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牌譜添削
2015-12-21 12:40110pt南1局牌効率的には打5sです。しかし現在はラス目、目の前には三色が見えている。打点が欲しけりゃリーチをかければいいじゃない VS 打点が欲しけりゃ手役を見ればいいじゃない さて、あなたはどちらを選びますか?(牌図A)なるほど打3mでしたね。三色も睨みつつ1s引きの三面張リーチも視野に入れた一打といったところでしょう。まあこれはいいと思います。1pをツモると一通が見えるので打5s。これは全く普通です。しかし僕ならここは打2sとします。そうしておけば、大体のテンパイは2翻役が付加されます。唯一ダメな3pはツモ切りで。(牌図A)で打2sだと天秤にかかるのが1翻役のタンヤオ、この牌姿なら一通との天秤になるので、かなり2s切りの価値が上がりそうです。ヘッドレスの一通と三色天秤、よくある形ですので意識しておきましょう。南2局何切りますか? 裏目の可能性はほぼ一緒です。こういう時は裏目 -
牌譜添削
2015-12-20 12:00110pt今日は匿名希望さんの牌譜添削です(以後Aさん)Aさんは特南では図抜けた成績で、鳳南ではイマイチ勝ちきれていません。鳳凰キャリアもまだ浅いので、それだけでは何とも言えませんが、少なくとも麻雀の基礎能力はもう十分に備わっていると言い切っても良いレベルだと思います。よって今回の牌譜添削では、ミスの指摘というよりも思考のプロセスを鍛えるということに重点を置いてやってみたいと思います。東1局これは南家の役牌ポンの瞬間です。ペンチャンではありますがターツ落としです。これも立派な情報の一つです。ターツオーバーの可能性、手役狙いの可能性――情報不足ですので、この時点では深くは考えませんがその情報を認知しているかどうかというのが問題点です。有力な浮き牌が残るイーシャンテンになったところで東家のリーチ。南家はその後東家の切った2s、2p、7p、2mに無反応で宣言牌の5pをチーです。そして東家は2巡前に7pを切 -
七段坂奮闘記 7
2015-12-19 12:00110pt(牌図A)6巡目テンパイです。この巡目なら多くの人がテンパイ外しをするでしょう。再びテンパイしたのが2巡後でした。先程とは状況が違って2人仕掛けています。もう我慢できませんか?確かに、ここでリーチをするととても効果的ですね。でもそれって・・・・ 他家にアガられることを極端に恐すぎてやしませんか?その後3人仕掛けになりました。自分のチャンス手が、他家に潰されてしまうことはリスクといっていいでしょう。要はそのリスクにリターンが見合えばいいわけです。3者の仕掛けはそれほど高くなさそうです。自分の打点はリーチがかけられれば3者の打点を上回りそう。シャンポンリーチは抑止力にはなっても打点的には微妙です。両面リーチとシャンポンリーチは見た目以上に打点差があります。その差はツモアガリ率ですね。出アガリに関しては、他家が任意に選んだ牌で抽選を受けるため、両面のほうがシャンポンより倍アガりやすいとはいえませ -
七段坂奮闘記 6
2015-12-18 12:00110pt2軒リーチにド終盤でテンパイ。心が弱っていたら反射的にオリそうな局面ですが――東1局の親番なら押して良いと思います。2軒リーチは一発抽選×2、ホウテイ抽選も目前とあらば勝負したくなりませんか?これも心が弱っていたら、そっと8sを前に置きそうですね。ネット麻雀だから前に置くはないけれど、ピチュ!カン!!でいきましょう!VSラス目リーチです。ここはどうしましょうか?現物の9mを打って、カン6m待ちリーチとの比較ですが――北家の河情報がかなり少なく、他家も安全牌に窮する可能性が高い。つまりこの場況なら、赤5mをプッシュすることにより出アガリ確率の上昇がかなり見込めます。体感でカン6mリーチとのアガリ確率の差は2倍ちかく、打点も十分です。放銃確率も黒ひげ危機一髪理論的に、それほど高くないならば勝負してみましょう!現物の8pを打つ人は、少し放銃恐怖症の疑いがあります。これは普通9pです。そしてテンパ -
字牌の扱い
2015-12-17 12:00110ptとある麻雀番組を見ていたのですよちょうど取り扱っている話題が「字牌の扱い」でした。捨牌A 捨牌B 捨牌C 「相手の捨て牌によって字牌の切り出しを決める」とのことで何も情報が無いところから闇雲に字牌を連打するものではないという主張でした。なるほど、確かに捨牌Aと捨牌B、捨牌Bと捨牌Cとでは役牌を鳴かれる可能性が違ってきそうです。ではその情報が出るのを待って――例えばこの局面、親の第1打は8pでした。これだと若干役牌が鳴かれる可能性が高くなるので9sあたりを打ちますか――ということになるでしょうか? いや、ならない(反語)自分のこの手牌なら、むしろ役牌は先切りしたほうが良さそうです。この手牌ならというところが「字牌の扱い」における最重要ポイントなのです。「字牌の扱い」難しく考えることはありません。シンプルな考え方で良いのです。自分が重ねて嬉しかったら残せ自分が重ねて微妙だったら切れ(牌図A)大 -
第7回ブログマガジン杯 雀王戴冠記念 開催決定!
2015-12-16 12:00ブロマガ読者にタイトル戦賞金の一部を還元するイベントをやりたい――僕がプロ公式戦でGⅠクラス(賞金100万クラス)のタイトルを獲ったら今後もやっていきたいと思います。今回はブロマガ杯に10万円ほど突っ込みます!
現役麻雀プロがガチで「天鳳位」を目指すブログマガジン杯 協賛 有限会社シー・エッグ 賞金総額15万以上?! 第7回ブログマガジン杯を開催します!【日程】通常予選 1月1日~31日 ワンディ予選 1月23日本戦 2月6日(土曜日) 準々決勝2月12(金曜日)13(土曜日)準決勝、決勝は対戦者と日程を調整して決めたいと思います。~通常予選~ 【参加資格】 特上卓以上のIDをお持ちのブログマガジン会員の方 【参加費】 無料 【予選期間】 1月1日~1月31日まで 予選会場1・鳳凰卓・東南戦・喰いアリ赤 予選会場2・特上卓・東南戦・喰いアリ赤 の2会場で行います。通常の段位戦が予選会 -
七段坂奮闘記 5
2015-12-15 12:00110pt今日はマーチャオ千葉店です。お時間のある方は是非~!今年の対局が全て終わり、やや燃え尽き症候群・・・なんてそんな訳はありません! 来年に向けての戦いは、敗れたその瞬間から始っているのです。日々の練習こそ勝率を上げる唯一の手段。大事なのは本番ではなく練習だー!と、自分にそう言い聞かせて無理やり奮い立たせることにします。来年勝つために――この日は何だか配牌が良かった。ツモも良かった。あまり良すぎると、かえってブロマガに書く事が無くなる。何を切りますか?僕のおすすめはドラが3枚ならソーズ落とし、ドラが1、2枚なら1pです。この巡目のこの牌姿を仕掛けて3900とするのは少しばかり寂しいような気がします。そして思い出して下さい。門前テンパイはツモで打点が上がります。打点が欲しけりゃリーチツモを狙い、打点十分、または打点が必要なかったら仕掛けてテンパイを狙う。オーラスアガリトップなど、打点が必要ない局 -
特南の歩き方 vol.29
2015-12-14 12:10110pt基本その179 速度微増のバカホンはNG「バカホン(ホンイツのみ)の仕掛けは損」といった信仰もあるようですが、実はそうでもありません。仕掛けてアガリ速度大幅アップなら、むしろ仕掛けたほうが有利です。この牌姿であれば2mは仕掛けるとかなり速度アップしそうです。ではあの対面から出た北はどうでしょうか? 間違いなく速度アップしそうですが打点ダウンに見合うほどの速度アップ幅かといえば少し微妙です。この南も仕掛けるとしたら、MIN打点5800点から動きたいところですね。さして進展もないままこの巡目、下家から出た南はスルーがよいでしょう。諦めたのかって? いえ、これは攻防一体のチートイツに狙いを切り替えます。打点も速度も無いホンイツはメンホンチートイツ狙え!今回はうまくいきませんでしたが、テンパイ時は打点十分、守備力も抜群です。2翻役コンビネーションは役牌、ドラ、赤を絡めてこそ本領発揮です。遠くから仕 -
ラス率を下げるアプローチ
2015-12-13 12:15110pt最強戦ファイナル視聴下さった方、ありがとうございました。惨敗でした・・・ また来年出直します。http://live.nicovideo.jp/watch/lv244803536その模様の1部反省会を本日の生放送でやりたいと思ってます。お楽しみに~。
さて、しばらく公式対局がありませんので天鳳に専念したいと思います。ご覧のとおり、直近300戦で3割を超えるラス率。いくら短期の結果とはいえ酷すぎます。というわけで、本日のテーマは「ラス率を下げるアプローチ」ラス率を改善していくために、みなさんはどのようなことを考えますか?真っ先に思いつくのは「放銃率を下げる」ことかと思います。もちろんそれも手段の内の一つだと思いますが、個人的には――放銃率を下げることを目標にすべきではない と思うんですよね。例えば画像はイーシャンテンで下家に放銃したシーンです。放銃率を下げることを目標にすると、この局面でも仕 -
七段坂奮闘記 番外編
2015-12-12 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv242390009本日は麻雀最強戦2015ファイナル。お楽しみに!というわけで、天鳳で最強戦仕様の麻雀を少し練習してみた。東3局東家この巡目のリャンシャンテン、何を切りますか?天鳳でしかもラス目リーチが相手とあらば、普通中筋の5mを抜きますね。いくら「トップ縛り麻雀は親番が大事」とはいっても普通オリます。しかし今回は安全牌がありません。1牌抜いて何とか凌ぐよりも直球勝負!天鳳では全く推奨しませんがフリーなどの収支戦ではこのような選択もありだと思います。トップ目との2軒リーチに発展、そしてツモ番です。さて――進撃の5pチーです。こんな仕掛けは未だかつてしたことがないレベルなのですがやってみました。でもどうせ傾くなら打7mにしろって話ですよね~。これも天鳳では9mを並べます。しかしトップ縛りなら――中を打ってイーシャンテンになる