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記事 21件
  • 子供からやり直す時代が来た(1,834字)

    2019-03-29 06:00  
    108pt
    最近、いくつかの大手企業で早期退職者を募っているという。45歳以上がその対象になっている。
    なぜかといえば、社会の構造変化が深刻だからだ。大手企業は社会の深刻な構造変化についていけず、構造的に売上げを落としている。従って、業績を回復したり維持したりすることが極めて困難な状況だ。
    そうなるともう、無慈悲なリストラしかない。ドラッカーはリストラを経営における最大の敗北と見なしていた。事実そうなのだろうが、今、そういう敗北する企業が次から次へと現れ、後を絶たない状況である。
    とにかく、日本において元気な業界や企業というのがない。しかしそういう状況でも、デフレやテクノロジーの進歩によって人々は一定水準の生活は確保できている。それがなおさら社会をややこしくしている。
    一定水準の生活が確保できていないなら、社会はもっと荒れるのだろうが、確保できている分、荒れるに荒れられない。人々は怒るに怒れない。

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  • 明日のライティング術:第20回(2,239字)

    2019-03-28 06:00  
    108pt
    次は「問題提起」である。
    「問題提起」とは、言い換えるなら作者の「言いたいこと」である。ライティングは、基本的には作者に言いたいことがあるから書く。
    作者以前に、そもそも人には基本的に「言いたいこと」がある。それは人間の本能に根ざしている。なぜなら、人は人に何かを伝えることで生活を向上させてきたからだ。
    例えば太古の時代、村人の一人が「狼が村を襲いに来る」という情報を得たとき、それを自分だけが独占して一人で逃げるのではなく、村人と共有してみんなも逃した方が利益が大きかった。
    あるいは、誰かが稲作の技術を向上させたときにも、自分だけがその情報を独占するより、村人みんなに伝えて全体で稲作の技術を向上させていった方が最終的には利益が大きくなった。
    そんなふうに、太古の時代から「誰かに何かを伝えること」は、直接的にも間接的にも自分の利益に資していた。だから人類は、基本的に伝えたい欲求を持ち、またそ

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  • [Q&A]大企業における45歳以上の早期退職・希望退職についてどう思うか?(2,356字)

    2019-03-27 06:00  
    108pt
    [質問]
    私はいつも相手と話が噛み合いません。
    理由は二つあり、一つ目は自分の頭の中にある道筋の最初と最後のみを人に話してしまうところ。そうすると、この人は何を言っているんだ?とポカンとされます。
    二つ目は相手への視点が抜けていて、相手の知らないことも知っているものと勝手に判断して話してしまうところです。
    文章で説明する時は客観的になれるので、比較的わかりやすく説明できます。けれど、口頭だと主観的になり、自分でもコントロールできずに困っています。
    口頭でも客観的に話せるようになるにはどうしたらいいでしょうか?
    ハックルさん、教えてください。
    [回答]
    これに限らず問題を解決できないときは、まず「自分がその問題を心から解決したくないと思っている」という状況があることを知っておいてください。例えば、遅刻してしまうことに悩んでいる人は、実は心の奥底に「遅刻したい」という気持ちがあるのです。人にう

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  • これからどう生きたらいいのか?:第61回(2,158字)

    2019-03-26 06:00  
    108pt
    これからの人間関係において最も強力な武器になるのは、相手に「この人とつきあって得をした」というビジネス的な成功体験を与えることだ。
    そして、そのためにはビジョンを示す必要がある。具体的には、新しい生き方を提起し、それを実践することである。
    例えば、堀江貴文氏を継続的にチェックしていると、彼が好んでつき合う人間は、ほとんどが「新しい生き方」を提起し、それを実践している人物だ――ということが分かる。そしてその場合、ビジネスに成功しているか否かやお金を持っているか否か、社会的な立場あるか否かは関係ない。ビジネスをしておらず、お金を持ってなく、社会的な立場がなくとも、新しい生き方を提起しそれを実践していれば、深いつき合いをしている。
    なぜかといえば、おそらく堀江氏にとって彼らの生き方は、参考になるし刺激になるからだ。そして、何より得になる。
    どう得になるかといえば、ビジネスの参考になるのでお金が入

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  • かりそめのアイデンティティにすがる時代が1万年ぶりに終わった(1,698字)

    2019-03-25 06:00  
    今、日本の社会は非常に混沌としている。いろんな状況が絡み合って進行している。とりわけ、4つの大きな状況がある。
    第1は、少子化と人口減少だ。これが経済を大きく圧迫している。
    これに対応するのは難しいだろう。これから団塊の世代が完全に死ぬまでの30年くらいが、日本経済はとてつもなく厳しくなる。つまり、貧乏になる。それを過ぎたら再び楽になるかもしれないが、しかし少なくとも向こう30年は、国そのものが貧乏という状況がまずある。
    第2は、IT化やロボット化、AI化がますます進行していく。労働の効率化が加速していく。そうして、日本の経済状況とは逆に、世の中はますます豊かに、ますます暮らしやすくなる。それが、世の中を少なからず混沌とさせる。
    第3は、仕事が減る。「仕事」というのは、稲作が始まってから1万年もの間、社会の重要なインフラであり続けた。しかし今、それが終わろうとしている。社会は、すぐにベーシ

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  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その16(1,885字)

    2019-03-22 06:00  
    108pt
    芸術はどのように学べばいいのか?
    まず、前提として知っておくべきなのは、多くの日本人が芸術について誤解している――ということだ。
    その誤解とは、「芸術は自分の見たいように、自由に鑑賞していい」というものである。そして、それが一つの常識になっていることだ。
    それは、端的にいって間違いである。いや、正確にいえば「間違いである場合がほとんど」だ。
    その間違いは、言葉の使い方における間違いと似ている。
    言葉も、どのように使ってもその人の勝手ではあるものの、相手に伝わらなければ意味がない。そして、相手に伝わるという目的を達するためには、そこで「正しい日本語」や「正しい使い方」を使わなければならない。そうなると、日本語を使うことは必ずしも自由ではなくなる。
    これと同じように、芸術もどのように見たって構わない。しかしながら、知識のない人が感性の赴くままに自由に芸術を鑑賞しても、ほとんど意味がない。それは

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  • 明日のライティング術:第19回(2,240字)

    2019-03-21 06:00  
    108pt
    1
    ここからは、ライティングの「構造」について、順を追って見ていく。
    まずは「導入」について。
    文章の導入は、いつも「読者を引き込むため」にある。というのも、文章はいつでも読み飛ばされる恐れがあるからだ。途中で読んでもらえなくなる危険性がある。
    それを避けるには、まず導入部分で読者を惹きつけなければならない。その後の内容に期待を持たせなければならない。そうした意味で、きわめて重要なのだ。
    小説の評論家は、よく「小説の価値はほとんど冒頭に現れる」という。実際、冒頭について論じられるケースが少なくない。そのため、有名な小説の冒頭だけを集めて解説した本やインターネットサイトもあるくらいだ。
    だから、文章の導入について学ぶのは比較的簡単である。まずは、いろんな小説の冒頭部分を読むのだ。そして、それがいかにすぐれた導入なのか、解説を読んでもいいし、自分で考えてもいい。とにかくそこから学んでいく。そうする

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  • [Q&A]日本で開幕戦を迎えるイチローについてどう思うか?(2,240字)

    2019-03-20 06:00  
    108pt
    [質問]
    大リーグの今季開幕戦(20、21日、東京ドーム)で、イチローの勇姿が見られそうです。ハックルさんのイチローに対する期待や思いがあれば教えてください。
    [回答]
    野球はぼくにとって特別なスポーツで、その野球においてイチローは最も特別な選手なので、彼に対するぼくの思いにはとても深いものがあります。
    ここ数年というもの、イチローの衰えはぼくの心を痛めています。特に去年は途中から出られなくなってしまって、「ああもう本当にイチローが見られなくなった」とがっくりきたものでした。
    イチローは、一見衰えていないようにも思えるのですが、しかしやはり確実に衰えは忍び寄っているのでしょう。とにかく打てなくなりました。ぼくは野球は好きですが、プレーそのものはそこまで詳しくないので、なぜイチローが打てなくなったのかは分かりません。しかし打てなくなったのは確かですし、今年のオープン戦でも少しも結果を残せませ

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  • これからどう生きたらいいのか?:第60回(1,851字)

    2019-03-19 06:00  
    108pt
    これからのリアルにおける人間関係を築く上で、最も効果的なのは交際相手にビジネス的な成功体験を与えることだ。それこそが今、最も多くの人が求めている、人とつき合うことの報酬である。
    アップルをはじめとするGAFAが優秀な人材の確保に成功しているのも、実は社員に給与以上のビジネス的な成功体験を与えられていることが大きい。自分の作るものが、世の中に少なくない熱狂を巻き起こすことに、社員はこの上ない魅力を感じている。それを果たすことが、彼らがGAFAで働くことの目的なのだ。
    そうした構造を考えると、これからの時代に最も重要なのは、何らかのアウトプットを生み出し、それがたとえ小さくてもいいから社会の熱狂を巻き起こす――ということだ。ファンを生み、熱い眼差しでフォローされる、ということである。
    その意味で、我々が最も参考にすべきは「芸能人」だ。特に、60年代から80年代にかけての欧米のロックスターは、大

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  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その15(1,961字)

    2019-03-18 06:00  
    108pt
    ここからは芸術について見ていきたい。
    まず、芸術と知的生産性はどのように結びつくのか?
    その前に、まずは「なぜ我々は芸術を学ばなければならないのか?」ということについて考えてみる。古来より、キリスト教では三つの重要な価値として「真善美」を上げている。それ以外の文化圏でも、美はたいていの場合で人々にとって重要な価値観となっている。
    そもそも人類は、誰に教わったわけでもないのに、美というものについて強い価値を感じるようにできている。美しい風景を見れば感動するし、それ以前に美しい人間に好意を抱く。特に恋愛において、美しい人間に抗いがたく惹かれる。
    なぜ人は美しい人間に惹かれるのか?
    その理由については諸説あって、いまだにはっきりとしたことは何も言えない。
    しかし、強い説得力を伴って受け入れてしまう考え方としては、「美しさが人の生存と深いかかわりにある」というものがある。生きる――もっといえば「生

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