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記事 31件
  • 八段坂奮闘記 手組編1

    2015-10-21 12:00  
    110pt
    牌譜全く手応えがない牌姿です。点数状況も特に無しとあらば――このようにメンツ手を諦めてチートイツを狙ってみます。いかがでしょう? あわよくば高打点そしてこのような事態にもベタオリ安心パックとワンセットで非常にお得です。コツは枚数重視ではなく安全度重視で孤立牌を残すことです。変な色気はなるべく出さないようにしましょう。牌譜起爆剤十分でホンイツ狙い、打点が伴えばオタ風からも積極的に仕掛けます。今回はここまででした。遠いホンイツ、オタ風から仕掛ける場合はマンガンから狙いたいですね。牌譜役牌暗刻なら門前リーチも視野に入れます。この牌姿であれば無理やりホンイツを狙うことはありません。リーチツモ中ドラ1でも立派なマンガンです。狙うのは手役ではなく打点、ホンイツではなくマンガンなのです。牌譜逆にこれはホンイツを狙います。ただし、いきなりソーズターツを落とすようなことはしないで――早い巡目にマンズに寄った
  • 八段坂奮闘記

    2015-10-20 12:00  
    110pt
    昨日の記事の局面です。これを筋だから比較的安全―― と思ってワンプッシュする人もいると思い、説明書きをしようとしたら思いのほか長くなってしまいました。これは自分の手牌に6sが暗刻でD・L・Tの可能性が上がるケースです。現在ラス目とあらば、危険を承知でプッシュするのは有りだと思います。しかしながらこの局面は親が一発目に7sをノータイムプッシュでした(牌図A)その親のプッシュを見て撤退を意識するようにということです。現物の2pを・・・おや? 確かにリーチに通りそうではありますが――他家の判断を見て押し引きを変えたのならば(牌図A)の時点で親に危険度の高い2pを今のうちに抜いておくということ。もちろん自分の手牌や点数状況判断のほうが優先順位は上です。(牌図A)の場合は 自分の手牌△ 点数状況○ で押し引き判断が微妙なライン。そのような時は他家のやる気も判断材料に取り入れるということです。3万点差
  • D・L・T(ダイレクト・ライン・トラップ)

    2015-10-19 12:00  
    110pt
    18分の1理論(通称黒ひげ危機一髪理論)とは要するに、他の無筋が通るたびにある無筋の放銃抽選確率が高まるという考え方です。しかしながら実戦においては放銃抽選確率の低い無筋や、放銃抽選確率の高い筋というのも存在します。筋でオリ打ちすると腹立ちますよね(笑)その筋を切る前に、少しだけ考えてみてほしいことがあるのです。D・L・T(ダイレクト・ライン・トラップ)画像で言えば待ち、つまり「もろひっかけ」のことです。一昔前に少しだけこの言葉が流行った時期がありました。「もろひっかけ=卑怯」といったような考え方の文化もあったようですが、最近は少なくなりましたよね。今回は危険度が高いD・L・T危険度の低いD・L・Tのパターンをいくつか紹介したいと思います。
    【捨て牌A】 
     リーチ宣言牌のの近接牌が前に切られている(ただし連続切りは除く)。この場合の近接牌は5巡目に切られているのこと。【捨て牌B】 この場
  • 九段坂奮闘記・381~384戦目

    2015-10-18 12:00  
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    ここで思わず2pをツモ切ってしまったのですがラス目下家の仕掛けは安そう、3着目とも2万点以上の点差。トップ目とは超競りの南3局とあらば打9sとして、目一杯に広げたほうが良いと思うのですがどうでしょうか?リスク回避効率を高めたほうがよい局面とは放銃リスクが高い、つまり放銃すると着順DOWNが著しい点数状況の時。西家、北家に放銃しても2着にDOWN。南家にアガられるだけで、放銃しなくても2着にDOWNです。この点数状況では安全牌を抱えるメリットよりもテンパイの受け入れを増やすメリットを優先しましょう!これが○ヒカル症候群(通称OHS)ですね。対してこの点数状況では北を残すのは有りだと思う。確かに現在はラス目ですがトップまでも1700点差の超僅差。ここで脱落する放銃は痛すぎますよね?点数状況によって優先順位は変わります。リスク回避効率を使い分けましょう!この局面、今牌譜を見返したらこの7mは止ま
  • 第14期雀王決定戦開幕!

    2015-10-17 11:30  
    http://live.nicovideo.jp/watch/lv237724016本日より第14期雀王決定戦が始まります。現雀王・鈴木たろうAリーグ1位・阿賀寿直Aリーグ2位・木原浩一Aリーグ3位・鍛冶田良一※プロフィールリンクは麻雀ウォッチさんより1日5半荘、本日含め10月24日、11月7日、11月14日の計4日間をこの4人で競い、最多ポイント獲得者が優勝です。阿賀、木原、鍛冶田は協会第1期からのメンバー。鈴木は途中入会とはいえ、協会創設以前より他の競技麻雀団体に所属していた麻雀プロ。あの頃は全員20代だったのに、今は全員40代・・・お互い歳をとりましたね。※雀王決定戦への意気込み「現役麻雀プロがガチで天鳳位を目指すブログマガジン」では第14期雀王決定戦の自戦記を、余すところなく配信する予定です。えー?天鳳と関係ないじゃん!と思う読者の方もほんの少しだけ僕のわがままにお付き合い下さい。
  • 九段坂奮闘記・377~380戦目

    2015-10-16 12:00  
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    リーチに降りるのは簡単ですが、今のところ周りもノープッシュ。1枚くらい勝負をして様子を見ようかと思うじゃないですか。5200テンパイで今度はノーマルプッシュ。と思いきや、対面から明確な攻め宣言。2人攻めなら天鳳ではオリましょうか―― ということになりそうですね。西家のリーチに南家が明確な攻め宣言。2人攻めなら天鳳では――とはなりません。点数状況や打点、アガリやすさが判断の優先順位の上位です。リーチ+1翻でこの待ちなら、ここでドラ5mを合わせるのもいいですがリーチ+2翻、ラス目を競うライバルリーチとあらば勝負したほうが良いでしょう。これは点数状況、打点的にダメなヤツです。打2sで迂回します。ところが誰も押さないものだからも、もしかしてオレ、押しちゃっていいの? という気分になって――優先順位はとても大事。今では反省しています。高い授業料でした。全員2万点台の東場、下家の仕掛けは1枚目の4-7
  • 九段坂奮闘記・374~376戦目

    2015-10-15 12:00  
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    このような早いリーチに対しての押し引きも――西家、北家の現物手出しを見たらこの時点で行く気なしと判断し、5sをチーして少し競りかける構えです。逆にどちらかがやる気の無筋プッシュだったらまた双方がやる気の無筋プッシュだったとしたら、5sをチーせず撤退の構えです。当然その後の動向にも注目します。2人とも2回連続現物手出しでした。では、ここは私が―― と、みんなと違う選択をします。1pをプッシュしてしまいましょう。しかしながらも親とはいえ火力不足は間違いありません。このあたり、この巡目以降ではオリに回ります。この6pがラストプッシュ。この局面も西家が西、北家が現物の8mでした。では、ここは私が――というわけで8sプッシュです。他家が少しでも行く気を見せたら現物の9pです。これはテンパイ記念のノーマルプッシュ。2人とも一歩も前に出てきません。ならばこの9mも押してしまいましょう。ただしこれも火力不
  • 九段坂奮闘記・373戦目

    2015-10-14 12:00  
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    さて、これから鳳凰卓に復帰するわけですが――守備寄りに押し引きバランスをシフトするとはいえ、この局面。この点数状況下、あの河のリーチに対して一発で6sを放るくらいはできないと個人的にはお話にならないと思うわけですよ。北家のプッシュ、他家のやる気を重んじて今後の判断を変えていく。これから強く意識していこうと思っているポイントはこういうところです。もちろん、今までも意識してなかったわけではないのですが観察眼を鍛えることによって、より精度の高い押し引きを目指すということ。この局面、とても微妙ですが3pのポンテンは取りませんでした(牌図A)片アガリ5800は見合うと思うのですが、仕掛けの動向も気になりますね。この7sはプッシュします(牌図B)これくらい押さなければ話にならない。ついでに1mもプッシュ!! な、なんや、前と変わってへんやないけ!?と思う人もよく聞いてください。他家の動向、今回は誰も押
  • 特南の歩き方 vol.20

    2015-10-13 12:00  
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    本日はマーチャオ赤羽店17:00~23:00です。お時間のある方は是非お願いしまーす。基本その135 自分だけがわかる安全牌を残せ安全牌=字牌と、南を反射的に残すのではなくこの場合は自分の目から4枚見えの7m、これを頼りに8m残すようにしましょう。 常にこういうことを考えながら牌を残すようにするということです。カウンティングの訓練にもなりますね。牌のカウンティングが出来ると安全度の高い牌を探す速度が上がります。時間制限のあるネット麻雀では、これも大事な技術です。練習しましょう!基本その136 可能性の比較をせよオーラスのアガリトップ、大事な大事な局面です。ここで何を目指しますか?  この牌姿(牌図A)だと――・門前リーチ・タンヤオ・役牌この3つだと思います。優先順位を考えてみましょう。まず孤立役牌と孤立2pの比較をしてみます。役牌の縦引きと、2pの縦引きの可能性は同等と考えますと―― ツモ
  • 特南の歩き方 vol.19

    2015-10-12 12:00  
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    基本その131 簡単な読みはできなければ損上家はをポンして打でした。手役はトイトイですね。ここまではわかるでしょう。
    あそこまで引っ張ったの周辺が危ないというのも何となくわかるかと思います。ではトイトイなのに、重ねても嬉しくなさそうな牌を何故あそこまで引っ張ったのか――
     ポン ポン ポン ポン両面受けやカンチャン受けのフォローも残したということを考えると、に入る牌はバックや暗刻になった時のため、つまり役牌しかないということになります。こうして説明すると簡単に見えますよね。しかし実戦中に思いつくとなると一気にハードルが上がります。ん、? トイトイだよなー そばがトイツだとしたらー あ、なるほどーコツはありません。暗記みたいなものです。頑張って!!基本その132 ヘッド不安定で三色は狙わない789の三色狙いで6pをツモ切る人もいるかもしれません。9s引きからの3、4s縦ツモ条件、3、4s縦ツ