九段坂奮闘記３ vol.32

５巡目、唐突に両サイドから仕掛けが入ったこのシーン（牌図Ａ）
北家が先に中を仕掛け、直後に東家が８mを仕掛け返した格好です。

相手の速度に合わせる

という話を聞いたことがないでしょうか？　相手がイーシャンテンなら自分もイーシャンテン、相手がテンパイなら自分もテンパイ。そうじゃなければ分が悪いみたいな。

これはある意味正しく、ある意味間違っています。
正しい部分は自分が非テンパイ、相手がテンパイだと分が悪いということ。

相手がテンパイならフリテンではない限り、１巡につき４回アガリの抽選を受けることができます。自分が非テンパイならアガリの抽選を受けることは全くできません。

これはかなりの大差と言って良いでしょう。



間違っている部分は、アガリの価値によって判断が変わるということです（牌図Ｂ）

例えば（牌図Ａ）アガリトップの局面だとしたら？　その場合は自分にとって、アガリの価値が高いので仕掛けたほうが有利ということ