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physical graffiti

O嬢がNYを去る。「パッキングをしていると心が切ないの。一個一個荷物をまとめるのが、、」胸がグッと熱くなり、ああ、わかる、とは軽々しく言えず黙って頷く僕。O嬢がNYに戻ってきたのは5年前。彼女は日本で働きながらも一度90年代初頭にNYUに留学しdegreeを取った後一旦東京の現場に戻り、再び2000年代になってNY支社に舞い戻ると言う離れ業をやった。僕の1000倍NYの隅々を知り尽くしている彼女とはいつでも会おうと思えば会える距離にいて一体プライベートで何度会っただろう。いつでもと思っていると、、、。仕事とプライベート半々と言うのは会えるようでなかなか会えない。別件でブルックリンで担当ArtistのライブがあるのでたまたまNYにやってきたH氏と合流、セントマークスの寿司屋のカウンターのコーナーを陣取るH氏、O嬢、新任のK嬢、そして僕の4人。NYという街は不思議な引力がある。僕もNYにアパートを借り住んでいたことがあるのでO嬢とはもしや同じ90年代の同じ時期にNYの街ですれ違っていたかもしれない。「Senriさんが『1234』や『Olympic』を出されていた頃って私はまだ小学生でしたもの。そんな人とこうやってお寿司を食べれるなんて」「ええ、そうかあ。じゃあ僕はその頃まだジャニーズジュニアで踊っていた頃だね」「もう全く何を言ってるんですか」「あははは」 

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ブルックリンでジャズを耕す

47歳でポップミューシャンのキャリアを捨て、ニューヨークのニュースクールへジャズ留学する。20歳のクラスメイトに「ジャズができていない」と言われ、猛練習をすれば肩を壊し。自信喪失の日々の中、ジャズの種を蒔き、水をやり、仲間を得て、ようやく芽が出てきた。マンハッタンからブルックリンに越してきて5年。相棒・ぴ(ダックスフント)と住む部屋には広いウッドデッキがある。まだまだ、ジャズを耕す日々は続く。「プルックリン物語」「大江屋レシビ」「アミーゴ千里のお悩み相談」など、ブルックリンから海を越えてデリバリー!

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大江千里

1960年生まれ。関西学院大学在学中にデビュー。「格好悪いふられ方」「夏の決心」など45枚のシングルと18枚のアルバムを発表。映画、ドラマ、「トップランナー」司会の他、執筆活動も。2008年、NYのニュースクールにジャズピアノ専攻で入学。2012年『Boys Mature Slow』、2013年『Spooky Hotel』がビルボード日本ジャズチャート1位に。2015年、『Collective Scribble』、単行本『9番目の音を探して 47歳からのニューヨークジャズ留学』を発表。東京ジャズ、ブルーノート、富ジャズ他、ニューオリンズ、アムステルダムなど、精力的に活動中。

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