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記事 20件
  • ダフトパンクの解散で感じた「突き詰める手法」の存在(1,826字)

    2021-02-26 06:00  
    110pt
    みなさんは、何かを突き詰めているだろうか?
    これからの社会は、何かを突き詰める――ということが絶対的に必要だと思う。
    例えばイーロン・マスクは、宇宙に移住することを突き詰めて考えた。その結果、ロケットを作ることを思い立ち、さらには移住した先の星で移動する車を作ることを思い立った。そんなふうに、何かを突き詰めて考えることで、潜在していた問題が顕在化され、それがビジネスにつながっている。
    これはベゾスも同じだろう。ベゾスも、効率化を突き詰めて考えた。その結果、輸送の効率化を図る過程で、そこにはクラウドコンピューティングが欠かせないと気づいた。ところが、世の中にはベゾスが満足するようなクラウドサービスがなかった。そこで仕方なく、自前で作り、そこでも徹底的に効率化させた。
    そうしたところ、効率化させすぎてスペックが過剰になってしまった。これではもったいないからと他の企業に格安で貸したところ、そんな

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  • 正解はあります:その20(1,853字)

    2021-02-25 06:00  
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    今回は、前回に引き続き「自分はなぜ生きているのか?」という哲学的な問いについて考えてみたい。
    「自分はなぜ生きているのか?」
    その直接的な答えは大きく二つあり、一つは「生まれたから」、もう一つは「まだ死んでいないから」だ。そして、前回は「なぜ生まれたか?」について考えたため、今回は「なぜまだ死んでいないか?」ということについて考えてみたい。
    ところで、多くの人はそもそも「なぜ自分は生まれたのか?」ということについては考えたことがあっても、「なぜ自分はまだ死んでいないか?」ということについてはあまり考えたことがない。「ほとんど考えたことがない」あるいは「全く考えたことがない」という人も少なくないだろう。
    しかしながら、「自分はなぜ生きているか?」ということを哲学的に解こうとすると、「なぜ生まれたか?」という問いと同じくらいに、「なぜまだ死んでいないか?」という問いも重要なものとして浮かび上が

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  • [Q&A]大学に行かないでどうキャリア形成するのか?(2,641字)

    2021-02-24 06:00  
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    [質問]
    YouTubeを始めて半年になります。登録者や再生回数は徐々に増えている状態です。質問ですが企画やサムネのアイデアを出し続ける為に心がけた方がいいことや実践した方が良いことがありましたら教えて下さい。宜しくお願いします。
    [回答]
    まずは、「燃え尽きない」というところでしょうか。ぼくは今、YouTubeに燃え尽きてしまっているので、再生するのを静かに待っているところです。まあ、燃え尽きたってまた再生すればいいだけなので、いいんですけどね。
    企画やサムネのアイデアを出し続けるためには、やはり「他者のYouTubeを見続ける」ということが肝要かと思います。誰よりも多くのYouTubeを見ている――という状況になれば、アイデアはいやがおうにでも湧き出てきます。
    ぼくは、YouTubeに関しては今、そこまでかけられる時間がありませんが、これまでアイデアを出してきたときはたいていそうしてい

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その20(1,823字)

    2021-02-23 06:00  
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    日清カップヌードルのCM「Hungry?」シリーズは、見る者に「哲学的な問い」を投げかける。
    カップヌードルCM 原始人編
    「哲学的な問い」とは、「人はなぜ食べるのか?」というものだ。ここまで、その「価値」について重点的に見てきたが、ここからはその「投げかけ方」について注目したい。
    というのも、この問いはきわめてさりげないながらも、確実に届かせることに成功している。それも、表層意識に届けるのではなく、無意識に届けている。このCMを見る人は、無意識のうちに「人はなぜものを食べるのか?」という哲学的な問いについて、考え始める。
    さらに注目すべきは、それを考えるのが必ずしも哲学的感度が高い人だけではないということだ。哲学的感度の低い人さえ、そういう問いが発せられるような仕掛けになっている。
    つまり、このCMは哲学的「強度」がとても強いのだ。そのため、強烈な伝播力がある。その意味で、きわめてすぐれ

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その17(1,820字)

    2021-02-22 06:00  
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    これからの時代にお金持ちになるためには、「生活探求者」になるしかない。
    なぜかというと、これまでも、そしてこれからも、ビジネスの種というのは究極のところ「生活」にしか潜んでいない。そして、これからの時代は生活を突き詰めるまで考えるような探求者にならないと、他者に先んじて新しい生活の価値というものをなかなか発見できなくなる。そこそこで満足してしまっては、新たなアイデアというものが生み出せなくなる。
    だから、生活探求者になり、より良い生活というものをとことん考えていく中で、大いなる不満を募らせ、解決を図ろうとすることが必要だ。それこそがビジネスの芽であり、お金の源泉となってくる。
    実際、今の世の中でお金持ちになっている人は、ジョブズにしろベゾスにしろザッカーバーグにしろマスクにしろ、皆生活探求者だ。誰よりも生活について深く考え抜いているから、すばらしいアイデアを生み出すことができ、お金を得るこ

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  • 冗談を禁止すると社会は暴走する(1.902字)

    2021-02-19 06:00  
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    最近、フェミニストの反社会性が目立ってきている。
    例えば、フェミニストのハヤカワ五味氏は、犯罪ぎりぎりの行為を犯している。
    ハヤカワ五味『ILLUMINATE チケットサプリ』の炎上についての雑感とまとめ
    氏は、薬事法違反すれすれのサプリを販売し、ネットで数多くの批判にさらされた。それでいながらなお、その犯罪すれすれの行為を継続させている。その恐ろしい姿が、この記事では批判的にレポートされている。
    さらに、そこにこんな記事が紹介されていた。
    生殖ビジネスの闇
    この記事では、フェミニストのスプツニ子!氏が、ネットの対談記事で「代理母を推奨する」という旨の発言をし、炎上した経緯がレポートされている。
    なぜ「代理母を推奨すること」が炎上したかといえば、それは「差別」だからだ。
    スプツニ子!氏は、そもそも「出産」を女性の「ハンディキャップ」ととらえている。なぜかというと、それで仕事のキャリアが分断

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  • 正解はあります:その19(1,904字)

    2021-02-18 06:00  
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    今回は、「自分はなぜ生きているのか?」という哲学的な設問について、その解答を徹底的に考えてみたい。なぜなら、これを考えることによって哲学する力が鍛えられ、そうなれば「正解はない」という考え方が決定的に誤っていると、やがて理解できるようになるからだ。
    ただ、そこで注意したいのは考えるときにメタレベルに逃げるなど、論点をずらさないようにすることだ。そこで論点をずらすと、思考が寸断され、考える力が養われない。
    そのためここでは、どこまでも真正面から、愚直にこの問題について考えていく。また、その考え方のメソッドも、できうるかぎりつまびらかにしていきたい。
    まず、「自分はなぜ生きているのか?」という問いに直接的に答えるとするならば、「生まれてきたから」というものになる。かつて母親の胎内に宿り、またそれ以降、死という状態に至っていない――だから生きているのだ。
    そう考えると、ここでさらなる疑問が湧き上

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  • [Q&A]森喜朗氏の辞任についてどう思いますか?(1,446字)

    2021-02-17 06:00  
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    [質問]
    先週、中2の娘のことで質問した者です。確かに本人も気づいていないけど、学校が退屈なのかもしれません。エネルギーが有り余っている印象を受けます。
    それで、「短歌コンクールにでも出してみようかな」と言っていました。岩崎さんのように、日本語の面白さを感じながら創作するにはどうしたらいいでしょうか?
    [回答]
    やはり「研究」がだいじですね。まずは古今の短歌を浴びるように味わうことから始めるのがいいのではないでしょうか。
    とりあえず「万葉集」と「サラダ記念日」を暗唱できるくらい身体に入れると、言語感覚というものが分かってくると思います。「浴びる」「身体に入れる」というところが肝かと思います。
    [質問]
    森喜朗氏の一連の騒動についてハックルさんはどう思われていますか?
    [回答]
    森元首相より、世間の反応にうんざりしています。特に、ことさらに権利を主張する女性の図々しさに辟易しています。
    差別

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その19(1,950字)

    2021-02-16 06:00  
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    日清カップヌードル「Hungry?」のCMは、見る人の無意識に訴えかけるCMだ。人に、無意識のうちに「哲学的な疑問」を投げかける。
    その哲学的な疑問とは、「食べるとは何だろう?」というものだ。あるいは、「人はなぜ食事をするのか?」というものだ。
    そもそも、人は本能的にでもものを食べるから、あらためて「食べるとは何だろう?」ということを考えなくとも生きていける。実際、それを考えないまま生き、死んでいく人も少なくないだろう。
    しかし一旦立ち止まって「食べるとは何だろう?」ということを考えたとき、それが必ずしも「簡単な問い」ではないことに気づくはずだ。実にさまざまな価値観をはらんだ、非常に複雑で奥行きの深い、「哲学的な設問だ」ということに気づかされるのである。
    そういうふうに、哲学的な設問に突き当たると、人は考えるようになる。考えるようになると、自然と頭が良くなるし、それ以上に「審美眼」が養われ

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その16(1,664字)

    2021-02-15 06:00  
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    これからの時代にお金を稼ぐためには、「生活探求者」になる以外、他に道はなかなかないだろう。そのため、生活探求に興味がない人は、かなり苦しい生活を強いられる――つまり、相対的貧困に押しやられる危険性が高くなる。
    それほど、「生活探求能力」のあるなしは、これからの時代の貧富を分かつ決定的因子になるだろう。そこでここでは、「お金を稼ぐ」という観点から、「生活探求者になるにはどうすればいいか?」ということを考えていきたい。その構造を解き明かし、「メソッド」というものを確立していきたい。
    というのも、生活探求者になる道というのは、それほど平易ではないからだ。かなり厳しいことであり、今現在でも、ほとんどの人ができていない。
    余談になるが、ぼくは今、自分の家を建てている。その打合せであるハウスメーカーを訪れた際、印象的な話を聞いた。
    それは――
    「『住宅』ほど、売る側と買う側の知識の乖離が激しいものは他

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