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記事 63件
  • これからどう生きたらいいのか?:第63回(2,270字)

    2019-04-09 06:00  
    110pt
    自分の個性を活かすためには、まず自分の長所を知らなければならない。
    そして自分の長所というのは、えてして自分の欠点としてとらえている場合が多い。なぜなら、それは他人から欠点であると散々指摘されているからだ。そして散々指摘されているということは、それにもかかわらず矯正できていないということでもある。もし矯正できていたら、それはもう欠点ではなくなっているはずだからだ。
    そういう「他者から指摘されても矯正できないほどの強い癖」が、その人の個性である。従って、それは欠点のように思えるものの、使い方によっては大きな長所へと変化する。なぜなら、その個性こそが、価値観が多様化して標準的なものの価値が下がった現代及び未来において、希少性を発揮し大きな価値となるからだ。
    だから、自らの個性を活かしてこれからの時代を生きていこうと思ったら、まずは自分の欠点を知らなければならない。次に、それを長所に転換する方法

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  • これからどう生きたらいいのか?:第62回(1,544字)

    2019-04-02 06:00  
    110pt
    この世の中に、個性的でない人間はいない。人間はそもそも歪なもので、一人一人違った性質を持っている。
    しかし現代では、その本来あるべき個性が欠けていることの方が問題となっている。多くの人が個性が欠けており、そのためオリジナリティを発揮できず、したがって新しい生き方のビジョンを示せずに、現代において魅力的な人間でいられない。
    ではなぜ、個性が欠けているのか?
    その理由はシンプルだ。それは、教育の成果なのである。教育によって個性を押し隠し、標準化された人間であるように幼い頃から時間をかけて作り上げられてきたからだ。
    なぜそういうふうに作り上げられてきたかといえば、ここまで見てきたようにこれまでの社会にはそういう人間が必要だったからだ。そして今のそういう人間がもはや必要なくなった社会でもそういう教育が継続しているのは、単なる惰性に過ぎない。社会の変化が早すぎて、教育改革がそれに追いついていないだけ

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  • これからどう生きたらいいのか?:第61回(2,158字)

    2019-03-26 06:00  
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    これからの人間関係において最も強力な武器になるのは、相手に「この人とつきあって得をした」というビジネス的な成功体験を与えることだ。
    そして、そのためにはビジョンを示す必要がある。具体的には、新しい生き方を提起し、それを実践することである。
    例えば、堀江貴文氏を継続的にチェックしていると、彼が好んでつき合う人間は、ほとんどが「新しい生き方」を提起し、それを実践している人物だ――ということが分かる。そしてその場合、ビジネスに成功しているか否かやお金を持っているか否か、社会的な立場あるか否かは関係ない。ビジネスをしておらず、お金を持ってなく、社会的な立場がなくとも、新しい生き方を提起しそれを実践していれば、深いつき合いをしている。
    なぜかといえば、おそらく堀江氏にとって彼らの生き方は、参考になるし刺激になるからだ。そして、何より得になる。
    どう得になるかといえば、ビジネスの参考になるのでお金が入

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  • これからどう生きたらいいのか?:第60回(1,851字)

    2019-03-19 06:00  
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    これからのリアルにおける人間関係を築く上で、最も効果的なのは交際相手にビジネス的な成功体験を与えることだ。それこそが今、最も多くの人が求めている、人とつき合うことの報酬である。
    アップルをはじめとするGAFAが優秀な人材の確保に成功しているのも、実は社員に給与以上のビジネス的な成功体験を与えられていることが大きい。自分の作るものが、世の中に少なくない熱狂を巻き起こすことに、社員はこの上ない魅力を感じている。それを果たすことが、彼らがGAFAで働くことの目的なのだ。
    そうした構造を考えると、これからの時代に最も重要なのは、何らかのアウトプットを生み出し、それがたとえ小さくてもいいから社会の熱狂を巻き起こす――ということだ。ファンを生み、熱い眼差しでフォローされる、ということである。
    その意味で、我々が最も参考にすべきは「芸能人」だ。特に、60年代から80年代にかけての欧米のロックスターは、大

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  • これからどう生きたらいいのか?:第59回(2,096字)

    2019-03-12 06:00  
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    これからの人間関係は、単に古い(リアルな)人間関係を捨て、新しい(インターネットの)人間関係を重視すればいい――というものではない。インターネットで知り合った人と、今度はリアルな関係を築いていかなければならないのだ。
    ところで、リアルな人間関係を最も有効的に構築または継続するにはどうすればいいのか?
    その問いについては、つまるところたった一つの答えに帰する。それは「与える」ということだ。つきあう相手に何かを与える。それができれば、友好的な関係が構築され、また持続される。いずれにしろ、あらゆる局面において何かを与えることが鍵である。
    では、「与える」とは何か?
    何を与えればいいのか?
    与えるというと、真っ先に思いつくものに「お金」があるだろう。お金は、今でも人の居場所と自由を担保してくれる。だから、お金を介した関係は依然として成立しやすい。
    例えば、あなたがスマホアプリの企画者だとして、プロ

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  • これからどう生きたらいいのか?:第58回(1,563字)

    2019-03-05 06:00  
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    1
    ここであらためて社会の「人間関係」をめぐる状況を整理しておきたい。今、三つの状況が並行して起こっている。
    第一に、たまたま近くにいた人と友好的な人間関係を育む必要がなくなった。学校や職場でたまたま隣り合わせた人と仲良くなる必要がなくなった。そういう人とは、必ずしも付き合わなくてよくなった。それで問題なく生きていけるようになったのだ。
    第二に、インターネットで親しくなる人を探し、仲良くなる人間関係のスキルが必要になった。現代では、たまたま近くにいた人と友好的な関係を築く必要はなくなったものの、「誰かと仲良くなって友好的な関係を築きたい」という欲は、相変わらず残っている。そして、そういう関係を築ける相手は、インターネットの出現によって桁違いに探しやすくなった。今は、けっして大袈裟ではなく、地球上の70億人の誰とでも、その気になれば連絡を取れるし、仲良くなれる。そういう時代になった。
    だからそこ

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  • これからどう生きたらいいのか?:第57回(1,731字)

    2019-02-19 06:00  
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    人間社会は、稲作によって大きく変化した。
    最も大きく変化したのは、「よく知らない人と日常的に接するようになったこと」だ。何万人もが暮らす都市にいると、知らない人と薄いつながりを持つということが当たり前になった。そしてそれは、それまで30人未満で暮らしていた社会とは大きく異なるものだった。
    そこで、人間社会には「知らない人と共に暮らすための道具」が必要になった。そうして発明されたのが「法律」だった。法律は、知らない人同士でもできるだけトラブルが起きないように暮らすには最適のツールだった。それ以外にも、マナーや常識、またそれらを包括した「文化」そのものも、都市が形成された段階で、知らない人との関係が上手く築けるようなものに変化した。それらはいずれも都市で暮らすためには不可欠なものだった。
    ところが、インターネットの登場によってそれが大きく変わった。何が変わったかといえば、人間関係のあり方が大き

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  • これからどう生きたらいいのか?:第56回(2,014字)

    2019-02-05 06:00  
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    稲作が始まる前まで、人間はだいたい20人から30人くらいの集団を形成して生きていた。家族の数でいうと、4から7といったところか。それ以上になるのはきわめて稀だった。しかし稲作が始まると、これが爆発的に増えた。人数でいうと、数百から数千、あるいは一気に数万という規模にまで拡大した。そうして、都市が生まれた。人間関係も、それによって大きく変化していったのだ。それまでの人間関係は、20人から30人くらいの狭い世界のものだった。それはちょうど学校の一クラス分くらいだ。企業でも、30人以下だといわゆる「小企業」といわれるが、30人を超えると「中企業」といわれるので、人間関係の人数におけるある種の閾値は、この「30」という数字に存在するのかもしれない。これは余談になるが、経営の世界にも「3の壁」といわれるものが存在する。2人しかいない会社と3人の会社とでは、経営の仕方が変わってくるというのだ。また、2

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  • これからどう生きたらいいのか?:第55回(1,941字)

    2019-01-29 06:00  
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    これからの時代をどう生きたらいいのか、どう生きていくのか?
    これまで、教育、仕事、結婚、お金と、四つのカテゴリーにわたって見てきた。最後が人間関係である。
    ところで、人間関係の話をする前に、ここで現在人類に起きている最も大きな変化について触れてみたい。
    今、人類に起きている最も大きな変化は「食生活の変化」だ。それは、稲類から離れるという変化である。
    人間は、初めは狩猟採集生活をしていた。ホモ・サピエンスが40万年前に生まれた後、約39万年間、つまりほとんどの期間は狩猟採集生活をして過ごした。
    その後、1万年くらい前から稲作が始まった。日本でいえば、ほんの2000年ほど前に稲作が始まった。つまり、稲作の歴史はとても浅いのだ。ほんの数千年の歴史しかないのである。
    しかし、その数千年の歴史しかない稲作が、我々人類のあり方を一変させた。何を変えたかというと、まず人々の寿命を変えた。
    狩猟採集生活が

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  • これからどう生きたらいいのか?:第54回(2,180字)

    2019-01-22 06:00  
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    仮想通貨の新しいところは、「中央集権制」ではないところだ。
    これまでのお金は、政府発行のものにしろクレジットカードにしろ、あらゆるものが中央集権制だった。どこか一つの機関が責任を持ってそのお金の信用を保証していた。
    例えばGAFAが提供する経済システムも、まだ中央集権制だ。その「中央」が、これまでの国家や政府から私の企業に移ったに過ぎない。
    しかし仮想通貨は、これとはコンセプトが違う。完全な分権制で、利用者がお互いの信用を保証し合うのである。
    これは、政治でいえば「直接民主制」のようなものだ。取引の際に、関係者全員に確かめ、問題がなければ成立する。そういう、これまでのお金では絶対にありえなかった仕組みが、インターネットの登場と進歩によって初めて可能になったのだ。
    そう考えると、この仮想通貨の登場は単なる「新しいお金」という以上の意味を持っている。それは、新しい政治体制の成立をも、理論上は可

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