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記事 21件
  • [Q&A]稼ぐとは何ですか?(1,914字)

    2016-08-31 06:00  
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    [質問]知り合いの奥様が「旦那はATM」「旦那は働き蜂」「男女の関係が好きだけで成立するのは若いうちだけよ」と言っていたのを聞きながら世の奥様方の旦那様に対する愚痴として多い「旦那の稼ぎが悪い」は本当だと思い。あらためて女の怖さとお金の大事さを知りました。年収700万。800万。さらに1000万以上。会社員でそんな高給取り一部の名のある大企業の社員だけ。それより200~500を推移している人間の方が圧倒的に多いでじゃなんですかね?多分。知らないですけど。私自身ここまで「バイト」「派遣」「契約」などで食い繋いできた実感として普通にフルタイムで勤務していれば250ぐらいまでは頑張ればいきます。しかし、ボーナスがない又は少ない。時給が割高じゃない限り「300」はなかなか越せない「壁」です。時給1000円で8時間を365日年中無休で馬車馬のように働いても「300」には届きません「300」じゃ奥様側

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  • 世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その33(2,346字)

    2016-08-30 08:00  
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    『巨人の星』以降で、アニメ界に最も大きな変革をもたらしたのは、高畑勲と宮崎駿のコンビであろう。彼らが一九七四年に制作した『アルプスの少女ハイジ』は、さまざまな意味でエポックメイキングな作品となった。
    まず、宮崎駿がレイアウトという仕事を確立させた。
    レイアウトというのは、実写映画でいえば演出とカメラを兼ねたような仕事だ。キャラクターと背景が、何秒でどのように動くかを決めていく仕事である。
    なぜこのような役職ができたかといえば、それまでのアニメではキャラクターの動きと背景を統括する役職がなく、しばしばそれらがずれるという事態が起こっていたからだ。顕著な例では、地平線の向こうから走ってきた主人公が、わずか十数歩で眼前まで来るというような場合もあった。
    また、アニメならではの絵の嘘も多かった。例えば、室内のシーンでは部屋の大きさや家具の配置などが決められていないため、つなげてみると矛盾する場合も

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  • 『君の名は。』は新海誠監督がこれまでの弱点を上手く解消した彼の最高傑作だと思う(1,797字)

    2016-08-29 06:00  
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    『君の名は。』を見た。
    ここからは、なるべくネタバレなしの感想を書きたい。
    まず、面白いか面白くないかでいえば、とても面白かった。
    ぼくは、最近「映画とは何か?」ということを考える中で、面白さの比重として「映像」が非常に大きいと感じるようになってきた。たとえシナリオが良くても、映像が良くなければ見ていて面白くない。その逆に、内容が面白くなくても、映像に見応えがあれば面白く感じてしまう。
    その意味で、新海誠監督の映画はまず大きなアドバンテージがある。彼は映像作りにかけては当代一で、もはやそれに疑問を差し挟む人はいないだろう。特に、星の光や空、空気などの表現が抜群に上手く、見ていて引き込まれる。彼自身も、自分にそういうアドバンテージがあるのは十分分かっているから、いつもそれを活かした映画作りをする。
    ただ、新海監督には弱点もある。それは、大きく二つある。
    一つは、物語の構造が弱いところ。内容が

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  • 台獣物語31(1,975字)

    2016-08-27 06:00  
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     昼食と昼寝を挟んで午後三時から、再びトレッキングに行くことになった。合宿所に集まった未来のヲキやトモたちは、それぞれ山歩きの格好をして、近くの野山を歩いた。 これの引率には、藤堂先生と朝倉先生の二人がついた。藤堂先生が先行して、朝倉先生がしんがりを行く形だ。 トレッキングは、あくまでも野山を歩くだけだから、ぼくは最初、ほんの散歩間隔でスタートした。ところが、ただ目的地も知らされないまま黙々と歩いていると、すぐにバテてしまって、ぼくはいろんな考え事をするようになった。 それは、合宿所に来てからのことだったり、これまでのことだったりした。特に、ぼくのパートナーであるエミ子のことについて考えていた。 この合宿所に来てからのエミ子は、明らかにこれまでとは様子が違った。これまでより積極的になったのはもちろんだが、これまでは出さなかった知られざる側面が顔を出すようになった。 特に、朝に見せた人

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  • 週末に見たい映画#53『シン・ゴジラ』のモデルになった『日本のいちばん長い日』(2,405字)

    2016-08-26 06:00  
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    『シン・ゴジラ』のモデルが『日本のいちばん長い日』ということで、この作品を見てみた。そうしたところ、想像以上に共通点があったので、とても面白く見た。
    庵野秀明監督は、『シン・ゴジラ』撮影開始直前の打ち合わせで、スタッフたちを前にして「面白い日本映画を目指してやっていきたい」と語った。これは、彼の中に明確な「面白い日本映画」像があったからだろう。そしてそれは、この『日本のいちばん長い日』をイメージして言ったはずだ。それほど、この作品は「面白い」のだ。
    では、『日本のいちばん長い日』はどのように「面白い日本映画」なのか?
    今日は、そのことについて考えてみたい。
    庵野監督は、面白い「映画」ではなく、あえて面白い「日本映画」といった。そこには、『日本のいちばん長い日』に、外国映画にはない面白さがあると考えたからだろう。だから、『シン・ゴジラ』のモデルにしたのだ。
    では、『日本のいちばん長い日』にあ

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  • あしたの編集者:その10「美しく生きるということ」(1,670字)

    2016-08-25 06:00  
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    美的センスを育むためには、まず生活から美しくしなければならない。生活は生きることの基本だ。その基本の部分が醜ければ、美的センスも磨かれようがない。
    では、生活を美しくするとはどういうことか?
    それは、正しく「生きる」ということである。
    人間は、生きるために食べたり、寝たり、働いたりする。服を着たり、家に住んだりもする。そうしたことの一つ一つを、美しく磨き上げていくのだ。
    例えば、あらゆる物事のスタートであるところの食。この食を、正しくするか誤ってするかで、大きく違ってくる。人には、正しい食べ方というものがある。正しい噛み方、正しい飲み方、正しい消化の仕方。さらには、正しい時間や長さなどもある。そうしたことを突き詰めていくことで、美的感覚は磨かれる。
    あるいは、働くことの基本である「歩く」という行為がある。この歩くということも、多くの人が何の意識もなくしているが、しかしそれだけに「正しい歩き

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  • [Q&A]恨みを買うようなことはないですか?(1,837字)

    2016-08-24 06:00  
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    [質問]
    ハックルさんが、いくら人気がなくて、テレビとかに呼ばれなくてもTwitterやその他でいくつか嫌われるような態度やコメントで反感は買っているはず。芸名やニックネームや顔ばれ、してないならまだしも、メガネはかけていますが、顔ばれ、実名を使っています。自分の身を世間に無防備に差し出している。さらけ出している状態です。被害妄想の気がありますが、いきなり、「ジョン・レノン」のように銃殺、射殺。ドラマ「振り返ればヤツがいる」のラストで恨みを買っていた主人公が背後から刺されるパターン。また、郵便物に手紙にファンレターに見せかけて爆弾がしかけられたりしているケース、SNS、マスコミで誹謗中傷、社会的に抹殺。冤罪。家の前で待ち伏せられる。つけられる。あらされる。嫌がらせ。その他諸々被害。「一般人」でもありえる事だと思います。私自身も他者に恨みや怒りを買われているかも知れない事が、2、3思い当たり

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  • 世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その32(1,825字)

    2016-08-23 06:00  
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    アニメ『巨人の星』は、初めは漫画的(記号的)表現から出発したが、しかし次第に劇画的(写実的)表現へと変化していく。その変化の中でも、最も重要なものの一つが「線の描き方の変化」である。それまでのアニメでは、アニメーターが紙に鉛筆で描いた原画を、別の専門スタッフ(トレスマン)がセル画にペンでトレースしていた。そのため、そこで線が統一され、必然的に記号的な表現になっていた。しかし、ここで「トレスマシン」という、鉛筆で書いた線をそのままセル画に転写する機械が発明される。これによって、アニメーターが描いた個性的な線――例えばかすれた表現なども、アニメとして表現できるようになり、劇的な幅の広がりを生むのである。さらに、『巨人の星』ではトレスマシンを使ったかすれた線以外にも、さまざまな新しい表現技法を編み出していった。例えば、透過光を用いて逆光を演出したり、あるいは実写と組み合わせたりしたのである。これ

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  • リオオリンピックを見て東京オリンピックに対する態度を考えた(1,760字)

    2016-08-22 06:00  
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    この原稿を書いている8月21日の時点で、リオオリンピックがほぼ終わった。
    そこで今日は、リオオリンピックの雑感と、次回東京オリンピックの展望、またそれへの態度について書きたい。
    まず、ぼくはもともとオリンピックオタクであった。
    最初にはっきりとオリンピックを意識したのは16歳のとき、1984年のロサンゼルスオリンピックで、このときはカール・ルイスの活躍に注目が集まった。日本人では体操男子の団体や柔道・山下泰裕の金メダルが印象的だった。
    その次の1988年、ソウルオリンピックはかなり熱中した。特に、競泳の鈴木大地と柔道の齋藤仁の金メダルは感動的だった。この二つは、ぼくがスポーツに熱中するようになったきっかけでもある。二人の物語は、テレビや新聞、雑誌などでくり返し見たり読んだりしたので、今でも状況を事細かに説明できるほどだ。
    さらに1992年のバルセロナオリンピックは、同じ名字の岩崎恭子が金メ

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  • 台獣物語30(2,535字)

    2016-08-13 06:00  
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    「はい!」と手を挙げたのは、なんとエミ子だった。ぼくは思わずエミ子を振り返った。人見知りの彼女が、人前で積極的に発言するなんて珍しい。少なくとも、学校では一度もなかった。
     しかしエミ子は、そんなぼくの驚きなど無関係に、真剣な眼差しで手を挙げている。きっと、昨日の授業でいろいろと刺激を受けたのだろう。あるいは、今朝のこの道場の雰囲気が、彼女に何かを感じさせたのかもしれない。とにかく、いつものおどおどとした彼女ではなく、公園でおばさんにからまれたときやゲームセンターなどで見せた、集中力の高まった表情をしていた。
     藤堂先生は、そんなエミ子を指名した。
    「はい、きみ」
     そこでエミ子は、こう答えた。
    「『かくれんぼ』――ですか?」
     すると先生は、ニヤリと笑ってこう言った。
    「惜しい! 確かに、『かくれんぼ』にもそういう要素はあるが、もっとシンプルに「隠れているもの」だ。一つヒントを言う

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