-
九段坂奮闘記4 vol.67
2017-04-26 15:00110pt牌譜僥倖の配牌。ダブリーとしても期待ポイントは十分すぎるほどプラスです。巡目によってシャンテン数の評価を変えるでは1巡目、この牌姿をイーシャンテンと考えるとどうでしょう?その場合も素材的に期待ポイントは十分すぎるほどプラスになるかと思います。参照・2次変化・テンパイより価値の高いイーシャンテンもある・手牌の価値を高めるために変化を待つ ツモツモ、、、、あたりは、イーシャンテン戻しの方が価値が高いといえます。また、ツモのイーシャンテン戻しも互角以上。テンパイ→テンパイの手変わりを含めると、1巡につき1/3以上の確率で価値が上がる手変わりの抽選を受けることができるということです。序盤はシャンテン数より理想の形を求めること今までも散々言ってますよね?理想追求モード → バランスモード → 現実妥協モードといったように、巡目の経過とともにモード移行するような感覚で考えてみてはいかがでしょうか?超絶 -
九段坂奮闘記4 vol.66
2017-04-25 12:00110pt牌譜東家は2sアンカンの後、ドラ2mのカンチャンターツを払ってきた。これはどうみても、いつリーチが飛んできてもおかしくないといった明確なサイン。さてみなさんはここで何を切りますか?何を切るかではなく、何を残すかということを考える6-9pがフリテン受けだからここの両面を払いました。条件反射的に内側、7pから払う人は事前の守備意識が希薄です。ドラが2mなのにそこのカンチャンを払う = 最終形ペン7pの可能性が低いそう考えると7pは、親に対し将来の安全牌候補として残しておきたい牌なのです。ここは打7sの方が良かったかもしれないですね。とにかく――ここでも4mツモ切りが良かったと思うくらい。2p3pが比較的通りそうなゾーンなので、少しそれに甘えてしまいました。このリーチは予見できるはずです。ならば何を残すか?という判断基準は受け入れ枚数が小差なら、より東家の安全度が高い牌ということです。牌譜この局 -
九段坂奮闘記4 vol.65
2017-04-20 15:30110ptドラ8s東4局東家・何を切りますか?(牌図A) この牌姿ならマンズのカンチャンを払って5ブロックに寄せていくのが普通だと思います。でもこの時は3sを切りました。場況的にソーズが高いからというのも少しありますが――上家の速度に対応したというのが一番の理由です。 この河で→と手出しです。ホンイツでもチートイツでもなさそう。普通のメンツ手であの切り順は―― 警戒するに越したことはないと思います。もちろん自分の手牌が最優先しかし8巡目で(牌図A)程度しかも危険サインが出ている状況なら受けを意識して当然だと思います。形を決めてスリムにし、危険牌を今のうちにリリース。将来2枚切れの南を安全牌で使いつつ前進、リスク最小限であわよくばカウンターを狙う手法です。牌譜この程度の手牌なら、下家の安全牌をなるべく抱えつつ進行したいですよね。というわけでこのような進行になりました。こういった選択は、当然テンパイ逃し -
九段坂奮闘記4 vol.65
2017-04-16 15:00110pt本日は「スリアロ×FRESH!スペシャルウィーク」最終日「天鳳雀士」枠で 最高位戦・RMU・麻将連合代表と戦ってきます。出番は大トリ、18:00以降?? お楽しみに~( ´ ▽ ` )ノ牌譜好きな手役は「メンタンピン」って言いました。てっきり染め手が好きだと思っていた人、ブロマガ読者に多いのではないでしょうか?手役は手段、目的は打点です。だってこの配牌で打点を狙ったら、単純にホンイツが一番早そうじゃないですか!というわけで、割と仕方なく染めているのです。実はこれ、天鳳プレイヤーの打牌選択傾向にもマッチした戦術だと思ってるんですよね。仕掛けのメリットについては割愛させていただきますが仕掛けのデメリットってなんでしょうか?欲しい牌を他家に特定されてしまうのもデメリットの一つこの時点ではそれほどでもありませんが僕の捨て牌は将来ソーズ色が高くなってしまうことは間違いありません。ちなみにこの時点で上 -
九段坂奮闘記4 vol.64
2017-04-15 15:00110pt牌譜何を切りますか? こういう時にも手役の構想力が問われます(牌図A)チートイツ・123、234の三色。構想外なのは79pのピンズターツです。ところが実戦では123だけに目がいってしまい、4pを切ってしまいました。まー、チートイツでいいやーなんて軽いノリだったようにも思います。反省・・・話の本題はここからです。この4pが親に鳴かれました。この巡目、表示牌とはいえ両面チー、少なくても5800以上って思うじゃないですか。それを踏まえたうえでどう対応しますか? 絞るのは結構簡単な牌姿です。しかし開局早々自分だけが犠牲になって、南家、西家が有利になるのも嫌ですよね?東家が打点不明なら絞りませんが5800以上ということであるならばと、ここは絞ることにしました。中途半端に打9pとせず、東家に鳴かれにくく他家に対して将来的に危険になりそうな牌から打ち出します。過剰な反応は禁物5巡目の両面チー。ドラが8p -
九段坂奮闘記4 vol.63
2017-04-09 15:00110pt牌譜教訓その1 不安定な形が残るイーシャンテン、カンチャンは必ず外から払いましょうカン8p受けを払うにせよ、カン3s受けを払うにせよ、必ず外から外すということ。基本中の基本ですが、これができない人は昔より下手になっているわけではありません。放銃の怖さを理解してきたからこそ、無意識に危険な内側から切りたがっているのです教訓その2 不安定な形が残るイーシャンテンでは安全牌を抱えない教訓その1ができても、教訓その2ができない人も多いです。もちろん僕だって安全牌を全く抱えないというわけではありません。特定の人に対して危険を感じた場合だけ安全牌を残しましょう特定の人―― この局面で強いて挙げれば仕掛けた親ですが、ドラが字牌であること。仕掛けて打ち出した牌が端牌であることを考えたらまだ恐るるに足らずです。※画像は合成です例えば、仕掛けて打ち出した牌がドラの役牌だったり仕掛けた牌がドラ役牌だったりしたら -
九段坂奮闘記4 vol.62
2017-04-08 16:00110pt第8回ブログマガジン杯優勝は コーラ下さい さんでしたー!次回開催は1年後、または僕がGIタイトルを獲得した際に開催いたします。参加して下さったみなさま、ありがとうございましたー!準決勝、決勝賞金の件につきましては、4月9日日曜日までにメールいたします。対象者の方は御手数ですが返信の方をお願いいたします。牌譜南3局、ダンラスのリーチに対しイーシャンテンから無筋を打って倍満を放銃しました。この放銃図だけを見れば「何て温い放銃なんだ――」と思うかもしれませんが、反省すべき点はこの結果ではないのです。対面の5pは4巡目に放たれた牌です。リーチが3列目とあらばこの跨ぎ筋は比較的通りやすい部類の無筋であることは間違いありません。手出し3pがこの巡目。ただのカンチャンターツ払いにしては少し違和感を感じます。 5pを先に切って手出し3pのよくあるパターンは、このように3p周辺の関連牌を持っているケース -
九段坂奮闘記4 vol.61
2017-04-06 11:00110pt今日はマーチャオ多摩センター前店に行きます!多摩センターってどこ? 未だによくわかってません(笑)牌譜目指せ5ブロックマスター! 5ブロック打法ならば打です。他人にはそう教えるくせして、自分は頻繁に6ブロック打法を使います。例えば上の牌姿は打として―― ツモやツモで打、手役の天秤にかけるよう手を組むことが多いです。もしもドラがなら、手役に頼らずともアガリさえすれば打点は勝手についてくるのでその時は5ブロック打法の打ですね。牌譜こういった牌姿を即答できてこそ「5ブロックマスター」の称号が得られます。即答できない人はまだ「見習い」です。早く昇格できるよう練習してください。5ブロック打法の真髄は完全イーシャンテンにあり同じイーシャンテンでも完全イーシャンテン形は最もテンパイ効率が良い形です。これを目指すのが基本、だからこそ5ブロック打法にこだわるのです。さて何を切りますか?完全イーシャンテン形に -
九段坂奮闘記4 vol.60
2017-04-05 12:00110pt牌譜南3局、少し抜けたトップ目でこの仕掛けを入れました。通常の麻雀なら心もとないリードですが天鳳、特に鳳凰卓なら勝算は十分にあります。利害の一致を考える天鳳の最大の特徴はラスペナルティが大きいこと下3人が競っていれば、相手がどのような思考に至るかといえば――2着目北家はラス目東家に1番アガられたくないと思うし3着目南家もラス目東家に1番アガられたくないと思う。とすれば比較的自分のマークは軽くなりそうです。特に上家と利害の一致の有無が、仕掛け判断の材料となる局面は少なくないのです。牌譜利害の一致を考える逆もまた然り、相手の仕掛けを受けたときこの場合は下家と利害が一致することがあるかどうかが今後の判断材料です。4sをチーして打5m。前巡の赤5mはかなりメッセージ性の高い牌です。マンガンツモでも捲られない点差、あの仕掛けの意図するものは――役牌を仕掛けて打發。まずこの仕掛けで分かることをひとつだ -
九段坂奮闘記4 vol.59
2017-04-03 15:00110pt牌譜親リーチを受けて一発目、どうしますか?(牌図A)打2sはその瞬間リスクは回避できても・ツモられて失点するリスク・ベタオリ失敗のリスク未来のリスクは消せません。点数状況的には不利な勝負ではありますが、勝算の高い待ちならノーマルプッシュで何も問題ありません。ただし――・巡目が深くなるとツモられて失点するリスクが軽減する・安全牌が多いとベタオリ失敗のリスクが軽減する・放銃リスクの高すぎる牌は損こういった考え方も忘れてはなりません。つまり――オリる理由が少なければ少ないほど渋々プッシュすることのほうが多いということです。押す理由、後ろで見ている架空の弟子にちゃんと説明できるようになってくださいね。牌譜このリーチを受けて一発目、どうしますか?(牌図B)リーチの押し引き判断に悩む人の多くは答えを知りたがっているまたは誰かにその判断を示してもらいたがっているような気がします。例えば(牌図A)なら、好