いという情報もなく2pを残すメリット > 6pを残すメリット という考えに至ります。2番手との差を考えることが、打牌選択に至るまでの思考のプロセスと
  • 九段坂奮闘記4 vol.68

    2017-04-27 15:00  
    110pt
    牌譜平面何切るなら2m一択。しかし場況次第で判断は変わります。対面がピンズの染模様。マンズの下がムード○とあらばここは打9p。これならどうか?(牌図A)マンズの下もソーズの下もムード○、だとしたらここは――※画像は合成です(牌図B)(牌図A)の捨て牌を少しいじったものですもしもこの場況であれば、ここでドラの7sをリリースします。数牌の後、字牌の手出しは要チェック東家は1mの後に打白、西家は4mの後に打發です。序盤におけるこの情報は――字牌の前に打たれた数牌に近接する牌が手の内に無い可能性が高い東家に2m3mが、西家にも2m3mが無い可能性が高いということ。マンズの下がムード◎なら、打点差の優劣を逆転できると思います。(牌図A)の情報なら「そこそこマンズが良いかもしれない」程度、打点に屈して打2m。(牌図B)の情報なら「マンズが良いと確信できる」ので打7s。ムード○とムード◎には、それくらい