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2008年7月の記事 2件

絶対に遅刻しない女の子がいる

「最近の若者は――」という言説をよく聞く。たいていはネガティブなイメージで語られることの方が多い。曰く、最近の若者はひ弱になった、最近の若者はバカになった、最近の若者は覇気がない、最近の若者はすぐ挫ける、最近の若者は何を考えているのか分からない…… しかしぼくは、若者をそういう目で見たことがない。それは、ぼく自身がとてもだらしない人間なので、たいていの人がぼくより立派に見えるからというのはあるけれど、それを抜きにしたって、逞しく、したたかで、尊敬できる若者というのは多い。若者礼賛というわけではないが、若者の中にもそういう人がちゃんといるということだ。 特に、ぼくの知っている若者には、心の底から尊敬でき、敬服できる人物が何人かいる。そういう人を知っているから、ぼくは、若者というのを一括りに否定することができないのだ。 ぼくの知ってる若者に、絶対に遅刻をしない女の子がいる。どんな時でも、集合時間の10分前には必ず到着している。しかも、どんな時でも身だしなみをきちんと整えている。家を出る1時間前には必ず起き、もろもろの準備を済ませてから家を出る。もちろん女の子だからというのもあるけれども、人前でだらしない顔は絶対に見せない。そこのところには、頑ななまでにこだわっている。 一度、「なんでいつもそんなに早く来てるの?」と尋ねたことがあった。しかし彼女は、「だって、早く着いてないと気持ち悪いじゃないですか」と答えただけで、あとは照れ笑いのような表情を浮かべ、それ以上多くを語ろうとはしなかった。  

ハックルベリーに会いに行く

『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。

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岩崎夏海

1968年生まれ。男性。本名同じ。東京都日野市出身。東京芸術大学美術学部建築科卒。 秋元康氏に師事し、放送作家や秋元氏のアシスタントとして17年間働き、AKB48にも関わる。独立後、『もしドラ』を著し41歳で作家に。 ブロマガのタイトルは、大好きなザ・ブルーハーツの「1000のバイオリン」より。

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