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先週、幡野広志氏の炎上について書いたが、炎上の理由は「心が温かくないからだ」と書いた。そこで今日は、「心の温かさ」とは何か、また、「どうすれば心を温かくできるか」ということについて考えてみたい。
そもそも、ぼくが「心の温かさ」について考えるようになったのは、桜井章一さんの『雀鬼流』という本を読んだからだ。そこに「心温かきは万能なり」と書いてあって、桜井さんに私淑していたぼくは、それを受け取った。以来、自分なりにこの言葉の意味を考え、また咀嚼してきた。
その中で、到達した答えがある。それは、「心が温かい」とは「感情的になる」ということだ。理屈ではなく、感覚でものごとをとらえる、ということである。
この世には、理屈で考えようとする人がいる。合理的であろうとする人がいる。
そういう人が、実は一番筋が悪い。というのも、そもそも人間が合理的に生きることには無理があるからだ。絶対に非合理的なところがあ
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