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記事 27件
  • [Q&A]診療所がこれから生き残るにはどうすればいいですか?(1,486字)

    2016-11-30 06:00  
    108pt
    [質問]
    ハックルさん、こんにちは。
    私の知人の医師が来年、病院を辞めて個人経営の診療所を開設することになりました。
    今のご時世、医療機関と言えども安泰ではなく、生き残り競争が激しくなっています。
    そこでハックルさんに質問です。ハックルさんが診療所に行かれる際にどのように選びますか?
    また、実際に診療所に行かれた際に医療機関はこうあるべきだと思われた点などございますでしょうか?
    診療所開設のアドバイスがありましたらよろしくお願いいたします。
    [回答]
    やっぱり現代の病院はインターネット検索とは無縁とはいられないでしょうね。
    ぼくも病院を選ぶ際はインターネットで選びます。
    ぼくが最近行った病院は三つあって、一つは歯医者、もう一つは胃腸の医者、そしてもう一つが鍼灸の医療院です。よく考えればもう一つ、交通事故に遭ったときに整形外科に行きましたが、鍼灸以外はいずれもインターネットで調べて家から近い

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  • あしたの編集者:その24「本質への再アプローチ」(1,980字)

    2016-11-29 06:00  
    108pt
    思春期の時代にはなかなか気づけないのだが、大人になると、たいていの人は「自分に足りないものがある」ということに気づくようになる。
    足りないもの――それは、本質へのアプローチだ。本質へと続く道である。子供の頃にはあった素直な気持ちと言い換えてもいい。美しいものを美しいと思える直感力のようなものだ。
    自分の中からそういうものが失われてしまっているということに気づく。本質は1時のところにあるのに、自分が5時や6時の辺りにいるということに気づかされるのだ。
    そこで人は、再び本質にアプローチしようとするのだけれど、そこでいろいろな邪魔が入る。そこにさまざまな障害があり、なかなか本質に辿り着けないという事態に気づくのである。
    そこから、本当の戦いが始まる。本質へのアプローチを再通させるという、新たな生き方にチャレンジしなければならないのだ。
    そういう概念を最も的確にとらえていた歴史上の人物は世阿弥だろ

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  • 生きるのが難しい(2,097字)

    2016-11-28 06:00  
    108pt
    ぼくは昔から生きるのが難しい。
    なぜかといえば、分かっている人からは認められるが、分かっていない人からは徹底的に嫌われ、そして世の中は圧倒的に分かっていない人の方が多いものだから、だいたいがつらい局面になるからである。しかしながら、分かっている人からは認められているので、それを反省するチャンスがなかなかない。これでいいと思ってしまう。つまり痛し痒しのダブルバインドなのだ。抜け出せない蟻地獄なのである。
    若い頃にこういうことがあった。
    放送作家としてある番組に携わっていて、しかしながら周りがバカばっかりで、徹底的に抵抗していたら番組をクビになった。とてもショックだったが、その番組の司会者だった古舘伊知郎さんだけは、その後もぼくを番組に戻したらと言ってくれていたと、後になってその番組のプロデューサーから聞いた。古館さんだけは分かってくれていたのだ。しかし、他の人には全く分かってもらえなかったか

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  • 絵本の編集をするのなら絵本の概念を変えるようなビジョンを示せなければ今の時代は生きていけない

    2016-11-27 11:00  
    私は2015年の夏くらいに絵本の編集者をすることになりました。
    みなさん、絵本というとどういうイメージをお持ちでしょうか?
    おそらく、とても「良い」イメージをお持ちなのではないでしょうか。
    あるいは、「絵本作家になりたい」という方も、けっして少なくないと思います。
    あるとき、こんな話を聞きました。
    「絵本の編集者をしていると、本当に多くの方が『私の作品を見てほしい』と言ってくる」
    これは、編集者本人にはもちろん、その家族のところにまで来るそうです。
    それほど、絵本作家(注:編集者ではありません)は憧れの職業なのです。
    ただ、絵本というのはそういう華やかなイメージとは裏腹に、それほど売れるものではありません。初版はだいたい5000部くらいですが、多くの本がなかなか増刷されません。
    そうなると、絵本で食べていくのはとても難しくなります。たとえば、定価1000円の本を1冊描けば、印税が10%だと

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  • 台獣物語44(2,442字)

    2016-11-26 06:00  
    108pt
    44
     それから、どれくらいの時間が経っただろうか。このとき、ぼくはエミ子よりも早く目覚めた。
     起き上がって辺りを見回すと、そこは小さな丸太小屋の中だった。部屋は狭く、天井も低かった。部屋の奥に一つだけ扉があって、小さいが窓も一つあった。
     部屋には、床を埋め尽くすように二つのベッドが置かれていて、それ以外には小さな机と椅子、それからやっぱり箪笥があった。ぼくは、その二つあるベッドの片側に寝ていた。
     隣のベッドを見ると、そこにはエミ子もいた。それで、ぼくはホッとした。エミ子は小さな寝息を立てていて、どうやら命や体に別状はないようだった。
     しかし、ここはどこなんだろう?
     訳が分からず辺りを見回していると、急にドアが開いた。そのため振り向くと、そこから一人の女の子が入ってきた。
    「あら、気づいた?」
     と女の子は、起き上がってぼくを見て、特に慌てた様子もなく言った。
    「体はどう? 痛み

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  • 今は「個人」の時代になっている(2,068字)

    2016-11-25 06:00  
    108pt
    ぼくは『もしドラ』を書いて、組織の力というものについて研究して、今はぼく自身も組織のマネージャーとして働いている。その中で矛盾した物言いになってしまうかもしれないが、実感するのは「今は組織ではなく個人の時代になっている」ということだ。個人が強い時代になっている。組織が個人に負けている時代だ。
    例えば格差社会がある。日産の社長は年収を10億円もらっているが、日産の新入社員は正社員でも新卒で手取り20万くらいだろう。非正規だと10万くらいか。その差は1万倍だ。社長が末端社員の1万倍もらう世界。それでも暴動が起きないのは、みんながそれに納得しているからだろう。ゴーンさんにはそれほどの力があるが、末端社員にはなんの力もないのである。
    Googleの人事部長が書いた『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える』という本があって、これがなかなか面白い。『ワーク・ルールズ!―君の生き方とリー

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  • あしたの編集者:その23「人間がフィルターをかける理由」(1,876字)

    2016-11-24 06:00  
    108pt
    「ウィリアムズ症候群」という病気がある。遺伝子疾患の一つで知能障害を伴うのだが、この病気の患者というのは、生まれつき「人見知りしない」のだという。
    そのため、親が非常に心配する。知人でも他人でも誰彼構わず親しげに話しかけたり、あるいはついていったりしてしまうので、悪い人に騙されないかと危惧するのだ。
    そこで親は、例えば「警察官以外は知らない人に話しかけてはならない」というルールを子供に課したりする。そうなると、街中で迷ったときなどに警察官以外に道を聞けないため、とても不便となるのだが、それでもそうしないと仕方ないのだ。
    このことから分かるのは、普通の人は他人を簡単には信用しない、ということだ。たいてい疑いの目を持っている。疑いの「フィルター」をかけて世の中を見ている。
    人は、生まれてから比較的すぐにこの「フィルター」を獲得する。フィルターは、他者への不信だけではない。世の中全体を斜めから見

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  • [Q&A]Airbnbについてどう思うか?(2,040字)

    2016-11-23 08:00  
    108pt
    [質問]
    先日のQ&Aで中古マンションについて書いていらっしゃいましたが、Airbnbのような民泊ビジネスにはご興味ありますか?
    岩崎さんが考えた部屋&サービスのお部屋はちょっと興味があります。私はAirbnbを最近よく利用するのですが、ホテルのように癒やしはなくともちょっと夜帰って泊まって朝出かけるには十分ですし、観光地ですとホストさんのオススメの場所を教えていただけたり、旅の目的についてやこれまで旅した場所についてお話できたり付かず離れずのコミュニケーションがとても楽しいです。民宿とホテルの間のような感じです。
    また、お部屋にホストさんの特色が現れるのでそれを見るのも楽しいです。観光マップを作って於いておいてくれる方がいたり、いろんなフレーバーティーを揃えてくれている方がいたり、ふっかふかのタオルだったり、入溶剤やめぐりズムを用意してくれてたり。
    少し残念なのが、都心部のホストさんは外

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  • 世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その45(2,296字)

    2016-11-22 06:00  
    108pt
    『スペースインベーダー』の大ヒットを受け、日本ではそのフォロワーともいえる後継作品がいくつも生み出された。いずれも宇宙が舞台となっており、侵略者たちをミサイルで撃ち落とすというものだ。それらはミサイルで敵を撃つ(シュートする)という意味から「シューティングゲーム」と総称された。
    そんなシューティングゲームの中で、ナムコの生み出した『ギャラクシアン』と『ギャラガ』は一頭地を抜いていた。『ギャラクシアン』では『スペースインベーダー』にはなかった敵の複雑な動きを実現し、さらに『ギャラガ』ではプレーヤーの動きに敵機が対応するといった新たなギミックが加味され、そのゲーム性を深化させていった。
    そうしてナムコは、ゲーム界全体における変革のリーダー的な立場ともなり、既存のゲームを進化させるべく、さらなる新たな方向性を模索していた。
    そうした中で、ハードの方も日々進化していた。この頃には、『スペースインベ

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  • どうやって作ったのか!?(1,648字)

    2016-11-21 06:00  
    108pt
    現代の(昔からもしれないが)コンテンツは、作品そのものに強い魅力が内在していないとなかなか売れない。そしてコンテンツに強い魅力を内在させるためにはそこに「驚き」がなければならない。なぜならコンテンツの――いや全ての「面白さ」はつまるところ「驚き」の面白さだからだ。それは以前にも何度か書いた。
    そうなると、今度は「では現代のコンテンツにおいて顧客に驚きを感じてもらうためにはどうすればいいか?」ということが問題になるのだが、それには表題に掲げた「どうやって作ったのか!?」という感情を催させることが一番である。なぜなら今は「一億総クリエイター時代」だからである。何かを作って発信することなら誰でもできる。だから作ることそのものには価値がほとんどなくなった。しかしそこにおいてコンテンツには新たな価値が発生した。それは一億のクリエイターが参考になるような作品は売れるということだ。なにしろ一億総クリエイ

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