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考えるべきことを考えないのはミス
2018-05-21 12:00110pt切りで全く問題ない局面だった。しかし僕の心はを切りたがっていた。 ※参考動画・スリアロ過去動画こんな最終形が理想的。しかしこの判断は負けているせいで大振りになってやいないだろうか?という疑念も残る。・無理目のアガリを目指して空振りをする・分の悪い押し引きを失敗して傷口を広げるこのポイント差からズルズル負けていく人の特徴は主にこの2つだ。巡目も浅くはない。空振りしたって何ら不思議ではない状況で―― 一発ロン今回に限っては、ギリギリ許されたといったところか。南4局オーラス東家・阿賀29800西家・木原32900北家・須田31600 ドラ須田の先制リーチが8巡目。 ドラ対して僕のテンパイはこう。3着落ちのリスクはあれど、ここは戦わなければどうにもならない。東家の阿賀は残り2巡というところで仕掛けを入れた河を見てもテンパイ濃厚で、もう1局か―― と思っていたところ阿賀は最終手番。場に1枚切れの -
行儀作法
2018-05-20 12:00110pt突然ですがみなさんはラーメンをどのように食べますか? 熱々のスープに入った麺を箸でガバーッと持ち上げ 勢いよく一気に啜り上げて食べるのが一般的だと思われます。 フランス生まれのFさん。日本に出張中、ラーメン屋へ食事に行きました。注文して待っている間「ズズズズーッ」というラーメンを啜る音が気に障り、隣のお客さんに向かってFさん「おい!その音を止めろ!マナー違反だろうが!」と注意しました。Fさんは幼少のころから音を立てずに食事をすることを頑なにしつけられていたのです。しかしこの場合、マナー違反はむしろ注意したFさんのほうです。 日本生まれのJさん。フランスに出張中地元の人が経営するラーメン屋へ食事に行きました。Jさんは日本にいたときと同様「ズズズズーッ」と勢いよくラーメンを啜り始めました。すると店主「他のお客様に迷惑だからその食べ方は止めてくれ!」と注意されました。Jさんは「なんでや!ラーメ -
チートイツの判断
2018-05-19 12:00110pt北海道の皆さま! よろしくお願いします\(^_^)/今日のテーマはチートイツです。牌譜よくある4対子1暗刻の牌姿です。こういう時の基本的判断基準は、打点の他にも――・対子の牌が比較的鳴きやすい牌かどうか・単騎の候補が優秀であるかどうかで決めると思います。この場合は対子の牌が鳴きやすいとはいえず単騎候補のが割と優秀なのでチートイツに決め打ちしたいところです。しかしこの場合、暗刻のは下家の2副露に危険牌です。放銃はもとより、鳴かれたとしても自分のアガリ確率が落ちるので、渋々トイトイも視野に入れましょう。牌譜チートイツのイーシャンテンですが、ここまで素材が揃っていたら、仕掛けてホンイツに向かったほうが有利でしょう。しかしこの時はスルーしました。理由はこの点数状況です(牌図A)南3局東家、この手をオタ風から仕掛け始めたら、上家のトップ目は――きっと絞ってくるでしょうね。(牌図A)から鳴くとしたら、 -
特南の歩き方 押さなすぎるのもミスのうち
2018-05-18 12:00110ptこのリーチ宣言牌、ポンしてテンパイに取りますか?このプレイヤーはスルーしていました(牌図A)確かに打点は1500点ですし、現在はトップ目スルーしたくなる気持ちも分からなくはありません。しかし え、メチャクチャアガれそうじゃね?と思ったら、大体の牌はプッシュしたって構わないのです。天鳳というゲームの性質上押しすぎのミスばかり取り上げられがちですが今日の記事は あと1牌押せないミス について話します。例えばこのシーン。何も考えなくて良さそうですが――たぶん下家の仕掛けが気になったのだと思います(牌図B)当たらない読みに依存した選択は損でしかない「なんとなく嫌だから止める」 といった考えも、決して間違いではないですが自分の手牌 >>>>> 嫌な予感優先順位はこうです。少し厳しいことをいいますが、もしも嫌な予感が当たりまくっていたとしたら、あなたはとうの昔に鳳凰卓の上位クラスです。当たるかもしれな -
八段坂奮闘記7 vol.8
2018-05-17 12:00110pt牌譜オーラス、何としてもラス回避したい状況で下家から7mが出た。本来はポンするところだが、この時はスルーを選択した。張り切って両面チーしているトップ目の邪魔ポンインターセプトになったらマズいかなー と考えたのだ。しかし実際は自分のほうが圧倒的に早かった。トップ目は2着目の下家、両面チーとはいえ、仕掛けて圧をかけたいがために、遠くから仕掛け始めたとしてもおかしくなかった。牌譜ラス目のリーチに猛然と突っ込む2着目の下家。2400点差で2本場。下家には1000点までしか打てない。これはどうしたらよいのか、未だによくわからんのだが――ラス目リーチのほうが愚形率が高そうと思って下家のアガリに期待すべくダマテンに構えてみたのだが・・・・実際はラス目のほうが好形だったという(笑)こんな風に、予測なんて早々当たるものじゃないのだけれど。牌譜チーしてテンパイ。待ち取りは?昔なら何となーく「タンヤオっぽいから -
特南の歩き方 牌譜添削version
2018-05-16 12:00110pt今日の牌譜添削はMさんです。前回の添削では門前手順の事について触れました。まず問題です。何を切りますか?なるほど・・・ こういった牌姿では孤立牌の4pを切るのが鉄則です。北がドラじゃなけければタンヤオの種である3sを残し、3mを先切りしても全く問題ありません。しかしこの場合は孤立牌である打3sとします。打点アップのしない孤立牌を真っ先に切るまずこの練習をしてみてください。というのもMさんは 先切り症候群 というかなり深刻な病にかかっています。これは危険牌先切りの良い例です。特定の相手に対して危険な牌を先に切る北家はピンズの染めが濃厚でしかも2副露ですから、この4p切りは有効な戦略といえましょう。これが危険牌先切りの悪い例です。ドラの7pを先切りして、初牌の中を残しています。・ドラの7pはどこに対して危険なのか? 相手の捨て牌相をよく見て下さい。かなり不明瞭ではありませんか?・残した中は安全 -
特南の歩き方 実演編
2018-05-15 12:00110ptホンイツ一直線が有利でしょう。東1局、この巡目、アガリやすさよりも打点を優先するということです。しかしながら状況が激変しました。親リーチが相手ですから放銃しないことを優先しますか?まだこの巡目ですから、マンガン確定のイーシャンテンなら押す構えくらいは取っておいたほうが有利でしょう。打西です。残念なテンパイになりました。ここは基本を思い出してください。親リーチに愚形2000点テンパイは押すに値せずです。押す理由を探せば色々あると思います。しかしいづれの理由も、基本を覆すほどではないと判断するということです。ここでちょっとくらい・・・ と9sをプッシュしてしまう人マンガンのイーシャンテンだから・・・ とピンズを勝負してしまう人は優劣を判断する技術が不足しているということですつい魔が差して・・・ とかわかってはいるんだが・・・ とか魔が差して損な選択をわざわざ選ぶ人はいませんし本当にわかっていた -
パターンを記憶する
2018-05-14 14:00110pt対面リーチの一発目に現物の2pを抜くと下家が自分で切っている2pをカンチャンでチーしてきました。ドラが1pなのに、そのフリテン受けのカンチャンターツが単独で残っていることは考えにくいです。現物連打だったので一発消し・・・かな?と思いきや、ここで無筋の4pを勝負してきました。・ドラが1pで2pを切っていた・その2pをカンチャンでチーをした間違いなくピンズの下のほうは複合形でしょう。どのような形でしょうか? みなさんも1度考えてみてください。答えはこの記事の一番下のほうでドラ 南1局・南家 チー ポン7巡目ポン → 打 14巡目チー → 打3、4巡目はカンチャンターツ落としでした。「チー出しのマタギは危険」 とはよくいいますが、この場合は他の捨て牌があまりに濃すぎて、周りは通常より更に危険に感じます。ところが南家は次巡をツモ切り、も通りました。画面上のこのシーンです。ツモ番が残っていたらソ -
一騎打ち
2018-05-13 12:00110pt本日は雀王戦Aリーグ戦第3節です。放送卓ではありませんが、ひっそりと頑張ってきます( ´ ▽ ` )ノええ・・・超絶競りのオーラスです。東家と南家の一騎打ち! といった感じに見えますが――当然、西家にも北家にもそれぞれの都合というものがあります。こういう状況を普通一騎打ちとはいいません。上家が回線切れで戻って来ない状態です。この状況だとかなり一騎打ちに近いといっていいでしょう。1人がアガらないと相対的に他の人のアガリ確率が高まる一騎打ちどころか三つ巴になってしまいました・・・・上家が回線切れじゃなかったら、おそらくこうはなっていないでしょう。通常ならば20%程度のアガリ率が1人がアガらないことによって、急上昇したりするのです。これはプロ協会新人王戦決勝の最終半荘オーラス。東家が30000点差の北家をまくれば優勝といった状況です。優勝条件のない南家、西家がアガることはないつまり、これぞ東家と -
牌譜添削
2018-05-12 11:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv312724365今日は11時から雀王戦Aリーグ第2節です。【対局者】 須田良規・鈴木たろう・木原浩一・阿賀寿直・仲林圭 【解説】 金太賢・斎藤俊 【実況】 松嶋桃・麻生ゆり今日は鳳凰卓牌譜添削です。対局者の思考は青字で記載しています。改めて見直すと9sは上家視点で二人分の完全安牌でもう一人にもそこそこ安全でそれ以上の安牌は切られていない。 こういった見直しは良いですね。「リーチ宣言牌の数牌は手牌の関連牌」と盲目的に思い込まないことです。安牌として引っ張っていた場合はそれ以前に切られている牌の周辺のブロックの安全度は上がり、愚形パターンはほぼ安牌として確定する。 これにより1sの切りやすさが少しだけ上がり、この瞬間1s押す選択もあるのかと思ったが、安牌抱えの場合は十分形の可能性が上がり東が切りにくくなるためそうでもなさそう。
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