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九段坂奮闘記・354~355戦目
2015-09-16 12:00110pt新規の麻雀家庭教師受講生との会話木原「今まで麻雀の参考にしてきたものがあったら教えてください」受講者「○○さんとか△△さんの麻雀動画を参考にしています」なるほど、麻雀動画か――というわけで○○さん(以下主)の動画を検索して見てみることにしたんですよ。東1局東家・ドラ 5巡目に出たをポン。それだけならまだいい、ただその解説が――主「鉄ポンですね。ポンしないとかありえない」これを聞いた瞬間、光速でブラウザを閉じたい衝動に駆られたのですが大人なのでグッと堪えてみました。一言だけ言わせてもらうと、麻雀というゲームは・門前の場合に限りツモで翻数アップする。・リーチの場合に限り裏ドラを見る権利がある。ということです。主「仮にタンヤオになったとしても3900――」と言ってましたが、3900はただの最安値でしょ?リーチ門前ツモだって3割、裏ドラが乗るケースだって3割程度は起こるわけです。少なくとも無視していいほどのレアケースというわけではないでしょう。それでも我慢して半荘1回、ずっーと見続けていたのですが、終始――話に全く共感できなくてワロタしかし下手くそというわけではありません。麻雀にはこういう勝ちパターンもあるだろーな・・・程度には思いました。僕の考える主の問題点を2つほど。
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九段坂奮闘記・349~353戦目
2015-09-15 12:00110pt先制リーチの1発目、これはナチュラルに6sプッシュです(牌図A)ではこのリーチ(牌図B)に対してもナチュラルに8pプッシュかといえば――そうではありません。同じ4巡目の先制リーチを受けた両面+カンチャンのイーシャテン、この2つの牌姿にはかなり大きな差があります。まず一つは(牌図A)は役有り、(牌図B)は役無しだということです。1巡につき4回テンパイ抽選を受けられる(牌図A)と、1巡につき現状1回しかテンパイ抽選を受けられない(牌図B)では追いつく可能性が違います。しかしながらただ追いつくだけでは明らかに打点不足です。それ以外にもプッシュするに値する大きな理由があるのです。その理由とは――
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九段坂奮闘記・344~348戦目
2015-09-14 13:00110pt局消化が重要な局面です。3着目の親とラス目の点差は9200点。親に対する抑止力を取るか、うっかりポロリを狙うか――これならどうですか? 中が打たれた瞬間です(牌図A)ここで浮上するリターンはゲームENDの抽選、上家を飛ばすことも視野に入れ――プレイヤー、これは完全に躊躇してしまいましたね「安全策」と言えば聞こえは良いかもしれませんが2着に転落するリスクを先送りにしただけじゃないですかね? 決定打狙い、大事です。ラス目のリーチに一発目です。とりあえず現物の――南は切りませんよ。これこそ決定打狙いです(牌図B)8pはワンチャンスだから――というわけではなく、黒ひげ危機一髪理論的に見合いますよね?(牌図A)(牌図B)共にリスクの前倒しの話です。瞬間リスクを負うことを恐れ後にリスクを残してしまうようなこと。みなさんも経験ありますよね?対面のリーチ。3枚目の5sが上家から打たれました。これは――チー -
九段坂奮闘記・339~343戦目
2015-09-12 12:00110ptオーラスはラス目の親リーチ。親がアガってトップ、つまりゲームENDの可能性がある場合、2着目であれば初打からベタオリが吉ですが――ここはテンパイに取りました。決して良い待ちとはいえませんが直近の数巡内ならどこから溢れてもおかしくありません。この押し引きの損益分岐点、3着目ならまだまだ押し有利、2着目であったとしても感覚的には後1、2牌くらい押していいような気がするのですが――あの3pでもう屈してしまいました・・・・ちょっとブレーキ早くないですか?リーチ判断。安めの5p引きならリーチですが8p引きならばどうでしょうか? この場況なら――出そうならダマテン、出にくそうならリーチです。出そう、出にくいという判断は、簡単に言えば他家がテンパイだとしたら、自分の待ち(この場合は3-6s)が危険かどうかです。3-6sは東家がテンパイだとしたら危険牌ですが南家は4sが早い、西家は5sが早い、この2人に対 -
九段坂奮闘記・333~338戦目
2015-09-10 12:00110pt本日はマーチャオ船橋店17時~です。お時間のある方は是非お願いします!ヘッドセットをつけっぱなしだと、開始音に気づかずこういう現象が起きます。幸い東2局に気づきましたが・・・・みなさんも気をつけましょう!親の仕掛けとリーチに挟まれるの図。ここで重要な判断材料となるのが、ダブ東を仕掛けている親のやる気です。なるほど、現物のカンチャン落としでオリ気味でした。ならばここでは あんたがオリならあたしが押すわ理論 が発動します。と、思いましたが・・・・ アレ?8sプッシュ? じゃあここは あんたが押すならあたしはオリよ理論 に切り替ええましょう!ここで東家ではなくリーチ者がツモ切った8sなら、ポンして7sプッシュです。相手のやる気に応じて押し引きを変えるということ。この違いわかりますよね?というわけで大人の撤退タイムです。現物を抜いて・・・・我慢できずに3pだけ飛び出してしまいした。自分もまだこの押 -
九段坂奮闘記・330~332戦目
2015-09-09 12:00110pt本日の「構想力を高めよう講座」お題はこちら(牌図A)ドラも役牌も赤も絡まないチャンタは、仕掛けるとゴミみたいなものです。同じ門前限定ならドラの絡む可能性があるピンフ狙いの方がまだマシというもの。そしてこの手牌の推奨は違います。古くからのブロマガ読者なら、パッと思いつくのではないでしょうか?赤1+起爆剤の役牌が3つ。条件整いました!そう、これは2翻役コンビネーション・ホンイツversionです。チャンタを狙うくらいなら、最初からピンフを狙うって言ってんだろ!むう・・・ど渋々でチーですかね?まあ当選するじゃないですか。これも赤またはドラ1があればホンイツを狙ってみても面白いかもしれません。しかしアガリを大幅に落としてまでマンガンを狙えと言っているわけではないのです。(牌図A)は元々アガリにくい牌姿、強引に狙ってもアガリ確率が大幅に落ちることはありません。1局捨ててもいいくらい気持ちで狙ってみて -
九段坂奮闘記・326~329戦目
2015-09-05 12:00本日は雀王戦Aリーグ別日対局です。上位陣は第9節まで消化していて、残すところ後1節4半荘。僕は今日の対局を含めて残り2節、後8半荘です。首位の阿賀は決定戦当確、2位の鍛冶田もほぼ決定戦当確。残り1つの決定戦進出枠を、大体この4人で競うのことになるのですが――本日の同卓者含め「木原!負けろ!!」と、多くの人に期待されていそうですね(笑)Q・天鳳とプロリーグ戦では、だいぶルールが違うと思うのですが――かたや、トップボーナスがとても大きなルールかたや、ラスペナルティがとても大きなルール確かにここまで評価方法が違うと同じ麻雀とはいえ、全く違った選択をすることも多々あるでしょう。例えば上図の手牌、2mをチーしていますが、プロリーグ戦だとスルーします。赤無し、素点も評価となる競技ルール、このチャンスは大きく活かしたいですよね。天鳳ではドラの中切りです。しかしプロリーグ戦では7sを切るでしょう。赤無し、 -
九段坂奮闘記・321~325戦目
2015-09-04 12:00110pt手出しツモ切りはまず、特筆すべき情報だけを覚えるようにしましょう。つまり北家の河でいう、8pのトイツ落とし、ピンズの両面ターツ落としです。5巡目打8p → 6巡目打8m だとしたら6巡目の手出しツモ切りは覚えておく必要はありません。5巡目打8p → 6巡目打6p だとしたら6巡目に「ピンズのカンチャンを外から払った」と覚えておくということです。このように、前に捨ててある牌に関連する牌の手出しだけを覚えておきましょう。おさらいです。4-7pが特に薄いわけでもないのにその両面ターツを払ったリーチ。チートイツ以外のパターンでも―― ツモ 打このようなヘッドレスメンツ手からの、単騎待ちも頭に入れること。しかし今回は8pのトイツ落としによってこのパターンが否定されています。このようなピンフ形のダブルメンツならノータイムでを打ちそうなものです。北家のには僅かな逡巡がありました。ということは――「4ー7 -
九段坂奮闘記と麻雀家庭教師新規受講生募集!
2015-09-02 12:00110pt麻雀家庭教師新規受講生募集、お申し込みはこの記事の一番下からお願いします。自分の打点的に押し寄りです。残り局数的にも押し寄りです。残り無筋本数的にも押し寄り、巡目的には微妙なところ。点数状況的にはオリ寄りです。保有安全牌枚数的にはオリ寄りです。以上総合的に判断すると2mプッシュなのですが、今月から若干修正を入れたいと思います。「他家のやる気」を少し重くみることにします。鳳凰卓では横移動するケースが少ないと言いましたが、毎度毎度他家もベタオリしているわけではありません。例えば南家、リーチ後の8sは無筋でした。西家は1sトイツ落とし、その最中に9pをポンでした。2人ともまあまあやる気有り、と判断したらここは撤退ということです。逆にいえば特上卓でも2人がやる気なし、と判断したら熱プッシュということです。少しこういう判断を特上アカウントを使って練習してみようかと思います。ラス目西家はオタ風のドラポ -
九段坂奮闘記・311~315戦目
2015-09-01 12:00110pt※麻雀家庭教師新規受講生募集の詳細は明日の記事に掲載させていただきます。3者僅差で競りのオーラスです。放銃=ラス落ちの対面は慎重に迂回している様子、放銃すると西入の可能性もあるトップ目の下家も小考の末8pを合わせた(牌図A)なんとなくアガれなさそう・・・と、思う心こそが選択のスランプ、精神的なスランプです。これだけの理由では、場に高い亜両面であろうと待ち変えすることはありません。しかしこの半荘、伏線はありました。この4巡目テンパイが――ひとりテンパイで流局。この4巡目リーチも――ひとりテンパイで流局。か、堅い・・・これは他家のリーチですが――これも1人テンパイ。ガチガチですね。(牌図A)に戻ってください。この経過を踏まえるとどうでしょうか?他家の打牌選択傾向によって、選択の優劣が変わる局面はあると思います。押し傾向が強いメンツなら受けの広い3-6p待ち続行で、引き傾向が強いメンツなら・・・
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