本日は王位戦ベスト７２のＡ級決勝。勝ち上がれば来週のベスト１６に進出です。プロ連盟Aルール、楽しんできたいと思います！今日の記事は過去記事再掲です。４トイツになったら一瞬だけでもチートイツを考えよう今４トイツの牌姿です。採用、不採用、保留、いづれにせよ一瞬はチートイツを考えるクセをつけてください。幺九牌（ヤオチュウハイ）のドラ孤立は採用するケースが多いピンズ部分が両面だったら保留にしたと思いますが、ペンチャンだとメンツ手のテンパイ率も微妙なので、早めにチートイツに決めてしまいます。チートイツは残す牌の技術よりも、決断する速さが肝チートイツは山読みの技術を鍛えるよりも、メンツ手との天秤にかけず、早めに決めてしまうことによって成功率は上がります。４トイツになったら一瞬だけでもチートイツを考えよう前巡から４トイツです。採用、不採用、保留、いづれにせよ一瞬はチートイツを考えるクセをつけてください。

去年の７月のこと――最終戦オーラスの親番、ノーテンは敗退という局面でまだイーシャンテン、３列目に入ろうといった巡目だった。僕は手の内で暗刻にしていたをツモ切りした。１牌でも多くツモりたい。アンカンをしない理由がない。堀「木原さん、なんでアンカンしなかったんです？」対局後、解説の堀選手が聞いてきた。僕は不思議に思い――木原「あの局面でアンカンしないわけがないじゃんｗ」堀「えｗ　でも・・・」木原「堀君さー、なんか見間違えたんじゃないの？」・・・見間違えるわけがなかった。見落としていたのは、当然僕の方だったのだ。超絶大事な局面である。決して集中力を欠いていたわけではない。にもかかわらず――　だ僕は手の内にあったカン材に全く気が付かなかったのだ。　

mリーグやYouTubeなど人が打つのを見るのが好きなせいか、色々なものを身過ぎて打ち方が迷走したり変に安パイを抱えたりしてる気がします。 また、一位率の低さも気になっています。 今回の牌譜検討で自分にはどんな所が足りていないのか、何を意識すれば良いかを知ることが出来ればと思っています。 何卒よろしくお願いします。
今日の牌譜添削はWさんです。先日の記事でもお話ししましたが麻雀の基本は　必要な牌を残し、不要な牌を切る　です。安全牌を残す必要がある牌姿なら、アガリには不要な牌だけど、失点を避けるために必要な牌といえますね。安全牌を残しすぎるのも問題ですが、数牌と数牌の優劣比較をできるようになることが、牌理力を高める第一歩です。打としたシーンです。打と比較して打が勝っているところは少ないと思います。これも同様ですね。雀頭が無い牌姿で唯一の雀頭候補を切ってを残したほうが良いでしょうか？ドラ３のチ

親のドラポンに瑞原選手がリーチでぶつけたシーンです。補足すると松本選手のドラポンは明らかな２鳴きでのトイツ落としでした。役牌が全滅ですので、チャンタ、ホンイツまたは、内蔵三色か内蔵一通なのかもしれません。・ポジ要素２鳴きなのだからまだまだでしょう？・ネガ要素ドラ２の手牌でアガリ目が見えない仕掛けはしないどちらも一理ある見解かと思います。瑞原選手の２面性麻雀打ちは少なからず２面性を持ち合わせているものですが、瑞原選手は――ポジティブだなー・・　と思う局面とネガティブだなー・・　と思う局面がかなり極端な打ち手だと思います。この局面は　ポジティブ発動　でしたね親番で加カンしたシーンです。・ポジ要素自身はテンパイで明確な打点アップ。待ちが今一つなので手替わりの抽選を受けたい。・ネガ要素他３者が門前進行で、リーチを受けると厳しい。ここも　ポジティブ発動　です。このポンも　ポジティブ発動　ですね。ここ

萩原選手が打としたシーンです（牌図A）インタビューで少し悔いていましたね。確かにから切っての重なりにも備えた方が良いのですが、この選択自体は僅かなマイナスですので、生涯成績に影響するとは思いません。必要な牌を残して不要な牌を切る手組のおける基本中の基本です。１牌ツモった後に「何を切るか？」ではなく「この後、どういった方針にするかか？」「何を考えて、何を残すか？」といった戦略的思考が、生涯成績に影響するのです。萩原選手がを切ったシーンです。三色狙いですが、自風のが２枚切れですのでここを将来落としていく構想も合わせて持って――を残せば、縦引きでタンヤオ変化も引きでソーズの２ブロックを厚く持つことができます。（牌図A）と同じ類のミスをしてます。結局、失敗した時だけ反省しても全く意味がないのです。赤無しドラ無しの手牌、形は決まっているので全員に無筋のをリリース、２人現物のをホールドこれは良いです

チー 競ってる3着目の親を2000～3900の加点で流して南3に入れるのが大きいと考え鳴きました。 とはいえ木原さんがいつも仰るように，ラス回避を意識して取れるトップを取りこぼすのは罪だとも思うので，この判断がどうかお伺いしたいです。結論から話すとスルーします。投稿主さんは自分が欲しい両面の受けのカウンティングを習慣づけていますか？スルー後はが7枚、が6枚ついでにが初牌で、は・・・いらんけどｗどうです？　まだいけそうではないですか？ただ南2局、高め3900、アガリはトップ目であれば局進行の価値も高く、鳴いたとしても全く問題ありません。ただ道中、カウンティングはしっかりしましょう！チー が安牌でなく、下家の一発も消せて手牌の中では安全度の高いを落として前進できるので鳴きました。ただ完全安牌がないのにツモを拒否しているのと、打点の低いこの手で、聴牌でもないのに2軒リーチに向かうのはどうなのかと

園田選手が役無しテンパイをダマテンに受けたシーンです。が４枚切れ、これをリーチするのはトップ目で役無しペンチャン待ちを曲げるようなもの。抑止効果が高そうな点数状況ですのでリーチしてしまうのも有力な選択肢だとは思いますがダマテンとの比較は互角くらいでしょうか？なぜ即リーチとダマテンが互角なのか？　その理由は――　

今日の牌譜添削はBさんです。直近でだいぶポイントを減らしたようですが――雀聖☆３ステージは嵌ると深い１ラスを補填するのに２トップ必要ですからね。うっかり２ラスを引こうものなら取り戻すのが大変です。Bさんは、魂天になる実力は十分備わっています。だからポイントが減っても焦らず、コツコツやりましょう！何を切りますか？　（牌図A）打　12種40牌打　10種36牌打　09種28牌テンパイする牌の受け入れ枚数を比較する問題ってあるじゃないですか。Bさんなら数えるまでも無く受け入れMAXが何か？　わかるはずです。そう、正解です。くっつきテンパイを見直そう受け入れ最大は打ですが、ポンチー、チーも含めた最終形で比較するとどうでしょう？副露も含めた最終形で比較すると、マンズを残して　を維持しても良いと思います。（牌図A）で打を推奨しているわけではありません。しかし、受け入れ枚数ほど大差が無いと認識していればポ

失点回避の意識が強くなればなるほどアガリやテンパイからは遠ざかってしまうものです。親の３副露に対し、テンパイした伊達選手は（牌図A）テンパイを崩し、迂回することを選択します。南1局で微差のラス目、２着まで拮抗した点数状況。アガリの価値が高い局面ではありますが松ヶ瀬選手の仕掛けを高く評価したのでしょう。確かに、親番とはいえ松ヶ瀬選手の３副露は珍しくこの局面は読みのピントも合っていたように思います。瑞原選手の仕掛けはをポンして打２枚切れのを手出しした後フリテンの両面をチーして打でした。瑞原選手の手牌をちょっと読んでみて下さい。瑞原選手の手の内からドラ雀頭が出てくるケースは皆無です（牌図B）雀頭での孤立を残しマンズのカンチャンを払うとは考えにくいからです。そしてフリテンの両面チーのリャンカンを→と払い手出しの時にを引いてフリテンターツを残したのではないですか？そしてをチーして打ドラを持っていたと

終盤にテンパイした村上選手の選択。判断要素は複数ありますが、何を重要視しますか？村上選手は「リーチ超人」と言われてますがブランディングに拘らず、損得で判断できる打ち手です。自分の河が強いので、相手がテンパイならリーチでも勝負してくるだろうという捨て牌印象要素他家の切り出しからが少し良さそうという山読み要素青字２つの判断要素を重く見て「超人発動」に踏み切ったのでしょう。しかし、この局面をもう一度よく見てほしい。親の白鳥選手は、何やっているんだかわからない河。北家の魚谷選手も、なにやら難しい河で手が入っていてもおかしくないけど？？？でしょう。明確にやる気があるようにみえるのは唯一初牌のドラを打ってきた西家堀選手だと思います。は堀選手の現物、村上選手がダマテンを選択すると、他家は止められない可能性が高いのでは？「山読み」は判断要素のひとつ。「読み」に自信がある人は「読み」を最重要判断にしがちです