-
【Mリーグ】海底ずらしの価値が低い理由
2022-10-21 16:4550pt残りツモ番無しで鈴木優選手の選択。リーチの現物は、だったが――優選手の選択は暗刻のでした。当然この選択には意図があります。このままだと海底はリーチのたろう選手。・下家の高宮選手がを合わせたらポン・対面の黒沢選手がを合わせたらポンそうすることによってたろう選手のツモ番が1回減る。いわば海底消しのチャレンジです。その結果、優選手の思惑通り高宮選手からが出て、たろう選手の海底を消しことに成功した。リーチ者が海底である場合リーチ者の下家が考えるべきことは数多くある。海底消しは協力プレイ高宮選手、黒沢選手が同じことを考えて高宮選手が優選手のポン材を切ってくれる可能性。黒沢選手が高宮選手、優選手のポン材を切ってくれる可能性。またはアンカンなどで海底を消してくれる可能性。海底消しのチャレンジをする可能性が限りなく低いという結論に至った場合に、初めて海底ずらしという選択が浮上すると思う。実は昨シーズン、堀 -
牌譜添削 雀聖☆2
2022-10-20 15:4550pt当ブロマガでは特上卓の牌譜添削以外にも・鳳凰卓で勝ち越したい!・魂天を狙いたい!という人を対象に牌譜添削をしています。参照記事・鳳凰卓牌譜添削上家からリーチが入ったシーンです。さて、ここで次のツモを予測してください。わかる訳がない?? もちろんそうですが――マンズの無筋 → 大量ソーズの無筋 → 大量テンパイする牌 → と考えれば、不要牌かつリーチに危険牌のほうが圧倒的に多そうですよね。 チー ポン宣言牌のをチーした形は相当優秀です。シャンテン数の変わらないなきは敬遠されがちですがツモ番キャンセル+形良化 ならば仕掛けてを勝負した方が良さそうです。を打ったシーンです。親のアンカンは前巡でした。当然リーチが来ることは警戒していると思いますが次の巡目、地獄かもしれませんよ?下家と対面には現物があるので、打として最も警戒すべき親の現物は残すべきかと思います。をツモってを打ったシーンです。残念な受 -
【Mリーグ】強者は守備を重く見る
2022-10-19 16:3050pt -
鳴き読みの起点
2022-10-18 17:0050pt※本日の記事は過去記事再掲です。対面が役牌×2を副露しました。〇よりも×よりを残したという情報これが鳴き読みの起点なる超重要な情報です。をポンして打。対面は――よりもを残したよりもを残したというのが重要な情報ということです。ここからは「逆再生」のアプローチ というシャンポン待ちであるならば ここから打としてをポン打 をポンして打となるわけです。仮にがの関連牌であるだったとしましょう。 2巡目です。何を切りますか? は切らないんじゃないですかね?に入る牌を当てはめて考えてみて下さい。何れのケースも2副露目でよりもを残す とならないと思います。よって対面の仕掛けはのシャンポン待ちで当たるとは考えにくいという結論に至ります。ピンズ待ちはなさそうかな-? とも予想できます。 もしもピンズのターツやトイツがあったらよりを残してホンイツを狙いそうですものね。上家の1副露目です。を残しているのは特別 -
【Mリーグ】Mリーグにおける素点の重み
2022-10-17 17:0050ptオーラスです。残りツモ番1回の本田選手。このイーシャンテンから――を放銃してマンガンを献上します。本田選手の狙いは最後のツモでテンパイを果たし河底の園田選手から直撃で2着狙いというものでしたが競技麻雀における素点の価値競技麻雀とは他人と勝利条件を競う麻雀のことです。Mリーグでいえば、規定回数内に他7チームより累積ポイントが1ポイントでも上回ることが勝利条件。Mリーグは守備的過ぎるんだよな!と感じる人は、自分が打っているステージと素点の価値が同じだと勘違いしている可能性があります。フリー雀荘やネット麻雀とは違う対戦相手とスコアを競うから素点の価値が重いのです。Mリーグの素点は特に重い例えば100人参加した競技麻雀で上位20%に入ることが勝利条件だとしましょう。この場合でもマンガン放銃分の8ポイント差で敗退してしまう可能性もありますが8人参加の上位6人に入ることが勝利条件だとしたらどうなるでし -
【Mリーグ】会心のアガリが麻雀を狂わす?
2022-10-16 13:0050pt上位2人と遠く離れた3着目です。鈴木たろうはこの牌姿から一体何を切ったか?麻雀の教科書には打と書いている牌姿捻っても打、打くらいしか打牌候補が出てこない。たろう選手の選択は打4トイツで縦形の手役を目指したのでしょう。常人であれば上家のをポンして1000点のシャンポン待ちテンパイでしょう。しかしたろう選手の場合は、全く予期せぬ最終形となり、結果ハネマンのアガリとなりました。この半荘も大差のビハインドをひっくり返し、2着で終了しています。しかし近藤選手のリーチを許しているようにこの選択により4着になる未来も増えていると思う。3着→2着 3着→4着 は共に20ポイントの増減29500点差と13000点差、下の着順のほうが近いわけで会心のアガリが麻雀を狂わすこともあるたろう選手はとんでもないアガリを決める反面本来、アガリ番である局面を取りこぼすこともある。勝利条件が厳しいステージならいざ知らずレギ -
【Mリーグ】チートイツの信頼度
2022-10-15 16:0050pt※黄色がツモ切りラス目の親リーチを受けて園田選手の選択。点数状況的にはかなり押しにくいところですね。ドラがなのに→のターツ落としリーチ宣言牌も→のターツ落とし両面ターツ落としが2回入ったリーチですが、2巡目打の時点でリャンシャンテン以上であることが確定していますので 牌姿Aチートイツの可能性は高そうだけどメンツ手で整った牌姿から打でもおかしくない。この時点でチートイツの信頼度は大体6~7割程度といったところでしょうか?ところが4枚目のが見えました。牌姿Aのようなのダブルメンツが否定されチートイツの信頼度が6割→9割以上に上がったので――チートイツある可能性が非常に高いと判断してプッシュ。リーチ宣言時点で茅森選手からは初牌で場況的にも数牌の中では優秀そうな単騎に見えるはず。少なくともチートイツであるならばは相当通りやすそうな牌だといえますね。園田選手はをホールドしてをプッシュ。やる気満々な伊 -
【Mリーグ】意外な選択をした昨日の勝者
2022-10-14 12:0050pt3軒リーチに挟まれた岡田選手の選択です親の松ヶ瀬選手が先制リーチ西家の黒沢選手が一発で無筋を押してからの現物切り追っかけリーチ北家の鈴木選手が更に黒沢選手に対する無筋を切り飛ばして追っかけリーチです。みなさんは何を切りますか? 岡田選手の選択はでした。結果は黒沢選手に放銃となってしまいましたが親はド終盤にドラ先切りからリーチ4枚切れだから、で愚形待ちの三色も無い。愚形率が低そうなイメージで鈴木選手の現物、かつ通れば海底も凌げます。去年までならワンチャンスのあたりを打つイメージでした。岡田選手は守備力に安定感が増したまだ2戦ですが、そのように感じます。黒沢選手にド無筋ですが「黒沢選手のリーチだから――」と、変な人読みが入ってないのも良いですね。親に対してド終盤の追っかけリーチなら誰だって勝算が高そうなリーチになりますよね?絶好の牌を引いた岡田選手。何を切るか?を切るかと思いきやでした。仕掛け -
Q&A 134、124問題
2022-10-13 12:1550pt参照記事・一三四問題【 と問題 】有効牌を引いた後の形を比較してみましょう。、引きは同じ形になるのでそれ以外で比較します。>、ツモの比較は両面がある分マンズが上>、引きの比較は両面率でマンズが上>、引きの比較は次有効牌引きの形でマンズが上>、引きの比較も次有効牌引きの形でマンズが上というわけでとの比較ならの圧勝、この形を同列にするのは間違いになります。【 と孤立問題 】同様にどちらが2ブロックできやすいか?有効牌を引いた後の牌姿を比較してみましょう。 、ツモの比較 、ツモ これだけの比較なら残しが若干上ですね。 > > > 残しには、引きの2ブロック進化があります。つまりと孤立の比較なら、2ブロックができるパターンの差で、孤立よりもが若干優秀ということです。【 と孤立問題 】とは大差でと言いました。となると、と孤立は僅差ですね。雀頭が無い場合はを残すでしょうか。それでは問題です。何を切 -
【Mリーグ】当り牌を止めるよりも大切なこと
2022-10-12 13:0050pt親番の魚谷選手、下家の佐々木選手はソーズ対面の仲林選手はピンズ濃厚といった状況でした。ドラ2の手牌ですが、魚谷選手はここから――、とプッシュします。こんな牌姿で放銃したら死にたくなりますが――押し要素としては、佐々木選手は色が余って無いこと仲林選手は、字牌が余っていないことくらいでしょうか。その結果、スルっとテンパイを入れてしまいます。当り牌を止めるよりも大事なことは相手がテンパイしてなそうな時に危険牌を通すことです。相手のテンパイなど、正確にわかるものではありませんが魚谷選手の強さは、理念を体現する実行力にあると思います。佐々木選手、仲林選手が退き気味渋川選手が押し気味なのを察し、ツモ切りリーチとします。何となくそう思っても、実行に移せない人も多いのではないかと思います。見事な4000オールでしたね。魚谷選手が打としたシーンです。赤、ドラ含みの牌姿、トップ目ということもあり無理に手役を狙
2 / 4