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九段坂奮闘記3 vol.6
2016-06-20 12:00110pt抜けたトップ目で迎えた南2局。天鳳はラス回避ゲームといわれるが、この半荘に限ればトップ死守ゲーム。2着目は2万点以上離れているがオーラスに親番を残している。注目して欲しいのが2着目とラス目との点差、これを考えると2着目にとってもこの半荘はラス回避ゲームではなくトップまくりゲームということだ。当然この点差のまま簡単に親番を回してはならない。トップ目無理をせず―― と、白をスルーしてしまう人もこのように考えて欲しい。安い連荘は目指したくない。狙いは役牌三色ドラ2。まだこの巡目、それ以外の牌には興味なし!アガリまでは僥倖ですが、簡単に局を進めないようにという意識が生んだ決定打。2着目にラス落ち、3着落ちのリスクを意識させる点数状況にすることまたは更なる加点によって、トップを諦めさせることが大事なのです。こうなるとやりたい放題。放銃して良し、アガって良し。選択肢が増えたほうが麻雀は有利ですから。2 -
アガリ確率は変動する
2016-06-19 12:00オーラス、アガリ止めがないルール。東家の田内プロは2着北家の西村さんと4800点差だった。田内プロがトップを死守すれば優勝西村さんがトップをまくれば逆転優勝。そんなしびれる局面でのひとコマ。8巡目か9巡目、田内プロはまだアガリを目指せそうな牌姿からベタオリを開始した。他2人は圏外、おそらくここでアガらないし、西村さんに放銃することもないだろう。ならばこの局ノーテン宣言をして半荘終了西村さんのツモアガリさえ発生しなければ逃げ切り優勝というシナリオだ。度胸あるなー と思った。僕は臆病だからあの選択はあの巡目ではまだできない。ツモ限定条件ということならば捲られる可能性は低い。確かにそう、異論はない。人の意志が強く介入すればアガリ確率は変動する別に念を込めればアガリ率が増すとかいうオカルティックな話ではない。よくよく考えれば当たり前の話だ。ある特定の人がアガる確率は平均すると20~23%程度だ。ツ -
特南の歩き方 6月17日分
2016-06-18 12:00110pt本日は麻雀日本シリーズ第2節15:00~Abema TV で無料放映されます。僕の出番は第2試合の解説と、第4、5試合です。メチャクチャ頑張る!!【第4試合】萩原聖人 vs 阿部孝則 vs 木原浩一 vs 白鳥翔 【第5試合】瀬戸熊直樹 vs 前田直哉 vs 木原浩一 vs 萩原聖人
特南の歩き方index こちらから過去記事も見返してみましょう!基本その93 愚形率を考慮せよノーヒントのリーチに対してベタオリするときは相手の手牌に対する読みよりも、愚形率を優先して考えます。字牌よりも引っ張った8p、確かに9pの危険度はホンの少し高いかもしれません。しかしそういった薄い読みに頼るよりもカンチャン待ち、シャンポン待ち、両面待ち、単騎待ちと複数のパターンで放銃するような牌は避けるようにということです。2mは全ての放銃パターンがありますが9pは両面、単騎待ちしかありませんので、その差で9pを選び -
九段坂奮闘記3 vol.5
2016-06-17 12:00110pt -
九段坂奮闘記3 vol.4
2016-06-16 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv266359884本日の特南の歩き方 対戦者は――べほいみ 山嵐 kissei (敬称略)です。 よろしくお願いします!下家は役牌2つを仕掛け、マンズのリャンカン払いでした。つまり下家の手の内には 以上の良受けが残っているということが予想できると思います。更にソーズのカンチャンをチーです。ここで違和感に気づいてください。 よりも の受けの方が優秀? まさか、そんなわけありませんよね。わざわざ劣る受けを残したということは、下家は234sを絡めた手役狙いであるということ。すなわちソーズのホンイツ狙いということが読めるのではないかと思います。捨て牌にピンズが1枚も出ていませんが、あの仕掛けがピンズ待ちである可能性はありません。下家に対してはドラの2pだって止める必要はないでしょう。このように、捨て牌と仕掛けの絵面だけではなく嫌 -
九段坂奮闘記3 vol.3
2016-06-15 12:00110pthttp://live.nicovideo.jp/watch/lv266359884特南の歩き方 生放送version は明日木曜日21:00~です。URL http://tenhou.net/0/?51838829ロビー番号 51838829対局者を募集します。エントリーフォームからお申し込みください。放送中は実演および、牌譜検討中心になりますが、対局者の検討は後日記事にしてアップいたします。【本日の反省】 まだこの巡目、つまらないテンパイなので打点アップを狙いカンしてみた。しかし東4局のこの点数状況であれば、局進行を優先して即リーチで全く問題なかった。このカンは素点もポイントとなる競技麻雀や収支戦などでは有効かもしれませんが、ここ天鳳ではいささか疑問手でしたね。フ、フリテン・・・裏ドラ確率というのはザックリ計算すると 手牌の種類 ÷ 麻雀牌の総種類この場合は11÷34で約32.3% -
九段坂奮闘記3 vol.2
2016-06-14 12:00110ptこの記事でもお話しましたが麻雀の結果は、抽選器をブン回して出た玉の累積でしかないわけです。仕事を辞めたのが2014年1月(それ以前は1891半荘)それ以降はだいたいこんなペースで打ってきました。天鳳中心の生活にしては少ない打数だと思います。約2000半荘、全ての局面を牌譜で見直し、更にブロマガの記事にするため自分の考えたことを言語化する作業に時間を費やした。打数が稼げなかった理由はその2点です。結果(到達段位)にこだわるのなら回転数が全てだ天鳳の段位を上げるために最も大事なことは上ブレを引けるまで無心で抽選器を回し続けることです。天鳳位が麻雀の最終目標ならそれでもいいでしょう。しかし僕の最終目標は――麻雀で生計を立てることとなので、今以上にスキルアップする必要がどうしてもあったのです。天鳳の昇段シミュレーターによると、僕が9段在籍時10段に昇段する確率は47.3%、8段に降段する確率は52 -
九段坂奮闘記3
2016-06-13 12:00110pt本日はマーチャオ北千住店18:00~です。お時間のある方は是非!鳳凰卓東南戦の仕掛けトレンドは速度重視の傾向がある。例えば西家の仕掛け、役牌バックを目指し早々に1pをポンしています。勘違いしないで欲しいのですが、この仕掛けの良し悪しを問うているわけではありません。このような仕掛けが多い場だと、仕掛けに対する警戒心が全体的に薄くなるということです。現に南家はこの仕掛けを受けて、イーシャンテンでドラの字牌をリリースしました。長きに渡り鳳凰卓で打ってきた経験上、西家の仕掛けが安手であってもおかしくないということを、南家だって十分知っているということです。
南家の仕掛けは4巡目に3sの両面チーでした。対して西家はドラの役牌をイーシャンテンで平然とリリース。これも先ほどの例と同様です。これが鳳南民の仕掛けトレンドでありそのトレンドを熟知しているが故、西家はドラをリリースしているということなのです。仮 -
特南の歩き方 6月8日分 その2
2016-06-12 12:00110pt特南の歩き方index基本その166 ダマテンも立派な戦略打点を落として3面張か、打点重視で亜両面か。この2択だけならほぼ互角でしょうね。ただ先制と違って、リーチを受けているとあらば明確な差が出ます。この局面はダマテンにできる分打9mが有利です。東家と西家の河を見てください。8pを持っていてもおかしくないですよね?リーチ後の直近は現物の出現率がかなり高くなるということ。もちろん東家、西家がオリと決まったわけではありませんが――他家の思考や選択も抽選と考えることです。他家オリに当選したら、アガリ率が格段にアップするのは間違いありません。リーチの効果は打点アップもそうですが、相手に対する抑止力アップも効果の一つ相手を抑止すると損するケースも多々ありますよね?最終形はリーチというのは、的確なリーチ判断ができない人のためのマニュアルです麻雀は時と場合に応じてリーチか?ダマか?選べたほうが間違いなく -
八段坂奮闘記2 最終回
2016-06-11 12:00110pt引き続き九段昇段戦です。この時点でダメ臭が漂いまくる手牌です。こういう時は大体チートイツを狙います。便利な役ですね~。ただし赤重なりには期待はしません。むしろ今の内に切っちゃいます。麻雀が強い人はチートイツがうまいなんて聞いたことありませんか? 僕はどちらかというと麻雀が強い人はメンツ手の見切り時がうまいのほうがしっくりくると思います。見切りとは諦めること投資でいうところの損切り(ロスカット)のタイミングですね。赤は撒き餌自分がアガれそうに無いとき、一番嫌な相手の行動は「門前リーチ」じゃないですかね? 赤を切ることによって北家が喰いつき、連鎖的に東家も仕掛けました。祝儀のない天鳳だからこその戦略です。ただしドラが中張牌の時は止めたほうが良いかもしれません。+1翻でマンガンなんてことはよくある話ですからね~相手に仕掛けさせてから、自分は虎視眈々とカウンターを狙うのです。昇段戦でも特に打ち方に
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