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両面待ちにヘッド有り
2016-01-21 12:00110pt牌譜対面の仕掛けは2巡目9sポン打2p、4巡目に發をポンして打6sでした。すかさず1sをチーして打東です。ここで少しあの仕掛けに対する読みの話をします。読みとは相手の待ちを当てることではないブログマガジンで何度も話しているかと思います。読みの理念とは相手の牌姿の想定であり、放銃率の高い低いを判断することです。両面待ちにヘッド有りこの5sが両面に当たるとしたらヘッドは何でしょうか?(牌図A) からチー
おそらくこのような牌姿でしょう。放銃は罪かでも話しましたが相手の手が安ければ、むしろ放銃してしまって構わない ということです。 ちょっと待て、あの4枚、ホンイツやドラ2テンパイの可能性はないのか?そういう疑問もあるかと思います。では考えてみましょう。このテンパイだとしたら――A・ ポン から 打
B・ ポン から 打をチーする前、ここから打としていることになります。4巡目にこの牌姿からを先 -
七段坂奮闘記 18
2016-01-20 12:00110pt放銃は罪か―― オーラスこの点数状況ここでラス目のリーチに放銃してしまうのは、天鳳において大罪といえましょう。とはいえ、オリていればラス回避できるというものでもありません。ツモられてしまうと、親被りでラスになる可能性も十分ある点差かとも思います。ここで問題です。深く考えずに1秒で答えてください。この5sを引いた瞬間、あなたの脳裏に浮かんだ選択は「押し」or「オリ」のどちらでしょうか?
反射的に「押し」が浮かんだ人は「攻撃型」タイプです。反射的に「オリ」が浮かんだ人は「守備型」タイプです。双方にメリット、デメリットはあります。正直どちらが良いとは言い切れませんが、もしも――「攻撃型」で成績が伸び悩んでいる人は「オリ」のメリットを「守備型」で成績が伸び悩んでいる人は「押し」のメリットをそれぞれ考え直してみたほうが良いでしょう。相手の待ちを確認、牌山をひっくり返して確認する作業はここでは意味があ -
放銃は罪か
2016-01-19 12:00110ptみなさんは自分の放銃率を気にしたことはありますか? これは僕の鳳南の牌譜解析データです。アガリ率.225 放銃率.123 は極々普通の数値だと思います。このようなデータだけを見て麻雀の内容に関する改善点を見出すことは難しい。とういことは、コラム「まず牌姿ありき」にも書きました。また「勝つための効率とは?」で、上位目的にとって全ては手段の話をしたかと思います。麻雀における上位目的とは成績向上にほかなりません。放銃率を下げることを目標にすべきではない放銃率を下げることは数ある手段のひとつにすぎないということ。例えばこのシーン、南家の仕掛けはそれぞれ2巡目、3巡目、5巡目でした。テンパイが濃厚ですので現物の9mを切りイーシャンテンを維持するのが普通でしょう。(牌図A)ここで打8mとしたのは――・自分のアガリ打点が見込めない・放銃したとしても失点は少ない自分がマンガンのイーシャンテンだとしたら?放 -
特南の歩き方 番外編
2016-01-18 12:15110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv249050610生放送の良いところは、質問をリアルタイムで投げ掛かられることにあると思う。全部は拾えないかもしれないけれど、麻雀の質問はどんどんコメントしてくださいね!昨日の生放送。これはオーラストップ目から親に放銃してしまったシーン。コメント「両脇に任せてオリてしまってはどうか――」とあったのですが、南家は9mを早々に仕掛けたものの役牌の南、中には反応が無く、東家のマンズにも全くラグがかからなかった。東家の3mを手出しで合わせ、次が現物の8m手出し。超ポジティブに解釈すれば、マンズのチンイツで余っているようにも思える――わけがないですよね? 西家は条件がキツい(13900点差)ので元々期待は薄い。というわけでこの局面は、他家のアガリには期待ができないという予測が正しいと思います。これが南家の仕掛けが役牌のポンだったり、3 -
続行か否か
2016-01-17 12:00110ptテンパイ宣言して続行するか? ノーテンとして終了するか?オーラス親番、流局間際でこのような選択肢があることもあるでしょう。続行か否か、今日はこの考え方についてです。(牌図A)この局面、自分は現在2着目親番です。3着目が7500点差、トップ目が9300点差。そしてラス目は13000点差です。ここで問題です。Q・このままの点差でオーラスをもう一度行ったとき東家の最終着順は1着~4着、それぞれ何%くらいになると思いますか?・自分がマンガンをアガるとトップ・5800(3翻役30符)を直撃できるとトップ・南家がマンガンをアガると3着・3900(3翻役30符)を直撃されると3着この2つの可能性はほぼイーブンと見ます。1着+75 2着+30 3着±0 4着▲120天鳳の6段ポイント配分はこうです。2→1着が45PT増に対して、2着→3着が30PT減 つまり――自分がトップなる条件と、3着に落ちる条件が同 -
七段坂奮闘記 18
2016-01-16 12:00110pt最近メチャクチャ寒いですね。わたくし柄にもなくカゼをひいてしまいました。みなさんも体調を崩さぬようお気を付けください。オーラスはテーマに沿って打つものこれが道中、例えば東4局ならチートイツに決め打ち安全度の高い牌を抱えながら相手の様子を伺うといった戦略も許されるかと思う。オーラス、ラス目と3着目との点差を考えると安全度の高い牌を抱える必要性が薄い点数状況。自分の勝利条件は5200以上、1000-2000以上、2600直撃以上。※4500出アガリ等レアな点数は、この牌姿では考えなくて良いと思います。よってここではメンツ手も睨んで進行させます。つまりオーラスこの点数状況でチートイツ決め打ちは緩手ということです。赤を引いたらドラよさらば。タンヤオ、トイトイ、リーヅモ、条件を満たすラインナップは既に揃っています。オーラスはテーマに沿って打つものというのは自分だけではありません。東家は4300点差で -
特南の歩き方 vol.33
2016-01-15 12:00110pt基本その194 より安全度の高い牌を残せほぼ形が決まっているリャンシャンテンです。余剰牌の西と中、この切り順にも気を使いましょうよという話です。当然1枚切れより2枚切れの中を残します。当たり前のことですが、特上ではこうした意識が薄い人が多いのも事実です。こんなことで放銃してしまっては本当にくだらないですからね。字牌の枚数のカウンティングは常に意識してやりましょう!基本その195 ペンチャン待ち、カンチャン待ちをケアせよ両面待ちで放銃する可能性が同じならということです。この場合は1pが通っている、4pでも7pでも両面待ちに放銃する可能性は一緒、ならば先に5pが切られている分――ペン7p待ち >> カン4p待ち放銃する可能性はこうなるのはわかりますよね?ただしドラが4pなので、今回は打点に屈して7p切りリーチです。何も考えず外側の牌を切りたがる人も多いです。内側の方が危険という思い込み、固定観 -
七段坂奮闘記 17
2016-01-14 12:00110pt対リーチ考察は巡目や打点、主に自分の手牌を中心として考える。みなさんも一緒になって考えてみてください。南家のリーチを受けて1牌切り番。(牌図A)この巡目、この打点なら6sプッシュで問題ないでしょう。「1枚通れば2枚通る作戦」が使えるというところも判断要素の1つです。(牌図B)こうなると少し迷うところです。ホンイツを成就させるためには7sの放銃抽選を受けなければならない。めくり合いなら両面待ちが有利。まだこの巡目――さてあなたはどうしますか?(牌図C)9mを打ってしまったら打点的に見合いません。ここは迂回が吉だと思います。(牌図D)お、これは――(牌図A)は、若干打6sが有利だと思います。(牌図B)は、正直よくわかりません。(牌図C)は、打8mが有利です。(牌図D)は、リーチが有利です。押したり退いたり忙しいですね。フラフラして見えますか?見合っているラインではプッシュしますが何事も一辺倒で -
牌譜添削 福地誠version 最終回
2016-01-13 12:00110ptversion0・version1・version2・version3・version4・version5少し極端な例を挙げましょう。天鳳段位戦・東1局・ドラ・4巡目<case1> ←捨て牌 ポン ポン他家の仕掛けが2巡目にを仕掛けて打。をツモ切った後、4巡目にを仕掛けて更に打でした。 ツモ その仕掛けを受けて1牌切り番、さてあなたは何を切りますか?ここでを切る人はいないでしょう。 なぜって? そりゃ危ないからですよ!<case2> ←捨て牌 ポン ポン他家の仕掛けが2巡目にを仕掛けて打。をツモ切った後、4巡目にを仕掛けて打でした。 ツモ その仕掛けを受けて1牌切り番、さてあなたは何を切りますか? これはをツモ切ります。 なぜって? そりゃたいして危なくないからですよ!<case1>は切りのリスクが高すぎてリターンに見合っていない<case2>程度のリスクならリターンが上回るというケースバ -
牌譜添削 福地誠version5
2016-01-12 12:00110pt牌譜正解はではなくです。選択の基準は裏目引きの比較です。打時の裏目、引きはどうにもなりませんが打時の裏目?引きは亜両面、ノベタンでリーチを打つことができます。10年前くらいは僕もを打ってました。その時にこのような指摘を受けたのです。「なるほどー」と当時は思いましたよ。理にかなっていて説得力もありますよね。
しかしだ今にして思うと、を打とうがを打とうがあまり変わらないのでは??優劣の差が少ないトリヴィア的知識を植え付けたところで、麻雀が強くなるとも到底思えないわけで。
麻雀家庭教師をやり始めた頃は、細かいミスの指摘を手当たり次第バンバンやってきました「100個指摘して30個くらい改善できればいい」といった考え方からです。今は思考のプロセスの提案を重視してやってます。この人はこういう考えなんだろーなーというのを何となく予測した上で、その人に見合うようなアドバイスを。今回の牌譜添削でも細かいミス
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