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N Yに生活しているとモノを回していくという発想が普通にある。不要になったモノを「誰か使うかな?」 と路上に置いておくと知らない間に必要な人の元に渡りなくなっている。もともとブルックリンは地元のモノを地元で回す発想のある地域だ。人から人へ。肥沃な土地はないが、ビルの屋上でタネを撒き野菜を作る。収穫物を地元の小売店に卸し、ブルックリンを愛する人々の胃袋に入る。この地産地消(サスティナビリティ)の発想が「リサイクル」の世界でも活きているように思う。
「これ、いいんじゃない?」
「持って帰れるかな?」
そんな会話をしている人によく出くわす。何を隠そう僕もそんな一人で、家にある家具の多くはこうして道端で偶然出会って手に入れたものである。
バスルームにある黄金色の猫足テーブルは思いの外重宝している。シャンプーやソープを置く台に、トイレタイムの読書に、お香を置くスペースに、マルチ活用である。元々、夜中
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