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記事 21件
  • 学生に伝えたいお金のこと:その8(1,630字)

    2020-11-30 06:00  
    110pt
    日常が体験になると、それが「新しい話」へと転化する。「新しい話」を手に入れたら、それを元手に市場に参加できる。市場に参加できて、はじめてお金を稼げる。そうして、生きていくこともできるようになる。
    つまり、日常を体験にすることこそが、全てのスタート地点なのだ。日常を体験にすることは、お金を稼ぐ上での鍵であり、引いては生きる上での鍵となる。これさえあれば生きていける。逆に、これがないと生きていけない。
    では、どうすれば日常を体験にできるのか?
    それにはまず、自分の日常を洗い出してみる必要がある。人間の日常に最低限必要な要素となると、一体どのようなものがあるだろうか?
    ざっと考えると、以下のようになる。
    ・食事
    ・排泄
    ・運動
    ・睡眠
    ・仕事(学習、家事)
    ・遊び(趣味)
    ・他者(家族・友人・恋人・仲間・他人など)との交流
    上記の要素は、ほとんど全ての人の日常にあるものだ。これらを抜きに日常を送

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  • 正しさは嫌いだけれどそれを完全には絶ち切らない人(1,523字)

    2020-11-27 06:00  
    110pt
    最近、人と会うときは意識して与太話をするようにしているのだが、これが思いのほか受ける。思えば、このメルマガでも気がつくと与太話が多くなった。それはおそらく、ぼくの与太話の評判がいいからだろう。ぼくの与太話はなぜかそれなりに受けるのだ。
    ちなみに、ぼくがここでいう「与太話」とは、「世の中はこうなっている」ということを、エビデンスを抜きに、しかし説得力をもって語る――ということである。
    例えば、このメルマガでも何度か書いたが、日本の教育の不調は90年代に始まったのだが、その遠因はバブル時代の人手不足にあり、自国内に学歴の低いブルーワーカーを生み出す必要性が生じたことから、子供たちをあまり教育しなくなった――という話をすると、いつもたいてい喜ばれる。
    ただ、最近は「自動運転」の話をすることも多いのだが、こちらはあまり受けない。「自動運転が実現すると世の中こんな大変なことになりますよ」と言っても、

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  • 正解はあります:その10(1,808字)

    2020-11-26 06:00  
    110pt
    最近、『ブループリント』という本を読んだ。
    ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史 - Amazon
    この本の中に、まさに「『友達』とは何か」ということが、二章くらい割かれて書かれていた。
    主に、「友だちの人類史」について書かれている。その中で、人類にとって友だちがいかに重要な存在だったか、また同時に一つの厄災でもあるということが述べられていた。
    人類は、友だちを必要とした。しかしそれは、同時に禍となった。何ごともそうだが、いい面と悪い面とがある。友だちも、そのバランスの上に成り立っている。
    そういうことが、さまざまな事実を例に引きながら詳しく述べられていた。ぜひとも読んでみてほしい。
    『ブループリント』によると、「友だちを欲する」という人間の行動は、あらゆる時代のあらゆる民族に見られるらしい。その意味で、それはDNAのレベルですり込まれているのだ(この本では、そういう人間

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  • [Q&A]最近、失礼な人が増えていませんか?(2,101字)

    2020-11-25 06:00  
    110pt
    [質問]
    スーパーで商品を見ていると「どけ!」と言わんばかりにカートでぐいぐい来る人がいます。陳列棚の前で、他の人が商品を取れない状態のまま、ぺちゃくちゃ喋っている女子高生達もいます。後ろから買い物かごをぶつけられたこともあります。そう言えば全員女性でした。
    なんだか自分の知り合い以外は、背景だと思っているかのような振る舞いです。こういう人が増えている気がするのですが、岩崎さんはどう思われますか?
    [回答]
    いえ、むしろ「そういう人が減った」ので、気づきやすくなったのです。昔はそういう人ばかりだったので、誰もあまり気にしませんでした。
    例えば、昔は殺人ばっかり起きていたので、いちいちニュースになりませんでした。しかし今は、殺人がすごく珍しいので、必ずニュースになります。すると、人は「最近殺人が増えたな」と錯覚してしまうのです。
    失礼な人が減ったおかげで、かえって気になるようになりました。ぼ

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その10(1,725字)

    2020-11-24 06:00  
    110pt
    今回は、コークのCMの美しさについて、論理的に解き明かしてきたい。
    まず、「美しさ」とは何か?
    結論からいうと、それは「バランスが良い」ということである。バランスの良さこそが美しさである。逆に、バランスが悪いことを「醜い」という。バランスこそがだいじなのだ。
    なぜバランスがだいじなのか?
    それは、この世のだいじなものは、たいてい「相反する二項の間のどこか」に位置するからだ。その両者が「バランスするところ」にある。
    「生と死」をはじめ、この世に二項対立は多い。ぼくが最近テーマとしているのは「短期的利益と長期的利益」の相反関係だ。また、「新しいものと古いもの」の相反関係も気になる。
    組織の経営に限らず、何かを行うことは短期的利益と長期的利益が相反する。目の前に美味しそうなケーキがあると、食べると短期的には「美味しい」という利益を得られるが、長期的には「太る」という不利益を被る。逆に、食べないと

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  • 学生に伝えたいお金のこと:その7(1,887字)

    2020-11-23 06:00  
    110pt
    ぼくは、『もしドラ』が売れてお金が入ってきたとき、「貯めよう」などとは微塵も思わなかった。むしろ、早く全部使い切ってしまおうと思った。
    なぜかというと、現金を持っていることは危険と考えたからだ。どう危険かというと、現金の価値はどんどん目減りしていくから、持っていると文字通り「腐る」のである。
    そのため、早いうちに価値のあるものへと変換することが必要だった。いわゆる「投資」である。お金は、投資してこそ価値が生まれる。持っているだけではこれも文字通り「宝の持ち腐れ」なのだ。
    「機会損失」という言葉がある。「何かをしなかったことによって得たはずのものが得れないこと」をいうのだが、「お金を使わないで貯蓄する」というのは機会損失そのものだ。投資のチャンスを逸しているのである。こんなもったいないことはない。
    だからぼくは、早くお金を使いきってしまおうと思った。そのために事務所の不動産を買おうとしたのだ

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  • ホームレス最大の敵はその支援者たちだ(1,633字)

    2020-11-20 06:00  
    110pt
    「ホームレスを観察した」という記事がcakesに掲載され、これが炎上した。
    ホームレスを3年間取材し続けたら、意外な一面にびっくりした
    これは有料記事なので、そのうち読めなくなるかもしれないが、今は無料公開されているので、興味のある方は読んでみてほしい。
    この記事が炎上したのは、ライターが、ホームレスを「かわいそうな、支援するべき対象」としてではなく、「純粋な興味の対象」として見ていたからだ。それが、ホームレスを「かわいそうな、支援するべき対象」と考えていた人たちの目には「差別」と映った。
    しかし実際は、ホームレスをかわいそうと思い、支援する人たちの方が差別者だ。そもそも、ホームレスというのは家で暮らすことを好まない特性を持っている。だから、彼らはむしろホームレスが性に合っているのだ。ほとんどが、選択してホームレス生活を送っているのである。
    しかし支援している人たちは、そういうホームレスの

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  • 正解はあります:その9(1,595字)

    2020-11-19 06:00  
    110pt
    1995年を境に「友だち」の価値は大きく変わった。
    では、1995年に何が起きたのか?
    それは、Windows95が発売されたのだ。これをきっかけに、パソコンが爆発的に普及した。それに伴って、インターネットも爆発的に普及した。そうして、情報が一気にフラット化し、きわめて安価で手に入るようになったのだ。
    情報が安価で手に入れば、人は友だちに助けてもらわなくても生きていける。だから、友だちに気を遣って人生を間違わなくても良くなったのだ。むしろ、正しくしないと生きていけない世の中になった。
    そもそも、友だちは人を間違わせる存在である。もしあなたの親友が間違ったことをしていたら、あなたはそれを指摘できるだろうか?
    もちろん、指摘できる人と指摘できない人がいるだろう。「友だちだからこそ指摘する!」という人もいるだろう。
    しかし、仮にあなたが間違った友だちに間違いを指摘できたとしても、その後に100パ

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  • [Q&A]いい老い方とはどのような老い方か?(2,143字)

    2020-11-18 06:00  
    110pt
    [質問]
    岩崎さんはこれまでに成功した人と失敗した人をたくさん見てきたかと思います。
    巷では成功はアート失敗はサイエンスとよく言いますけれど、岩崎さんから見て成功した人の共通点、そして失敗した人の共通点があればぜひご教授いただければと思います。
    比重で言うと失敗した人の共通点を深くお聞かせ願えればと存じます。
    よろしくお願いいたします。
    [回答]
    これは、成功と失敗の定義によりますよね。ぼくの定義において、成功はやはり「長期的なもの」が重要となります。その意味で、「短期的な成功」は、ぼくの定義において失敗になることもあります(その逆もあります。つまり、短期的な失敗が長期的な成功になる、ということです)。
    成功とは、晩年になるほど光り輝く人生のことだと考えています。その意味で、成功する人というのは必ず「未来予測」をしています。一方、失敗する人は未来予測を軽視しています。
    そして、未来予測を軽

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  • 情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その9(1,587字)

    2020-11-17 06:00  
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    この連載は、「情報リテラシーを身につけ方」を伝えるために書いている。そして、情報リテラシーを身につけるためには、「美的感覚」がだいじであり、まずはそれを身につける必要がある――と説明した。
    では、どうすれば美的感覚を身につけられるのか?
    それは、「美しいもの」を見ることによってなのだが、では、その見るべき美しいものを選ぶにはどうすればいいのか?
    実は、そこでも結局美的感覚が必要になってくる。話が堂々巡りなのだ。
    以前、ホームレスがハローワークへ行って仕事を見つけようとしたところ、「就職するには住所が必要だ」と言われた。そこで不動産屋に部屋を借りに行ったのだが、今度は「部屋を借りるには就職している必要がある」と言われた。
    そうして堂々巡りに陥り、二進も三進もいかなくなったという笑えない笑い話があるのだが、それと似た状況といえよう。美的感覚は、けっして大袈裟ではなく人の生き死にを決定づけるだい

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