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  • 次回配信予定
    • 2024/12/13
      田幸選手の話

    俯瞰的に考える麻雀

    2024-12-11 13:008時間前会員無料
    ※この記事はnote版8月30日掲載分です。 

    俯瞰的に考える麻雀とは?

    広い視野で全体を考えながら打ちましょう 

    ということです。

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    対面のリーチを受けています。
    (北家のリーチ、上家は親です)

    この南:麻雀王国、ツモ切りますか?
    たぶんツモ切る人が圧倒的に多いと思います。

    ちなみに僕もツモ切ります。
    ただし、打六筒:麻雀王国としてしまおうか少し悩みますね。

    この時、上家(親)の打二索:麻雀王国
    ほぼノータイムで飛んできたからです。

    ノータイムの選択は有力情報

    小考という情報は信用してはいけませんが
    ノータイムの選択は比較的信頼度が高い有力情報です。

    みなさんも自分の事に置き換えて考えてみてください。

    リーチ相手にノータイムで無筋を
    切る時は、一体どんな手牌の時でしょうか?

    しかも上家は親です。そう考えると
    この程度の手牌なら諦めてオリたくなりますね。

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    実戦ではここで諦めて六筒:麻雀王国を抜きました。


    たいしたことがない手で手詰まることが罪

    この手には安全牌の東:麻雀王国が2枚あり

  • 本日発売!強者だけが知っている 麻雀の真理48

    2024-12-10 17:30
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    【無料記事】クリスマスに木原サンタより金言を(文・須田良規)

    須田さんに新書のご紹介いただきました。
    須田さん、ありがとうございます!

    というわけで本日、「強者だけが知っている 麻雀の真理48」私の書籍が発売となりました。

    身に降りかかった一時の不幸を嘆き、勝者を「引きが強い」「ツイているだけ」と羨むばかりでは、麻雀の本質を理解することはできません。

    優劣の比較を放棄して一貫性にこだわり続けたり、損得ではなく満足度で打牌を選んでしまったり、嫌な予感を拭えずに非合理的な選択をしてしまったり 放銃による失点回避ばかりに気を取られ、点数が減らなかったいう事実に満足し、アガリ逃しや打点軽視による失点を見落としてしまう。

    局面に合致していない意味のない数字を信仰したり、強者のリーチや副露、ドラ切りを過大評価し、勝手に怯んで目の前にある大事な手牌を台無しにしてしまう。

    そのような考え方では、あなたの実力や麻雀の成績は一生現状維持のままでしょう。 まずは、麻雀に対する考え方を見直し、意識改革をしてみませんか?

    ※強者だけが知っている 麻雀の真理48 前書きより一部抜粋


    本書は麻雀の戦術書というよりも「麻雀というゲームの考え方」について書いた本です。

    前書き部分を見て む、これは自分の事なのでは? と思った方は、是非手に取ってみて下さい。

    目次も紹介します。全部で3章・48節あります。


    1章・麻雀をもっと正しく理解するために


    1・気合を入れても強くはなれず、意気込みの強さで勝率は上がらない

    2・メンタルの強さは勝因にならず、メンタルの弱さも敗因にならない

    3・不幸自慢は恥ずかしい行為です

    4・麻雀中は憧れるのを止めましょう

    5・麻雀に雀風や一貫性という考え方は不要です

    6・数字はウソをつかないけれどウソつきは数字を使う

    7・何待ちでしたか? その質問は無意味です

    8・俯瞰的な視点でアプローチする

    9・手出しツモ切りを見る前に、まず覚えるべきこと

    10・バイアスが論理的な思考を妨げる

    11・「嫌な予感」は、ただのハンデです

    12・多くの麻雀打ちは期待値ではなく満足度で打牌を決めている

    13・引きが強いから勝てるのではなく、強者は引きが強く見える選択を選ぶ

    14・勝ちたいか、負けたくないかで物事の⾒え⽅は⼤きく変わる

    15・放銃していないのに負けた? その言い訳、間違ってます

    16・集中力不足は弱者の言い訳


    この章では世に蔓延る、麻雀について
    間違った考え方を指摘するような話を書いています。

    例えば13節「多くの麻雀打ちは期待値ではなく満足度で打牌を決めている」

    「マンガンで十分」よく聞くじゃないですか。それは損得の話ではなく、満足度の話ではないでしょうか?

    「マンガンを打ち止めとした未来」と「ハネマン以上を狙った未来」の優劣を比較するのが損得の話です。


    2章・麻雀がもっと強くなるために


    17・鬼打ちのすすめ

    18・上手さと強さは必ず両立する

    19・おすすめの牌譜検討

    20・強くなるために試したこと

    21・インプットした内容は、意欲的にアウトプットしてみよう

    22・黒ひげ危機一発に学ぶ放銃確率

    23・「ノータイムで」実はこの主張、とてもカッコ悪いです。

    24・打点アップの見落としは放銃よりも罪深い

    25・ドラは恋人、だからこそ別れ時は大事です

    26・偶然の確率

    27・不運にばかり備えるのではなく、幸運にも備えよ

    28・強者と弱者との差は簡単な局面でこそ決まる

    29・三色おじさん撲滅運動

    30・リーチを打てば世界が変わる。リーチを打たれても世界が変わる

    31・ベタオリも立派な勝負です

    32・安全牌を持つ、ビタ止めをするだけが守備ではない


    この章では麻雀が強くなるための思考法や、強くなるために妨げになるような考え方について書いています。

    例えば23節「ノータイムで 実はこの主張、とてもカッコ悪いです」

    VTuberのライブ配信や、女流プロのリプライに「ノータイムで!」とか言う人、見たことがあると思います。

    別に、判断速度は聞いてないんだが? というのもそうですが、即決できることを自慢しているようで

    判断要素を1つしか見つけられない!優劣の比較ができません!と無能アピールしているようなものです。

    わりと恥ずかしいことなので、止めた方がいいです。


    3章・麻雀をもっと楽しむために


    33・勝ちに不思議な勝ちあり、負けにも不思議な負けあり

    34・自信を持って選んだ間違った選択は、疑って選ぶ正しい選択よりも勝る

    35・ライバルは過去の自分だ!

    36・まず、アンサーしてみよう (点数計算が覚えられない人へ)

    37・強者の話を聞くのも有意義な練習です

    38・リスクを負うことが、結局リスク回避に繋がります

    39・対戦相⼿によって最適戦略は変化する

    40・自分自身を許せるか?

    41・必要とされていないアドバイスは有害でしかありません

    42・ヘタ殺しは麻雀の本質だ

    43・ミス多発ゾーンを回避せよ

    44・他責思考を克服せよ

    45・モチベーションを維持するために

    46・麻雀打ちたるもの、盆面は鍛えるべき

    47・タイトル戦の決勝は、かくも儚いものなのか

    48・麻雀は人生の縮図ではない


    この章でも麻雀について、このように考えたら良いのではないか?という提案をしています。

    例えば37節「強者の話を聞くのも有意義な練習です」

    麻雀の教え方にも技術があるように
    麻雀の教わり方にも技術があるんですよ。

    教わりに来ているのに「でも」とか「だって」というヤツは、最初から教わる姿勢ができていないのです。

    来年の話ですが1月18日、ゆうせーさんのYouTubeチャンネルで麻雀を教わってきます。

    そこで麻雀を教わるお手本を見せましょう。

    というのも45節「モチベーションを維持するために」に書いてあるように

    第三者からのフィードバックを受けることで、自分では気づきにくい成長点を認識することができます

    ※強者だけが知っている 麻雀の真理48  P180より


    信頼できる強者にフィードバックを受けることで、モチベーションの維持にも繋がるという話ですね。

    ざっと紹介しましたが、いかがでしょうか? 
    ちょっと気になる章、読んでみたい節はありましたか?

    もし興味が湧いたら、是非購入を御検討ください。



  • 【Mリーグ】話題の1局から学ぶ、メチャクチャ大事な話

    2024-12-09 18:00会員無料2
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    瑞原選手が伊達選手から出た發:麻雀王国をポンしたシーンです。

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    (牌図A)

    今度は瑞原選手が
    伊達選手から出た四索:麻雀王国をスルーしたシーンです。

    ??? と思いますよね?

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    瑞原選手は瀬戸熊選手から出た一萬:麻雀王国もチーせずでした。

    漠然と見ていたら瑞原選手が
    何をしているのかわかりにくいかもしれませんが

    リアルで視聴していた人には、瑞原選手の
    選択が大ファインプレイだったことがわかるはずです。

    ここで瑞原選手の思考をトレースしてみましょう。

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    伊達選手の切り出しが九筒:麻雀王国トイツ落としだったことについて

    第1打から九筒:麻雀王国のトイツ落としでした。

    A・既にターツオーバーの手牌だった

    雀頭候補が複数あったとか
    それでいて、ブロック数も足りていたとか


    B・九筒:麻雀王国トイツが不要な手役狙い

    タンヤオとか、別色ホンイツとか
    幺九牌のトイツが不要な手役狙いかも知れません。

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    伊達選手が五索:麻雀王国後に發:麻雀王国の手出しだったことについて

    ほう、これはタンヤオってわけじゃなさそうですね。

    タンヤオブロックが足りている場合は
    五索:麻雀王国を切っても