• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 23件
  • 登戸の事件のことについて(2,233字)

    2019-05-31 06:00  
    110pt
    1
    登戸の事件のことについて、公開では書きにくいことを書く。
     

    記事を読む»

  • 子どもたちに伝えたい「仕事がなくなる時代」のドラッカーのマネジメント:第4回(1,949字)

    2019-05-30 06:00  
    110pt
    これからの「仕事がなくなる時代」をしっかりと生き抜くためには、まず現状を把握する必要がある。把握するべき現状は、大きく二つ。
    一つ、IT技術の発展やAI・ロボットの進化によって、世の中からは仕事が減り続ける。
    二つ、それに対して、仕事をしている振りをしている人が増えたが、それを即刻やめる。
    これらを踏まえた上でないと、この先の議論には進めない。そのため、ここであらためて確認しておいた。
    その上で、次に「新しい仕事を作る」ということに取り組んでいきたい。
    では、新しい仕事はどのように作ったらいいのか?
    そもそも「新しい仕事」とは一体どのようものなのか?
    それ以前に、まず「仕事」とは何なのか?
    「仕事」という概念が生まれたのは、今から1万年くらい前だ。1万年前、我々人類が「狩猟採集生活」から「農耕生活」に切り替わるタイミングで、人は共同で働く場面が増えた。
    農耕という作業は、それまでの狩猟採集

    記事を読む»

  • [Q&A]痴漢は安全ピンで撃退してもいいか?(1,892字)

    2019-05-29 06:00  
    110pt
    [質問]
    現役教員のお笑いコンビ・オシエルズ第12回単独公演「自由に!」~授業のネタ探しのヒント満載!~ 、という記事を見ました。現役の先生がお笑いをするのは面白いなあ、と思いました。わたしも現役の先生で何か面白いことをしたいと思っているのですが、岩崎さんが学校の先生ならその立場を使用してどんなことをされるでしょうか?
    [回答]
    ぼくは2010年にNHKの「課外授業 ようこそ先輩」という番組に出て母校の小学6年生に2日間の授業をしました。そこではまず『かえるくん、東京を救う」という村上春樹の短編小説を読ませ、それについての議論をクラスのみんなで行ったのです。主眼は、作品を批評するのではなく、この作品のどこが素晴らしいか、その良さを発見するということでした。
    そうしたところ、それは普通の読書感想文の何倍も簡単でありながら、また何倍も楽しかったようで、非常に好評でした。子供たちの発言にも目を見

    記事を読む»

  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その23(2,025字)

    2019-05-28 06:00  
    110pt
    知的な行為は、主に頭の中で為される。頭の中で何かを考えることで為されるのだが、この「考える」という行為は、必ずしも「同一の作業」ではない。そこにはいくつかの異なる作業が存在している。例えば、「考える」という行為を段階によって分析していくと、そこには大きく五つの「ステージ」がある。第一に、情報をインプットするステージ。第二に、それを解釈するステージ。第三に、その解釈を評価するステージ。第四に、その評価を元に、自分の考えを整理するステージ。第五に、その整理した考えをアウトプットするステージ。考えるという行為は、これら一連のステージを高速で回転させたり、場合によっては行き来したりする作業だ。そしてたいていの場合、それらはきわめて短時間で行う必要がある。そこで重要になってくるのは、各ステージでの処理速度もさることながら、各ステージ間の移動を速くすることである。各ステージ間の移動をスムーズにすること

    記事を読む»

  • Uの仕掛けた殺人タックル(1,587字)

    2019-05-27 06:00  
    110pt
    独走せんとするぼくの前にラグビー部レギュラーのUが立ちはだかった。
    Uは元々ちょっと空気の読めていないところがある上に、この試合は先述したようにB組が雪辱を晴らさんともしていたので、異様に気合いが入っていた。そのため、たとえ相手がラグビー部員ではない一般の生徒であっても、まるで部の試合のように本気でタックルしてきた。いやむしろ、部の試合より気合いが入っていたかもしれない。彼は死ぬ気でタックルしてきたのだ。いや、殺す気でタックルしてきたといった方が正しいだろうか。いうならば殺人タックルだ。殺人タックルをぼくに仕掛けてきたのだった。
    しかし、そここそが狙い目だった。そこにこそ、ぼくの秘策というものがあった。
    Uが殺人タックルを仕掛けることは、ぼくには分かっていた。あらゆる状況から、Uがぼくに殺人タックルを仕掛けることは火を見るよりも明らかだった。
    ところで、殺人タックルとは何か?
    それは一撃必

    記事を読む»

  • 迫り来るU、くり出した秘策(1,677字)

    2019-05-24 06:00  
    110pt
    ラガーマンとして人生最大のチャンスを迎えたぼくは、走った。もう目の前には、たった一人の相手選手しかいない。彼を抜けば、独走してのトライが決まる。ぼくは今でも、ときどきこのときのことを思い出す。もしあそこで、相手選手を抜いていたらぼくの人生はどうなっていただろうか?おそらく、何も変わらなかったはずだ。それでも、そのトライは見事なものにはなって、ぼくの活躍は称えられただろう。A組の優勝は、もしかしたらYの功績ではなく、ぼくの手柄だと褒めそやされたかも知れない。そしてそうなると、高校時代からイジられキャラだったぼくのこと、クラスのみんなや知らない人からも、こう言われたに違いない。「岩崎、すげえな! ラグビー上手いじゃん」「おまえ、ラグビー部入っちゃえよ。おまえなら、レギュラーなれるよ」前年、野球同好会からはBがラグビー部に入ったが、彼はそこで精神を病み、学校にも来なくなっていた。だから、そのこと

    記事を読む»

  • 子どもたちに伝えたい「仕事がなくなる時代」のドラッカーのマネジメント:第3回(1,983字)

    2019-05-23 06:00  
    110pt
    ブラック企業は、21世紀に入ってパソコンやインターネット、携帯電話が普及していく中で急速に増えていった。それは、人々が仕事を失っていく中で生まれた現象だった。
    例えば90年代の初め頃、たくさんの電話番号を暗記している人がいた。彼らは、電話をかけるときにいちいち電話帳を見なくても済むので、仕事が速かった。
    当時は、携帯電話はもちろんメモリー機能付きの電話もほとんど普及していなかったため、電話をかけるときにはいちいちアドレス帳で調べなければならなかった。そして電話をかける機会も今と比べると格段に多かったため、アドレス帳を調べる時間は膨大なものとなった。
    だから、電話番号をたくさん暗記している人は、仕事が速く、優秀な人と評価されていたのだ。
    ところが、やがて携帯電話が普及すると、そこには電話番号を記憶できるようになった。おかげでいちいちアドレス帳を見なくてもよくなり、誰でも素早く電話がかけられる

    記事を読む»

  • [Q&A]差別発言についてどう思うか?(1,682字)

    2019-05-22 06:00  
    110pt
    [質問]
    平成令和で湧いたあの10日間もずいぶん昔のことになったような気がする5月後半ですが、ハックルさんはGWの盛り上がりを振り返ってどう感じていますか?
    [回答]
    ぼく自身、春からずっと心の調子が良くないので、GWも正直、あまり振り返りたくありません。今年の春は、5月病みたいな感じがずっと続いているのです。ただ、唯一竹がいてくれることが救いです。竹と触れていると、もう少しがんばらなければいけないとも思います。
    [質問]
    ついつい夜ふかししてしまします。次の日の仕事に差し支えることも時々あります。頭が寝る前になると活発になってしまうのが悪いクセです。早く寝るためにはどうすればいいのでしょうか?
    [回答]
    「寝る」ということと「体力」は密接な関係にあります。一日の中で体力をどれだけ搾り取れるかが、早く眠るためにはだいじですね。ぼくも、睡眠については上手くいっていない時期が長くて、なぜかとい

    記事を読む»

  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その22(1,776字)

    2019-05-21 06:00  
    110pt
    我々は、誰もが部屋で生活している。一人暮らしの場合もあるし、誰かと一緒に住んでいる場合もある。会社や学校にも自分の机があるが、それもやっぱり部屋の中だ。そんなふうに、我々はたいてい何らかの空間の管理を任されており、部屋を「道具」として用いている。部屋というのは、人間にとって最も基本的な「生活用具」といえよう。それにもかかわらず、その使い方となると、多くの人が深く考えているわけではない。誰もが「掃除」については考えているだろうが、部屋そのものを道具としてどう用いるかということにまでは、考えが及んでいない場合がほとんどだ。それ以前に、多くの人がそもそも部屋を道具としてとらえていない。生活必需品や不可欠なインフラとはとらえていても、その使い方に上手い下手があるという概念すら認識していない。部屋の使い方にも巧拙があるという認識がないから、そもそも部屋を上手く使おうとか、使い方の勉強をしようという発

    記事を読む»

  • ラグビー人生最大のチャンスが訪れた(1,866字)

    2019-05-20 06:00  
    110pt
    続きです。
    ぼくはYから校技大会のキャプテンをやれと、いわゆる「イジられ」た。そこでは、キャプテンを受諾しても、あるいは断ってもまずかった。なぜなら、受諾すれば痛いやつと誤解され、断れば洒落が分からないやつと見下されるからだ。
    そういうダブルバインドの状態に陥ったのだが、そこでぼくは、機転を利かせて逆にとことん痛いキャラを演じることにした。すなわち、花園に出る名門ラグビー部のキャプテンでありエイトのレギュラーであるYを差し置いて、大胆にも「おれにエイトをやらせろ」と交換条件を突きつけたのだ。
    もちろんそれはギャグだったが、重要なのはクラスの誰もが分かる難易度だったということだ。すなわち高尚すぎず、かといって簡単すぎず、ちょうど良いバランスだったのである。
    その意味で、このギャグは百点満点だった。クラスのみんなが爆笑してくれたし、Yも笑ってくれた。Yは笑ってぼくにエイトのポジションを譲ること

    記事を読む»